舌の色はピンク
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2022年10月24日(月) カリイオ、久しぶりの残業、時間がない

5時半起床。雨。
ここ数日娘は23時代の授乳を最後に
朝まで眠っていてくれたものだが
昨晩は2時半に泣き出して授乳、
それから5時にまた泣き出して妻が応対し
やむなく授乳、それでも泣きやまないから
僕が居間へ連れ出してひたすら抱っこしてあやした。
30分ほど格闘して、どうにも埒が明かないから
抱っこ紐で抱いてやるとようやく落ち着いてくれた。
20分ほど寝かせて、それから保湿と着替えでまた泣かしてしまい、
洗濯や弁当の準備に取り掛かる際にはもう諦めて
iPhoneで音楽をかけて泣き止ませてしまった。

8時に妻を起こし朝食。
トーストとヨーグルト、コーンスープ。
僕は洗濯物を干したり弁当を仕上げたり
着替えたりゴミをまとめたりしていた。
忙しいのにこれら全部をおれがやる必要あんのかな…
という考えがよぎらぬでもなかったが、
その時間は妻が娘と遊んでいて、
僕にとってはそれこそ幸せの時間よと思えたから苦でもない。
8時半に家を出た。
予報に反して雨が降っている。

東西線は遅れが発生していた。
これ、という事件も事故もないのに
数分遅れてもたもた走ってるといういやあな遅れ。
睡眠時間あまり確保できなかったし
荷物が重いからできれば座りたかったところを、
立ちっぱなしでのろのろ進まれるのはつらかった。


仕事はなんということもなく…
比較的余裕があったので、
マンション舞台の話を考えたりもしていた。
タイトル、いったんはカリイオとした。仮に。

仕事中は眠くて仕方なかったけれども、
育児から離れていられるというのは、
それはそれで楽ではある。
ごくごく単純な意味で。
望むと望まないとにかかわらず、気が休まってしまう。


21時に退勤、21時半ごろ荻窪駅着。
21時48分に帰宅してみると妻が疲れ果てている。
今日は午後からずっとぐずりっぱなしの娘と格闘していたようだ。
20時半ごろようやく寝かしつけて、
とりあえずぼうっとしているらしかった。
お疲れ様です。
ベビーカーでスーパーに繰り出した際にはおとなしかったそうだが、
その前後は大泣きで、
買ってきたお弁当を食べていても大騒ぎしているから
無理やり抱っこしてみていたところ
うっかり肉団子を布団の上に落としてしまったという。
で、もう精根疲れ果てて何も処理できていないと…
とりあえず僕は妻が買ってきてくれたビビンパ弁当を食べ、
ついでに一度落としたという肉団子もたいらげ、
それから布団を手洗いした。
明日は雨が日中は降らない予報だから改めて洗濯しよう。
それから洗い物を済ませてお風呂へ。
疲れてもいるし、眠いことは眠いが、
想定では赤子相手にもっと日々眠れない、
もっと日々疲れているつもりでいたから問題ない。
それは君がガンバッてくれているおかげだよと妻に伝えると、
そう言ってもらえると助かるという返事。

入浴を終えるともう22時50分。
ミルクの準備、明日の準備など進めて、
10分だけネットして寝支度。寝室へ。
娘の寝顔しか見れないというのは寂しいものだったが、
それでも朝会ってるし、
夜もこうして授乳のために起こしはするから、まだましか。
目は開いてないけども…。

授乳後23時半ごろまでミルクをやり、
民話を読み聞かせ、0時ごろ就寝。


2022年10月23日(日) じじいの好例、VS人形、どっかの日記

6時半起床。
またも娘は朝まで寝てくれていたようだ。
ありがたい…
妻の目覚めもいいようで、授乳した後は二度寝もせず、
こちらも気分がいい。
7時に朝食。
休日トーストとヨーグルト。
洗濯機を大盛り詰め込んでまわし、
たきあがったらお散歩へ。
娘をベビーカーに乗せて西友まで出た。
ところが着いてみると空いていない。
そうか、9時開店であった…とスマホを見るとあと2分。
もう開くところだよ、と知らないおじさんに話しかけられた。
「今時はそんなので見るんだねえ。ついていけないからさ。
おれはまだこれよ」
と腕時計をちらつかせる。
今時分にあってそんなネタをふられるとは思わなんだ。
しかし知らない人に話しかけられるのは好きだ。
店の開く1分少々だけ会話を交わして、それから入店。
10分ほどで買い物を終えて店を出て、帰路の途中、
帰宅直前の道路で先ほどの爺さんにまた声をかけてもらった。
なるほど子連れとなると相手からの認知度は高まるのだ。
こうやって地域に顔見知りができていくのかなと認識を新たにした。
そして…ありゃいいじじいだ。
あのくらいフラットに話しかけられるようになりたいもんだ。


妻はいそいそとZoom打ち合わせのための準備をして、
僕はニラウンド目の洗濯やら娘の世話をしていた。
10時に妻は打ち合わせのために書斎にこもり、
僕は娘の面倒をみつつ、
落ち着いてる時間にはPCいじりをした。

G線上の魔王をインストール、再プレイ。
誘拐犯からの身代金受け渡しについて洗い直しておきたかったので。
さすがに古臭さがすさまじいな。
絵もUIも。
気にしないでいられる自信あったのに
オー こんなにかとおののいた。


妻は12時半に打ち合わせを終え、
昼飯は肉屋の出来合いのバジルソテー。
炒めれば済むというやつ。
サニーレタスとトマトを添えていただく。
うんまーい。


午後、一息ついてから買い出し、西荻へ。
昨日借りたDVDのうち一本を返し、
今度はOKストアへ。
この大回りはそこそこ時間がかかる。
それでも気持ちいい秋晴れのなか自転車を走らせるのは悪くない。

帰宅後は主には娘の面倒を見ていた。
幸せながらあっというまに時間が溶けていく…
こまごました家事を終わらせつつ、
夕方に1時間ほどもらい、G線をプレイ。
なんだかんだでこまどま動いてしまうので
実際には30分くらい遊んだだけだけども。

入浴は今日も僕が担当。
土日はおれに任せておけ…なのだが、
今日は入浴前からぐずりが強く、
入浴中はなんとかもってくれたものの、
入浴後にはおもいっきり泣いてしまっていた。
このタイミングのは抱っこしてあやせないから問題だ。

妻の入浴中もひたすらあやし、
隙を見計らって夕飯作り。
チンジャオロース。
それに母の隣人からいただいたミョウガの酢漬けとサラダ。
リケンのわかめスープ。
19時に食べ始めて、
まもなくまた泣き出した娘を抱っこしながら食べた。
めちゃ美味しいけど味わいにくい。

妻に授乳してもらい、十数分経つとようやく機嫌よくなってくれた。
外が気持ちよかったので三人でぐるっと周辺を散歩してみた。
ここ数日は冷気による夜の気持ちよさがあったが、
今夜は暖かい秋の夜だ。
これもまた格別。

娘を10分ほど抱っこして寝かしつけて、
20時半過ぎから映画を見た。
また韓国映画。
真夜中の管理人。
ノワール映画観たかったのと、
舞台をマンションに次々と怪事件が起こる…
というネタが次に書きたい作品の参考になりそうだったから
ワクワクして見始めたのだが、
これが単なるホラーでガッカリ度が激しかった。
なんのひねりもないホラー…
しかもあまり意味もないようなオムニバス形式で、
まぁしょうがないダラダラ見るかと続けてたら
三編目で人形と暮らす男というのが出てきて切った。
人形はダメでしょ。
妻を呼び、しばらく一緒にいてもらった。
きみは精神科医にでも相談しに行ったほうがいいんじゃないのと妻が言う。
「でもどうせその場合、精神科医も元人形だったりするんだぜ」
「なんでもいいけど、あの子がもうちょっと育ったら、絶対うちに人形来るよ。
女の子だからね。絶対欲しがると思うよ」
「なんでそんな嫌なこと言うんだ…」
「そのつもりでいたほうがいいよ」


僕はそれからなんにもする気が起きず
たらたらとPCをさわっていた。
妻は買ったものの始末に取り組んでいた。えらい。
23時までに寝支度を終え、
妻の授乳後にいつも通りミルクをやると、
普段ならそのまま眠り直してくれるところ、
今夜はなんだか目を覚ましてしまったようで、
妻が寝かしつけてくれた。
民話はほんのわずかだけ読み聞かせて、
0時そこそこに就寝。



たぶん6月あたりの日記に書き加えるはずで
書くだけ書いておいた記述が発掘されたが
いつの日のできごとかがわからない。
残すだけ残してはおきたいからここに載せておく。



犬を散歩させてる飼い主同士が慣れ合ってて
フン、愛犬家どもめと通り過ぎようとしたときに聞こえてきた会話。
「そちらの犬はなんですか」
「ああ、チワワです」
「へえー」
エー! 愛犬家でチワワわからないってありうるのか。
おれでもわかるぞ。スタンダードなチワワだったし。
なんか自分と愛犬家二名という線引きがあったつもりが
その片割れから愛犬家という看板が崩れ去って
我々にあった境界までもが不明確になって
ここがどこだかわからなくなるような感覚に陥りまでした。


先輩と一緒に帰りながら
この前初めて競馬場に行ったんだという話を聞いた。
正確には、レースの開催されていない競馬場には
以前行ったことがあるが、
今回は友人がG1のレース観戦券を抽選で当てたとのこと。
相当楽しかったようで喜々として語っていたが
こちらとしては全然興味がない。
興味ないわりに上手く聞き役にまわる。
当たり障りない相槌にそう頼らず
ところどころ気の利いたコメントや質問を挟む。
それでも気持ちよさそうに話している。
あまりよくない時間だなこれは。

ただ聞きドコロとしては、
ウマ娘きっかけで競馬にハマったこの先輩、
500円という少額の賭け金で楽しんできているのだが
一年経った今もその額は変えていないらしい。
しかし今回は初めての競馬場観戦、
それもG1レースだということで、
今回だけ、今回だけというつもりで、
1000円を賭けたそうだ。
スゴイ。
ストイックっつうか。


2022年10月22日(土) 連続睡眠新記録、クエン酸を探して、何ヵ月ぶりかの映画

7時半起床。曇り。
よく眠れた…というのは、娘が寝続けていたから。
なんと夜中ずっと起きなかったようだ。
実に7時間半以上。
新記録だ…
いやいきなりこんなことになって心配でもあるのだが、
それでも何ヵ月ぶりかに妻も夜通し眠れたということになり、
とりあえずは好ましく思った。

朝の授乳後、休日トーストとヨーグルトで朝食。
洗濯は2ラウンド。
ベッドマットも洗って、
さらにはマットレスを裏返して空気を通させもした。

11時くらいに三人で散歩へでる直前、
妻に電話が入った。
どうやら義母が先日お世話になったマッサージ店で、
施術士がコロナ陽性となったようなのだ。
で、今広島で義祖父のもとに滞在しているのだが、
念のためもう居座らず帰ってしまうかどうか…を相談していた。
9割がた問題ないのだろうけど
何かあったら後悔しそうだから帰っておいたら、
と妻は応じていた。
僕もほとんど同意見だ。
僕だったらどちらかといえばそれでも滞在してていいんじゃないかと言うが、
なにぶん高齢かつ悪性腫瘍もある義祖父の事情を鑑みればやむなしというものだ。
義祖母が亡くなってまもなく一年となる。
その一周忌を来月に控え、ようやくひ孫も見れるという予定もあって、
今なにかリスクにさらすわけにはいかない、というのは仕方ない。

散歩は今日は図書館に向かってみた。
ベビーカーにのせられた娘は意外と大人しくしてくれていて、
いつでも出られるよう構えながらではあったが館内にいられた。
妻は利用者登録をしてカードを作った。
その際、旧姓で登録できないかかけあってみたようだ。
だが図書館は公的機関であり、役所の管轄となるそうだから難しいらしい。
結局は結婚性で登録したようだった。
妻は育児本を二冊借り、館を出てから、
一応役所にもかけ合ってみようかと悩んでいた。


一度帰宅してからもう一度三人で出て、
今度はドラッグストアへ。
ガーゼやサプリ、クリーナー、ベビーボディソープなど
ごちゃごちゃと買った。
もう一度家に帰るともう12時。
授乳してもらって、昼飯。
今日は味噌ラーメンにした。
もやしはごま油で炒めて、さらにバターで炒めたコーンを足した。
げきうまだ。


娘はなんだか上機嫌で、あやすと笑ってくれるのが楽しい。
午後、こまごました家事を終えてから僕は西荻へ出た。
三井住友で預金を済ませてからドラッグストアのサンドラッグへ。
クエン酸がない…ない…と探しまわる。
ドラッグストアってほんとどこに何があるかわかりにくいよな。
あえてそうしてるドンキホーテみたいな販売店とは違って
分類とかもしっかりさせようとしてるはずなのに
どこに何があるか全然わからない。
掃除用クエン酸は禁煙予防の棚にあった。
見つかるかそんなもん。
しかも大容量のものしかなかったから見送った。

TSUTAYAでひっさしぶりにDVDを借り、
八百屋で野菜を、肉屋で肉を大量に買い込んで、
今度は100円ショップでクエン酸を探す。
液状タイプはあるが粉末タイプがない。
重曹はおろかセスキソーダもあるのに…
店員さんにも確認を取ったが品切れらしい。
諦めきれず、目の前のワイズマートというスーパーへ。
ここは食料メインらしく、日用品はほとんどなかった。
諦めきれないところを諦めて帰宅。

娘はだいぶ泣いていたらしく、妻は疲れ果てていた。
胃腸の調子が優れないのか、気持ち悪いともぼやいている。
娘の面倒は請け負って、家事しながらしばらくあやしていた。
出勤が始まったから土日の入浴は僕が担当することにしたので、
娘を風呂へ入れてやり、アフターだけ妻に任せた。
入浴を妻と交代し、その間はまたあやして、
しかるのち夕飯準備。
肉屋で買ってきたハンバーグを焼き、
しめじをデミグラスソースとケチャップと中濃ソースで
かるく煮込んだもの。
めちゃうま。

テレビは録画しておいたねほりんはほりんを観た。
ボディーガード。
やってきたうちの一人は、今は便利屋の方面に傾いているという。
なるほど対暴力団がわかりやすい例だが、
今の時代は暴力というダイレクトな身の危険は遠ざかりつつあり、
もっと多岐にわたるトラブルへの対処ということで
便利屋の需要が高まるというのはうなずける話だと思った。


食後、洗い物を済ませて、娘をかるくあやしながら母へ電話。
声の調子は悪くなかった。

それから娘を寝かしつけて、映画を観た、
韓国映画。
声もなく。
誘拐犯が一人の少女の面倒を見ることになって…
というノワール気味の映画で、
結論から言えばべつに面白くもなかったが、
今は誘拐物を織り込んだ作品を書きたいと思ってるから
参考にはなった。
映画としては、主人公の住むバラック小屋がよかった。
蒸し暑そうで、布がいっぱいあって、
帰ってすぐそのへんに寝転がって眠れる感じ。


しかしまあ子供ができても映画が観れるという実績ができたのは大きい。
20時半に寝かしつけて、20時40分に見始められれば
120前後観れてしまうのだ。
今日は22時半に見終えて、それから少々PCをいじり、寝支度。

寝室には暖房を入れた。
僕ら夫婦だけならまだしも
子どもにとっては寒さは大敵だからという
妻の判断に押し切られた格好だ。
授乳、ミルクを終えて、
明日は日曜日だからとちょっと長めに民話を読み聞かせ、
0時半前に消灯。


2022年10月21日(金) 久々の出勤、十時間ぶりのの娘、出産祝い

7時起床。晴れ。
今日から出勤となるわけだが、
なんと布団のなかが心地よく起きたくない。
ずっと目覚めは早かったのに…
と思いつつ7時にちゃんと居間に出た。
眠っている妻と娘はそのままに、洗濯をし、
ゴミをまとめて捨てに行き、弁当の用意。
ホイコーロウもどき。
キャベツと豚肉を豆板醤とオイスターソース、
胡椒で味付けただけ。
洗濯物は、今日からは妻に干すのを任せるつもりでもあったが
ワンオペ初日にある程度の自信をつけてもらいたくもあるので
さっさか自分で干した。
8時に妻を起こして朝食。
トーストとドライフルーツヨーグルトのみ。
娘はかるくぐずっていたが妻があやしてくれた。
今朝だけは家を出るのはちょっと早めにして8時25分。
行ってきますと妻娘に告げると、
なんか急に寂しくなってきたと妻は言い、
娘は何もワカラン顔でおどけていた。


9時10分に九段下に着いて、
ドラッグストアで水を買い、9時20分前には会社に到着。
上司に挨拶。
当たり障りなく謝辞を述べ、
当たり障りなく応答してもらい、
元気な子が産まれてくれたなら何よりだとの言葉を頂戴した。
続けて先輩やらの同僚にも挨拶。
皆さん厚意的でたすかる。
この三ヶ月は、心配していたような忙しさには見舞われなかったようだ。
僕が休暇に入る直前が一番ばたついていたらしい。


僕がチーム内へのお礼にと
事前に買っておいたトリュフケーキを配っていくと、
先輩からは、少ないけれどもとお祝いをいただいた。
ありがたいことだ。
しかし恐縮以上に、本当は控えたくもある。
金をもらってしまうとそれが制限にもなるのだ…
もらうのは断れないし…というような話題を
昨晩に妻としたこともあいまって、なんだか難しく考え込んでしまった。

残業については当面、週に一回か二回とさせてもらった。
というか月曜日を固定残業日にしておいて、
あとは忙しさによって穴埋めするような格好だ。
こちらの都合とチーム内人員の休みやすさを両立させる、
そう悪くない落としどころを得た。


仕事は久しぶりにやったらなかなか楽しかった。
引き締まるっつうか。
ほとんど一日かけて、この3ヶ月間の記録を追ってただけだったけど。
でも上がり際には重めの仕事を引き受けて
定時を少々越しもした。


帰宅して娘を見るとびっくりするほど可愛かった。
そうか、退院以来、こんなに長い時間…
…といっても11時間にも満たないが…
…顔を見ない日はなかった。
泣いても愛らしくってしかたないし思う存分抱きしめてやった。
妻が言うには、すっかりうつ伏せが安定してきたらしい。
まだ首が据わったとはいえないものの、
うつ伏せで首を上げてほぼ固定、という状態を維持できるようにはなったようだ。
すごい。

夕飯は昨日と同じくシチュー。
あっためて明太子だしてサラダとご飯用意しておわり。
でソーイングビー5見た。
久しぶりのコメディアン野郎もこう時を経てみると悪くない。
しかし途中で娘がえらい上機嫌な声をあげるものだから
テレビはストップしてただ遊んでやることにした。

妻は書斎にひっこんで、今日撮影したらしい写真の編集をしていた。
今日で娘は月齢3ヶ月となった。
おめでとう。
元気でいてくれてありがとう。


次第に泣きはじめ、ひたすら抱っこしていると今度は眠ろうとする。
20時そこそこではさすがに早いからと
名前を呼んでやると起きる。
で抱っこしたまま20時半までもたせて、
あとはもう寝室で寝かせておいた。


それから妻はケーキを食べよう、食べたいともちかけてきた。
今日は久しぶりの出勤となった僕へのご褒美で一つ買ってきてくれたらしい。
これを半分こするのだという。
ご褒美というなら妻が余計なものを食べないのが一番なのだが、
今日は妻も一人で頑張ったことだし…と、こちらも余計なことはいわないでおいた。
さてケーキは神明通りのケーキ屋で買ってきたもの。
ピスタチオのクリームの下には薄いチョコレート、
その下には厚めのホワイトチョコレートのクリーム、
さらに溶かしたナッツを塗ったダックワーズが土台となっている。
食べてみると…ホワイトチョコレートの味が際立って、
本来もっと複雑なはずのこのケーキの風味が感じられない。
ではと、ホワイトチョコレートを抜きにしてみたらえらい美味しかった。
強いし、甘すぎるのだ、ホワイトチョコレートは。
まったくいらねえぜ、と思いながら、
よけたホワイトチョコレートを口に含んでみるとこれが美味い。
ほのかにコーヒーが合わされているようだ。
なんなんだこのケーキは…


それから妻は自分の母に電話をかけ、
その電話が終わるころに僕は入浴をした。
21時を過ぎての入浴なんて久しぶりな気がする。


読書やPCいじりをして、23時前に寝支度。
寝る前に意を決して先輩からもらった施しを開けてみると、
意外や意外、西松屋の買い物カードだった。
3000円分使えるようだ。
なるほどこれは、いい…。
3000円ていうのも、こちらが気負わないいい額だ。
これが現金となると、5千円札一枚になってしまいかねないところ、
なるほどカードなら3000円が通る。
買い物額としては少なくもないし。
いや、いいな。
人への出産祝いに悩んだら僕もやってみようか。
とりあえずアイクレオのミルクにでも使わせてもらうかな。
いやはやありがたい…


授乳後にミルクをやり、寝顔を長々見てから
民話読み聞かせて0時ごろ寝た。


2022年10月20日(木) 育休最終日、のこぎりでの解体、人に金をやると

7時起床。晴れ。
よく眠れた。
妻は昨晩もあまり眠れなかったらしい。
娘を居間に連れ出し、泣いているところを着替えさせ保湿。
ゴミ出しやら洗濯やらを片づけて朝食の準備。
いつものトーストとチーズトーストを用意してやり妻を起こし、
食べ終えてから良く晴れているからと2ラウンド目の洗濯をした。
それから三人で朝の散歩へ。
昨日ベビーカーに長時間乗せていたからか大騒ぎしていた記憶を危惧して、
今日はエルゴの抱っこ紐を妻に装着してもらい、
娘を抱きかかえて歩くこととした。
やはりベビーカーよりは疲れるものらしい。
だが秋晴れの空気は素晴らしかった。

15分ほどで帰宅し、僕は買い出しへ。
図書館は休館日だった。
1冊だけ返却ポストに投函し、延長で借りたいものは
明日電話で頼むこととした。
でOKストアで食材買って、
ドラッグストアでゴミ袋とかおむつ拭きシートとか買い込んで、
大荷物で帰宅。
娘と洗濯物の面倒を見て、昼飯の準備。
焼きそば。
具だくさんの大盛りで大満足。
途中だったクレイジージャーニーを見ていると
娘がぶりったから中断して始末した。
便秘が続いていた割には控えめの量。
まだまだ出してほしい。

食後、妻はプレイしていたクレヨンしんちゃんの夏休みを
最後までクリアーして、以後は原稿だか掃除だかに取り組んでいた。
僕は娘を抱っこ紐であやしながらPCをいじるなどして、
14時を前に娘が昼寝に入ったから、
半端になっていた中型のゴミたちをのこぎりで切る作業に入った。
島田荘司の眩暈の影響で、
人体をぎこぎこ切っているような錯覚に陥りそうになる。
ぼくにバラバラ殺人は難しいな。
ただただタイヘンだ。


今日は家族三人でもうゆっくり過ごすと決め込んだから
たらたらと家事などしていた。
妻と与太話に興じたりもした。
妻は年収がなんかいきなり額面100万近く上がったらしい。
それとは関係なく、
人に金をやるとその人の行動を制限することになる、
といった話を聞かせた。
これは物語にしたほうがいいかもしれない。


16時近くなって、そういえば明日からの出勤のために
定期を買う必要があるが、朝慌てたくないからと
西荻まで行ってみることにした。
なにしろ秋晴れが気持ちいいからフットワークも軽くなる。
自転車でさっと繰り出し、ついでに久しぶりに
TSUTAYAにも寄ってみた。
余裕があれば近日中に映画でも借りてみようか。

帰宅後、上機嫌の娘をちょっとあやして、
夕飯のシチューづくりに入った。
入浴は妻が初めて完全にワンオペでやりきり、
僕はそのあとのびのびとひとり入浴させてもらった。


夕飯はシチューに明太子をつけてやり、
録画しておいたをゲームゲノムを観た。
ペルソナ5を紹介していたが、
プレイ時間が長すぎるのと、
やっぱなんか痛そうなのがネックだ。
ゲームとしての面白さはすさまじいらしいのだけど。


20時過ぎ、外が気持ちいいからと夜散歩に三人で出てみた。
育休中についてちょっと振り返る。
はじめはヒカルの碁読んでいたなとか。
遠い昔の出来事のようだった。
妻も同じのようだ。

家に帰ってみると娘はすっかり落ち着いて、
このまま寝入りそうだったから抱っこし続けてたら
本当に眠ってしまった。
ベビーベッドに置いて退散。


それから妻の、一旦は書き終わった漫画原稿を見せてもらった。
面白かった。
僕は日記をまとめたりなんだりの雑事にいそしんだ。
ついでに、出産してまもなくの当時の日記文を
妻に読み聞かせてみたりした。
妻は退院後しばらくは寝てばかりの生活だったから、
その当時の僕のてんやわんやを知らないに等しかったので、
えらい苦労してたんだねえとねぎらってもらった。
もちろんこの記録は僕視点の苦労が記されているだけで、
妻が書き残せていたなら、彼女の方がよっぽど苦労話が続いたろう。
行動数ではたしかにこちらの方が多いだろうが、
精神的な苦労では比較にならない。


だいたいいつも通りに夜は進み、23時過ぎに授乳、ミルクをやって、
民話を読み聞かせて寝た。


2022年10月19日(水) エレべーター地獄、母と娘の初対面、ジジイの常識、

7時起床。晴れ。
わりとたっぷり眠れた。
娘は二時台の授乳のあとしばらく眠ってくれなかったそうで、
妻の苦労がしのばれるが、
それからはずっと寝ていたらしい。
7時半を前に妻を起こして授乳してもらい、
それからまた寝かせて、僕は保湿と着替えを済ませて
洗濯をしてちまちま雑事をしておいて、
9時前に改めて妻を起こして朝食。
トーストとコーンスープとヨーグルト。
朝は肌寒い。


娘の面倒見たり出かける準備を進めたりして、
ちょっと余裕ができたから読書して、
昼飯は早めの11時。
うどん。
具はキムチとネギと卵と天かす。美味い。
それから妻に授乳してもらい、
娘に外着を着せてみるとこれがえらい可愛い。
これまではなんだかんだで日中は暑い日が多かったから
重ね着をしてこなかったのだが
濃紺のセーラーワンピースにピンクのカーディガンを羽織らせてみると
実に可愛く
出発時間を遅らせてまで撮影せざるを得なかった。
これが子を持った親というものか。


11時50分にベビーカーで家を出て、やや急ぎ足で荻窪駅へ。
エレベーターを待つが、このエレベーターが狭いので、
何往復も待たなければならない。
ようやく乗り込むぞというタイミングで降りて来たジジイが
僕のベビーカーの前に右へよけるか左へよけるかみたいな挙動を見せて、
水平移動するわけでもないこちらは戸惑ってしまったのだが、
結局横をすりぬけていったジジイが
 チッ ンだよ…
と小さく喧嘩を売っていった。
こちらも一人だったなら大声で
 すいませんでしたねええええええええ
とぶちまけてもよかったし、
少なくとも大きめ舌打ちを返したろうが、
なんといっても最弱者たる娘を連れていては攻勢に出れない。
トラブルはないに越したことはない。
きわめて平らな精神でのりきった。

改札を通ってからはまたエレベーターでホームに下る必要がある。
ベビーカーであることで、なんだかんだで6,7分くらいはロスをした。
ようやく電車に乗り込み、まずまず混んでいたこともあり、
肩身せまく新宿駅までの10分程度をやり過ごした。
新宿駅ではまたエレベーターで連絡通路に上がった後、
山手線に乗り換えるにあたりホームへのエレベーターを探したが見つからない。
駅員にたずねてみると、あそこをぐるっとまわっていただいて…と案内される。
ここでも数分かかった。

山手線の車両は原神にジャックされていた。
久しぶりに世の中に出てみると常識が変わっててびっくりする。
たださすがは山手線、どの車両にも車いすベビーカー用スペースがある。
そこに居座らせてもらい、15分程度で巣鴨へ。
すると妻が、なんだか乗り物酔いしてしまったようだという。
僕ひとりでベビーカーをエレベーターに乗せ、
一度駅を出て三田線乗り換え用のエレベーター前で妻を待った。
5分くらいで調子を取り戻した妻と合流し、
三田線に降りて、改札を通ってからさらにエレベーターへ。
電車に乗り込み、10分程度で板橋本町へ。
またエレベーターに乗って地上に出て、5分で実家に到着。
トータル1時間半近くかかったか。

母の調子はそう悪くも良くもないようだった。
娘を抱かせて写真を撮ってやった後は、
好き勝手にそのとき思いつく話を次から次へ繰り出すばかりだった。
僕は持参した食材で、白菜と豚肉とキノコのスープをつくってやった。
しばらくして、娘のぐずりが強くなってきたから妻に授乳を任せ、
僕と母はスーパーまで散歩に行った。
食材や電球などを買ってやり20分ほどで帰宅。
授乳後の娘は機嫌がよく、しばらく可愛い声をあげてくれていた。
母もこれには上気分で接していた。

16時半ごろにおいとま。
板橋本町までの道には母も一緒に着いてきた。
駅では行きとエレベーターで下ったのだが、
ホームが反対側だったから結局また一度上がって、
大通りを渡ってから今一度エレベーターで下り、ようやくホームへ。
巣鴨まで出て、行きと同様にエレベーターで上がり、山手線で下り、
新宿に出て、エレベーターで上がり、下り、総武線で荻窪へ。
エレベーターを上がり、下り、駅を出たところにあるローソンで
妻が買いたがるからチキンを買わせてやると、
道中大人しくしてくれていた娘が泣きだした。
チキンはあまり美味くなかった。
娘の泣き方は絶叫に近いもので、道行く人を振り返らせてしまった。
ベビーカーで移動していれば大抵は泣き止むからと
しばらく様子を見ていたが好転しないので
途中からは妻が抱っこをして帰った。

帰宅は18時近くなった。
とにかく娘が泣きまくっているが、
とりあえず入浴の準備をして僕が入れた。
入浴中はおとなしくしてくれていた。
だがその後浴室から出して妻に任せた後は騒いでいたようだ。
続いて授乳をしてもらうとまた大人しくなった。
で妻が入浴中にはまた騒ぎ出す。
ここまで絶叫を続ける泣き方は久しぶりだったのでさすがに疲れた。
妻が風呂を出てきてからさらに浣腸綿棒で泣かせた。
結局出してはくれなかったが。


飯は肉屋の冷凍春巻き。
確実に美味いやつ。
これにポン酢と辛子をつけて食べた。
テレビは録画しておいたクレイジージャーニーを見てみた。
が途中で娘がやたら可愛い声を出し始めたから
結局そっちのけになってしまった。

そのまま寝かしつけへ。
妻も疲れているはずだったが十数分でやっつけてくれた。
ねぎらいをココアを入れてやり、
今日荻窪駅のエレベーターでジジイに舌打ちされたの気づいてたかと問うと、
聞こえてなかったという。
すぐに話題にしないでよかったと思った。
ああいうジジイは悪意とかでもなく、
ただただ彼の常識として、きっと若いころから
ただああして生きてきたのだと諭した。


寝支度を23時までに済ませ、授乳からミルクにつなぎ、
いつも通り民話を読み聞かせた。
明日で育休が終わることを踏まえると、
夜に余裕があるのは今晩までともいえる。
いつもより倍ほど読んでやってから就寝。


2022年10月18日(火) 0歳児仲間、うる星やつらリメイク

6時起床。
2時半、5時半と短めのスパンで娘は起きて
そのたびに授乳と寝かしつけを妻は頑張ってくれたが、
6時に力尽きて交代。
居間に連れ出してひたすら抱っこしてあやし、
8時前に寝てくれた。
僕も昨晩はろくに睡眠できなかったから
ええい眠っちまえと意を決して、9時半くらいまで寝た。
妻を起こしたのは10時。
朝食にトーストとヨーグルトを用意して、
洗濯物を済ませたりした後、早めの昼飯の準備に入った。
牛肉と余りもの野菜をあんかけどんぶりにしたもの。
それなりに美味かった。

今日も客を招くために掃除を進めつつ、
昨日作ったカボチャのパウンドをきれいめに仕上げてみた。
クリームを小さく絞っていって、栗とカボチャの皮をあしらう。
なかなか秋っぽく、いい見た目になった。


お客さんは13時40分過ぎに迎えた。
妻の高校時代の同級生で、会うのは卒業以来らしい。
Twitter上のつながりで縁が再開したそうだ。
うちの娘より9日だけ早く産まれた息子さんを連れてきてくれて、
これがえらい可愛かった。
目がパッチリとでっかく、いかにも美男子に育ちそうだ。
うちの娘と並ばせてみるとなお可愛い。
ほとんど同じ大きさの赤子二人が横並びになると
可愛さは倍増どころでなく累乗でがっつり加算されるのだと知った。
またこの女性も常識的な方で、控えめながらも会話ははずみ、
いろいろと育児話に花が咲きもし、
お母さん友達としては理想的なのではないかと思われた。
旦那さんが料理好きで菓子を焼くこともあるらしく、
妻がTwitter上であげている僕のケーキの写真などを見せたりもしたそうで、
その流れに乗じてカボチャのパウンドを出した。
なかなか好評のようでうれしかった。
途中、授乳の時間を挟んで妻と一緒に退室したりもした。
それ以外の時間はだいたい揃って居間にいた。
赤子二人が居座るわけだからいろいろと面倒を引き受けるつもりでいたものの、
少なくとも向こうの息子さんはイイコなもんで、
ほとんど大人しくしてくれていた。
うちの娘も尋常よりは発達が早い方と思われるが、
この息子さんはそれを凌いでいる。
うつ伏せを余裕でこなすのには驚いた。
首もかなり据わっていた。

16時半過ぎにお客さんはおいとま。
近くに停めてきたという駐車場まで一緒に、
散歩がてらベビーカーで付き添っていった。
はるばる川崎市からやってきてくれたらしい。
また来てくださいね、と挨拶してお別れ。
帰宅してとりあえず授乳してもらい、
その間にサッポロ一番塩ラーメンを一人前作って、
二人で分けて食べた。
べらぼうに美味かった。
それからOKストアに買い出しへ。

妻は今日撮影した写真を編集したいということで、
娘の入浴は僕が引き受けた。
アフターは妻に任せて交代。
夕飯はさんまの塩焼き。
なんかいつもより美味しくなかった。
見た目はおいしそうだったし、焼き加減もよかったのに。
食べながら、録画しておいたうる星やつら第一話をみた。
なんかえらい面白かった。
時代間ギャップとかそのための工夫とか技術とか
そういうごたく抜きにして真正面から面白かった。
やってることめちゃくちゃだしな。
めちゃくちゃなのに成立してるってバランスが面白いのだ。
キャラクターも皆さん元気ですばらしい。


娘は最近は毎日2時間以上の昼寝をしていたが
今日は1時間ほどしかしていない。
あっさり寝落ちするだろうと思われたが
思いのほか上機嫌が続いて妻と代わる代わる遊んでやった。
途中僕は母親との電話を挟み、
それから最後にちょっとだけまた娘と遊んで、
あとは妻が寝かしつけてくれた。


妻は来月に控えた文フリのための漫画原稿にいそしみ、
僕は日記を書いた後は読書。
あと、二人で明日の準備をした。
娘に何を着せていくかというのは毎回ちょっと難しい。
その準備などあって寝支度は23時までかかり、
授乳、ミルクやりをして、いつも通り民話を読み聞かせて
0時前に寝た。


2022年10月17日(月) マスク買い間違え、これも善意、娘の初出血

6時半起床。雨。
居間に娘を連れだして、抱っこしてあやしてやる。
保湿して着替えさせ、ゴミ出しをして、
落ち着いてくれた娘の横でしばらくまどろんだ。
9時に妻を起こし朝食。
トーストとスクランブルエッグ。ドライフルーツヨーグルト。
朝食後はしばらくまったりと過ごした。
娘は寝ていたから、妻はゲームを、
僕は寝室にこもらせてもらい30分ほど読書した。

10時半ごろから洗い物や昼飯の準備。
昼飯はクックドゥーの味付けを使った中華飯。
鶏肉と玉ねぎとピーマンとニンジンを炒めた丼。
美味しかったけどこれ豆板醤と中華だし、
オイスターソース、花椒、砂糖などで再現できるな。
まぁ学びになるのはいいことだ。

妻はいそいそ準備を進めて、
荻窪への買い物に出ていった。
娘は庭の前の廊下にバウンサーを置いて
しばらく寝かせようとしてみたがぐずるので
抱っこしてあやしてやるとまもなく寝てしまった。
そのまま2時間寝っぱなし。
これは楽だと、原神や読書をして過ごした。

妻は15時過ぎに帰宅。
それに合わせて、娘を抱っこして家の近くで迎えた。
しかるのち授乳してもらい、またあやし、
もうこれ以上は寝ないことが明らかだから
ただただ抱っこしてご機嫌をとっていた。
肩が痛い。

そういえばこの前妻の代わりに買ってやった
ユニチャームのマスク50枚入り一箱2000円のものが、
サイズを間違えてしまっていたようで買いなおしとなった。
一度開けちゃったから払い戻しはできないし。
2000円はデカい…まあ僕が使うことになるのだけども。
こっちはいつも50枚600円くらいので間に合わせてるからな。

16時過ぎに買い物へ出た。
ついでに図書館に寄って、三体Xを返した。
まだ返却期限には余裕があるし他のと一緒に返してもよかったのだが、
この本だけは次の予約者が控えているようだから早々返してやった。
くだらない本だったがこれも善意だ。

OKストアで買い物。
ユニチャームのマスク、こっちだと1500円で売っていた。
ドラッグストアで15%オフで買うよりなお安い。
でもドラッグストアにも行った。
哺乳瓶の乳首、3か月目からのものを買った。


帰宅してみると妻がやや慌てた様子で、
なんでも娘の爪を切るのに失敗し、
相手の親指をすこしだけ切ってしまったという。
ほんのり血が出た程度で、後から正しい処置を調べはしたものの、
即時には狼狽のあまり適切に対応できなかったらしい。
僕からすれば、よくもまああんな繊細な作業をこれまで
無傷でこなしてこれたと感心したいくらいで、
今日が学びになるわけだし、それが軽傷でよかったと伝えた。
血は止まっており、消毒もできている。
明日になってとくに異常がみられなければ問題ないだろう。

後、妻が娘を入浴させるのを手伝ってから僕も入浴し、
出てから娘をあやしつつ調理。
豚しゃぶ。
薄切りにした玉ねぎの辛みさえ取れれば
失敗なく簡単で確実に美味い、実に嬉しいメニューだ。
小ねぎを散らしてポン酢かけてできあがり。
美味い。味噌汁がよく合う。
食事中に泣く娘をあやしながらだからせわしいのだけども。

食後、娘をあやすのを妻に代わってもらい、
洗い物した後にもう一度娘をあやすのを交代して、
寝室に置いてみると機嫌直してくれたぽかったからちょっと遊んだ。
でまた妻と交代し、僕は製菓に入った。
カボチャのパウンド。
めちゃしっとりのやつ。簡単で美味いのだ。
その間に娘は妻が寝かしつけてくれた。
21時前にケーキは焼成に入り、
ようやく休憩ということで昨日のフォレノワールの残りを
妻といただいた。


22時半までは読書。
御手洗シリーズの眩暈。
水晶のピラミッドに比べると断然面白い。
学者キャラが学者っぽくない素人臭いようなセリフ回しなのが気になるけど。


23時に授乳、ミルクをやる。
三ヵ月から用の乳首キャップは効果抜群で
良い飲みっぷりを見せてくれた。
民話を読み聞かせて就寝。


2022年10月16日(日) 愚痴、妻友人おまねき、VS個人主義

6時起床。
泣き止まない娘を居間に連れ出し、
数十分抱っこしてあやした。
前と違って、立ちっぱなしてなくてもいいのは楽だ。
一番効果があるのは背中をたたき続けることで、
ただあんまり振動を与えるのもどうかと思われるから加減は難しい。
7時過ぎになって大人しくなってくれたから、
僕も横になって1時間ほどまどろんだ。

保湿と着替えを済ませて9時に妻を起こし、授乳してもらう。
だがあんまり飲まなかったようだ。
休日トーストを食べ、コーンスープを出す。
妻は昨晩から喉が痛んでいるという。
だが熱はないし、ただ喉が痛んでいるだけという印象のようだから、
とくに今日の予定はキャンセルしなくても
まあ大丈夫だろうという判断を下した。

洗濯物を干し、ハニージンジャーを用意して妻にやって、
僕は雑事、妻はゲーム。
やはりゲームやりすぎの感は強い。
ただ今日は、予定時間を超過したものの
それから割と掃除にいそしんではくれた。
もうちょっとガンバレヨと言いたくはなるものの
言ったところで好ましい結果に結びつきはしないから
別の取り組みが必要となる。

男性の育児に際して、
「授乳以外はなんでもできる」
という文言があり、
これはおおよそ正しく、
実際僕はだいたいそうしている。
ほとんどの家事を一手に引き受けている。
負担は多い。
いわゆる名もなき家事というのは目につきにくい分だけ
パートナーには認識すらされていなかったりもする。
いつもではないものの、たまに、
妻は自分にとって負担を分かち合う相手というより
面倒見なければならない相手と思えることがあり、
いっそワンオペ育児の方が楽だとすら見なせてしまう。
何日かはそんな日があったわけだが、
娘一人だけの面倒を見てあとは家事をこなせばいいというのは、
まったくもってラクだ。
ここに妻のご機嫌取りや体調管理、
間食の手配、ちょっとした気遣いの数々などが加わると
ただのワンオペ育児よりもずっと大変となる。
とはいえいつもではない。
当然ながら妻に助けられもするし、
こちらに見えてないだけの妻の助力もあるだろうし、
精神的な支え、安定に結びつくところもあるから、
トータルではやはりパートナーとして
悪くない関係を保っているとは思える。


ああ書くとちょっとすっきりする。
昨日の夜からけっこう黒い気持ちに支配されていたから、
こうして解消するなら悪くない。


昼飯はカツオの刺身と味噌汁、
それに先日お義母さんからいただいた味噌漬けを食べた。
こちらは高野山に旅行しに行った際にもらったものだそうで、
口に合うならと渡してもらったものだが、
発酵の風味がかなり強く、妻にも僕にもあまり合わなかった。
あまりというかかなりか。
もらいものだが、残念ながら食べきることは正直なさそうだ。


食後は掃除を仕上げて客を待った。
妻はヘアアイロンをかけている最中に指にやけどを負ってしまった。
はじめはなんてことないと高をくくっていたようだが、
火傷の程度はすぐには知れないものだ。
冷水で冷やすよう強く勧め、渋々従ってくれていたが、
10分20分と経つにつれ、やはり痛んできたようだった。
それでも軽い方ではある。
水ぶくれにはなっても痕には残らないだろう。

妻の友人二名のうち一名は体調不良で欠席となったが、
残る一人は14時20分ごろに来た。
妊娠中にも来てくれた美人さんで、手足の長さを見ると、
あぁ娘もこんなスタイルになってくれたらとつい思ってしまうのだが、
口に出さなければセクハラでもないだろうし、思うまではOKだろうか。
彼女は狂ったようなハイテンションで娘をあやしてくれた。
あらんかぎりの誉め言葉を放ちまくってくれるから気持ちがいい。
しかし応対していると疲れる。
あくまで妻の客であるし、ところどころは僕は引っ込んでいた。
ひとしきり娘を可愛がってもらってからケーキを出した。
フォレノワール。
仕上げ時にはクリームがぼそついてしまった感があったが
口に含んでみるとそうは感じない。
というかチョコレートが大分強く、
クリームもスポンジもチェリーも負けてしまった。
美味いは美味かったけども。
しかし、ケーキの移動については革命がおこった。
専用の器具…ケーキスライサーよりも、
鉄板焼き用の二枚のヘラを使った方が抜群に安定する。
これには感動した。
今後はこれで決まりだ。

彼女は妻への贈り物に付け爪を持ってきてくれていた。
なんて素敵なプレゼントだろう!
女子同士のお付き合いがなんだかえらいうらやましく思えた。
妻は妻で以前いただいたものの内祝いに香水を贈っていた。
物品を見て、人にあげたことはあったが
自分に使ったことはないとはしゃいでいた。
話を聞くでもなく聞いていると、どうやらこのまま独身のまま、
養子でも引き取って大学卒業まで
金銭面の面倒を見てやるくらいの格好で
社会的責務を果たそうという考えがあるらしい。
この人は美人であるし、やかましくはあるが頭の回転が早く、
会話の幅は豊富で、賢く、愛想も愛嬌もあり、稼ぎもあり、
独身を続けているのはもったいない…と反射的には思えてしまう。
だがそれは現代の個人主義にはそぐわない見方だ。

18時近くなっておいとま。
今日は娘を散歩に連れ出してなかったから、
一緒にバス停まで付き添って別れ、
それから親子三人で周辺を歩いた。
暗いなかをベビーカーで散歩するのはほとんど初めてで新鮮だった。

帰宅後、まず妻が娘を入浴させ、僕は夕飯づくり。
エビチリ。
大量の海老を使って大満足だった。
テレビは録画しておいたブリティッシュベイクオフ。
二期目の最終回。
序盤から中盤にかけての展開からは予想できなかったが、
センスと技術にあふれるホリィさんや
アイデアと経験に満ちたメアリーアンを出し抜いて、
ずっといまいちパッとしてなかったジョーが優勝を果たした。
ジョーさんの実力は視聴者にはいっこうに伝わらないのだが、
味はいいらしい。
全然応援できなかったけど
こうやって優勝して喜んでいる姿を見ると感動はできる。
ホリィさんやメアリーアンはこういう機会なくても輝けるだろうし。
比べるとジョーさんはずっとただただ専業主婦を地道に続けてきた人らしく、
なみいる実力者を凌いでの優勝はドラマチックではある。


食後の授乳で娘は20時を前に寝てしまった。
おかげで僕はのんびりと入浴し、
出てから母に電話をかけ、それからも幾分のんびり過ごせた。
妻は21時までゲームしていたが、
その後は自発的に洗面所周りを掃除していた。
大儀なことだ。エライ。


僕は読書させてもらい、
23時前に授乳、それからミルク。
今回は泣いたりちょっと吐いたりで長引いた。
飲んだ後も寝てくれなくて、妻が僕に代わって
寝かしつけをしてくれた。助かる。
民話を2,3読み聞かせて寝た。


2022年10月15日(土) 荻窪でベビーカー買い物、神社の露店で買い食い、秋の夜

2時半起床。
深夜の授乳後に寝ない娘を3時から引き受けて、
抱っこして3時半くらいまでかけて寝てもらったが、
その後はこっちが眠れず、朝までずっと考え事をしていた。

6時くらいにようやくちょっとまどろめて、
20分くらいは眠れた。
いそいそ居間にきて、曇り空を確認し、寝転がり、
7時過ぎに娘を連れて保湿など済ませ、
なんだか上機嫌だったのでコミュニケーションを長々とり、
8時半に妻を起こして朝食。
休日トーストとヨーグルト。
洗濯機をまわし、ちょっとした家事をこなし、干し、
外へ出てみると晴れてきている。気持ちがいい。
昼飯はやや早めの11時にした。ナシゴレン。
ちょっと大盛りを二人とも平らげた。
で、すぐに出支度をして荻窪へベビーカーで出発。
3人でだらだら歩いて駅に着き、エレベーターで上がってからは別行動。
僕は娘と1階に向かい富澤商店でチョコレートやアーモンドプードルを買い、
さらに洋菓子屋で育休明けに職場の同僚に渡す菓子を買った。
トリュフケーキというもの。6コ詰め。
チームは僕を除いては5人だが、
1コ余分にあれば思わぬ相手にも対応できるというものだ。
値段も2000円とリーズナブル。

ついでに地価のタウンセブンにも寄ってみた。
ルミネからの連絡通路にはスロープがない…
と諦めかけたところ、最奥の連絡通路はスロープありだったから
そこから抜けて、SEIYU横の市場の魚屋へ。
鯛まるごと一尾がないか探してみると、たしかに売っている。
お食い初めに使えればよいのだがという算段は
これでかなわなくはないのだが、
なにしろデッカイ。
魚焼きグリルで焼けないのは勿論、
これではフライパンでも焼けない。
さらにいうと食いでがありすぎて、二人では食べきれない。
正直なところチダイならちょうどよさそうだが、
雰囲気はあまり出ないかもしれない。
こちらとしてはお頭と切り身だけでもいいのだけど。


用件は済んだから駅の改札前で妻と合流。
荻窪駅は西口および南口側が、
1Fからは出られないのが致命的だ。
端的に言ってあほすぎる。
ルミネ、タウンセブンという商業施設がバーンとあって、
それで1Fからは出られないってアホが過ぎる。
のべ何万人の精神的負荷になっていることだろう。


とろとろと20分弱歩いて帰宅。
一息ついて、さらに15時を前に出発。
エルゴの抱っこ紐を初装着して娘を抱えてみた。
なるほど肩への負担は段違いだ。
しかし腰のベルトが痛い。
抱っこ紐の方でなく自分の方のベルトに
抱っこ紐からの荷重がのしかかって痛い。
これは装着感の問題というよりは、ベルト自体の問題だ。
でも極端に腰の細い自分には
穴がたくさん開いているベルトしか適さず、
それってあんまりないんだよな。


10分弱で目的地の天祖神社へ。
露店は少ない。
わずかに6店だが、それでも雰囲気はある。
今日はもうしょうがねえと割り切って、
二人で焼きそば、タコ焼き、チョコバナナを食い散らかした。
櫓の舞台があり、本日の18時から神楽が見られるとのことだった。
妻は見たがっていた。
滞在時間は30分にも満たず、綿あめを買ってフィニッシュ。
一口もらったが甘すぎてそれ以上入らない。
メロンシロップのような香料がつかわれていた。


帰宅してから僕は買い出しに行き、
妻はゲームしながら夕方もう一度
神楽を見に行くかどうか考えていたようだが、
行くとの結論を出していた。
僕は一緒に行くか結構悩んでしまった。
ケーキ作りがあり、夕飯づくりがあり、家事があり、
育児があり、さらに休んでもいたい。
櫓の前にあった灯りが実際の火でなく
イミテーションであったのがかなり残念で、
消防上の問題なのだろうけれども、
パチモン感が出てあれじゃ乗り切れないよなと思う。
ただ神事は神事であるし神社においての火の重要性からすれば、
神楽の時間だけは実際の火を使うことが…ありえなくはないか…
と一縷の望みを賭けて、行ってみることにした。


妻の入浴中にココアスポンジはチャッチャとできた。
てきぱきと準備を進めて、改めて出発。
今度はコニーの抱っこ紐で。
腰のベルトはちょっと痛い。


人影は昼間よりは多く、
小学生か中学生か判別つかないくらいの男子たちが
入り口付近にたむろしていた。
そうそう、男子ってそうなのだ。
ここに陣取れば誰か来たとき見つけられるしね。

露店の数はかわらなくても
夜になっただけで雰囲気はある。
すでに舞台は始まっていた。火は灯されていない。
大蛇退治という札が掲げられていた。
十数分黙ってみていた。
とくに感想もないような舞台だった。
楽しみにしていたはずの妻は、学芸会みたいとこぼしていた。
僕としては、18時からと銘打っておきながら
その時間よりもどうやらずっと早くからしていたらしいとか、
終わってもなんの案内もなく
終わったのかな…?と皆がなんとなく察して散り散りに解散するとか、
そういう曖昧さがスバらしいと思った。


帰路の気分はいい。
昼間は暑かったが、夜になると涼やかで、
ただ外にいるだけで良い夜なのだ。
ここいら一帯はやたら宇田川という表札の豪邸が多く、
宇田川に支配された土地だと妻と笑い、
神社も交番も中学校も宇田川の私設だという設定にした。

夕飯は唐揚げ。
味付けも揚げ加減もやたら上手にできてしまった。
テレビは録画しておいた100カメのボートレースを見た。
舞台裏は面白いが、だいたい漫画のモンキーターンで見た通りだ。
あの漫画長いけど、面白いのは初めの方なんだよな。
ボートレースってこういうものなんですよ、と
説明してくれている間が一番面白いという。


妻はその後はゲーム。
一日の間でゲームをしている時間はトータルかなり長い。
息抜きになるならと大目に見ているが、
想定していた時間を超えてなお見守った挙句、
自分からはやめないから優しく声かけしてやり、
それからさらにまだやめないからどうしても注意が強くなっていく。
すると向こうからすれば、強制的にやめさせられた、
支配されているようだといった反感が湧くようで、
最後はお互い不快にさせられることが多い。
息抜きのために不快になるなんてまったく不合理だし、
またゲームしていた向こうはまだしも
ずっとこまごま働いているこちらにとってはストレスなだけだから、
どうにも天秤が釣り合っているとは思えない。


娘はずっと機嫌悪くしていて、
あやしても泣き止まないから
もしや今着せている衣服から漂う部屋干し臭が嫌なのかと、
一応着替えさせてみると一転機嫌がよくなった。
部屋干し臭がするのはこの一着のみで、
まあまあ気に入っていたものだからこれでお役御免というのは残念だが、
それでも娘の嗅覚がシッカリ機能しているのだとすれば喜ばしくもある。


23時に授乳、ミルクをやって、民話を読み聞かせて寝た。


れどれ |MAIL