常日頃の自分を省みて思うのだが、ピアノの練習は1時間もやっていれば肩がこって休憩なしでは続けられない。本を読んでも最近ではすぐ眠くなる。縫い物も以前ほど根気がなくなっている気がする。ウォーキングも心のどこかでサボりたいといつも思っている。
なのに、孫と過ごさざるを得ない状況になると、突然ムクムクと学習意欲や、色々なやる気や、「そうだ!あれがしたい」的な好奇心がわいてくる。不思議だ。やろうと思っても出来ない時に限って私はとても前向きな人間になるようだ。
孫は可愛いけれど、私の時間を食いつぶす奴でもある。まだ日本語がちゃんと通じない幼児と一緒にいると、頭の中は『あ〜一人になりたい』と思う気持ちで一杯になる。
あととりあえず実質2日、がんばれ私。
毎日時が過ぎるのが早い。朝起きて昼ご飯を食べて、気がつくと夕方になっている。こうやって一週間ひと月半年一年と過ぎていき、確実に老けていく。年を取るというすべての年代に通じる言い方ではなく、老けると言う言葉をあえて使ってみた。
2歳児と一日過ごした。2歳児はまだ日本語が不自由だ。空気も読んでくれない。お互いの気持ちがすれ違う。そして時間がなかなか過ぎてくれない。体力と気力だけがすり減っていく。そして目が離せない。
音楽も聴けない。散歩にも行けない。ピアノも弾けない。老い先短い私の時間もすり減っていく。なのに時間が全然過ぎなくて、同じ24時間同じ速度で進むはずの時計の針が壊れているのかと思うくらいだった。
これで終わりではない。
BTSのピアノ楽譜の予約が始まった。初中級らしい。4曲セットで2700円ほどする。高い。でもちょっと欲しい、とても欲しい。フォトもついているらしい。相変わらずお商売が上手である。買おうか買うまいか、でも販売数に達したらそれで終わり・・・的なことも書いてある。けど・・・と思う。
初中級レベル。わからんがな。初級用の楽譜ならたぶんちょっとがんばれば弾けると思う。けど、気づいたんだよね。初級用ってやっぱり物足りない。練習は十二分に物足りるが、耳に入ってくる音の感じが物足りない。ろくに弾けもしないのに何言ってんだ?・・・と、自分でも思うが。
なのでサンプルでもいいからちょっと楽譜をのぞかせて欲しいとマジ思うわけ。色んな楽譜サイトではサンプルを見ることができるし、すべてではないけど、曲も聴ける。
弾く人に売ると言うより、簡単だから写真欲しい人、買ってということか?
まぁ、わかってるさ。文句言うなんて贅沢なことだってね。「王様の耳はロバの耳」なわけよ。言いたいわけよ、文句を。誰に向かって言いたいかと言うと、コロナなわけで、それ、言っても仕方ないよね?・・・という結果しかないのだけど、だからこそのロバの耳よ。どこかで言うなり書くなりしないとドンドンたまって爆発するかもよ。
孫太郎と孫花子3は保育園児だ。孫花子3が濃厚接触者になった。両親は仕事だ。孫太郎は登園できるらしい。つまり孫花子3を預からなくてはならない。1週間ほど登園できなくて、週末をのぞく何日かの預かり。想像するだにキツい。
まだ目の離せないお年頃、けれど口だけは達者なので、私の右手が何回グーになるのか見物である。それにまだちゃんと自分でご飯を食べることができないので、介助が必要だ。
そう、スイスイ食べてくれるはずもなく、今からストレスが溜まっていく。
2022年03月27日(日) |
日記:ネットフリックス |
「その年、私たちは」を見終わった。とてもよかった。ここは泣くとこなのか?と思いながら何度か泣いた。こみ上げてくるものがあった。もう戻れない若さへの郷愁というより、嫉妬に近いもの。恋愛ドラマによくある都合のいいキュンシーンも、わかっているのにはまった。
最近日本のドラマは殆ど見ていないので、韓国ドラマってすごいな・・・という感想が正しいのかどうかわからないけど、表面はきゅんな恋愛ドラマかと思わせて、実は重いものをしっかり忍ばせて、最後はきゅんだけじゃない後味を残すところが上手いと思う。
年を取れば大人になれるとずっと思っていたけれど、本当の大人ってなんだろう?私は大人なのか?・・・などとちょっと思った。そうだな、私は大人になり損なっていると思う。登場人物達のように重いものは何もなくても、ないからこそ、大人になり損なうってあるのよ、きっと。
脇役のキャラもとてもいい感じだった。
|