舌の色はピンク
DiaryINDEXpastwill


2022年02月26日(土) 高井戸浜田山中央図書館、義祖父いい人

休日トースト食べて洗濯して、チャッチャと西荻へ。
TSUTAYAで漫画を返却。新作映画をレンタル。
肉屋で肉。八百屋で野菜。
安定の土曜日。

昼飯はあんかけチャーハン。
具はエビとイカとキャベツとキクラゲ、
さらにあんかけにしたウチにしては豪華なもの。
実に美味い。
中華丼風てわけだな。


食後、妻を家に残して自転車で高井戸へ。
リサイクルセンターの品物は前より随分目減りしていた。
何も買わずに出て、ふらふらと浜田山方面へ向かいつつ
高井戸図書館に寄ってみた。
初めてのところ。
なかなかいい。地に足がついている。
いかにも古くさい地域密着型図書館でありながら、
なにやら活気があった。静かでも感じられる活気。
土地柄か。
図書館付近の一帯はいかにも再開発されていた。
宅地のみならず道路、緑、広場など
全面的にデザインされた新興住宅地。
街並みとしてはグロテスクだったけれど
住民の質は保証されているといったところか。

浜田山の駅前は繁盛していた。
むかし来たことがあるという記憶はカンチガイだったのかもしれない。
こんなに賑わう街だったとは。
とくにコレという店があったわけではないけれども。
唯一ブックオフにだけは入った。
あれこれと物色してみたものの結局は何も買わず。
欲しい本はたくさんあるはずなのに
あふれんばかりの自己啓発書、ビジネス書の山を見ると
気が萎えてしまう。
ゴミの山。


和田堀公園などをよぎりつつ、
荻窪にある杉並中央図書館へ。
以前に訪れたときよりかは嫌悪感すくない。
やはり明るくて朗らかで清らかで、陽の気にあふれてはいるのだ。
ただ僕が個人的に、図書館とはもっと殺伐としているべき、
生きるか死ぬかの張り詰めた静寂のなかで…
というのがいきすぎだとしても、単純に静寂はほしいと思う。
やっぱあそこは小うるさい。
で、まさに殺伐としないようにと現代的なデザインが目指されているわけだな。
生ぬるい。


帰宅して一息ついてから映画鑑賞。
モロッコ、彼女たちの朝。
原題はAdam。
面白かった。
シナリオは子どもを捨てるという内容であるし、思いかげずマッチした。
居候先の母娘の造形がスバラシイ。
はじめは母親が自分の手だけで娘を教育していきたいような描写で
主人公と距離を置かせようとしていたけれど
だんだんと受け入れていく。
パンの生地作りで手と手を触れ合わす映像で、
一つの共同体となったことが示される。
だが終盤では、主人公は嬰児を施設に預け、
自らもここを発つ決意を固めている。
結合と分離。
ラストは解釈の分かれるところだったけれど、
僕は、結局捨てずに嬰児と二人で故郷に戻る結末と見た。


しばらくだらっとしてから夕飯づくり。
ラム肉のソテー。
ラムのステーキ肉は常温にしておいて、
付け合せのベビーコーンは軽く茹で、
長ネギとパプリカはアルミホイルにのせて
オリーブオイルかけてオーブンで15分。
ほうれん草はオリーブオイルでソテーして
しんなりしてきたらバターを加えて出来上がり。
ラム肉はニンニクと一緒にオリーブオイルで焼いて
両面焼けたらアルミホイルにつつんで5分放置。
フライパンに残された肉汁に
粒マスタードとケチャップとウスターソース加えて、
お皿に盛り付け。
いずれも美味しかったが
オリーブオイルまみれで
やらたと油っこく仕上がってしまった。


食後、義母および義祖父と電話。
義祖父は、今日はいいことがたくさんあったという。
なんでもここ数日で庭を整備して、
マンホールを設置したとのことだ。
業者に頼るでもなく自前で。スゴイ。
今一つは、夕飯がステーキであったと。
それで、今日は良い日だった良い日だったと繰り返している。
なんともはや…いい人だ。
そしてこちらからは、子どもの性別が
どうやら娘であると報告してみた。
これは大変な喜びようだった。
お二方とも、女の子であってほしかったらしい。
あんまり嬉しがってくれるものだから
こちらも気分よくなった。


夜、借りてきた本を読もうと開いてみたものの
なんとなく気分が乗らない。かるくだが頭痛もする。
ネットで杉並中央図書館リニューアルの犯人捜しをした。
資料として公開されているPDFを読むなどしていたら
杉並区は図書館の蔵書数が23区で一番多いそうだ。
マジでー。
全然そんな印象なかった。
一般開架として置いてる書物数の比率が少ないんじゃないか。
せっかく大量に蔵書あるのに
ごっそり保存書架として裏に眠ってるという。


明日の角煮のために豚の塊肉を煮る。
たっぷりのお湯に生姜1片と
お酒をどぽどぽ入れて、
豚バラを塊肉のまま入れて1時間半煮込む。
火を止めて30分放置して冷蔵庫へ。
前日に下茹でってのはいいかもしれない。
はかどる。


2022年02月25日(金) 辺獄のシュヴェスタ、性別判明、恥知らずバズツイート

晴れ。寒い。
でも明日から暖かくなってくる…はず。

ニュースはロシアのウクライナ侵攻一色。
モスクワを含むロシアの各地でも反戦デモは行われているようだ。
しかしまだ小規模。
ナショナリズムの強まりから察すると
国民感情はプーチン支持に寄っているものと思われる。


弁当は昨日の残り。チンジャオロース。楽。
毎朝洗いものまでしてエライ。
ペットボトルをまとめて捨てて出勤。


辺獄のシュヴェスタを一気読み。
ちょうちょう面白かった!
ウオーすっごい。文句の付け所がねー。
どすぐろい努力友情勝利だけど泣かせる。
こんな壮絶な物語を全6巻で味わえるなんてえ。
ハーすばらし。すばらしすぎる。
竹吉実先生ね。覚えとこ。


妻の定期検診、
本来なら一週間後であるところ、
先走って今日行ってしまったらしい。
でも経過良好とのこと。
そして性別が判明。

女の子とのこと。

女の子かあああああああああ。
と思った。
どちらでも嬉しいナという構えのつもりだったけど
こう聞かされてみると
どっちかっていうと男の子を望んでいたようだ。
55:45くらいの比率で。
ただ妻の方は、当初から言っていたとおり、
女の子が望ましかったようだ。
お医者先生の口から知らされる直前の数秒間で
自身の真意を実感したらしい。


夕飯は味噌ラーメン。
妻にはサラダを用意してもらっていた。
もやしを炒め塩コショウ、
それにメンマと白髪ネギを加えてできあがり。
美味い。


入浴後、妻はヨガストレッチやってた。
相変わらずYoutubeチャンネルは一定しない。
そもそもこのテの動画自体が好きじゃないという。
「映像の動きやってなくない?」
「やってないよ。好きな動きしてる」
これだ。


TwitterでRTされてきたバズツイート。
「みんなに覚えがある現象だけど名前知らないやつ」として
ファントムバイブレーションシンドロームとか
ジャーキングとか
その辺の用語が一言解説とともにまとめられてて
ご丁寧にいらすと屋のイラストまで添えてあって
画像の右下にはツイート主の名前でマルシーが。
なんだこいつ…?
ありもんの用語をコピペしてきてまとめて、
いらすと屋の絵を貼っつけて、
自身の著作物と言い張る。
もちろん、問題はない。
問題はないが、途方もない恥知らずだ。
大問題だ。
こんなやつには著作権はおろか
選挙権だっていらな……
……やめとこう。


金曜夜だが夜更かしはしない。
寝起きの時間が安定してきている。


2022年02月24日(木) ウクライナ侵攻、漫画三昧、昭和史

晴れ。寒い。
あと…あと2日もすれば暖かくなる…らしい……。

弁当は冷凍もの。
シュウマイとソースカツ。
それだけだとあんまりだから
オリーブオイルとバルサミコ酢で
パプリカとニンジンを炒めた。
味付けは塩とブラックペッパーのみ。


ロシアがウクライナに対し軍事侵攻を正式に表明。
大方の見方では
アメリカは経済制裁にとどまり軍事的干渉はしない、
現時点でNATOに加盟しておらず安保も結んでいないウクライナは
早々とロシアに校区度を明け渡す、
だがそうなるとこれを前例にして
中国が台湾尖閣に乗り出す可能性がある、
またロシアにはトルコへの足がかりができる、
アジアの戦火が危ぶまれる、……。

自国が害されなければいいって話でもないしな。


夕飯はチンジャオロース。
大盛りの牛肉、ピーマン、大量のタケノコ。
メチャウマだった。
チンジャオロースをガフガフ食べると元気になる。


チェンソーマン読みきった。面白かった。
中規模殺戮すかっとする。
数十人単位だと現実の個人犯罪を想起してしまうし
数万人単位だと現実の組織、国家武力を想起してしまうし
千人単位での直接的暴力ってのがフィクションならではでいい。
建物がついでに破壊されていくアクションも気持ちいい。
途中途中の設定を放り出すかのような放逐の具合もいい。
主要キャラが未練たらしくなくスパッと死ぬのも。
そうした部分部分を評価したい一方で、
全体的にはイマイチのりきれんかったともいえる。
これリアルタイムで連載おっかけて楽しむもんだな。
正しい少年漫画。


H2も読み終えたわけだけど
モノスゴイきれいで上手くて意表も突く
マジックめいたラストだった。
そら名作だわ。


あとカノ嘘読み直し始めた。
いろいろいろいろ目を瞑れば面白いんだ、
いろいろいろいろ目を瞑れば…。キャラはいいし。


食後、妻がカーテンの購入を検討していた。
寝室に取り付ける予定なのだが、
寝室になんぞありゃあなんでもいいという僕と、
少しでもしゃれたものを着けたいとする妻とで意見が割れる。
しかし案の定、カーテン高いカーテン高いとぼやいている。
ナントカ1万くらいので満足してもらえないのかしら。


昭和史読み終わった。
当然というか、昭和史最後の時事は天皇陛下崩御。
昭和63年夏の時点で突然の嘔吐があり、
その後病院で検査したところガンが発覚。
が陛下当人には通知せず、またマスコミにも秘匿したそうだ。
「新聞好きの陛下に知られてしまうから」という理由が面白い。
あっこまでいくと
自分の病状を新聞で知ることになりうるのだ。
メディア媒体を通す間主観性の妙がある。


2022年02月23日(水) 異国料理、お腹を痛めた子、パターナリズム、子どもからの呼び名

祝日。
晴れ。
出勤日。


朝、NHKで 
 いま銀座の百貨店で”異国料理”が人気で---
みたいな特集していて、
この言い草まさかな、まさかな…と危惧していたら案の定、
周知度の低い中東料理を指していた。
そのへんの木っ端な雑誌ならまだしも、
NHKさまがこういう真似するかね。
せめて”エスニック料理”、”民族料理”などと
言い表しときゃあいいものを。


弁当は豚バラ肉とキャベツでホイコーロウ風。
オイスターソースも足して味は濃い目。


仕事暇すぎ。
何もやることはないのに
ただ居続けるだけの馬鹿馬鹿しい休日出勤。
H2を読んだ。
あだち充って漫画の天才だよなあ何を今更という話だけど…。
コマ割りの「呼吸」を感じる。
とても心地いいテンポで吸って吐いてをしていて、
読んでいるとこちらもその呼吸に整えられていく。


すごいどうでもいいこと。
総武線で荻窪駅に着くと、
めあての改札への階段はホームの西の端にある。
でも今日は中央線快速をつかった。
すると端っこではなく、ややホーム東寄りの位置に階段がある。
西端はロープで立入禁止とされている。
で、電車から降りた歩きスマホの会社員が
それと気付かずに端っこへ向かっていった。
僕の中の黒い僕がその成り行きを見届けたがった。
しかし10歩進んでも20歩進んでも気づかない。
マジかコイツ…。
とろとろと歩いてって
ロープの目の前まで来たところで
 ビクッ
ってなって
ようやく頭上げて踵を返してたわけですが。

こぉーーーーーいうやつが
歩きスマホで事故を起こすんだよなぁあぁぁ
加害者側でも被害者側でもよお

僕の中の黒い僕がいきりたった。

写真の一枚くらい撮ってやればよかったか。
いや実際に撮る必要はないから
スマホを彼に向かって構えるだけでも。
そうしたらよっぽど恥ずかしいことをしたのだと
ちょっとは省みてくれたかもしれない。
別に辱めたいんじゃなく
心から反省してほしいと切に思う。
あいつそのうち事故起こす。
本来ならなかったはずの事故を無用に起こして
この世界にマイナス生産をおよぼす。

でも結局僕は何もしなかった。
もーちっと年や体格で貫禄あれば
「危ないよ!」とストレートに言ってやれるのだろう。
やっぱ昭和のオッチャンていると思うんですけどね。
現代人のみなさんが大嫌いなパターナリズムの。
頭ごなしに叱るやつ。必要悪。
こう書いてみると
あんまりどうでもいいことでもなかった。


夕飯はパエリア。
せっかく買ったホットプレートを有効活用しようの試みだ。
まずは熱湯を用意して同量の水で割ったお湯にあさりを入れて
15分放置、砂抜き。
冷凍エビとイカは解凍しておいて、
ニンニク、米、パプリカを
かるくオリーブオイルで炒め、
水とパエリアの素を入れて混ぜて
海鮮三種のせて蓋をして15分。
ハイ失敗。
まさかあんなに焦げるとは…。
中の見える蓋ではないのと、
炊くときには開けたくない
(赤子泣いても蓋取るな)
って意識がガチガチにあるからこうなる。
まぁ初回は仕方ない…か。うん。
次回は170度くらいで、おおよそ12分くらいにしてみよう。
米の量も増やそう。2合分炊いちゃって、
残りは夕飯にしてしまおう。

次回のためにレシピを残しておく。
4人前のレシピ。
あさりは砂抜きしておき、
海鮮類の用意をしておく。
パプリカ1コは細切りに。
ホットプレートを160度にして
刻んだニンニクとパプリカを炒め、
米2合分を炒めてすぐに白ワイン、
水300mlを入れて調味料入れて混ぜて
海鮮類を乗せて蓋をして170度にして
12分放置。
蓋を開けて様子見て、
よければホットプレート保温にして
また蓋をして10分放置して蒸らす。


“母親”について。
「お腹を痛めて産んだ子」って表現あるけど
あれだと出産そのものしか拾えてないんだよなと
この頃つくづく思う。
10ヶ月にわたる妊娠期間、
とくに後半5ヶ月は腹も膨らんで胎動もあって、
嫌でも毎日毎時、自身の身体の中に別の命が宿っている事実を
ずー………っと突きつけられて過ごすのだから、
そりゃあ”父親”とは意識が違うよな。

子どもに親をなんと呼ばせるかを話し合った。
パパママは避けたい。
がそれには意志が要る。
まず保育園では、三人称としてパパママを多用するだろう。
 もうすこしでママがお迎えにきますからねー
 パパママの似顔絵を描いてみましょうねー
などなど
毎日幾重と飛び交うだろう。
そう認識させたい教育法があるのだろうし。
じゃあ家庭ではというと、
これはこれで、二字…というか二音、
2モーラの呼び名は役立つだろう。
舌っ足らずの子供相手に最適化された呼び名だ、パパママは。
僕は、なんでもいいのだったら
「てて」がいい。
まぁ「父無し子」の「てて」だけど。
舌っ足らずでも
「てーてー」とか「てぃてー」みたいになって可愛いと思う。
ダディっぽさもあるし。


原子力発電について内田樹先生が
すげぇシンプルにまとめていた。
水力発電や火力発電と同じで、
要はお湯を沸かしているのだと。
それでタービンを回す。
ニュートン力学では理解の及ばない
特別な仕組みに寄ってるわけじゃなく、
あくまで、お湯を沸かしてタービンまわしているのだと。
いやものすごく単純化したらということだけど、
誰もこんな言い方してくれなかったよなあと
ちょっと衝撃だった。


2022年02月22日(火) 空き家買い取り夢想、17歩、謡

晴れ。
なんちゅう日付だ。
まあこれで12月までは落ち着くか。

弁当は唐揚げ。
昨晩から味付けておいたから水分拭き取って
薄力粉と片栗粉つけて揚げ焼きしただけ。


街中歩いてて
 あれーこれ結構いい家じゃねー
って見とれることは多々あって
ほんでたまに
これ誰も住んでない空き家なんじゃないのって思われたときに
 買わせてもらえんのかなあ
という心の声が湧くのはごく自然な成り行きだろう。
実際どんくらい難しいんだろう。
住所を割り出して、法務局に問い合わせたら登記簿が閲覧でき…る?
その情報を元に土地主に連絡して…?
交渉できそうなら不動産業者を仲介させて…?
ってなんのかな、ワカラン。
土地主とさえ連絡できたら
もう七面倒臭い行政手続きは先送りにして、
とりあえずハイ100万って手付金渡して
数カ月なり期限もうけて
その家の再生がかないそうか好き勝手させてもらう、
それ次第で次の交渉に進むかどうか互いに決める…。
ってできたらいいのになって夢想してみた。
これ典型的なアレだな、
現実的にとかいってカシコぶって
やらない理由見つけてないで、
とりあえず動いてみろってハナシだな。
っつってもそこまで条件に見合う物件を
見つけられてもいないのだけど。
だいいち妻の出産をひかえた今のタイミングは悪すぎる…。


夕飯は中華粥。
冷凍エビと干し椎茸、中華だし、塩コショウで味付け。
ゴマ油をひとたらし。
茹でたチンゲンサイも入れてみた。
んまーい。


食後、遊ぼう遊ぼうとせまる妻に付き合い、
麻雀牌を用意して17歩をした。
しょっぱなで妻に国士をあがられた。
その後倍プッシュを3回繰り返したのち
メンタンイーペーコードラ3でまくった。


義母からチョコレートが届いた。
お手製の。ありがたや。
美味しい。ブルームもなくキレイ。
ちょっとずついただく。


子供の名前検討。
 謡
って字がいいねという話をした。
ウタイ。ナガメ。ヨウ。
詩歌をつくること、うたうこと。


ヘンタイ・プリズンめちゃおもろ。
人物と人物が関わり合って事が展開されていく。


2022年02月21日(月) ハウエバー、森永グリコ事件、ジャングルジム城

晴れ。7時20分に起きたら東の窓から差す朝日がまぶしかった。
季節の移り変わりを感じる。
でもそこそこ寒い。
木曜あたりからはもう気温が上向きになるようだ。
3月が近い。
今週は水曜日が祝日で、
うちの会社は出勤とはなるが定時退勤でもあるし、
まんまと気分がいい。


弁当は昨日の残り、鶏もも肉と彩り野菜のトマト煮込みを温めて
弁当箱に白米と一緒につめてリーフ足して終わり。ラクチン。
冷めてても実に美味いんだな。

チェンソーマン、
マキマさんの色気がはんぱない。
あと銃の悪魔の設定がすごく面白い。
これ銃の悪魔の使い手がマキマさんだったりしないかな、
と2巻読み終えた時点で思った。


最近月曜日の頭痛に見舞われない。
朝のコーヒーがぶ飲みが効いてんのかな。
減らすべきなんだろうけど…。


夕飯は餃子。
先週に続き妻に用意してもらった。
とはいえ冷凍の、ただただフライパンに乗せて焼けばいいというもの。
それでもサラダやご飯の用意までしてもらって、
帰宅後ものの5分で飯が食えるのはありがたい。


子どもの名前は今も考え中。
小、が先頭につく名前はちょっといいなとふと思った。
小鳩、小里、小苗、…。

妻は万葉集からヒントを得られないものかと
今日いろいろ見てみたところ
名前とは関係なしに
面白い古語を見つけたと紹介してくれた。
桂男。
月に住んでいるとされている男で、美男子らしい。
なんじゃそら。
中国由来なんだとか。ちょっと面白い。


シャワー浴びながらなんかふと
グレイのハウエバーが思い返された。なぜか。
あれ当時一番売れたレベルの歌だったはずだけど
歌詞が難解すぎるんだよな。
 絶え間なくそそぐ愛の名を
 永遠を呼ぶことができたなら
 言葉では伝えることがどうしてもできなかった
 愛しさの意味を知る
難解。
これでもセンター試験現国は満点だったし
それなりに文学や哲学もたしなんでる方だと思うんだけど
全然読解できない。意味不明。難解。
それでも売れ行きナンバーワンだったわけだから
実はオレ一人が理解できてないだけで
みんなはもっとスッと呑み込んでるのか?
オ、オレ一人がばかなだけで……

ハウエバーが難解、というのは
長年何度も各所で言い続けてる。
これからも言っていくと思う。


昭和史、ロッキード事件と森永グリコ事件。
とくに後者は衝撃だった、これまでろくに知らんかったんだな。
毒物混入と脅迫状、ってだけじゃなく、
誘拐事件やら放火やら、十数の重犯罪が連なっている上に、
犯人未逮捕のままだから主目的が今もってなお判然としていない。
興味本位で調べるのすらためらわれるほど複雑な事件だった。


寝入り話のお題はジャングルジム。
…幾重層にも縦へ横へと連なったジャングルジム群体、
いうなれば城にも見紛うその建造物は
ジャングルジム城…JJJと呼ばれていた、
その中にカフェがある、カフェのマスターは城主と呼ばれている、
あるときそこを訪れた客の様子がおかしいというので
尋問してみたところ昔あなたに助けられたジムですという、
たしかに城主は若い頃全国津々浦々のジャングルジムが
処分されかかるや様々な暴力的手段を用いて計画を阻止してきていた、
そのお礼にとうとうジム自身がやってきた、……。


2022年02月20日(日) 富士見ヶ丘散歩、夫婦の向き合い

雨。午後には止むらしい。
部屋にはやや昨晩の広島焼きのにおいが残っている。
ホットプレートでの調理は換気扇のない居間となるし
広島焼き3枚分は1時間近く生地を焼いている。
そして冬だから換気できていない。
今後は冬は控えるとしよう。

休日トーストを食べた後には
ムースづくりに着手。

ポンシュ。
・ブランデー15g
・水  15g
ジェノワーズをセルクルに敷き込み(焼き色が下)。
よく混ぜ合わせたポンシュをうつ。

シャンティ・ショコラ。
・生クリーム   30g
・ブラックチョコレート20g
生クリーム20gを六分立てにしておく。
生クリーム10gを温めチョコレートを溶かし、六分立ての20gと混ぜ合わせる(やや固めに仕上がる)。
丸口金をつけた絞り袋に入れて、ジェノワーズの上に絞っていく。
 ※セルクルの角まで行き渡るようにして、なるべく平らにする

チョコがけのフィヤンティーヌ。
・フィヤンティーヌ  7g
・ブラックチョコレート8g
溶かしたチョコレートにフィヤンティーヌを加えて混ぜ合わせる。
型に乗せ入れてかるく押さえる。
焼き面にポンシュをうったジェノワーズを裏返して重ね、上面にもポンシュをうつ。

ムース・デヴェール。
・牛乳  45g
・粉ゼラチン 3g…ふやかしておく
・水  15g
・ホワイトチョコレート 22g
・抹茶 9g
・上白糖 24g
・ブランデー 7g
・生クリーム 80g…七分立てにしておく
牛乳を沸騰させ、ふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
細かく刻んだチョコに二回に分けて加え、なめらかになるまでよく混ぜる。
抹茶と砂糖を入れたボウルに少量加え、ペースト状にする。
抹茶のダマがなくなったら残りを加えて混ぜ合わせ、うっすらとろみをつける。
ブランデーを加える。
七分立ての生クリーム45gを二回に分けて加える。
型に半量流し入れ、スプーンの背で型の側面になすりつけ気泡が入らないようにしてから、
残りを型の上まで流し、パレットですりきる。
冷蔵庫で冷やし固める。
なかなかええ感じ。


10時半、ミュークルリーミー。
ロンドン在住のゆり先輩が報われ。
3シャルルのネタバラシは
信じられないくらいあっさり。
来週は実写回。
あと3回とか4回で終われるのか?
なんとか3期まで延びてほしい。


見終えて即座に入浴。
風呂掃除。
日曜日のルーチンワーク。


昼飯はチャーハンのつもりだったが、
昨日の広島焼きが残っているから予定を変更した。
とはいえボリューム不足ではあるし、
ご飯を少しだけ、それにたくあんとキムチをつけた。
十分ぜいたくな昼飯。


13時半ごろから散歩をした。
富士見ヶ丘駅方面へ迂回しつつ向かう。
途中、そういえばこんなところにも保育園があったと視察した。
中学校、小学校の並びにあり、
神社の目の前で、消防団の拠点まで隣接している。
すぐ横には老人ホーム。治安は最高レベルだろう。
建物も小ぎれいだった。
自宅からも徒歩10分もかからず、環境的には最適に近い。

そこから今すこし足を伸ばしたところにある保育園は、
自宅から15分近く歩きはするが、敷地が広く施設が大きい。
園庭は都内の住宅街にあっては稀な、小学校の校庭ほどもあった。
ここはここで気になる。
なんとなくの雰囲気がいい。

タラタラと駅方面に向かって歩く。
緑地保護地区であるようで、
あいにく冬場につき葉の色には乏しかったものの、
木々や畑の多い、区内らしからぬ風景が広がっていた。
なによりマンションをはじめとする高い建造物がない。
なかなかいい地域だと思えた。

富士見ヶ丘駅の踏切を越えたところに
団地群と広場、それに小学校、中学校がある。
ここが災害時の広域避難所と指定されている。
その下見ができたということで、
満足して折り返して帰った。
帰路ではうっすら雨が降っていた。


15時帰宅。
洗濯物を取り込み、ケーキを仕上げる。
100均で買ったチョコレート絞り器がろくに機能しない。
自前でコロネを用意したほうが楽なくらいだし、
何より仕上がりも悪い。
結局見た目は失敗した。

ただ、味は上々。
抹茶とチョコレートの相性がいいし、
ムースとフィヤンティーヌの食感も面白い。
でも悔しいから近々もう一回作りたい。
妻は、これはグラスに入れちゃいけないのと提案した。
その方がキレイにしやすいし食べやすい。
たしかに理にかなっている。
でも、嫌だ。
それではケーキじゃない。本道から逸する。
そんな現代人的感覚に逃げたくはないのだ…。


15時半からは寅さんを見た。シリーズ4作目。
見れば見るほど1作目が面白かったなという印象が強まる。
でも競馬であてた金で叔父夫婦を旅行に連れて行こうとして破綻、
そっからケンカへって流れはいいな。
善意だけで人と人は衝突しうる。家族でさえ。
でもマドンナとの恋愛が退屈だな。
5作目で一つの区切りだそうだし、少なくともあと一作だけは見てみよう。


見終えてすぐ家を出た。
OKストアで食材を買い込み、
さらに西荻へ行ってDVDを返却。
面倒といえば面倒なものの、
外出自体は気持ちいいし、また必要最低限の運動にもなる。


夕飯は鶏もも肉のトマトチキン煮込み。
肉少なめで、ドカドカと野菜を盛る。
フライパンにオリーブオイル入れて、
ニンニク1片に玉ねぎまるまる2コだろ、
ニンジンは中くらいのをまるまる2コ、
ここで鶏もも肉加えてよ、
さらにパプリカ大っきいの1コだ、
しめじもまるっとのせちまって、
トマト缶を半量入れてやるのよ。
野菜からも水分が出るからよ、ちょっと酒を加えた程度で
20分くらいは放っておいて、
そんで細めアスパラガス2本にでっかい茄子1コ。
ブロッコリーはカンベンしてやったね。

これに塩とブラックペッパーで十分美味いわけだけど
今回はチーズのソースまで即興で用意してみた。
余っていたマスカルポーネをバルサミコ、醤油と一緒に煮つめて、
なんとなくパプリカパウダーを足して、
バーニャカウダーソースみたいにして
これに野菜をつけて食べる。実に美味い。


食後、妻がウキウキと、赤ちゃん用ベッドを見せてきた。
検討するにはまだ早いと思っているが、
赤ちゃんをどの部屋に置いて過ごすかは今から検討する必要もある。
本来は理想となる居間はエアコンの効きが悪い。
無事に7月に生まれたら、
真夏をどう過ごさせるかが課題となる。
ていうかエアコン壊れたらシャレんならんよな。
大丈夫なんかな…。

それから妻には友人から電話がかかってきて、
僕はひたすらヘンタイ・プリズンを進めていった。
なるほど面白い。
キャラもいいし展開も気になる。
それにぬきたしもそうだったけど、
勢力とか組織機構の絡み合いを描くのが実に巧妙なんだよな。


妻が言うには友人は夫婦関係がうまくいっていないらしい。
先々を見据えた予定を立てようとしたとき、
夫の方が尻込みするらしい。
いうなればリードしてくれないそうだ。
僕の見立てでは、積極的に主導する姿勢が見えずとも
正しい道を指し示す消極的立場というのはあると思うが、
なかなかその価値は見えにくい。
また、コロナ禍においては
本来正常に機能しているはずの社会が滞りがちなぶん
判断の機会が増えっぱなしで、
選択にともないあらわになる当人の価値観が、
他者との齟齬を急発に発生させてしまう。
だから、本来なら段階を踏んで
少しずつ解消されていくべきはずの夫婦間のズレが、
一足飛びで展開されていってしまう。

…ただそんなことは、わかっていたところでナンダって話だ。
当人がたにできる取り組みは少ない。
我慢する? 気晴らしする? 見方を変えてみる?
会話を増やす? それとも減らす?
なんにしてみても、上っ面の方法論だ。
もっと、もっと根っこのところに、
問題解決の種は植えられているはずだ。
突き詰めると
「夫婦間がうまくいってなくてもいい」
状態にもっていけたなら理想だろう。
それが暴論だとしても、
その道筋にはヒントがある。


ようやっと北京オリンピコーが終わった。
次はパリっすか。
次はっていうかもう二度と開催されないといいね。

1時就寝。
昭和史読み終わってまう。
次は平成史か。


2022年02月19日(土) おしり探偵、赤ちゃんポスト、少年博士と教授

曇り。
午後から雨が降るそうだから早めに洗濯機を回した。
休日トーストを食べ、なんとなくテレビのチャンネルをEテレにしておいたら
おしり探偵が始まった。
父親がおしりダンディらしい。
ダディとダンディと探偵がかけられているわけで、
まぁ上手いのだが、
こんなケツ頭野郎にも親子関係があるのかと驚いた。
なんか今年劇場版が公開される予定なんだとか。
絶対封切りするなよと思った。


洗濯物を干して図書館へ。
今回は保育園のための参考資料と、雑誌のひよこクラブを借りた。
それと同時に、創作のための資料となる、捨て子に関する本を借りた。
はたから見ればコレ頭のおかしいやつだ。

OKストアで食料品を買い込み、一度帰宅してから今度は西荻へ。
TSUTAYAでDVDと漫画を借り、八百屋で野菜を、肉屋で肉を。
11時前に帰宅。
土曜日の買い物ルーチン、
あちこちに方位がばらけているから都合80分ほどかかる。


昼飯はいかめし。
以前にどっかで買った真空パック詰めの、
温めればできるというもの。
電子レンジなら2分もかからないようだが
湯せんで温めるとより美味しくなりますとか書いてある。
そしたら湯せんにしない手はないのだ。
ただ一人前しかない。
僕は後で菓子をつまむからと、昼飯はほとんど食べなかった。


午後イチで、抹茶のムースケーキのためにスポンジを焼いた。
セルクル4個分。
ジェノワーズ・デヴェール。
・全卵 1コ…常温にしておく
・上白糖 30g
・牛乳 10g
・薄力粉 25g…ふるっておく
・抹茶 4g
ボウルに全卵をほぐし、砂糖を加え湯煎にかけ、もったりするまで泡立てる。
牛乳を加え。さっと混ぜる。粉類を入れたらゴムベラに替えてさっと混ぜる。
正方形の型に平らに流し、200度に予熱したオーブンで9-10分焼く。
焼成できたら型から外し、ラップに包んで冷蔵庫へ。

焼いている間にフィヤンティーヌも作った。
卵砂糖牛乳小麦粉を泡立てたクレープ生地を
香ばしくなるまで焼き、砕いてフレーク状に。

続きの作業は後回し。
それから妻と保育園の本を一緒に読んで、
あれこれと打ち合わせた。
妻の方では、なるべくなら慎重に、
保育園の候補は選りすぐりたいようだ。
僕はといえばまったく逆で、どこでもいいくらいのつもりでいる。
もし子どもが女の子だったら
NG項目がちょっと増えるかなって程度だ。


それからしばらく読書した。
赤ちゃんポスト。
去年、公には国内初となる内密出産をおこなったことでも話題の
熊本の慈恵病院が長年取り組んでいる赤ちゃんポストについて
ジャーナリストが取材したもの。
功罪についていろいろ書いてある。
おおよそは想像の範囲内だが、
障害をもつ子どもが捨て置かれるというのは悲惨だ。
それも新生児でなく、2歳児や3歳児で、
病院の方では一時的に預かるだけだから
児童相談所のほうへ引き渡されるようだが、
いかなる里親も障害のある子どもと養子縁組を結ぶには抵抗あるようで、
まったく身元が宙ぶらりんになってしまう。
恐ろしい話だ。
命を救うというつもりで取り組んでいる病院で
命だけは救ったものの…という。
だからといってまさか死なせるわけにもいかないし、
しかし生きている以上は誰かが面倒を見なければならず、…。
究極の社会的ジレンマ。


なんとなくつけていたテレビでは
サンドウィッチマンと芦田愛菜ちゃんの、
博士くんがどうのという番組。
今回は小学生ながらに並々ならぬ骨への興味関心から
人類史の研究めいた領域にまで手を出している少年。
その彼に対し、番組ではその道においての権威とされる大学教授を呼んでいた。
少年歓喜。目、キラキラ。
そして教授による少年へのプチ講義はスバラシかった。
あえて近世史を持ち出して、
人類が身体を変化させるには途方もない月日が要ったが
社会を変えるのはとても早いのだと、
別の視点を与えることで視野を広げさせ、
それによって専門とする分野への見識を深化させる…みごとな切り口だった。
感動したね。


しばらくして妻は寝室でうたた寝。
僕は原神をプレイ。
淵下宮がだいぶしょうもない。
これまでもたまにあった、
面倒くさいだけのギミックが散りばめられていて
全然おもしろくない。
はよやめよう。はよ…。


夕飯は広島焼き。
妻が思いの外深く寝入っていたから起きるのを待って、
19時過ぎから仕度を始めた。
先月に義母から伝授された手順を
僕が改めてまとめたメモ書きをもとに、
妻に調理してもらう。
一枚目はやや失敗したが
二枚目はそこそこ上手くいった。
豚バラ肉の薄切りは長いことが重要なのだと
僕が把握しておらずにカットさせてしまったのが今回の反省点だ。
あとは妻が鰹節パウダーを入れ忘れたり
イカ天を入れ忘れたりもしたが、
なにしろ味の大戦争であるので、
そんなに影響なく強烈に美味かった。


夕食後、調理模様を撮った写真は義母に送った。
そういえばと思い母に電話をかけてみた。
買ってやったノートPCはまだ起動してみていないらしい。
とりあえずやってみたらと促した。
ポンポンと進めばそれでいいのだし、
進まなかったら電話で指図してやるつもりだ。


抹茶のムース作りは明日にまわすことにした。
おかげで時間ができた。

チェンソーマンをちょっぴり読み始めた。
まだ普通の少年漫画という出だし。
妻は一気読みモードに入った。
こうなると、その漫画に夢中というより、
一気読み自体を楽しんでいる始末だ。

僕はヘンタイ・プリズンを始めてみた。
ぬきたしの次回作でもう絶対こけんだろと思ってたところに
まさかの高評価の嵐。
プレイし始めてみたところ
たしかにギャグなのかシリアスなのか
どんなつもりで構えるべきなのか浮ついていたけれど
展開の連続は楽しい。
そして凛…。おまえ……。
いい役どころだな。


2022年02月18日(金) その媒体ならでは、私事で

晴れ。寒い。
洗濯機をまわすだけまわして、干すのは妻に任せた。
何ヶ月ぶりのことだろう…。


昨日の続き。
創作物ならなんでも好きなのだ。
それは内面の外側の世界に露出するために成形したもの。
そしてその純粋性のためには、媒体に先立っていてほしい。
“だから”、
映画は映画ならでは、
小説なら小説でこそ、
漫画なら漫画でしかできないような表現が好きだ。
「”漫画を描くために”その作品が生まれた」のではなく
「”その作品を生むために”漫画が描かれた」であってほしいのだ。
媒体もジャンルも、そうした型なんぞは後からついてくるもののはずだ。
小説らしい小説だとか、これはロックじゃないだとか、
型が先立ってるのはでえっきらいだね。


夕飯、さばの味噌煮。
味噌と醤油とみりんと酒をフライパンでひと煮立ちさせて
生姜とネギと一緒にサバを一枚、
5分ちょっと煮てできがり。
サラダ、ご飯に加えて、
今日は白米が残りわずかだったからきしめんも少々…といきたかったが
なぜかきしめんが見つからず。
うどんにしておいた。鰹節たっぷり。美味い。

テレビは録画しておいたソーイングビー。
クレアさん、美人で本業歯医者で趣味はソーイングで…。
すぐおどけてみせたりする愛嬌もあるしほんと超人だな。


妻が寝具の洗濯と取り込みだけでなく
ベッドマット含めてひととおりセットしてくれててうれしかった。
ただ、ダブルベッド用の寝具をセットするにはそれなりに力がいる。
へたに踏ん張ってほしくないから、出産までは、
もうこれっきりでいいと伝えた。


そういえば仕事の取引先相手から先日入ったメールで、
家内が新型コロナウィルス感染陽性者となったため
濃厚接触者にあたる自身も自宅隔離となり
しばらくの間は出社がかなわず不便をかける、
という旨の報せが記されていたのだけど
枕詞に
「私事で恐縮なのですが」
とあった。
……まあ、ご家庭内に感染者が出たから
こういう言い回しになってるんだろうけど、
主意はガッツリ仕事そのものなわけだしな。
いや別に合ってるか?
普段からメールの文面にミスのありすぎる人だから
よくわからんくなってきた。


2022年02月17日(木) ビジネス書、ロックや小説の枠組み、不謹慎の笑い

晴れ。気持ちのいい冬の朝。空気が明るく澄んでいる。
弁当は茄子と鶏むね挽き肉の豆板醤炒め。
トースト食べて着替えて燃えるゴミまとめて洗いものして
キッチンかるくキレイにして荷物まとめて8時28分。
ちょっぴり時間を余して、のんびり家を出た。

電車内で隣り合った男がぶ厚めのビジネス書読んでて嫌悪。
直感的に 愚者! て思ってしまう。
べつにビジネス書にも巧拙あるわけだし
僕が一目置く人間だってビジネス書くらい読んだりもしているだろう、
でもそうした目線をとっぱらって、
理性とか知性とか冷静さとかにうずもられがちな
根の根の根から発せられてる直感、
これはこれでおろそかにしちゃならんのだ。
嫌悪どころか憎悪に近いくらい負の感情がほとばしった。
こいつが、こいつこそが敵なのだと思った。
マスクから鼻丸出しだったしな。それはたまたまだけども。


今どきのって意味ではロックも文学もだけど、
枠組みが先立ってるのすげぇだせぇぜと思う。
「ロックとはこういうもの」という枠組みに最もフィットするようなスタイル、
ほとんど最低じゃないですか。
先人たちの内面からあふれでた表現が
あとからロックと呼ばれたり
ある権勢を得たりしただけであって、
後追いの人間たちがそこ目掛けて
表現方法を左右するの、恥ずかしいったらない。

「内面からあふれ出たもの」を表現するにあたって
たまたま
「お外の世界では小説と呼ばれている枠組み」が
そのシルエットに近いからそう呼ばせてやってる、くらいでいい。

プロじゃない人々の書く小説、
まぁほとんど読んできてないけど
ものすごく上手い人たちがたくさんいるのはわかる。
文章が上手いだけでなく小説が上手い。
それへの敬意は確かにあるんだけれども、
じゃあ「内面からあふれ出たもの」となると随分あやしい。

ルールからハミ出したようなスタイルの作品は
「実験的」とか呼ばれたりする。
ハミ出そうとしてその形になってる作品は最悪だが、
表現を突き詰めた結果そうならざるを得なかったってだけの
作品も多くあるだろう。
「前衛」は「前衛」って枠組みになってしまったから信用していない。

どこまでも独りよがりをつらぬく。
自身の内面を基とする才能を疑ったことは一度もない。


夕飯はステーキ。
なにしろ約600円分の割引券があるので
肉屋でふんぱつしてみたわけだ。
といってもすでに調味済の割安なもの。
なかなか美味い。柔らかい。
なんとなく粗悪な気がするからもう買わないだろうけど
今日食べた時点での満足度は高かった。

テレビは相変わらずオリンピコーがうるさく
ろくな番組がない。
しかたなしにといわんばかりに
録画してある中からザ・ノンフィクションを再生して観る。
遺影を専門とする写真屋。
自ら撮られにやってきた80そこそこのお婆ちゃんの言が心に残った。
「今日が一番若いから」
未来から勘定してみればという意だが、
もうすこし掘り下げてみるとこれは
「思い立ったが吉日」
にもほとんど等しい。
いい言葉だと思った。


妻には 銀と金 を読ませておいて
僕は原神をプレイした。
もうじきこのゲームともお別れかと思うと感慨深い。
まぁあと2週間ちょっとはやるわけだけども。


ベッドマットやら救急箱やらネットスーパーやら
ドカドカ荷物が届いた。
木曜に届くのは気持ちいいな。
金曜朝にダンボールが捨てられるから。


それからしばし妻に付き合いテレビを見た。
外国人にノリツッコミをしてもらえないかという企画。
それ見てたらMR.BARTERが見たくなって
ごっつのDVDを再生した。
さすがに今見て真正面から笑えるものでもない。
あと意外と長かったな。
しかし呆れるほど高度なことやってる。

ちょうど今日、松本人志の金言の一つを思い出していた。
なにかの著作物に記していたのだったか、
たとえ不謹慎と扱われるような冗談であっても
そこに悪意なんかないのだし
なんだったら悪意があってもどうでもいい、
ただただ発想の方に笑えというもの。
そこを切り離せないヤツはアホくらいまで言い切ってたはずだ。
今の松本人志は随分うまいことやってるが
根っこのところでは変わってないんじゃなかろうか。

ある女性プロゲーマーが不謹慎発言で炎上している。
ゲーマー界隈のスラングである”人権”という言葉を巡って
身体的差別にあたる発言が取り沙汰されている…それ自体は
どの方向からの意見も見ごたえがなく
きわめて幼稚な話題なんだけれど
当の女性が過去にしたとされる不適切発言がまとめられていて
その中に おぉ を思うものがあった。
「鬱と黒人は甘え。やる気になれば直せる」
スゴイ。
ちょっと調べてみたところどうにも捏造っぽいのだが
まさに発想に感心感服しているのみだから
本当に発言したかかどうかなどは瑣末だ。
むしろ誰かの創作であった方が感動的かもしれない。
「鬱」を引き合いにすることによって
「黒人は直せる」という
まばゆすぎて目がくらんでしまうような文意に
一筋の論法が通されて
スッとのみこめてしまう。

このテの笑いで難しいのは、ある逆説をはらんでしまうこと。
まさに発想の部分だけに感心するのだから
不謹慎さの負い目でそれを閉ざしてしまうのは馬鹿馬鹿しい…
とする一方で、
常識的には到底ゆるされない不謹慎さを内在させているからこそ
成立、あるいは増幅される笑いである、
という理非の抱き合わせ。
この扱いが難しい。


入浴後は家事片付けて
さくらもゆをプレイして寝た。


れどれ |MAIL