舌の色はピンク
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2022年07月16日(土) ルーチンな日々

どんどん日付と曜日の感覚がなくなりそうになってく。
ルーチン的に怠惰な日々だが記録のため一応書く。

雨。

土曜日につき西荻へ。
TSUTAYA、八百屋、肉屋。
帰宅後、昼飯。
防災用に買っといた缶詰がもうじき賞味期限だからと、
豚の角煮の缶詰。美味かった。
僕はお茶漬け。

原神をプレイしてから、
勝手にしやがれを観た。10年ぶりくらいに。
お、おもしろ…。
ゴダールの、勝手気ままな不合理な逃亡たまらん。


夕飯はハンバーグ。
粗挽きのをよく捏ねて作ってみた。
でもそんなにだったな。美味しかったけど。


夜、義母から妻に電話。ちょっと話した。

漫画の絵をいろいろ描いた。

夜は民話なし。
今日も即興の話を聞かせた。馬雪姫。


2022年07月15日(金) 堕落、雨雨雨、チューペット、漫画プロット

7時起床。
チーズとソースだけ塗ったピザトースト食べて
ペットボトル捨てて、ちょっと休んでから
たまたま雨が降ってなかったから今のうちにと妻と散歩へ。
家の近辺をぐるりと10分ちょっと歩いたところでまた降り出してきたから帰宅。
僕だけもう一回出てスーパーで食材を買い、
あとはもう漫画読んでゲームして…。
ちょっと早めに11時過ぎ昼飯。
つけめん。
白髪ねぎとメンマ足したもの。美味い。
ブリティッシュベイクオフ見てまたダラダラ。
漫画。うたた寝。
堕落していく…。

そっからまた雨が止んだからスギ薬局にまで二人で散歩しに行って
マスクなどを買い、今度は30分近く歩いた。
そっからはまた雨。
ずっと雨が続いている。
明日も雨だし、来週も曇りや雨が続くようだ。

正直不動産は5巻まで読んだ。
読むのに時間がかかる…


夕飯はカツオ。
いつも通り酒と塩で新鮮さを取り戻させていただく。
美味い。


妻に押されて買ったチューペットを食べた。
凍らせておいたのをパキッと…は割れなかったので
ハサミで真ん中を切って二人で分ける。
吸い口から中のシャーベットを吸い出す。
その瞬間、懐かしさがばくはつした。
味だけでなく、吸い口を噛んだあの感じとか、
ちょっとずつ口に入るシャーベット感とか、
もろもろ一切が懐かしすぎて泣きそうになった。


漫画プロットづくりに向き合い、
長時間かけた甲斐あってほとんどできた。
ネームとして完成させるのが目標。
育休間に形にしてみたい。


夜は民話なし。
即興のお話を聞かせた。


2022年07月14日(木) 漫画三昧、映画、ゲーム

7時起床。
休日トーストを食べ、妻のスクワットを見届け、二人で散歩。
午後に雨が降る予定だからと今のうちに歩いた。
できれば毎日50分くらいは歩くべきらしい。
通りを避けて路地裏を歩いているうちに30分が過ぎ、
ちょうどOKストアが開くからと入店して、買うもん買って帰宅。
9時。
僕はそのまま今度は自転車でTSUTAYAに出向くことにした。
浜田山の店舗までは10分かからない。
雨も降っていなかったし労力でもないのだが、
借りたいものはとくになく空ぶった。
西荻の店舗より安いかと思われたのも勘違いだったし。
安いと思っていたのはプレミアム会員の価格だった。
表のどこにもそうは書いてないのだけど、
それっぽいマークがあったからそういうことなんだろう。
空ぶった結果、結局は西荻の店舗へ出向いた。
映画を一本と、正直不動産を5巻まで借りた。

帰宅後、昼飯。
まぐろとアボカドのどんぶり。味噌汁。さつまあげ。
文句なく美味しい。
食後、だらだらと漫画を読んで、
まだ12時半であることに驚がくした。
時間がありあまってる…。
そっからもさらに漫画を読んだ…り、うたた寝したりした。
結局NANAを手持ち分いっぱいまで読み切ってしまった。
名作だこれ。未完だけど。
主要キャラクターの全員が動くパズルをなしている。
静止した平面パズルであるだけでも複雑なのに、
絶えず連関的に作動する立体パズル。
しかも細工の一つ一つが織りなす模様まで美しい。
いやはやすごいね。


借りてきた映画見た。
母なる証明。
ポンジュノ監督の。
すごくよくできた胸糞ストーリー。
が僕は胸糞に耐性がだいぶあるようで、
世間並みにはえぐられない。
ただラストシーンよかったな。
怖くて美しくて不気味に澄んでて、
ラストシーンてこうあるべきよね、という。


夕方に掃除機がけ。
会社からは厚意的な返信があり安心した。

夕飯はペペロンチーノ。
ペペロンチーノに具は要らないという妻のリクエストに応え、
今回はマジモンのペペロンチーノを全力で作った。
僕の方にだけはキャベツを足したけど。
もんくなしのうまさ。
副菜をねだる妻にはホタルイカをやった。


食後、ルペルカリアを最後までプレイした。
名作。
正直なところ終盤はこれまで積み重ねてきたドラマを終結させるには
こうなるよねという調和が第一にきて
穴はないけれどもやや物足りなさを感じてしまった…が、
それを差し引いてもあまりあるほど全体の構成力がうまく、
キャラクターが強く、場面場面が面白かった。
なんでこんな良い作品が、ライターが無名なんだ…?
エロゲだからか…。
めちゃ面白いのに…。


0時に寝室へ。
正直不動産読んで寝た。


2022年07月13日(水) 度重なる差し入れ、妻一時退院、すかされ

6時起床。雨。
天気予報では日曜まで雨っつってる。悪化しまくっとる。
連絡は入らない。
妻には焦らないようにと言い聞かせているが、
僕自身落ち着かなくもある。

青虫は鉄柵で縮こまったままで、
妻にLINEしてみたところ蛹になる兆しらしい。
縮こまった隙間から糸を出すそうだ。

午前中にスーパーへ。
買うもん買って帰宅。あまり買うものもなかったけども。

差し入れは11時半ごろに願いたいとのことで、
その際に本も持っていくことにした。
本棚から見繕うが好みと気分に合致するものとなると難しい。
あんまり小難しいのはページを開く気になれないだろう。
さっと読めるものがいい。
が軽すぎても好まれない。
かつ暗い筋書きはNGだ。
かといって能天気な話も遠慮される。
…ということで、シラノドベルジュラックと
ガダラの豚と太宰の御伽草子を持参していくことにした。
どれかは読むだろう。

雨の中自転車こいで、受付に荷物を渡して一度帰宅。
ニラとキャベツのチャーハンを作って食べた。
たらふく食ってひと眠りしようとしてみたが寝れない。
原神がアップデートされたからちょっと手を付けた。
しかしイベントは明日かららしい。

人心地ついた14時ごろ妻から連絡。
以前として陣痛始まらないから
夕飯はちゃんと食べておきたいとのことで
ナシゴレンをリクエストされた。
そのために本日二度目のOKストアへ。
ナシゴレンについては調味食品ないとできないから。
買って帰って、チャッと作って、
TSUTAYA行ってレンタルコミック返して
本日二度目の産院行って手渡して帰宅。
そしてちょっとしたら妻から連絡が。
なんでも、子宮口が開かないからまだしばらく産まれそうにないらしく、
医師からは一旦退院を命じられたらしい。
まじか…。
ショッキング、という意味ではほとんどない。
健康上の問題はないみたいだし。
だからただ単に、予定だとか費用だとかの面で痛いなとうなだれた。
というのはおくびにも出さず、仕方ないねという旨のメッセージを伝えていく。

18時半、本日三回目の産院へ。
トランクケースは預かってもらえたようで、
それでもそこそこの手荷物を持って帰路へ。
妻は疲れ切ってはいたが
普段であればもっと落ち込んでいそうなところを
まだ笑って過ごせていた。
陣痛促進剤というのが幸福感を促すホルモンの投与?であるらしく
それが効いているのかもしれない。
今回の入退院は仕方ないことだけれどもとわきまえた上で、
医師側はもうちっと事前に判断しきれんかったんかいと問題提起してみた。
結論からいえば難しかったろうという話に。
まあ、そりゃそうだ。


帰宅して妻は、僕が届けたナシゴレンを出して食べていた。
そして各方面へ連絡。
僕は会社の方にも伝えなければならない。まだかかりそうですと。


僕の方には予定が急展開したことで心労がある。
どういう出産を迎えようと対応できるような心構えはしていたつもりなのに、
準備が整っていたからこそ
この すかされた 事態には参ってしまった。
ただその顔を妻に見せるわけにもいかない。
いたわってやるだけの立場。


ちょっと寝室で休んでから入浴。
異常に眠く、0時ごろ就寝した。


2022年07月12日(火) 妻入院、疑似一人暮らし、受け皿

曇り。
天気予報では今日から土曜まで雨となっている。
悪化しとる。

僕も妻も7時前に起床。
妻は最後の準備を整えていた。
今日は平日だが特別に休日トーストを用意してやり、
荷物を玄関先に運んだり
細々したチェックを済ませて、
それでもちょっと時間に余裕があった。
青虫がいなくなったと妻が言うから鉢を見てみたら
たしかにいない…と見せかけて、ミントの枝の先に
擬態するように溶け込んでいた。
僕が指摘してやっても妻はなかなか見つけられず、
すこし妻は悔しがっていた。

家の前で写真を撮り、
大荷物を二人で分けて参院へ、
8時を前にして車が異様に多い。
絶対に何も起こしちゃならない最後の緊張があった。
無事産院に着き安堵した。

帰宅してすぐ妻からLINEが入っていた。
暇らしい。
僕は洗濯物を干した後は図書館へ。
出産に関する本を借りた。
あとは何冊かの予約をした。
それからはNANAを読んだり原神をやったり遊んでた。

10時前、点滴が始まったと連絡が入った。
陣痛はいつ始まってもおかしくない。
とはいっても、始まったところですぐには呼び出されない。
夫の立ち合いは産まれる直前のみらしい。


午前中はダラダラと原神をプレイした。
久しぶりにストーリー部分進めたけど
このゲームのゲーム性面倒なんだよな。
やたらと無駄に時間をくう作りになってるというか。
時間食わせることをゲーム性と見なしてるフシすらある。
まったく楽しくない知的でもないどうでもいい面倒くささに見舞われると
ストレスたまって仕方ない。
だから離れたわけだけど。


僕は荻窪駅まで出て、
以前からずっと気になっていた中華屋に入った。
メニューが多く複雑なのに
注文は券売機。
じっくり店内で迷いたかったが…
そこまで熟考もできないままに
店名を冠にした丼と半ラーメンとのセットを注文。
どちらも地に足の着いた味。
家庭料理っぽさがある。悪くない。
店内のテレビはなぜか宮崎のニュースばかりを流していて不思議だった。


妻とLINEしたり電話したりしつつ
漫画読んでちょっとだけ寝て15時半。
差し入れのため玉子サンドをつくる。
食パンが足りない。
コンビニでチャチャッと買ってきて、
多めにこしらえて
おにぎりと借りてきた本、
麦茶ペットボトル三本とともに16時半、産院へ。
出産するまでは面会はできない。
受付に荷物を預けて退散。


今日はもう待つだけ待って
あとはゆっくり過ごすつもりで過ごしているが
かなり怠惰だ。
出生届は退院時にもらえるらしく、
それだけに妻の入院中にしなければならないことも極端に少ない。
ここはもう割り切って、一人暮らし時代を思い出す自由さで数日を過ごす。
そこそこ数年頑張ってきたしな…。
でも雨なんだよな。


先日の事件を受けて
統一教会についての話題が盛り上がってる。
新興宗教、とりわけカルトについては
ほんとは一言では何もいえないのだけど
ちょっと思ったことだけ。
不幸な人ほど騙されるというだけじゃなく、
不幸な人の受け皿になってはいるってわかってんのかな。
新興宗教があるから見せかけでも救われている、
居場所を与えられている…と思いこめる人は少なくないんじゃないのか。
極端に言えば、新興宗教という受け皿がないと、
もっと無秩序的な犯罪が増えたりはするんじゃないのか。
まぁ主要な宗教に吸われてくれればいいわけだけども…それは理想に過ぎないので。
そんなこといったらそもそも宗教なしでとかいう話になって
結局やっぱ長い話になる。


夕飯はアジのなめろう。
ちゃんと二尾買ってきてさばいた。
味噌汁とサラダも用意した。
一人でも栄養バランス考えないとな。
それよりなにより食虫毒には気を付けねば…
ということで念入りに叩いた。
執拗に全角度から叩きまくれば死なせるだろうという精神。
醤油、生姜、小葱で味付けしただけでとても美味しい。


夜、ルペルカリアを進めた。
スゲー面白い…なんだこれ。
序盤からずっと面白いのが、
座長のキャラが爆発する中盤にまできて圧倒的になる。
気持ちいいー。キャラが話動かしてる。
絵だけ惜しい。
ゴリゴリの萌え絵だから。
作品の質を下げてはないんだけれど、
このお話、もっと広い層に通用するよなあって惜しくなる。

なかなか辞めどきがなく、
2時近くまでプレイしていた。
大雨の中就寝。


2022年07月11日(月) 入院の決定、西友の冗長、パラレル暮らし

7時起床。
結局陣痛はなかった。
普段通りに起きてトーストをほおばり、
妻は寝室に戻っていった。
僕は家事を済ませた。
ゴミ箱を洗って天日干し。
そっからはちょっとゆっくりした。

9時半ごろ妻は産婦人科へ。
今回は僕もついていくことにした。
何しろよーやっと平日のお休み。
院内に入ることはできないが、
初めて送ってやることがかなうのだった。


ちょっと長くなりそうだからと
僕はうたた寝するするつもりで漫画を読んだ。
NANAを。
もう何度目になるかわからないが
何度読んでも面白いな…ほんとに。

11時過ぎに一度妻は帰宅。
待ち時間が長く、
かつ院内に人が多いから逃げてきたらしい。
ブルーピリオド読んで、11時半過ぎにまた家を出た。

12時過ぎ、妻帰宅。
明日の入院が決まったそうだ。朝8時から。
いよいよ事態が煮詰まってきた。

青虫さんは昨日手配してやったみかんの葉っぱを
ちょっとだけだけども食べていた。

昼飯は肉屋で見かけたレシピを拝借。
台湾風まぜそば。
豚ひき肉をニンニク生姜とともに炒め、
豆板醤と砂糖醤油で味付け。
通常通り茹でたそうめんに乗せて、
ニラと小葱と卵黄をのせてできあがり。
まあ…順当に美味しくはあったけど、
これならそうめんじゃなくていい。
中華めんの方が味もよく絡むし美味しかったろう。


昼過ぎ、西友へ買い物。
ゴミ箱用の消臭シートを買いがてら、
今日は食材もこっちで一通り買った。
やっぱストレスフル。
この店舗での買い物は全然楽しくない。
やたら歩きまわされるというか…
その歩きが充実したものならいいのだけど
どうにも冗長。
入口から買い物開始してレジ会計して出口へ、が
ぐるっと一回りで完結ってわけにはいかないんだよな。
スーパーは必ずそうあってほしいし
こちとらあまりにその型に慣れすぎてる。


帰宅して細々した用事やっつけて
草むしりもして、
夕方にタウンセブンへ。
妻は一人で写真屋に向かうという予定を立てていたが、
ここまできて事故かなにかあってはかなわない。
僕と一緒にいくのとどちらがいいか、
と一応聞いてみたところ一緒がいいとの答え。
徒歩40分くらいの軽運動もしておくべきだし、悪くない。

が荻窪駅に着く直前、僕の腹が痛んできた。
まさかこちらの方が足手まといになるとは…。
駅のエリアに着いてすぐいったん分かれた。
向こうの用事はものの5分で済み、
合流してからは三菱UFJにだけ付き合って、
そっからまた歩いて帰った。
西日がきれいだった。


夕飯はオムライス。
リクエストに沿って。
ちょっと濃くなってしまった。


二人暮らしが終わる。
二人で遊んで暮らせる最後の夜だからと、
望むとおりの遊びに付き合うことにした。
筆記具を用意してお絵かきしりとりをした。
意外と続いた。


「楽しかったね、二人暮らし」
「え、やだ、終わらないで欲しい。
でも三人暮らしもしたい、どっちも捨てたくない」
「自由にパラレルワールドを行き来できたらいいのにね」
「今日は二人暮らし、今日は三人暮らし…」
「そうそう」
「…」
「…」
「…」
「いや全然よくないな。絶対頭狂っちゃうな」
「ほんとだよ」


入浴後も妻は入院準備の支度に追われていた。
いつ入院してもいいようにと準備してきたが、案外やることがある。
まぁ計画出産によって入院生活が長引くこととなっただけでも仕方ない。

入院怖いよ寂しいよ、と繰り返す妻をなだめて、
マッサージして民話読んで寝た。


2022年07月10日(日) 出産予定日、浜田山住宅公園、枝泥棒

7時半起床。
起きる理由もないからと、8時半くらいまではだらだらと過ごした。
休日トーストをヨーグルトとともに食べて、
そっからはまただらだら。ハンターハンター読んだ。
9時半間近、OKストア行って
そのまま高井戸のTSUTAYAへ。
正直不動産を借りたかったけどそもそも置いてない。
マジか。あんな明らかなドル箱を。
だがここ、映画レンタルはなかなか充実している。
多分妻の入院中にお世話になるだろう。
一二本しか見れないだろうけれども。
一度家に帰って荷物おいて、今度は西荻へ。
こっちのTSUTAYAでも空振り。
正直不動産借りられてた。
代わりにブルーピリオドを全巻借りた。
最新刊は僕もまだ読んでないし。

昼飯はナシゴレン。
具はなし。
ニンニクとネギだけ加えて、あとは卵焼き乗っけた。
申し訳ばかりにリーフレタスとトマトを添えて。
美味かった。

またしばらく読書とか漫画。
ゆったりした時間。
ほんのわずか昼寝もした。
15時ごろ、出産に向けて体を動かすことが推奨されるために
妻が和田堀公園への散歩を誘ってきた。
僕はそれと似た距離感の、浜田山住宅公園を薦めた。
その誘いに妻は大変乗り気だった。
もともと彼女は住宅展示場のたぐいを好む傾向があり、
反して僕はさほどでもない。
こうして僕の方から提案してきたのが嬉しかったらしい。

猛暑というほどでないにせよ
夏の暑気にあてられながら25分ほど歩くこととなるから
かなり心配していたが
なんでもない会話をしているだけでスンナリ着いてしまった。
といっても16時近い。
17時に閉まる予定のはずだから、あまりのんびりもせず住友林業へ。
妻の友人の兄が勤めている縁で、好感もっているらしい。
物件自体はさす木材に気を遣っている、
のみならず石材にもこだわりが見て取れて面白かった。
担当してくれた営業はなかなかもてそうな、
オセオセではないのに受け答えのシッカリしている男性だった。
通り一遍の質疑応答から、個別的な予算計画にまで話は及ぶ。
一応聞いておきたいんですけど、と前置きしたうえで、
妻がこのあたりで建物100平米くらいで…と条件を提示しておく。
するとやっぱ一億とか。そういう数字が出てくる。
 フ、フーンンンン
 知 知ってたしよおべつに きょどってねえし
ただもうちっとましな服着ていくべきだったな。と思った。

続けてダイワハウスへ。
こちらはイマイチあか抜けない展示っぽいのが気に入った。
周りがキメようとしすぎのダサさが著しかったから。
しかし17時間際ということもあり、物件探索は妻に任せて、
僕は営業とずっと話していた。
途中からは妻が合流。
僕は今住んでいる賃貸物件のどこが良いかなどの話をしてみた。
…住宅展示場に配置されている営業職は、あまり成績がよくないと聞く。
というか成績のいい人間はこんなところにいる暇がないんだとか。
そんな話を前にネットで読んだ。
今自分の目の前にいる男性は、まぁ成績まではわからないけれども
あんまりもてそうではない。
営業職でもてそうかどうかって大事だと思う。
女性はわからない。すくなくとも男性は。
で、まぁこの人もこの先仕事を続けていくわけだから、
すると顧客といえないまでもちょっと話した相手が
家のどこに関心をもっているかとか
どんな家づくりをどんなこだわりで達成しているだとかいう話は
聞いておけば聞いておくだけいずれ力になるだろう。
そう見込んで、伝えるだけ伝えておいた。
彼が今後の他のお客さんとのトークのなかで、
前にこんなお客様がいたんですけれどね、
という引き合いに出せればいいなと思う。
展示場を出てから、物件は最悪だったと妻が言って笑った。

帰路も25分。西日がきびしい。
かなりくたびれて帰宅。
僕はほとんど間を入れず夕飯を用意。
余っていた鶏もも肉をヤンニョムチキンぽくした。
あと、冬用に買っておいたらしい西友のレトルトのユッケジャンと、
鶏白湯みたいなスープがあったから温めて出した。
いずれも大変美味しかった。


食後僕は寝室でまたノンビリしていたが、
妻は、枝泥棒してくると述べた。
すべては青虫のためだ。
近所にある集合住宅の敷地内に植えられた柑橘の枝を
一本だけ失敬してくるという。
妻はこの手の罪悪にかなり敏感で、
どれだけ軽度でも普段なら決して是としない。
ただ今回に限っては、たまたま鉢植えに現れたこの青虫を、
自分と重ね合わせているといっては少々違うが、
生命の育みという点では、無事にいてくれないと縁起が悪い…
という見方をしているふしがある。
つまりは死んでほしくないのだ。
とても人間らしい、感情らしい感情だと思う。

15分ほどで妻は帰ってきて、鉢植えに
葉っぱのついている小枝を一本差した。
青虫が食べてくれるといいのだけれど。


ブルーピリオド12巻読んだ。おもろ。
アート集団の共同生活。
そのてがあったかという感じ。


22時過ぎ、選挙の結果が出た。
自民の圧勝。
妻が嘆く。

僕は、そうした反応は子どもの前ではしてくれるなと諭した。
政治に限らないが、ある特定の論調を植え付けたくはない。
あらゆる問題、命題に対して、
良い点も悪い点も、両面をたくさん述べられるようなってほしい。
教育もそういう方向性でやっていきたい。


入浴後、会陰マッサージ。
寝る前には民話読み聞かせ。
イディッシュ民話の最後のに収録されている話を読んだ。
集大成みたいだった。
固有名詞満載で…
基礎知識のないやつはおいていくみたいな。
面白かった。
話自体も集大成というか。
最後はワケワカランかった。


2022年07月09日(土) 休み開始、プロの仕事、男女雇用差

6時起床。寝れなかった。良く晴れている。
午前中に洗濯を2ラウンド済ませ、
OKストアで買い物し、草むしりし、掃除して、
あとはゆったりした時間を過ごした。

昼飯はアラビアータ。
見た目に凝った。

その後妻に付き合いゲームちょっとやった。
やったっていうか僕は後ろで見てただけだけど。
九龍学園なんとかいう。
アトラスのゲームで、もとはPS2のゲームらしい。古い。
キャラが痛々しくて面白かった。
20年前のノリでよお。

しかし途中で二人とも極端に眠くなって、
じゅうぶん日に当てて乾いたといえるシーツ類を取り込んでセットして、
揚々昼寝をした。
とても気持ちがよく…15時くらいまで寝た。
起きた後もハンターハンター読んだり。
自由すぎる…


夕方、西荻へ妻と散歩。
この町はガードレールさえあればいい町なんだけれど。
車通りの具合が悪すぎる。
TSUTAYAでは何を借りようかよく吟味したかったが
店内が暑くあまり長居できなかった。
黒澤を観たいという妻の意向を優先し、醜聞を借りた。

あとは八百屋寄って肉屋寄って、
最後にケーキ買った。


夕飯は天ぷら。
かき揚げ丼。
玉ねぎニンジンのかき揚げと、
あとサツマイモと大葉で。
味噌汁も合わさって、美味かった…。


食後一呼吸入れて、映画。
醜聞はめちゃ面白かった。
いかにもエンタメっぽく始めておいて、
人間関係できあがってからは抜群のドラマ。
クリスマスのシーンが最高に良かった。
これだよこれっていう。
人間の幸福とか善意とか…の描き方が素晴らしかった。
全体の仕上がりもすごくよくって、
それだけに終盤の悲劇がつらすぎた…。
観終えた後もしばらくひきずった。
いやあの悲劇がないと主題が引き立たないからな…
しかたないんだけどでも。へこんだ。

へこみすぎてケーキを食べ損ねた。
22時を過ぎていただく。
ヘーゼルナッツとミルクチョコレートのムースケーキ。
絶品だった。
全体にキャラメルがほどこされてもいるから
ヘンに甘ったるすぎないか不安だったのが
食べてみたら見事見事、くどさが全くない。
そしてムースの食感が舌にとろける。
極上。プロの逸品でした。
コンビニスイーツや素人製菓の水準が上がっても
 美味しい
の達成はできようと
 感動
をもたらすかといえばかなり難しい。
プロの仕事には感動がある。


さいきん読んでる現場女子という本からの流れで
妻と男女のお話をした。
人の心とか人格とか人権をすべて無視できるのだったら
男9女1の割合で
女性の方にはお茶くみとかさせてるだけの会社というのは
デメリットと比較にならないほど効率性が高まるだろうという話をした。
もちろん実際には人格人権を無視しては立ち行かないわけだけど。
無視できることにしている会社や
無視してしまいたいであろう経営者というのは存在する。


会陰マッサージして
民話読んで寝た。


2022年07月08日(金) 言論の無化、しごとおさめ、約束された悲劇

晴れ。夜は雨だとか。
6時前に起きたっきり眠れず。
でも体調は良好。
気分も悪くない。

弁当は昨日の残りの焼き肉ともやし。
焼いて詰めて終わり。らくちんよ。


妻はぜん息の傾向を心配して、
僕より早く家を出てった。
中野の呼吸器内科へ。
比較的乗客の少ない東西線を勧めておいた。


安倍元首相が撃たれた。
速報の時点で様々な声が飛び交っていたが、
Twitter上ではkizzさんの反応が印象的だった。
「言葉がない」と。
あれだけ言論、言説をもって
世界を認識したり解体したりしている人だからこそ、
反言論の極致ともいえるテロ行為を受けて
「言葉がない」と表するのにはなみなみならぬ重みがある。


今日で仕事終わり。
来週月曜から育休となる。
正確には、出生日が遅れただけ有給で補填されることとなるわけだが、
とにかくまあ今日限りで3ヶ月間は会社に来ないこととなる。
昔に比べたら全くといっていいほど
会社内での人間関係は薄くなってしまったものの
それでも何人かには挨拶した。
みなさん好意的。
優しい言葉をそこそこかけていただいた。
「3ヵ月で大丈夫なんですか?」
と何人かに言われたけど
わからんからな。
初めてだし…それが長いのか短いのかもわからないんだよ…。
最後に上司に挨拶。
最後にまわすんじゃなかった。
気分悪い。
クソッタレなのだぜー。
イッキに復帰したくなくなったな。

おかげでというか
退勤時も全然解放感とかの心地よさがない。
ほとんどいつも通りに帰った。


夕飯は春巻き。
肉屋で買ったもの。美味しい。
テレビは録画しておいたブリティッシュベイクオフ。
予告編で調子山ノリ之介がケーキ落とすことわかってたから
それが約束された不幸として前提されておきながら
話が進んでいくのはつらかった。
意気揚々と今回のケーキの意気込み語っててさ…この後落とすのに。
上手くできたとか笑っててさ…この後落とすのに。
本当につらかった。
つらすぎる。
実際落とした後は、全員が同情的で、
審査員も手伝って無事な部分をすくって体裁を取り繕ってた。
落第したのも別の人だったからまあまだよかったか…。


割拠、投稿まで完了。
あとは全編をまとめたら
これで完全に終了となる。
フーお疲れお疲れ。

妻が全編通して読み直してくれた。
最後はよくわからなかったとのこと。
ウーンそうか…


夜、時間がゆったりしてる。
まだ実感ないとはいえ、これでもう仕事はないわ
書きものには追われないわで、
まぁすぐに子どもがやってくるのだけれども、
今だけは悠々自適。

マッサージして民話読み聞かせて寝た。


2022年07月07日(木) 高校水族館部、答えを出す安易さ、割拠脱稿

5時半に一度起き、
眠れない妻に付き合い、
そのあと7時くらいまで寝直した。
外はよく晴れている。

弁当は豚肉と人参とキャベツと長ネギを炒めて
黒酢あんかけにした。
余りものを処分しただけではある。


朝番組で、愛媛かどっかの高校にある
水族館部みたいな部活動を特集していた。
学校内に施設があり、
年に一回公開するんだそうだ。
部員は本物の水族館さながらに、
一通りの管理や接客などを学んでいく。
これが人気で、公開日には行列ができるし、
新入生は前年度の二倍になったという。
こういう学校に子どもが行きたがったらどう思うか
妻に訊いてみたら、
やはりちょっとは尻込みするようなところがあるという。
「そこの偏差値が高かったら?」
「あー……ありだなって思っちゃうな。
偏差値なんてどうでもいいのにな」
「いや、わかるよ」
「でもそう思う自分がやだ」
全体的によくわかる。


一通りの家事を済ませ
家を出ようとしたところで、
青虫が見れるよ、と妻が促す。
廊下の出窓においてある鉢植えにはたしかに、
青虫が茎に寝そべっている。
チョット見つけにくく擬態しているかのようだった。
青虫なんぞキモチワルイばかりかと思われきや、
こうしてみると可愛らしさも感じられて不思議。


北欧神話にフーコーとレヴィナスを絡めた本読んでる。
テーマは歓待。
おもしろすぎてビックリ。
フーコーによればエピステーメーにより
具体的には名付けによって
人は全的なる対象から
個々の症例へと眼差されるようなった、
もうこれだけでも今の問題意識に直結するしよお。
レヴィナスの
何いってんだかわからんようなまわりくどい言説も、
自分の書きものを媒体に解体してみるとスンナリ理解できる。
あー いい時期にいい本にあった。嬉しい。


答えを出す安易さについて。
ある問題、命題に対してイエスかノーかの立場を表明し、
筋道だった主張を言語化することが
大人の嗜みといった勘違いが横行してる。
彼らにとっては、立場を表明しない人たちの
「考えなしによる曖昧さ」
「考えようとしない無関心さ」
「答えを出せない未熟さ」
がとても愚かに見えるのだろうが、
答えを出せているつもりの彼らは彼らで、
答えを出さないストレスに耐えられない未熟さがある。
世界の複雑系に立ち向かえず、
理解できる一部を切り取って定式化し、
自分なりの答えを示す。
それが考えることだと思いこんでいる。
あほめ。


西荻から帰って肉屋で牛肉を買う。
夕飯は妻のリクエストで焼肉のサンチュ包み。
なんでも陣痛来たれのジンクスで、
焼肉を食べるというのがあるらしい。
その焼肉の代替というわけだ。
コチュジャンも買いたかったけど
大型のしかなかった。
使い切れないから買わず。
代わりに、甘辛のタレを作った。
ネギと鷹の爪刻んで醤油に
砂糖ニンニクと一緒に入れて
ごま油をたらしただけ。
いや実に美味かった。

妻はお腹に産まれろ産まれろと促している。
本人がお腹にマタハラしてるみたいで面白い。


そして

割拠、脱稿……。
書ききれた…。
いや、正確にはまだ投稿し終えてないから、
明日には細かい修正を施すかもしれないが、
それでも全文書けた。
虚脱感?
なんか不思議な感じ。
1年3ヵ月。書こうと決めてからはたぶん1年半くらい。
ずっと頭の片隅にあったんだもんな。
お疲れさまでした。
これで出産と向き合える。


マッサージをして、民話を読み聞かせ。
イディッシュ民話、ちゃんとした
ユダヤ関連の知識がないと読み解けないと思われる話が多い。
解説付きだったら面白いんだろうなっていう。


れどれ |MAIL