アンドロギュノス - 2014年09月05日(金) かつてわたしの背中に貼りついていた 言葉を持たない人物を探している わたしの右脳はおそらく彼が持っている 彼が持たない言葉をわたしは持っている わたしはいつも持たないものを探す けれど本当は、必要なものはすべて目の前にあるはずなのだ わたしはそれから目を背ける わたしはそれから逃げてばかりいる 受け入れる強さはわたしにはまだない 強さすら、おそらくわたしは持っているのに見ないふりをしている 誰にも見えない坂道のいしくれ 誰にも見えないわたしの血はまだ赤い。 -
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