まりんと私のシニア倶楽部
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2019年06月19日(水) 素人判断はいつも誤る

いつの間にか、立てないはずのまりんがトイレにいる。というかトイレシーツは滑るので万歳してひしゃいでいる。

あわてて腰をささえてやると、いきみだして立派なウンチをごろりと出した。3日分だ。

まりんの隣でおせんべいを袋から取り出したや否や、4本足ですっくと立ったではないか。さっきまでひしゃいでいたのに。

醤油の香ばしい匂いがまりんの食欲を刺激したらしい。

お久し振りの「くれくれビーム光線」を私に向けて発射する。微弱ではあるが、私は眩しくてくらくらした。

もしやと思い、おせんべいのカケラをやったら食べた。「もっとくれくれビーム」は勢いを増し、ころころこける姿に私は驚いた。

マグロの刺身を茹でたのを与えたら、ひとかけらずつだが、吸い込むようによく食べた。

昨夜は覚悟して涙を流し頬ずりまでしたというのに、蘇ったとしか言いようがない。

ウンチと醤油せんべいのお陰かな。


2019年06月18日(火) 為すすべがない

とうとう、まりんは水とスイカのしぼり汁しか摂らなくなった。足腰が立たなくなり、私に向かって鳴き続けるが、為すすべがない。

二階へ上がってまりんのベッドに寝かせたら、小刻みに震え出した。今夜が山だろうか。どうせなら腕の中で逝かせてやろうと、毛布にくるんでさすり続ける。

嗚呼、それなのにまりんは嫌がる仕草をする。(まりんは抱っこが大嫌い)

レンジで温めたあんかを毛布の下に入れてやったら震えが止まった。

顔を動かしたり鼻を鳴らしたりするのを見て、私もやっと安心して眠ることができた。


2019年06月15日(土) レーザー治療打ち切る

30年も前のこと、私に入信を勧めた宗教家が言った。
「神様は食べる喜びを与えてくださった」

ちょうどそのころ、偶然こんな詩を読んだ。
「食べることは神様の罰なのね
 だって食べなければ死んでしまうから」

朝は茹でた鶏のささ身を小さく切ったのをひとつずつ指で押し込むようにして与えた。腫瘍を噛まないよう一気に飲み込むように。

まりんは舌を器用に動かし、かなり早いペースで半分のささ身を平らげた。あとはペースト状のかぼちゃとトマト、スイカのジュースとまずはおなかを満たし、満足気である。

私も大いに満足し、死は遠ざかったかに見えた。

昨日はマグロの刺身を茹でたのをよく食べたので、夕方スーパーで値引きしたのを買ってきた。


癌はさらに大きさを増したのか朝と打って変わり、食物の侵入を拒んでいるかのようだ。

ぽろぽろと落とし、飲み込むことができない。だが、まりんは「おなかが空いた」と鳴き続ける。

すり鉢ですり身にし、お湯でのばしたものを手のひらで少しずつ与えたら食べた。でも、なぜか、途中でやめてしまう。

それでもまだ足りないと泣き続ける。食べたいのに食べられない。

まりんは腫瘍を噛んで血を流すようになってから、レーザー治療を打ち切った。


2019年06月09日(日) 動物の自然治癒力

口中の患部の状態が刻々変わっているので、まりんの嗜好も変わるのはよく分かる。

最近のグルメブームは、トリひき肉とブロッコリー、白菜を柔らかく煮たもの。

昨夜、まりんはそれを残さず平らげた。大きくなった患部が邪魔して大抵は残すので、私は褒め称えてやった。

「凄いぞまりん!癌撃退だ!」

おかわりを用意していると、床に鮮血がぼたぼた落ちだした。まりんは何食わぬ顔してマットの上で血を舐めている、食後の満足感でゆったりと横たわって。

みるみるうちにマットは真っ赤に染まった。

腫瘍を噛み切ってしまったのだ。

このまま出血多量で死んでしまうのか。

おろおろしながらかかりつけの病院に電話した。昨夜は私の都合で遅い晩ご飯だった。診療時間をすっかり過ぎている。救急の案内アナウンスが流れる。

残された手段は傷口を押さえることだ。何としても止血をしてやるとタオルを取り出した・・・が、どうやら血は止まったようだ。


2019年06月08日(土) 長寿の勲章

今日はまりんの誕生日。16歳。平均寿命は充分超えた。

癌を「長寿の勲章」と喩えたら、若くして罹患された人やペットたちには申し訳ない。

まりんの癌は下あごに住み着き、発覚してひと月、今やその姿を剥きだしにした。

私の眼には恐ろしく映る。

切開して小さくし内部にレーザー照射すれば、大きな効果は得られると、獣医は言う。

だが、麻酔のリスクは高く、成功しても増殖は止まらない。

まりんの口にできた癌が醜くて恐ろしいのは、己のヒャクヤッツの煩悩の姿そのものだ。

まりんは何とも思っていない。今のところ舌を器用に使って餌をすくう。残した餌は補助してやれば完食だ。

一時体重は落ちたが、今は回復して動きもよい。顔を見なければ癌であることを忘れてしまうくらいだ。

癌は長寿の勲章である。私はそう思うことにした。そう思えるようになりたい。


2019年05月15日(水) 煩悩即菩提

まりんレーザー7回目。

腫瘍が小さくならない。でも、食欲旺盛。すこぶる元気。口の中の腫瘍を気にしている様子はない、ように見える。

「犬は痛みを見せない」と専門家みたいな人は言う。敵に弱みを見せて襲われないため、らしい。そうだろうか・・・。

犬は、動物は、煩悩を持たない。痛みは感じるが、苦痛はない。痛みを感じるのは身を守るために備わっているもの。痛みがなければ命がいくつあっても足りない。苦痛は煩悩である。従って煩悩まみれの人間は痛みに苦を伴う。「苦しい、死にたくない、助けてくれ」不安と恐怖になぶられる。

煩悩即菩提。人間は煩悩があるからこそ悟りへの道が用意されている。犬は煩悩を持たない代わりに、犬になりきり犬を全うする。迷いを知らず生死も知らず。

以上は人の受け売りであるが、私の腑に落ちるところでもある。


2019年05月14日(火) 嗚呼ディープインパクト

まりんは今日も元気。「もっとくれくれビーム」全開です。

2回目30分片づけ、今日はリビング。

テレビボードの上段には夥しいCDとDVDが、何年も視聴されることなく詰め込まれている。中にはTVのドキュメンタリー、ドラマ、映画などの録画をダビングしたものが多数ある。

自分で言うのもなんだが、レーベル印刷がこれまた素晴らしい出来ときている(^^ゞ >テヘ
デザイン、フォント、画像の選択に時間をかけ、納得ゆくまで妥協を許さず、渾身の一品に仕上げてある。

なんてね。片づけそっちのけで、自己満足に浸っていたあの頃を懐かしんでいる。

懐かしいといえば、競走馬サラブレッドのディープインパクトだ。

制限時間30分を過ぎてもリビングはどっ散らかし。そこへディープの記録映画のDVDが出てきたものだから、始末に負えなくなった。

2004年2歳の新馬戦から2006年引退までの記録である。
15年前の感動が、色褪せることなく蘇るとは露ほども思わなかった。ディープの凄さは言うまでもなく、私のマインドはあの時と少しも衰えていないことが、少し嬉しい。(^^ゞ >テヘヘ

今日の30分片づけは脱線で終わったが、仕切り直しは何度でもできると本に書いてあったと思う。

私の競馬熱はディープの引退と同時に冷めた。未だに馬券の買い方を知らない、俄か競馬ファンだった。

私の作ったDVD。レーベル印刷が素晴らしすぎて抜くことができない。こんな時は一時保管箱に移動しておく。


2019年05月13日(月) 30分片づけ始動

1日おき、今日で5回目のレーザー照射。思ったより腫瘍は小さくならない。効果の出る仔、出ない仔がいるという。さりとて医学的根拠を尋ねる勇気はない。

「あと1週間やってみて、効果がなければ治療の中止も考えなければならない」

先生は気を使って言葉を選んでくださっているに違いない。今日から10分を15分の照射に変えてくれると言われ、何だかホッとする。

まりんは食欲旺盛。ウンチも大きくて程よい硬さ。私を悩ます「もっとくれくれビーム」が復活だ。

今日から「いつ死んでもいい30分片づけ」の1日目始動。まずは家の顔、玄関である。

「いつ死んでもいい」なんて縁起でもない。まりんのことだと勘違いされるじゃないか。

私がいつ死んでもいい30分片づけ」スタート!

靴箱にぎっしり詰め込んである、10年間履いた気配がない娘の長〜いブーツ3足、ズック1足、スノーブーツ1足と私のくたびれたブーツ1足を*抜いてやった

明日のゴミに出してやる。

*捨てる、どかす、ではなく一貫して「抜く」と表現している。


2019年05月11日(土) 腫瘍と心の中の澱(おり)

昨夜、まりんは出血した。敷物に鮮血がペットリ付いている。大きくなった腫瘍をひっかいたのだろう。

何回レーザー当てたら腫瘍は小さくなるのだ。

今朝のまりんは元気だった。気のせいか腫瘍が小さくなっているように思えた。それで元気なのか。流動食はよく食べた。ソファの階段を自分で上った。下りた。

今日は5回目のレーザー治療。やはり腫瘍は小さくなっていた。収縮がやっと始まったと思った。

私の心の中の澱も小さくなった。


2019年05月09日(木) まりん、今日から流動食

まりん、4回目のレーザー治療。体重変わらず。

昨夜はよく食べた。腫瘍に影響したのか、大きく腫れている気がする。敷物が汚れ悪臭を放つ。

痛いのか、食事が足りないのか、鳴きやまない。抱いてやると鳴きやむので、しばらく家の中をウロウロ歩く。今は昔、子育て時代を思い出す。

「レーザーを当てると、硬かった腫瘍が柔らかくなり、収縮を始める」と獣医師の説明を受け、安心して帰ってきた。

まりんは夕べと打って変わり、落ち着いて毛づくろいなどしている。

腫瘍に触らないように流動食に変える。



ハムのいる家