つきほしつぼみの日記
DiaryINDEXwill


2014年04月11日(金) 専業主婦二人、居酒屋に行ってみる

昨日から息子が学校のオリエンテーションでいない。
二泊三日だ。
そして、昨夜は夫も歓迎会で飲み会、夕飯はいらないのであった。
「あら、お姉さんも今晩、飲み会だって」
ふうん。いつもはこの流れだと母が
「お寿司とってあげるから、一緒に食べようか」
と言う。
だけど、私は一人でのんびり、おかゆと鶏のササミとミカンの缶詰でテレビを観ながらグタグタしたい。
入学式やら、息子の入塾やら、夫と息子の難問やらが一段落したと思ったら
急にお腹がゆるい。
撮りだめていた番組をみながら、お行儀悪くやりたいなぁ。

「飲みに行こうか」
へ?
母が二人で飲みにいこうという。
「このあいだ美容院で髪やってくれてる人が『和民』も結構おいしんですよって言ってたわよ、
お魚とかいろいろあって食事もできるらしいわ」
言っておくが、この人、下戸である。
・・・・・。
「行っちゃう?やっちゃう?」
もう、気も心も疲れきっていて、なにかハメをはずしたかった。
息子もいないし、旦那は遅い、酔っぱらっても大丈夫。

というわけで、母と娘、世間知らず2人組の居酒屋デビューが決まった。
「じゃ、夕方、6時出発ということで」
「了解」

扉を開ける.
いらっしゃいませぇっ!
景気よく大きな声に私はびびり後ろに下がる。
そこは70過ぎた母が若造に向かって「二人」と偉そうに言う。

「もう飲んでるひとがいる」
「そりゃそうよ」
キョロキョロしながら席につくと、隣りにはお勤め帰りっぽい若い女の子が二人、
中ジョッキと餃子とグラタンとシシャモで一杯やっていた。

私たちも注文しようとするが、なににしたらいいのかわからない。
こういうところでの、料理の選び方の相場がわからないのだ。
「どうする・・ずいぶんメニューが少ないわね・・あ、これは飲み物専用のか」
「お刺身は食べるでしょ、それから。。それからどうしたらいいの、たいてい」
結局あたりを見渡し刺身盛り合わせと海鮮サラダとアジフライ、ざるそばにした。
いざ頼もうとすると
「お飲物をお先に決めてください」
と言う。
「どうする、お酒・・いくでしょ・・なに飲む・・」
ここでまた、私の優柔不断が顔を出す。
「あたし、ワイン、あります?白。グラスで」
母はいつものように決断が早い。
あぁ。また愚図と言われる。
「梅酒にしたら?」
「え・・あ。。そう、そうね。じゃ、私、梅酒で」
「炭酸で割りますか?」
「いいえ」

運ばれてきたものはすごく少ない。
色はウーロン茶みたい。
黒糖梅酒ってこんなに色が濃いんだ。
「じゃ。ま、春休みお疲れっということで」
母のワインとグラスをあわせて飲む。
喉がかわいていたのと甘くて冷たいのとでゴクリ、と大きく一口。
・・・・。
ロックって原液のままなんだ・・・。
慌てて水をもらって薄めた。

そのあと、べらべらしゃべりまくっていた記憶はあるが、恥ずかしくてあまり思い出したくない。
親友に話すときのようにかなり、かなり、油断してさらした気がする。

今朝、いや、今日。
私は落ち込んでいる。
そして、やっぱりお腹を下した。


つきほしつぼみ

My追加