舌の色はピンク
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2022年01月17日(月) 世のため人のため、醜い心、都史概観

晴れ。
目覚ましで起きた後
強い眠気に襲われて驚いた。
一二年前までは恒常的だった朝の眠気。
とうとう再来したか…。
助かるけど困るな…。
しかし確固たる意思をもって起床。


朝イチでリユース品、リサイクル品特集。
世田谷区とジモティーが提携して
住民がもちこんだ不用品を格安で売っている。
無料だったりお金とっても100円とか。
きみはこういうのも好きじゃないの、と妻が問う。
メルカリに比べればジモティーにはまだ嫌悪感がない。
「人のためになることが世のためになるとは限らないし、
世のためになることが人のためになるとは限らない」。
これは僕にとって重要な見方で、
この目線で昇り龍の企業を見通してみると
「人のため」を謳って
さも「世のため」になっていると見せかけている、
そういう経営モデルが多い。
ものすごく単純化すると
「やってお得」(需要に応じたサービスでプレイヤーに利をもたらす)
「やらなきゃ損」(見えない負担が非プレイヤーに積もっていく)
という図式は
長期的、俯瞰的に見て世を劣化させる。
しかし短絡的、近視眼的には
「互いの利益を最大化させる」ように見えるので
多くの人が飛びつく。
そしてカシコぶっていう。
「なんでやらないの?」
なかには、
別に世のためなんか知ったこっちゃねえ自分が大事、
と割り切ってる手合いも少なからずいようが、
そのくせ物価の上昇がとか不景気がとか
社会的弱者がとか言い始めるのだから考えが足りない。

ただ嫌悪感があるだけで全否定はしない。
この
「全否定はしない」
ってのもかなり大事なんだけど、
嫌悪を向けられた側は
「全否定された」
って受け止めがちで、
それだけに
じゃあ矛盾点をつついてやろうとかいう
アンチョクな自己防衛に走りがちなんだよな。

ああ全く朝から剣呑だ。
「何と戦ってるの?w」
とかいいだすやつもいるしな。お前とだよ。


弁当、ガパオライス。
パプリカ炒めて挽肉炒めて中華だし、
味付けは塩と醤油のみ。
大葉切ってのっけてできあがり。ラクチンラクチン。


冬。冬いいな。
虫いないし…

出勤時、二十歳の冬に愛聴していたアルバムを聴いてしんみり。
当時は一人暮らしで
テレビもなくインテリアもなく
今思えばよく人と会って遊んでいた。
毎日虚無と刺激が押し寄せてて無敵だった。
…ていうか当時の日記もここには残ってるのか。
その日その日の記録なんか全然してないけど。


弁当美味かった。
月曜だけど頭痛の気配なし。
代わりにとてつもない眠気。
休み時間は机に突っ伏していた。
が実際に眠れるのは3分くらい。
体がダルい。
家でハリキッて家事にいそしんでいたい。


今日は月曜日だからと
朝多めにコーヒー飲んだのが効いてるのか
頭痛には見舞われなかった。
あと寒さにも警戒して
貼るカイロはいつも腎臓裏に貼ってて
今日はさらに貼らないカイロと首筋にあててたし
肌着も着込みまくってたから
むしろ暑かった。

凍えもせず帰宅。
でも夕飯はラーメン。妻はぶっかけ。
美味しく平らげて、
月曜夜のお供であるグレーテルのかまどを見た。
ガレットモア。
何回か作ってみようとは思ったものの
結局アーモンドクリームのパイでしょ、
と思うとあんまり惹かれなかったんだよな。
表面の月桂樹の模様描きにだけ興味がある。
フーン粉砂糖を溶かしてツヤツヤにするのか…
へー…


ああー
めちゃめちゃどうでもいいことなんだけれど
でも自己内省としてはどうでもよくなく
人に話すようなことではないが
向き合っておかなくちゃいけねーこととして
雨上がり決死隊の宮迫さんが
落ちぶれていく様に愉快さを感じている、
そういう浅ましくて俗で程度の低い
お粗末なしょーもない自分がいる。
ネット上の
いかに彼が愚劣であるかをとりまとめた言論の数々に
ちょっとスカッとするような愉しみを享受している、
そういう、ダサダサの、ザコっぽい、
あらゆる観点から難詰できる醜悪な心のありかた。
しょうもないぜ。マジでしょうもない。
もうちょっとマシな人間になれてるかと思っていたかったけど
つくづく自分に失望する。


都史外観
を現時点で整理できる限りして、
Twitterにアップした。
見る人が見ればビビビッときそうなものだけど。
僕は これは というアイデアがあり、
そのアイデアの構成要素については
あちこちに小出しにしている。
あたかも犯人が証拠を残すように…。
名探偵がいるならそのパズルを解いてみせて、
アイデアの全体像も把握できることだろう。


本も読まずに寝た。


2022年01月16日(日) 母娘、Apple、書類整理、集中

晴れ。
朝っぱらから太平洋全域に津波警報。
東京は呑気なものだが
神奈川の一部なんかでは
夜通し警報ベルが鳴りっぱなしだったそうだ。

気象庁はトンガの噴火の影響とはいい切っておらず、
そのおかげで専門家があれこれと言及できているそうだ。


朝食後、一息だけついてOKマートへ。
さらにスギ薬局でA4普通紙を買った。
会計し終えて店出て、自転車にまたがり
車の通行量が多い通りを渡ってから
手袋の片方ないのに気がついた。
店に置いて来てしまったか…?
取りに行くか大分悩んだ。
1分もかからないけど…
イヤしかし100円均一で買えるものとはいえ
コストはコストだし
買いに行く手間とか予定立ても煩わしい。
しかしモノスゴク面倒だ…。
店に落ちているとも限らない。
ただコートのポケットやバッグに入っていないから
九分九厘店にはあるのだろう…。
しゃーねーなっと諦めて
また通りを渡って自転車止めて
いそいそ入店してレジ前まで行ったら落ちてたから
回収してスグまた店を出た。
モノスゴク面倒だった。


帰宅後、洗いもの。
妻は鳥用の餌の装置になにやら細工をしていた。
なんでも、いろんな鳥に来てもらいたくて果実を設置しているのに
ヒヨドリが食い散らかしてしまうから、
ヒヨドリが餌をついばみにくくなるように
棒を挟み込んだりするつもりらしい。
小型のノコギリで木材を切断しようとする手作業が危なっかしいから
少しだけ手伝った。端を押さえてただけだけど。
ついでに餌箱を塗装してもいた。
乾いてから木枝に設置。
果たしてヒヨドリとの知恵比べはどうなるものか。


雑事を終えて入浴。
気持ちいい…。
存分にふやけた。


昼飯は韓国風おにぎり。
なんか名前がついてたけど忘れた。
ボウルにごま油、とびこ、たくあんみじん切り、
海苔、マヨネーズ、万能ねぎを入れて
ご飯とよく混ぜておにぎりにしたもの。
プチプチ感がオイシイ。

でもハイカロリーハイコストな割には
ガツンとくる美味しさでもなかったな。
もう作らなくていいかなと思われたけど
妻の口にはよく売れた。
次回やるとしたら海苔の量を増やすか。


久しぶりに本のスキャン。
借りてきた本のうち
これはというページだけを撮っていく。
iPnoneでの作業は苦痛そのものだったが
今度はiPadでチャレンジ。
かなり撮影しやすい。
ところがアプリの方に難がある。
どう検証しても他の付加条件なしに、
傾き微調整できない画像が出てくる。
全体の8割ほどは問題なくできる。
あとの2割ほどが、なんら他のページと変わらず
調整画面も出てくるのに操作ポイントに触れない。
あらん限りの処理を試してみたがバグとしか思えない。
最終的には45度回転してみたら操作できるようになった。
90度だと無反応。
なんだこれ。
よくこんなもの製品として世に出してるな。
と毒づきたくもなる…。


14時からザ・ノンフィクション。
今回はコロナ禍の結婚相談所。
40近い女性が
高望みしないまでもそれなりの条件を満たす男性を求めて
何人かとのお試し交際を進めていく。
番組上ではある資産家の30代男性を
最も彼女と接近した男性として紹介していた。
彼はいかにも女慣れしておらず
風体も垢抜けず会話も覚束ない…
そして当の女性との誕生日デートに
4ドシーのアクセサリーを贈っていた。
これは今頃Twitter上で
好き勝手な批評がわんさか湧いてるだろうと想像され
気持ち悪いと思った。
もはや今どき
「いい歳して4ドシーを贈る男性の拙劣さ」
よりも
「いい歳して4ドシーを贈る男性の拙劣さを嘲る」
方がダセえのにな。

あとこうした現代のお見合いって
顔を見合わせて相手の人となりを観察して
趣味とか価値観とか探りながら
「この人とセックスすることになるのか」
って意識もあるわけでしょう、会話中にだって。
なんだか不思議な感じだ。
別に現代の、とも限らないし
なんだったら合コンだってそうなんだろうけど。
近い未来お互い裸になって腰を振る、
その未来を実現させようとはしてるけど
おくびにも出さず趣味とか価値観とか語り合うの。
自然な出会いから仲が発展していくのと違って
はじめっから「男女の関係」を念頭に置いてるって
ちょっと想像がつかない。


庭。
妻の妨害にもめげず
ヒヨドリはまんまと果実をついばんでいた。
今度はエサ箱を吊るす装置を下に延ばして
枝からも背を伸ばしても
ホバリングしてもつつけないような位置にしていた。


妻は眠気に耐えかねて昼寝。
以前は悩ましかった彼女の昼寝も
妊娠した今では
あるべきものだからと受け入れられる。
時間をムダにするのとは違う。
寝られるなら寝ていたらいい。

僕は家事をチョコチョコ進めつつ
ゲームなどもして16時を前に妻を起こした。
妻は通帳記帳などの用件があり西荻へ。
僕は掃除機がけをした。
部屋がきれいになっていく。気持ちがいい。


お義母さんからLINEが入った。
今日がお義祖母さんの四十九日で、
無事に済んだとのこと。
妻が帰宅後に電話。
お義祖父さんはなんとか一人で生活を切り盛りしているようだ。
娘息子とのグループLINEで、
無事の確認を兼ねて毎日おはようと言い合っているらしい。
それがおはようの一言でなく、
なんだかんだで日記じみているとのこと。
いい話だ。

その流れで、義母はしばらく前に何年分もの日記を捨てたらしいと聞いた。
妻も、妻が話しているのを横から聞いていただけの僕も驚いた。

そしてふと、
こうして母娘が当たり前みたいに会話している様に
言い知れぬ感動を覚えた。
いたってありふれた、月並な感動なのだけど。
もともとはいなかった存在、
それが腹のなかである存在になって、
産まれてきて何一つ言葉も知らなったそいつが、
こうして一丁前に親と口を利いている…
スゲエことだ。
いま妻の腹のなかにいる7cmくらいの存在も、
いずれは親に口答えしたりする、
存在として対等なところにまで昇りつめるのか。
えらいことだ。


今日は夕方から夕飯の調理。
まずは本気のマッシュポテトをつくる。
じゃがいもを水からじっくり1時間茹でる。

その間にiPadからPDFをWindowsに移すことにした…のだが
これが大問題。
まずWindowsが外部デバイスとしてiPadを認識しても、
エクスプローラからは写真画像データしか参照できない。
ではiTunesから、となると
いくらかのアプリデータはデータを参照できるが、
今回の目当ての「メモ」は出ない。
「i-Books」にも同PDFを転送してみたが
電子書籍として購入したデータでないと参照されない。
やむなくファイル転送用のアプリをインストールして
いくつか試してみたがいずれも似たような結果に。

…もんのすごい怒りが到来。
「デフォルトの機能で本体に保存」された「PDFデータ」を
「Windowsに転送する」だけのことができないのだ。
ウソだろ?
なんなんこいつ。
いや最低限の道理はわかる。
かつては…それこそ初期iPodだって
こんなことは容易くできた。
しかし著作権管理の問題から
データ複製に制限かけられるようになった、
またAppleはStoreでの購入にあたっての
精神的な障壁を緩和させたい、
したがってより管理が強められていく、
制度もシステムも世の流れもそうなっている…

という当たり前に激怒する。

今回痛切に思ったのだが、
もしこの不遇、憂き目、損失が
自分一人に対してだけのものだったら
気分はよくないが怒りは湧かない。
そうじゃなく
根本的にオカシイから
そのバカさ加減とか醜さに
やりきれない憤りがほとばしって血潮がたぎる。
今はまだアホのAppleにも
世紀のクズ企業Googleにも
泣く泣くお世話になっている、
情けなくもかしずいて従っているけども
いずれは絶縁してやるのだ。

で今回は
最終的には全然別の関係ないお絵かきアプリに
一時的にPDFをコピーしてやることで
なんとか転送かなった。なんじゃそら。

調理にもどって、
ジャガイモが熱いうちに皮を剥いていく。
裸にしたら鍋に入れて
弱火にかけながらマッシャーで潰す。
少量ずつ、バター牛乳生クリームの液を入れていく。
丁寧に滑らかにしていく。
これで裏ごしすれば食感最高のピュレになるが
そこまではしない。
塩コショウで味整えて出来上がり。

上州ネギは15分ほど茹でて甘みを引き出してから
オリーブオイルでじっくり焼いた。
焦げ目がつくまで。

チョコレートソース。
バルサミコと醤油を熱して
クーベルチュールを溶かして
とろりとさせたもの。

大皿の中央に上州ネギを配置して
薄切りにしたローストビーフの半身を
乗せる調子で並べていく。
横には円形セルクルで形を整えた
マッシュポテトを添えて、
全体にチョコレートソースを
線上にたらしてってやる。
イタリアンパセリを飾って完成。

美味しかったけど
ちょっと味が複雑過ぎた。
これならシンプルなローストビーフでいただいてもよかったな。
ただマッシュポテトとの相性がバツグンで
酸味や甘味の複雑さがまろやかに調停されていく快感はよかった。


ダーウィンが来た。
アンコウ回。
あんなにもビックリ生物とは思わなんだ。
海底に張り付いてると砂岩との擬態はカンペキで
そのなかで目だけがギョロリと海中に浮いている。
ユーモラスで不気味で可愛らしい面構え。
頭のからは紐状に疑似餌が伸びていて
これで小魚を引き寄せる。
その有様は釣り以外の何物でもない。
また卵がとびきり奇妙で、
卵帯と呼ばれるヴェールのような帯状の透明の膜にびっしりと、
1万5千もの卵が張り付いている。
これが海中を漂う。20kgほどあるんだとか。

他の魚からしたらコレすごい食べやすいので
案の定食われてた。
成魚にいたるのは100匹に満たないんだとか。
ウーン面白かった。大当たりの回。

食後、後片付けとキッチン掃除を済ませて、
書類の整理。
まずは寒中見舞い。の完成。
宛名書きは全員分終えたから
あとは一言を書く人には書いてった。
妻の親族には
義母と義祖父にだけ一言書くつもりが
誤って義叔父の方にも書いてしまった。
元気イッパイな感じの。
それは義祖父宛には通じるというか求められてる調子であるものの
ほとんど僕とは縁のない義叔父さん…それも喪中の挨拶を兼ねているのに
そんな一言は失礼というか馬鹿丸出しというか不謹慎にすぎる。
葉書の余りもなかったから修正液で消して書き直した。

続けて新型コロナワクチン接種3回目の申請書。
これは本来ならただ接種券の到着を待てばいいだけのものが、
2回目までを別の区域で摂取してその後引っ越した場合には
現住所の自治体に書類を提出する必要があるというもの。
書くには書いたが
封書に貼る切手がワカラナイ。
こういうトコで社会経験の差がでるよな。
郵便局もってこ。

災害時のための食料品、用品を見直し。
妻がネットから拾ってきたリストを
僕がチェックして
今あるものと買うべきものとすぐに買うものを検討。
必要は必要なんだろうけど
置き場所に困るのが最も痛い。


今日は入浴前にバナナジュースを入れて飲んだ。
こっちの方がいいな。

入浴後はPCと向き合って
なんとかトキノを書き進めたかったが
全然はかどらなかった。
ダイブしていけない。

集中したいときには部屋の電気を消して
ピンライトだけつけて作業するのだけど
その光景を妻がいやがる。
暗闇にブルーライトで照らされた顔が浮かぶというのが
家で仕事していた父を彷彿とさせてウンザリらしい。
そもそも一人で集中したいのだから
なるべく見てくれるなと抗弁したものの
なら居間でやってくれるなと言い返される。
とはいえこちらとしても寝室にこもりたくはある、
しかし寝室にPC持ち込んでくれるなとも以前言っただろう、
書斎はきみの部屋だし他の場所は寒いし…
と続けていると
ウルセェーと一蹴されてしまった。


0時半ごろ寝室へ。
1時くらいに就寝。


2022年01月15日(土) 読書日

朝よく寝れた。
掛け布団を買い替えたというのに
かつての布団までをも重ねている今
重みと温かみがマシマシで起き抜けが気持ちいいのだ。
睡眠時間が短くなってからというもの
この
起き抜けの気持ちよさ
から遠ざかっていたから満喫している。

8時20分に起床し8時30分に朝食。
休日にしては妻が早く起きてくれたから
いつもは日曜日にしている寝具の洗濯を急遽やった。

昨夜の気分を引きずっている。
気分は重い。何も面白くない。

それでも動く分には問題ない。
図書館に行き、取り寄せていた二冊を借りて
そのままOKマートへ。
妻は内科の病院へ。
僕は洗濯ものを干してから、今度は西荻に向かい
肉屋と八百屋で買うべきものを買った。

妻の帰宅に合わせて昼飯。担々麺。
チンゲンサイが嬉しい。
妻から検査の報告。
11月に血液検査をした結果、
アレルギーの数と度合いが強かったらしい。
これについては夜に詳しく聞いた。


食後一息ついてから妻は昼寝をした。
僕はとっておいたミヤタクラジオを
二話分聞きながらゲームをして、
あとは本を読んでいた。
誰でもない。
韓国文学はこれで二本目。
タイトルに惹かれて借りてみたのだけど
今んとこまだスゴさがわからない…。


夕方、ローストビーフを仕込んだ。
昨日何食べたのレシピで。
今回はフンパツして2000円くらいするブロック肉を買ってやった。
これを一晩漬けこんで、明日チョコレートソースかけて
本気のマッシュポテトといただくのだ。楽しみ。


夕飯は揚げ出し豆腐。
長時間かけて水抜きした豆腐に片栗粉をまとわせて
油で揚げ焼きにして
めんつゆ醤油みりん酒のおつゆに浸して
昼間担々麺のため用意した挽肉をちょっぴりのせる。
美味い。


洗いしながら妻のアレルギー検査の詳しいところを聞いた。
スギ花粉への反応値が極めて高い。
医者からも治療を進められたそうだ。
それは舌下に薬?を塗る方式で
リスクはほとんどないそうなのだが
何分長期かつ毎日のことだから
根気がいるとのこと。
割と皆途中であきらめちゃうと、
医者も言っていたそうだ。
あとはダニとカビへの反応値も高かった。
こちらは生活習慣として対策するのと、
寝具を始めとした生活用品で
防ダニ防カビを謳っている製品を
今後は狙って買っていく、
そのぶん費用は嵩むだろうが承知してくれとのこと。


寒中見舞いの準備をした。
ひたすら宛名と住所を書いていく。
字は上手く書けたり下手になってしまったりする。
でも書き直しはできない。書きあがったもの字がすべて。
こういうとき自分がデジタル世代なのだなと痛感する。
もっと字書かなくちゃな。


トンガで海底火山が噴火?
えらいことになってる。
衛星からの映像が衝撃だった。
陳腐な表現だけどほんとゲームとか映画の世界の。
でもトンガがどこかわからない。
これを機に知る人が増えるのかな。
太平洋沿岸地域に津波注意報が出ていた。
奄美大島には警報。
個人レベルでも災害時の対策見直しがいる。


本読んでたら一日が終わった。
あんまり頭には入っていない。


2022年01月14日(金) 呪い、犯罪抑止

晴れ。
カラッとヒンヤリ気持ちいい。
スマホの標準アラーム機能がアホアホなので
フリーのアプリに変えてみた。
満足はしてないがマシになった。
そのうちちゃんと目覚まし時計を買お。


弁当はありあわせ。
白米に広島菜のちりめんじゃこ。
炒り卵。
冷凍のソースカツ1コ。
鶏むね肉、ニンジンのサラダ。
手抜きだけどこれでじゅうぶん美味い。


君のことが大大大大大好きな100人の彼女、2巻目。
やや面白くなってきた。
なるほどこれ本当に100股への道を歩んでいくのか…。
一夫多妻を学園ドラマでやってるラブコメというのは
それなりに新鮮だ。
女同士の関係性に深みはないが独特の味がある。


ずっと上司に苛立っている。
この苛立ちはもう止まないと思われる。

あの人はかつて同僚の一人を
「普通じゃない」という言い方で
対話不能の人間と位置づけた。
常識という概念には客観性や公共性が含まれるが
これは実態のない虚像のようなもので
実際には各々が常識観という主観でものを見ている。
自身の無自覚な常識観で設えた枠組みに収まらない人間を
「普通じゃない」と見なして排斥する振る舞い自体は、
自己防衛を兼ねたりもするので一概には否定できない。
だがおよそ人の上に立つ人間が、
そのまさに下に位置する人間に向けてとるべき態度ではないだろう。
対話の努力はおろか対話の余地自体をしりぞけた。
そんな愚か者相手に対話してやる義理はない、
仮に義理があったとしても
対話を成立させるための信頼関係が見えない。

結果だけで物事を判断している…とは当人は認めないだろうが、
結果に至る過程を問わずに済ませる気質を知っているだけに、
彼が上司として軽蔑されるだけの実証も揃ってしまう。
擁護してやるだけの論法が成り立たない。
人の擁護されるべき余地をないものとして扱ってきたから。
本当に愚かだな。


31かそこいらの年でようやく
それなりの善性にも親しんで
人や世を呪わずに
少なくとも外に出さず済むようなったものだけど
正直なところ
あれからずっと
 死ね、死ね、
と毎日心には呪詛が渦巻いている。
どんなに蓋しても本心にはある。
本心は本心だから
ここにだけ書き残す。

こーゆー
 死ね、死ね、
って呪詛、
それ自体が醜くてダサいし悪だし
ましてや会社の上司相手とか
世にもつまらない話だし
「私はザコです」
って言ってるようなものだ。
キッチリ向き合って
呪いから解き放っていかねばならない。
だからまずは本心として受け止める。
まだまだ未熟でザコな自分自身を見つめ直す。
受け入れがたいけど…。


夕飯はカジキマグロのソテー。
つっても昨日スーパーで買っておいた、
焼きゃあいいだけのもの。
これにかるく茹でたニンジンとジャガイモを
バターソテーにして添えた。
うましうまし。


そういえば妻は昨日の検診で産婦人科医から
生魚食べても別にいいんじゃねーの
ってお墨付きをもらえたらしい。
僕もずっとお刺身とか食べてなかったから
来週にでもやるか。


痴漢祭り、というフレーズがトレンドに上がっていた。
去年のこの時期にも聞いた話だが、
受験生は受験当日朝に痴漢をされても泣き寝入りするほかないからと、
いうなれば「痴漢日和」という号令が広まっているそうだ。

それ自体についての言及は置いといて。

かねがね僕は自警団の気配があればいいんじゃないかと思っていた。
それは痴漢のみならず無差別殺傷するような凶行犯を想定してみても、
あるいはスリだとかでも。
まぁ限局した方がわかりやすいからとりあえず電車で。
犯罪者は、中にはそういう病気の人もいるだろうが、
その多くは相手ち状況を選んでいるはずだ。
わかりやすい話、こわもてのプロレスラーばかりが
ゾロゾロ立ち並んでいる車両において、
わざわざそこで不法行為に及ぼうとする者は少ないだろう。
そして「機を逃す」というのはとても大事だと思わる。
魔が差すとか憑き物とか
そのいっときやり過ごしたら結局は実行にいたれなかった、
そういうことってありふれてるはずだ。
実際、犯罪一歩手前で踏みとどまった人は少なくないはずだ。
何か仕出かすつもりで家を出た。町まで繰り出した。
駅まで行った。電車に乗った。相手を見定めた。
経過段階でいくらでも取りやめはできる。
ギリギリまでいった人はかなりいるだろう。
実行にいたらなかっただけで。

僕が思うに、例えばネット上で、
「俺は痴漢見つけたら容赦しないよ。
目ん玉だろうがなんだろうがぶっ潰してやる」
といった宣言が横行していれば、
これはちょっとは抑止力にはなるだろう。
限定的になれば抑止力が強まる。
「怪しいやつ見つけたら絶対容赦しない。
おれは東武東上線にいる」「おれも」「おれも」…
「センター試験の日だけは目光らせてる。
女の子が被害に合ってたら絶対見つける」「おれも」「おれも」…

ここで大事なのは、誰が"そう"なのかわからない点だ。
その像は加害者側で勝手に肥大する。
誰も彼もが「容赦しないやつ」に見えてしまえばいい。
ネットと都市の匿名性を逆手にとった格好だ。
絶対可憐チルドレンの普通の人々がいう
「我々はどこにでもいる」ってやつだ。

この取り組みはすぐにでも、
自分一人からでも始められる。
匿名で投稿できるあちこちに書き残してもいいし、
もうちょっとやる気出して、
賛同してくれる人はRTだのと活動してみてもいい。
ただし現実的な問題はある。いくつも考えられる。
そのうちの一つに、これは相互に監視的で
人を疑う社会の実現だとする見方もあるだろう。
だがこういうときに
「そんな人を信じない考え方は嫌だ」
という手合いを僕は心底軽蔑する。
人を信じるとは無条件無批判に疑わないことでは決してない。

誰もが顔見知りの村社会とは違って
都市空間における公共圏では
名前も知らない他人が当たり前に隣にいる。
本来であれば個別に人として見てやるべき他人を、
都市生活者はあまりにもそれを見慣れているばかりに、
群衆として扱う。
そして群衆を自らの"常識"に照らし合わせて
疑うこともせず勝手に"信じて"いる。

もっと一人一人を見るべきなのだ。
「誰が誰だかわからない」
「都市空間における匿名性」
「愛と祝福」
いずれも重要な主題だ。

だがそんなような話を妻にしてみても
…ここでは簡略化して書いたがもっと丁寧に話した…
うまく伝わらなかったようでショックだった。
大分ショックだった。


2022年01月13日(木) 会話

晴れ。
空気はかなり冷え込んでいるものの
身体が寒さに慣れてきている。

朝、ウカツにも食パンが一枚しかなかった。
妻にあげたがホンのひとかじりだけ頂戴した。

弁当はホイコーロウ風。
風というのはピーマンはおろかネギさえ入れず
調味もおろそかだから。
しかし
豚バラ肉とキャベツを豆板醤で炒めて
オイスターソースを混ぜ合わせコショウを振るだけで
巨大な美味しさが到来するのだから中華は偉大。


会社の人間相手をはじめとして
自分はもう長いこと
別に誰とも会話したくないんだなと思った。
相手のことがどうでもいいというか。
笑いを捨ててから随分長い年月が経ってしまって
今では会話相手を楽しませようとかする精神もなくなって
事実誰も僕を相手に会話を楽しめないからか
誰からコミュニケーションを求められることないし
もはやそれでいいと思ってる。

ただ僕自身は
誰とどんな話をしても得るところがある。
というか得るところが多すぎる。
どんなにつまらない話でも、たどたどしくても、
それこそ今日は良い天気ですねえなんていう
無味乾燥なやりとりからであろうと、
勝手に含蓄を、哲学を、学びを得る。
一方で多くの相手は僕と話をしてみたところで
何が得られるわけでもないだろう。
だから、悪いな、と思う。
こっちばっかり楽しんで。それも後から。

無味乾燥な会話はいくらでも続けられるようになった。
なんといっても食の話題はやりやすい。
話してる内容自体は面白くもなんともないけど。
それでもちょっとした言葉のまごつきや
表情の揺るぎ、空気感、間などからは
無数の人間の発見が得られる。
だから僕は楽しい。

そういえば知り合ったばかりの男が女の連絡先、
というかLINEを尋ねるというのは
自然にもってかないといやらしさがにじみ出るものだけど
今ならカンタンに得られるなとこの前思った。
この世で最も無難な話題である
 好きな食べ物嫌いな食べ物
から話をつないでって
それならこんな料理あるよとか料理法がとか言って
 エー美味しそう
ってコメントさせたら
 じゃあレシピ教えるよ、ていうか送ろうか
で済む。

やんないけど。せせこましいし。
女に飢えてもいないし。
下心ないならフツーに聞けばいいだけだし。
でもネタにはなる。

数少ない友人相手とは会話したいな。
なにも話すことはないのだけども…。


君のことが大々々々々好きな100人の彼女、
再び読み始めてみた。
いかにもヤングジャンプっていうノリで
ギャグシーン…というかツッコミが寒々しいし
キャラも記号的でこりゃダメだと一度は切ったんだけど
二次裏では
「ドンドン狂気が増してる」
「突っ走りすぎてもう歯止めが効いてない」
「どこまでいけるのか制作陣が一丸となって検証してるみたい」
みたいな評が下されていたから
信じてみることにした。


妻から朗報。
現在は近所の産科医院に通っているが
ここは人気があるのか
予定日あたりには混んでいて
2件キャンセル待ちであったのが
今日どういうわけだか予約がとれたらしい。
なんでもダイレクトに聞かれたそうだ。
「他の産科とれそう?」と。
大変そうですと妻。
やっぱりウチでいいの…?と先生。
はい!と妻。
わかりました、ねじこめないことはないから…と先生。
ご厚意なのかなんなのか、とにかく助かった。
普段は無愛想な先生なのだそうだが、
妻が感謝と喜びをあらわにしたところ
ちょっと笑っていたらしい。
うちの妻は喜びに対してはスナオだからな…。
なんであれ、これで今後もここへ通い、ここで産める。
極めて理想だ。
他にも車で15分圏内の産科医院をリストアップはしていたが
ここならば歩いて8分、立会い出産も可能で何かと都合はいい。

検診結果も上々。ホッッッッの連続。


帰りは西荻に寄り肉屋でベーコンを買って帰宅。
夕飯はカルボナーラ。
いつもアツアツでいただけないから
今日はちゃんと事前に皿を温めておいた。
卵も常温に。
二人前の手順。
ボウルに卵2コを開けて、白身1コ分は捨てる。
生クリーム70ml、粉チーズ、塩コショウを混ぜておく。
お湯を沸かして麺を茹でる。
オリーブオイルでニンニク一片とベーコンを炒める。
麺が茹で上がってきたらお湯少量とともにフライパンに移して乳化させる。
火を止めて卵液をフライパンに入れてよく和える。
ブラックペッパー、粉チーズを振りかけて
イタリアンパセリを飾ってできあがり。
極めて美味しかった。


ジャーナリズムについての本を読み始めてみた。
多少なりとも政治、経済、社会を語るには
知見を得たり発信するだけではなく
その取りまとめかた、扱いかたまでをも
熟知せねば…というのは望み過ぎだけど
まぁ通じておいた方がいいので。


原神、エンドコンテンツである螺旋回廊の星36をとうとう達成した。
長い道のりだった…。感動した。
やはり第12層の3戦目がクセモノで幾度となくチャレンジした。
前半をベネット、行秋、シャンリン、雷電将軍にして
開幕にベネット元素爆発、雷電将軍のスキルにつなげて
シャンリン元素爆発とスキル、行秋元素爆発とスキル、
雷電将軍元素爆発、2匹をたたんだら
続く二匹にシャンリン元素爆発、スキル、ベネット行秋将軍…とまわして
残り時間8:50で前半終了。
後半は先生、バーバラ、綾華、胡桃。
開幕は先生元素爆発、スキルでバーバラスキルにつないで
綾華元素爆発とスキル、胡桃スキルと元素爆発、重撃…
残り時間7:30ほどで遺跡守衛2体を迎え、
総力をあげて叩き潰した結果、胡桃の元素爆発でエンド。7:08。

あまり育ててもいないバーバラを抜擢したのが勝因だった。
2戦目を万全の状態で終えるためというのもあったけど
それ以上に水元素付与役として優秀。
しかし最適解求めての試行錯誤は楽しかったけど
運の要素も強かったしもうチャレンジしたくはないな…。
無凸の申鶴育ったから次回はヌルくあそぼ。
これでもう最適解からは開放されんだ。


妻から「貰う」と「授かる」の違いについて説明できるか問われた。
貰うの方は能動者が明確な一方で、
授かるには神とか天とかそういった超自然な主格が想定されるから
誰からのものか判別しにくいニュアンスがある、
また
貰うの方は所有権が自分へと移されたという意味が明確な一方で、
授かるの方は一時的で、与っているに近いニュアンスがあると応えた。
妻も似たような認識のようだ。
Syrup16gの歌詞、
「誰かの手にまたこの生命返すんだ」が思い返された。


トキノについて、妻にタイトルだけ意見を伺ってみた。
三案。
1.「誰がトキノを救うのか」
2.「何も知らないトキノ」
3.「トキノはまだ何も知らない」
妻は1が良さそうだとの答え。
ただしタイトルありきで読者が読み進めることになるから
読みかたを規定してしまいやしないか、
だが内容を知らないからなんとも言えない。
そんな答えだった。

トキノについてのメモ書き。
十何年ぶりかに故郷の町に戻ってきた女が噂になっている。
その女の娘はまだ1歳やそこらだが、この町に捨てられていった。
捨てられた場所は誰もが出入りできる町のたまり場である。
女はこの町とこのたまり場に特別の思いがある。
女はこのたまり場に因縁のある男たちに
わずかずつの因子をふりまいていった。
かくして男たちは捨てられた赤子トキノを救わなくてはならない。
「誰がトキノを救うのか?」
トキノはまだ知らないが、その生は祝福されている…。

たまり場はシェアー的な場所。
誰のものでもなく、開かれている。
専有されていない。私有からほとんど開放されている。
ここに捨てられたトキノもまた、誰に占有されることもない。
血縁関係にない無数の父たちのもとシェアーされている。
などなど。


2022年01月12日(水) みずほトラブル、エロゲの価値

晴れ。
寒い。
寒いがあと30回くらい出勤すれば暖かくもなってくる。
毎年この希望をもって冬を凌ぐ。
今冬はコロナにかからないよう心がける正念場だな。
オミクロン株増大、冬場における感染拡大しやすい下地、
ワクチンの効果切れ、などなどリスクは揃ってる。
春先まで持ちこたえれば、ワクチン接種三回目もあって
また落ち着いてもくるだろう。
うちたくないけど。


弁当は牛焼肉。
余って凍らせてた牛肉。
焼肉のタレ多めに使ってみた。
美味かった。そりゃそうだという感じ。


東京新規感染者数2000人超えた。
それでも会社はなんも言わない。
緊急事態宣言が出るまでは粘りたいのだろう。
緊急事態宣言、「意味ない」と笑う層もいるけれど
一つの指標にはなってるんだよな。線引きに。

笑うといえば
昨日またまた、みずほ銀行にシステム不具合が発生していて
あんのじょーネット上の一部ではネタにされてたけど
明日は我が身という観点ないのかな。
このテの「ありえないシステム不具合」は今後増えるばかりだろうし
自身の属する企業体でも起こりうるし
客として世話になってる企業体も起こしうるし
単純な話
“ありえないはずの”個人情報漏えいなんか
もはやありふれ過ぎてて何万人レベルでも話題にもならないし。
連中、覚悟できてんのかな。
時代についていけてないのはどっちの方なのか。


夕飯はうどん。
昨日余しておいたトックのスープで。
しかし妻は相変わらずぶっかけを所望する。
手間は増えるがやってやる。
それぞれ好きなものを食べてご満悦だった。


そういえば先日番組の途中から見た
うち着いてっていいですか
のエロゲ好き女子の回、
冒頭に撮影スタッフとその女子とのやりとりで
エロゲとはなんですかという問いかけがあったと知った。
彼女は即答したらしい。
「選択肢を選んで、女の子を幸せにするゲームです」
なるほど…。
これはもう、見事な答えだ。
僕が親しんでいるいわゆるシナリオゲーとなると
ハッピーエンドとも限らないが
放映されていた情報から察するに
彼女が好きこのんでいるのはキャラゲーと思われる。
となればあまりに簡潔で明瞭で的確な答えだ。
「多岐にわたる人生の道筋(ルート)の中から
ヒロインが最も幸せになる可能性を探り出し(ゲーム)て
幸せを実らせてやる(ハッピーエンドへ)」。
取材されたこの女性は
辛い精神状態にとらわれていた中高生時代に
美少女絵を見て惚れ抜いて心から救われたらしい。
そういう女性が、ゲームの中の女の子キャラクターを
「幸せにしてやりたい」と思い、
仮想的にでも自身の力(選択肢を選ぶ)で
「幸せにしてやれる」というのは
一つの価値体系が成立している。
スバラシイ。
ちょっと泣けてしまうよ。


トキノ、ちょっと進んだけど先が長い。
誰かに相談したい…。


妻が僕にちょっかいを出してきたときに
コノヤローといって組み伏せたりする動作が
今は身重相手となるのでできない。
それをいいことに妻はことさら横暴をはたらく。
僕がちょっとでも抵抗すると
「こっちは二人分いるんだぞ」とおちゃらける。
子どもがいるんだぞ、ではなく
しっかり自分の身体も保護対象に勘定しているのは
いかにも妻らしい。

最近妻はもっぱらカルピスソーダを飲みっぱなしで
そのペースは高まる一方。
おもいきし買い込んだつもりのストックがとうとうなくなる。
今夜はバナナも尽きていた。
ほうじ茶を入れ、昨日余した大福1コを二人で割って食べた。

洗濯して干して本読んで就寝。


2022年01月11日(火) くたばれソリューション

雨。
そんなには寒くない。

弁当はナシゴレン。
ちゃんとエビを入れた。
卵焼きはのっけなかった。
面倒ていうより油っ気が強くなるので今日は控えた。


雨の中信号待ちをしていて思ったけど
昔は耐え難かった冬の雨もなんだか受け入れてる。
慣れというのか飽きというのか
これが大人になるとか年老いるってことなのか。
世界への順応性が高くなって
鋭敏な神経が失われ鈍麻になっていく。


内田樹先生の本を読み始めた。面白い。
小学校教育についていいこと言ってた。
自分の能力や才能の限界を知らせてやり
身の丈にあった生活レベルへと軟着陸させてやるのも
学校の役目である、
“身の程を知れ”という観点が重要である、
そこを起点として学問や芸術への芽を開かせていく、
子どもたちに
“可能性は無限大”
と説くのはいかにも美しい取り組みのようだが悪点もある、
“可能性は無限大”と”資源は有限”という言明は
両方を同時に説いていかなければならない、
その矛盾の間で子どもたちは学びを起動させていく…
そんなような話だった。


アエナフ。
キッチンに立っていても
iTunesから音楽を転送しようとしても
電車に乗っていても
「これオカシイだろう」ってストレスに日々見舞われる、
これはどんな人にでもあるレベルの話で
僕だからどうってわけじゃない。
ただまだ一般化できるほど、
人に理解を求められるほどの理論にはなってない。
いったんはメモ書きとして残しておく。

ある問題ごとに対して、
その問題ごとの構造に文句垂れたいときに、
傍からすれば
「こうすればいいのに」
という冷静な目線がもたらされる成り行きはよくある。
「事前に調べてみたらいいのに」とか
「これを足してみたらいいのに」とか
「そもそも取り入れなければいいのに」とか。

この思考法は
 仕事ができる
と見なされがちだ。
というより、この思考法に則ってやらないと、
 仕事ができない
タイプにカテゴライズされがちというか。
ビジネス思考、合理的志向、
男性社会的な感情排除の課題解決思考法。

線路上に石が置いてあるなら取り除けばいいとか、
そのまま電車で踏み抜けるようにしてしまえばいいとか、
そうした対処がもてはやされる。
できるはずの対処をほっぽいて
「線路上に石が置いてあるなんてオカシイ!」
と叫ぶ人はヒステリー扱いされ、
「--すればいいだけなのに馬鹿じゃねーの」
と嘲罵される。

僕自身はそうした対処策を講じるのが得意な方だから、
だからこそ痛切に主張したいのだが、
対処策ばかりに価値を重んずるよう
無意識的に刷り込まれているビジネス型人間はカスだ。
そもそもを良くしようという革命精神がない。
彼らには創造と破壊ができない。
せいぜいが
「ニッチな市場を切り拓く」
とかいうアリモノの再生産が関の山だ。
彼らは
「今ある状況を構築している仕組みを突き止め、
情報を収集し、整序し、
問題ごとを問題ごとたらしめるエラーポイントを見出し、
あたかも病巣を切除する外科医のように、
あるべき正常へと戻す解決策を図るのは大得意なのだ。
これをソリューションと呼び習わす

この
 あるべき正常
という見方がクセモノで、
共同幻想的な虚像ではあるのだけど
あまりに輪郭の強固な影像だから
現実問題を照射した実像ともいえてしまう。

…今日はここまで。


鬼殺し、面白い。
肉蝮があまりにもヌルいアクション漫画だったから
いい引き立て役になった。
凄惨。圧倒的暴力。インモラル。
コレだよコレという感じ。


夕飯は焼鮭。
だけだと妻が嘆くからトックも用意した。
イチョウ切りにした大根とニンジンをごま油で炒めて
いつもならエリンギと肉を入れるけど今日はなし、
水を加えて水煮ゼンマイも入れて煮込む。
味付けは生姜ニンニク韓国スープダシ、塩コショウ。
トック餅は早く入れすぎるとグジュグジュになるから
よそう1分前に入れてさっと煮込んでできあがり。


ウシジマくんちょっとだけ読み返した。
ギャル男くん。肉蝮が見たくて。
今回パラパラパラーっと読み返しただけだから
あまり入り込んでいけず
怖さみたいなものは感じなかったけど
初回読んだ際の格別の情感は思い起こされた。
いやにナマナマしかったんだよな。
こういうやつ、いる。っていう。
顔も言動も。


22時前、ほうじ茶を入れて大福を食べた。
廊下の窓を開け放って、夫婦揃って縁側を向いて雨を眺めて。
えらい幸福な時間だった。


入浴後、バナナジュース。
読書。
0時半過ぎに寝た。


2022年01月10日(月) 凶行被害想定、80年代肩パッド、コロナ陽性想定

くもり。7時20分起床。
庭の雪が溶けた。
昨晩までは全然溶ける気配なかったのに。
朝方のことなんかな。
早朝にはこの庭にも日差しがあるのかもしれない。

弁当は鶏もも玉ねぎニンジン豆板醤炒め。
味付けが豆板醤だけで済むって毎度ながら不思議だ。


祝日だけど出勤。
中野で乗り換えそびれてうっかり新宿まで出てしまい
仕方なく新宿線乗り換え。
JRからとっても歩く…。
街を歩くのと違い
なんの面白みもない無機質な構内を歩く不快さ。
新宿駅の乗り換えの何がイヤってこれ。
他の駅の乗り換えでも同じことだけど
長く時間が掛かるぶん耐えがたくなってくる。
9時20分ごろ神保時着。
遅刻はせんかったけど220円損した。

弁当味薄かった。
豆板醤だけでも成立はしてるけど
美味しく食べるにはオイスターソースがいるな。


先日の代々木の立てこもり犯、
ジョーカーみたいに事件を…という供述をしたらしい。
多くの人間が、自分がこうした凶行者の被害にあったら…
あるいは事件に遭遇したら、と想定してみていることだろう。
それに、無差別でもない逆恨みの対象になったら…。
きっと逆恨みされていると思われる相手は僕にもいる。
下手したら
 お前のせいで人生めちゃくちゃだ
とまで恨まれている可能性もないではない。
それがどんなにお門違い、筋違いだろうと、
当人が思い込んでいたならそれまでだ。
万一、その後不運や失敗が重なって、
不遇の原点を求めてきたときに僕の名前が挙がってきたなら、
凶行の標的にもされうる。
いやもう全然そんないわれは本来ないのだけれど
当人の認識次第ではありうる。
万一凶行の対象となったら。
交通事故よりも薄い可能性ではあるが
ひとつの危機管理として考えておいても損はないだろう。

実際問題、
テレビで報道される大事件のような
問答無用の殺傷というケースよりは、
その手前の事件を想定してみるべきだろう。
対話の余地はあるのかどうか、
向こうは捨て身でやってきているのかどうか。
現実的なセンでシミュレーションしてみたとき、
恨みを買っていることがまず判明して、
それが今後どのような形でエスカレートしていくものやら
不安でたまらなくなると思うから、
知られている素性を全て洗いたくなるだろう。
知らない土地に引っ越しとか。
でもそのための費用や損失を
相手がまかなってくれるわけじゃないし、
この時点でこちらの人生はめちゃくちゃになる。
理想は対話による和解で、
話し合いの余地さえあればまず試みるべきなんだろうけど、
円満にことを収めるには
折れなくちゃいけない部分がきっと出てくる。
そのとき、たぶん、相手を
「口八丁で」「丸め込む」ような語り口が表れてくるだろう。
それは真心とか誠実とか実直だとかいった美徳とは
相容れにくい性情の発露だ。
悪徳への対処のために、美徳が損なわれる。
そんな自己矛盾に耐えられるだろうか。


退勤後、荻窪に寄って
西友の生活用品コーナーでこたつカバーを見てみた。
3000円で買えはする。
しかし見た目はふるわない。
一応無印も覗いてみた。こちらは9000円。出したくない。
さらに2階のパレットプラザにて寒中見舞いを物色。
喪中挨拶を兼ねたテンプレートはなかった。
しかしもともと自分らで一言書き添えればいいかというつもりでいる。
とりあえずここに来れば買えるという安心を得たからそれを収穫に、
あとはどのデザインのものを買うか妻に尋ねてみようと
パンフレットだけ頂戴した。


夕飯は昨日の残り、肉じゃがと
それに加えて雪国まいたけ極みの唐揚げ。
前回は油っぽくペシャッとした仕上がりになってしまったから
今回は高温でカラッとなるよう、
雪国まいたけ公式アカウントのレシピにしたがった。
だけれどこのレシピの紹介文は、
ここ数年よく見かける
典型的な「バズレシピ構文」で気持ち悪い。
あの料理のおにいさんとかいうのから始まったと思われるやつ。
一行目からして
「秒で溶けてく…」
だもんな、うわぁここに書き起こしても気持ち悪いぜ。
ダサさ極まれりっつうか。
でも味はいい。
マヨネーズ大3を少量の水でよく溶いて、
片栗粉大1と薄力粉大2、醤油大1を混ぜ合わせて衣を用意。
これに今回は生姜も足した。
舞茸は食べやすいサイズに手で割いて、
薄力粉をまぶしてから衣をまとわせて揚げ焼きにする。
アツアツでいただくと美味いこと美味いこと。
もも肉とはまた別の良さがある。食感がいいし。
こりゃチョビッとだけ胡椒と岩塩振っても美味いな。次回試そ。


ソーイングビーは80年代風ジャケット。
肩パッドはどうみても可愛くないと
その価値がわからなかったけど
当時は働く女性、強い女性、社会の前線に立つ女性の装い、
いうなれば武装としての機能があったようだ。
つまりそれは
”守られるか弱さ”からくる可愛さとは対極にあるもので、
男性的価値観におもねらない美性を打ち立てたわけだ。
可愛くないのは成功形であるといえる。

そのままなんとなく
うちまで着いてっていいですかを見た。
22歳エロゲ大好き美女とテロップに打たれていた。
エロゲというより
原画師であるカントク氏の大ファンのようで、
部屋中がカントク作品、ポスター、グッズで埋め尽くされていた。
生きることが辛く苦しかった中学生時代に
カントクの美少女絵を見て
なんて可愛いんだと惚れ抜いてしまい、
それからずっと生きがいみたいになってるという。
本人には誇らしい生き様のようで、
生まれ変わってもこの人生がいいと宣言していた。


22時半過ぎに入浴。最近は早めに入れている。
もしコロナにかかったらを想定しておきたいと、
妻から相談があった。
今現在妻がコロナにかかると産婦人科にかかれなくなる。
急性の出血をしても産婦人科医に見てもらえない、
となるとことは重大だ。
幸いほとんど家から出ない生活をしているから
可能性としては僕がもってきてしまうという方がずっとありうる。
僕が陽性となったらどう自宅隔離するか、
どう生活するか、面倒見るか、といった話をした。
何よりまず僕がかからないことだ。
外食はしない。
不用意に人と口を利かない。
店への出入りは最低限に。
手洗い。
うがい。


寝る前、ちょっとだけトキノ書き進められた。
30分かけてもほんのちょっとだけ。
すでに書きやすいところをバーッと書き散らしたあとで、
こっからがキツイんだよな。
こっから仕上げ段階に至るまで。


2022年01月09日(日) 不快にさせないコメント、ちんどん屋、家を買う話

早寝しただけあって妻もちょっとだけ早く起きてきた。
飯食ってほんのちょっぴりノンビリしてから、
洗濯もの干してOKストアで買い物して帰ってきて
風呂入ってミュークルドリーミー。
久しぶりのミュークルドリーミー。
俺の心を乱し落ち着けるミュークルドリーミー。
今日も皆イイコだった…
ちあちゃんがプリンセスだと明かされたが
そんなプリンセスをあのお空の国の女王二人は
地上めがけて放り落したのか…相変わらずヤベエやつらだな。

昼飯はぶっかけと辛ラーメン。
どちらも美味い。
男子ご飯で特集していたレシピも美味しそうだったけど
結局ぶっかけのうどんが美味しいんだよなあ。
これより美味しいもんそんなにはないからなあ。

昼過ぎ、原神やってから
先に夕飯の肉じゃがをつくってしまった。
味をしみこませたいからとかなり早めに着手したのだ。
玉ねぎはたっぷり2コ。
ごま油でじっくり炒めて、
一口大にしたニンジン大をたっぷり2コ分追加で炒めて、
さらに豚バラ肉。こちらは少なめ。
肉にまで火が通ったら水、酒、みりんを入れて
いちど沸騰させてざっとアクをとったら
しらたきと醤油、めんつゆを加えて
今日はじっくり1時間ほど煮込んだ。
ジャガイモは傷みやすいから、
ジャガイモだけは夕方に入れる。

その間に映画鑑賞。
ぼくの伯父さん。
この前のプレイタイムの監督。なんとかタチさん。
やっぱわからんな。
でもめっちゃ画面面白い。
そして考えごとが捗る。
あと眠くなる。

夕方、掃除機がけ。
週に1回の掃除機がけ、
頻度は別に誇れもしないだろうけど、
引っ越して以来
どんな週末でも欠かさず週に1回かけつづけてるのは
エライと思う。
ちゃんと15分くらいはかけてるし。


ふと思ったこと。
人に嫌われないように、人を不快にさせないように心がけた発言は
言うまでもなくたいてい面白くなくって
そのぐらいだったらガンガン不快にさせてしまえよと思うわけだけど
人を不快にさせないように心掛けた発言が
人を不快にさせてしまってることがままあり
これはもう最悪。

人を不快にさせないように、ていうのは
コメント
にあらわれることが多い。
相手が何か言った、何かしたから、一言差し出さなきゃいけない、
っていう決まりごとみたいなパターン。
テレビ、芸能人から広まった悪の文化だと思う。
かつて欽ちゃんは、タレントたるもの
「とりあえず何か返せ」
と指導したそうだ。
それはたしかにテレビ番組に求められる能力であり、
というか不可欠な機能であり、
ある言葉やある事態が発生したら
まごついたりせず
「とりあえず何か返せ」
っていう。
しかしこれは常套化しすぎた。
しすぎた結果、
とりあえず何か返していない場合に、
ヘンな空気になる
という状況が生まれだした。
一般人の会話にも。
多くの人が、
何か言われたり何か事態が発生したら、
「とりあえずなにか言う」。
ヘンな空気になるのを避けるために。
その定型にのっとるのがコミュニケーションだと
カンチガイしているような考えなしは
もういっそ黙ってろよ。
口を開かなくたっていいんだから。
黙ってたっていいんだよ。
コミュニケーションて
そんなに丁重に扱ってやらなくちゃいけないような
か弱いもんじゃない。
暴言にも無言にも意味を与えてくれるもんだろう。


18時頃、
遊んで遊んでかまってかまってと繰り返す妻に付き合って
久しぶりにカードゲームをした。
その最中のBGMが難しかった。
テレビからスグにYoutubeを起動できるようにはなったものの
見たい動画もなければかけたい曲もない。
僕は延々Lo-fiでいいのだが妻は陰気臭くて嫌だという。
知らない歌手の知らない曲をかけ続けていたが
いずれもピンとこなかった。


夕飯はきっかり19時半、
ダーウィンがきたに合わせて。
虎の回。
毎年恒例、年始の一発目は干支に因んだ動物を特集している。
そして大河ドラマの宣伝をかねる。
それさえなければいいんだけどな。
虎はめちゃくちゃかっこよかった。
ネコ科の動物で、
あれだけ筋肉むきむきで重感のある生きものいないからな。
のしのし歩いてるだけでカッチョエーし
走っても飛んでも見とれる。
そして超怖い。


吉見俊哉編の路上のナントカいう本読み進めてる。
ちんどん屋の話、すごいよかった。
よく知らなかったけどちんどん屋は広告宣伝業で、
楽奏しながら街を練り歩くことで
ある店舗やサービスを周知させる、商いの一種らしい。
異界の他者が賑々しく街に登場するというのは
いかにも現代的じゃないけれど
この本では若手の参入が途絶えはしないと問いていた。
そのうち、早稲田大学のサークル活動として
ちんどん屋の真似事?をしている学生たちに
インタビューをしていたのだけどこれがよかった。
街に登場してちんどん屋の振る舞いをしていると、
道行く人が笑顔を向けてくれる。
その様相を表す言葉として
「本当に笑顔で」が何度も登場する。
「本当に、本当に笑顔で」。
現代ではウソや気遣いというほどでなくとも
追従や愛想笑いに敏感すぎて、
“そうではない”と確信できる、
体感的な”本当に笑顔になってくれた”という現象が、
どれだけ価値あるものかが表れている。
街と一体化した感じがあって、と表現している学生もいた。
スバラシイ。
街を生きる理想的なありかただ。

本ではその後、サウンドデモに触れていた。
こちらも共感できる内容で、
車に占有された道路の実状を嘆き
路上開放をかかげる人々が
音楽を演奏したりあるいは路上で踊りまくることで
抗議を示すデモなんだそうで、
こちらもスバラシイ。


僕は踊りとか歌とか演奏とか
そういう原始的なおこない、
世界との通信しようとする態度が好きだし敬慕してるから、
見聞きするたんびにスバラシイスバラシイと感動するのだけど、
じゃあ自分自身はどうか
と向き合ってみたときに、
つまり
ちんどん屋を体験してみたらいいじゃないか とか
路上で踊るお祭り騒ぎしてみたらいいじゃないか とか
検討しようとしてみても
絶対やろうとは思わない。

たぶん
やってる人は言うだろう、
「大丈夫大丈夫、そういうの苦手な人とかいっぱいいるから。
でも難しいことなんにもないし、とりあえずやってみればいいから。
やっちゃえば、ああこんなもんかってなるから。
悩んでるならやったほうがいいよ」

そういうことではない。
そういうことではないんだな。

この
 そういうことではなさ
の複雑系が僕の文学意識の根っこだと思う。
なかなか言語化はしえない。
というか
した途端にウソになる。
だからこそこれは
文学の領分で取りざたされるべきもの。


妻は正月からかかりきりだった革細工を
ようやくほとんど完成というところまでこぎつけた。
が母子手帳にはめるにはサイズにやや難があり、
何より革のカバーを装着させると
表紙が見えなくなって
これは
 いざ
というときに
他人が一発で母子手帳と判別できず
困るんじゃないかと懸念して、
結局お薬手帳の方に装着する運びとなった。


23時前に入浴。
家を購入するプランについて練りたいと妻が持ちかけてくる。
正直なところ
そういう大きな話からは逃げたい。
実際自分は、資本主義社会が前提とする
未来志向型の(虚像、共同幻想型の)人生観が好きではない。
というか
世の多くの不幸の元凶とすら見なしてるから
憎悪の対象とすらいえる。
ただ実際問題、
「持ち家はほしい」という夫婦単位の意志がある。
となると、ローンを組むにあたっては
年数の勘定がシビアとなってくるから
いつまでも放っておけない。
待ちの態勢でばかりはいられない。
妻の方でもそのあたりを熟知しているから、
僕の考えかたがどうであれ、
ソレはソレとして早く話を進めましょう、となってくる。
嫌だな。
が、
嫌だなと思っている僕をつつくような振る舞いを
妻自身もしたくない、させないでほしいと思っているだろう。
なにぶん一人で生きてるわけではないから
折り合わないといけない。


間接照明について検討。
居間が暗いので。
とりあえずピンライトを当ててみた。
おしゃれではないが
読書しやすくはなる。


0時過ぎに寝室へ。
30分くらい本読んで1時前に寝た。


2022年01月08日(土) 読書、コロッケ、しょうもない休日

晴れ。
庭の雪はまだまだ残っている。
路上からはだいぶなくなった。

朝から図書館へ。
読みたい本2冊の取り寄せをお願いした。
初めてか随分久しぶり。
あと吉見俊哉編の路上のナントカいう本と、
内田樹の呪いのナントカいう本と、
現代社会用語集という本を借りてみた。

OKマートで買い物して、いったん家に戻って荷物を置いて、
さらに西荻へ。
100均、肉屋、八百屋、TSUTAYA、餃子屋行って
帰ってきたら
そのまま風呂へ…という計画を今日は諦めた。
各所でちょっとずつ余計な時間をくってしまっていたので。
大人しくアラビアータを作る。
オリーブオイルでニンニクと鷹の爪を炒めて
トマト缶をまるっと入れて水足して中火で煮込む。
水分がなくなってきたら足す。
20分から30分くらい。
この間に、好みでケチャップやソースを足したりする。
お湯を沸かしてペンネを茹でる。
7分くらい経って、まだ歯ごたえ感じるくらいで
フライパンのトマトソースの方にペンネを移して和えていく。
塩、ブラックペッパーで味を調え、
粉チーズふりかけてイタリアンパセリを飾って完成。
美味かった。
けど今回ウスターソースの代わりに
おたふくソース入れたからその味が強かった。
甘いんだなあれ。


昼間は原神やったり本読んだり。
原神はマップ追加されたから探索が楽しい。
このゲーム結局、新マップのタイミングが一番楽しい。
イベントもなんもいらない。

本は、借りてきた現代社会用語集というのを読み始めてみたけど
ものすごい悪書。
このタイトルでまさか
著者個人の見聞してきたことのメモ書きとは思わんもの。
イヤーこれはきつい。
これまでどんな悪書だろうと
 薬も食らう毒も食らう
の精神で読了してきたけど
今回ばかりは断念するかもワカラナイ。
主観と僻見に満ち満ちてる断定的な文章の浅慮っぷりにウンザリする。


夕飯はコロッケ。
まさかコロッケを一から作る日がこんなに早くやってくるとは…。
しかし調べてみると、そんなに面倒でもなさそうだった。
じゃがいも3コを電子レンジで温めて、
さらに茹でて柔らかくする。
その間に玉ねぎ半分とニンジン少量を細かくみじん切り。
サラダ油で炒める。
合いびき肉300gくらいを加えてしっかり火を通して、
塩コショウ、ナツメグで濃い目の味付け。
水分は飛ばす。
ジャガイモをボウルにあけてマッシュして、
肉の方に混ぜ込む。
これでタネが完成。
小判型にして空気を抜いて、
パットに並べて冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
今回は急冷モードで冷やしたから30分経ったら出して、
油を170度に温めている間に
小麦粉、卵1コ、パン粉を用意。
小麦粉はまんべんなくつけて、
卵…水大さじ1を溶いてよく混ぜておいたもの…にひたして
パン粉をたっぷりとまとわせて、揚げる。
はじめの1分は弱火。
そっからちょっとずつ火を強める。
弱火、中火、強火で計6分くらい。
そもそもタネに火が通ってるから
あんまり火の通りを気にしないでいいのは楽だ。
焦げ目がついたくらいで引き上げて油をきる。
キャベツに乗せてできあがり。
めちゃウマ。
かなり味が濃い。ナツメグ入れすぎたな。
でも妻はさらにおたふくソースかけてた。


食後、iPhoneに音楽を転送する、
本来なら5分で済む作業にずっと手間取らされた。
Appleがバカだから時間を浪費する。
5分で済むことを30分やってる。
音楽入れるだけのことなのにほんとバカだな。
旧来の製品ですぐ済んだことが
どうしてこんなことになるのか。
映画見たかったがAppleがバカだから諦めた。
Appleがバカで休日が腐る。
不愉快だな。不愉快。気分が悪い。
なんでこんなバカのせいで時間浪費しなくちゃならんのだ…
時間がもったいない…
人生が削られてる。
こんな気分じゃ何も楽しくできないし何にもする気になれないし。

でまた原神やった。
するつもりもなかったけどやってみると自分の未熟さが浮き彫りになる。
何が未熟って、
ゲーム内の暴力でスカッとしているっていう。
まんまガキだな。
クンフーがたんねえ。


なおも庭に残る雪を妻は楽しんでいるが
不意に呼び出されたので縁側から降り立ち案内されてみると
新雪に足跡が残っている。
猫かなと検討をつけて、一度部屋に戻った後
照明を持参しもう一度二人で観察してみると、
どうやら鳥の足跡らしいことが伺えた。
ヒヨドリ可能性が高いようだ。
犯人探しのようで楽しかった。


入浴してバナナジュース入れて飲んで
本読んでおとなしく寝た。


れどれ |MAIL