昨夜は、夫が出張と聞いて雅美ちゃん母子が夕飯を食べにきてくれた。すてきに美味しいイタリアワインをもって。
片付かないスーツケースやらでど散らかっていた部屋をマッハで掃除し、ロールキャベツも圧力鍋で仕上げた。
名古屋から札幌にお嫁にきた同じ年の彼女とは、なんとなく戦友のような思いがある。賢くいつも華やかで毎日をよりよい一日にしようと努力している。そしてどこか物憂げだ。
「田舎」と「都会」についてお話す。 世界中、文化は違えどそこが「田舎暮らし」か「都会暮らし」かの分類のほうが住む人も暮らしもわかりやすいと思う。
日常「田舎者」という言葉は、ネガティブにつかわれるが決して「田舎に住む人」「田舎で育った人」をさしてのことばではないだろう。幼少期を大自然と戯れて育ってきた人は例外なくエネルギッシュで繊細な感性を持ち知性と謙虚さを兼ね備えた魅力的な人が多い。
私が、あ、田舎の人かな、苦手だな、と時折思うのは、はじめすごく面倒見よく歓待してくれるのだけどその分の見返りにとても敏感で世界や身体が閉じていて、あと、すぐに派閥をつくる。何かのきっかけで急に「あんなに尽くしてやったのに」と攻撃的になりいつまでも噂話をしたがる。
貨幣よりも手間と気持ちのかかる濃密なコミュニケーション。
雅美ちゃんとそんな話をしながら、でも人のそういう苦手なところを引き出してるのは私なんだろうなと思って、話題をかえた。
人の好意に甘えすぎたり、断るのが下手だったり、都度都度のお返しをまあ、後でいいかな?と思ったり思わなかったり。
2人とも帰省直後だったので、実家のことなどもあれこれ話して気分よく酔っぱらって楽しかった。
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