来歴を語る


お友達の引っ越し先で、昔夜道を歩いていて襲われたことがあるからあなたも気をつけて、と伝えるのを忘れていました。

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「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちに籠めたりつるものを」

紫式部『源氏物語 若紫』





このペンダントはことりカフェのイベントで見つけました。
手作りのお品なので一羽ずつお顔が違うんですよ。もちろんいちばん可愛い子を選びました。

源氏物語の光君もそうですが、女好きキャラは大抵わたしの気に入りです。
特にFF6のエドガーと天使禁猟区のラファエル。
金髪ロングの美形というビジュアルもあいまって、惚れ抜いています。
エドガーは幼い頃に母を亡くした寂しさから女性に優しく尊敬の念をもって接するようになったのだと、どこかで読んだ記憶があります。
反対にラファエルは、女性への恐怖や不信感から相手を征服する行為にのめり込んでいった、みたいな描写がされていましたね、たしか。
人間的に惹かれるのはエドガーだけれど、心情的に共感できるのはラファエルです。
虚しさが埋まるわけでなし、ただ新しい傷がつくだけなのに、それでも、どうしても、何かを期待して……?
天使禁猟区には他に、アスモデウスさんやベリアルさんなど、ラファエルよりもっと退廃的な性生活を送っていらっしゃる感じの方々が登場しますが、そちらも大好きです。
ベリアルさんのガーターベルトに憧れました。あんなふうになりたいと望みました。
求められるまま誰にでも愛を与えるけれど、誰のものにもならない。
誰かとつがいになるなどご免蒙る。
40代、50代、それ以上の年齢になっても恋愛を楽しむことはできるのだと知ってから、ますますその思いを強くしました。

光君は亡き母の面影を、愛を、生涯に渡って追い求めていたのですよね。
だからでしょうか、源典侍やら六条御息所やら、歳の離れたご婦人とまで関係をもってしまう。
そこが彼の可愛らしさであり魅力なのかもしれません。
おねショタ、熟女と年若い男性のカップル、いいよね。
おねえさんは大人の色香漂う肉感的な美女で、男の子は華奢で中性的な身長低めの子が理想です。

2018年04月30日(月)

今月の成果


毎日ウォーキングをしていたら腹筋が割れました。

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最近は廣嶋玲子さんの本を読み漁っています。といってもまだ2冊めの途中なのですけれど。
『送り人の娘』を読み返したら1年前よりもずっと面白く感じて、まずは図書館にある本を制覇しようと目標を立てたのです。
同じ作家さんの本を続けて読むことはあえてしないようにしてきたのに。
どういう風の吹き回しでしょうね。

『送り人の娘』も今読んでいる『火鍛冶の娘』も古代日本風の世界で少女が活躍するファンタジー作品で、「火」が物語のキーワードとなっています。
火といえば、こちら。




こちらの腕時計は文字盤に牡羊座と獅子座と射手座が描かれています。
それぞれ「火のエレメント」に所属するグループなのだそうです。
中二病? ええ、腕時計を贈ってくださった方にも言われましたとも。
でもデザインが気に入ったんだからいいの。
ごてごてしすぎて見づらい、という時計にとって致命的な欠点はあるものの……、いいんです、ファッションアイテムだから。
お店には他に「土のエレメント」と「水のエレメント」のデザインが置いてありました。
土は山羊座と牡牛座と乙女座、おや、親友をはじめ、わたしが特別に心を寄せている方々の星座がすべて入っている。
こちらでもよかったかな、慕わしいお友達にいつも見守られている感じがして。
そんな思いが脳裏を過ぎったりもしたのですが、身に着けてしっくりくるのはやはり赤い色(のベルト)。
土の穏やかさでも水の清らかさでもない、火の激しさと力強さです。

ちなみにわたしは火曜日生まれなので、火星やら火を司る天使やらにも守護されているとかで、もうとにかく燃えています。燃え盛っています。
その気性は推して知るべし。

2018年03月31日(土)

前回までのあらすじ


試したいことがあったのでサイトを立ち上げました。

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こんにちは。
管理人の砂谷紅緒(さごたに べにお)と申します。
以後よろしくお願い致します。

初回ですので、本日はサイト名とHNの由来をお話ししようと思います。


【あかずの una bara】
・あかずの ……開かずの扉。また「あか」という音から連想される「赤」は「bara(薔薇)」にかかる。
・una bara ……イタリア語で「棺」の意。ローマ字読みだと「海原」になる。

薔薇の花を敷き詰めた棺が波間を漂っている、とか。
すべては海より生まれきて海へと還る、とか。


【砂谷紅緒】
・砂谷 ……雀の砂浴び。またキリストの最後の言葉「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」の「サバクタニ」に「砂漠谷」と漢字を当てたもの。
・紅緒 ……赤いお紐。某はいからさんと同名だが関係性はない。

母が聴かせてくれた子守唄「歌を忘れたカナリヤ(金糸雀)は赤いお紐でくるくると戒められて砂の上」を漢字四文字の名前で表現しました。
構想中の長編小説にも、冒頭で「金色の翼をもつセイレーンが手足を縛られた状態で浜辺に打ち上げられる」場面が描写される作品があります。
わたしの創作世界観の中核をなすイメージです。


掛詞、ダジャレ、ダブルミーニングが好きで、ファンタジー小説の独自用語を設定するときには必ずと言っていいほど組み込んでいます。
連想ゲーム方式に思い浮かんだ言葉を次々とつなげていくやり方は、もはや砂谷作品の様式美。
たったひとつの単語から新しい設定が、展開が、物語が生まれることも珍しくありません。

ウナバラにはまだ多くの物語が眠っています。
目覚めさせるも、そのまま朽ち果てるのを待つも、わたしの気分次第。さて。

2018年02月28日(水)

ふせごのひよこ / 砂谷紅緒