舌の色はピンク
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2021年12月08日(水) |
Vtuberといかがわしいファンアート |
雨。そんなに寒くない。 弁当は豚バラ茄子バルサミコソテー。ちゃっちゃとね。
Vtuber、楠栞桜について調べてみた。 IPアドレス流出がどうたらとかで炎上したらしい。 ちょっとだけ動画も観てみた。 Vtuberは以前一回だけキズナアイを観てみたっきりだけど なるほどそんなにキャラを演じるものではないのだな。 いや設定上のなりきりとか化けの皮って意味の演じはあるだろうけど 一本芯の通った芝居ではなくて ほとんど自然体で喋りをしている。 あれがいいんだろうか。
Vtuber,文化としてはおもしれーと思う。 BL文化なんかと同じで、それそのものに興味があるわけじゃないけど 一つの文化体系が成り立ってるのは面白い。 「前世」とか。その重要性とか、公然の秘密のバランスとか。
で楠さんに関しては、炎上騒動後、 「性格の悪い女で抜くのが好き」っていう性欲者が Skebで次々と絵師にエロ絵を注文(100万円以上!)し、 たくさんの助平絵が出回っているという。 Vtuberにとって容姿は「ガワ」であって、その人そのものではない。 また、炎上騒動後は活動を中止したことから、 それは「死」として受け入れられている。 中の人が別のガワで活動しだしたとなると、 それは転生と見なされるわけだから、なるほど死と扱うのもうなずける。 こうなると、どれだけ汚そうが遠慮しなくていいんじゃないか、 という論法がまかり通るようなのだ。 いや実際には、理詰めで考えていけばそうはならない。 だが感覚的には通ってしまう。 …これ、思った以上に複雑で面白い。
肩の痛みがある。 妻は腰を痛めてるし、 こんな体たらくで赤ん坊抱きかかえられんのかな。 子育ては早いうちにっていうの、大ぶりじゃなくて もっと細かい具体的なところを攻めれば ちょっとは聞き入れてもらえるのでは。
夕飯は冷凍餃子。西荻で買えるやつ。 前回は何かの間違いじゃないかとも思ったが やっぱり美味い。 付け合せに添えた野沢菜と切り干し大根もよく合った。
バナナジュースは無し。 今夜はドロドロしたものを飲みたくないそうだ。 冷蔵庫に入れっぱなしにしておいたゼリーを食べることにした。 2ヶ月ほど前に妻の祖父母から送られてきたものだ。 ちょうどいい食べどきを見計らっていたのだが、 口の調子といい、先日の不幸からの時間といい、 今日がその日だろう。 妻はみかん、僕はいちご。 感謝しながら食べた。 抜群に美味しかった。
新たな短編に着手。 「何も知らないトキノ」というタイトルにしてみた。 思いつきだけど、これによってもうラストが定まった。 最後の一文だ決まってると楽だな。
寝る前に双亡亭二冊読んだ。 息継ぎなしでもう18巻。 いよいよラストダンジョンに突入。 まぁずっとラストダンジョンで戦いっぱなしだったのだけど…。
2021年12月07日(火) |
広告代理店、SDGs、目的意識 |
曇りのち雨。 そんなに寒くない。
朝はシチュー。 全然食べ飽きない。 妻も今朝は口にしていた。
僕が家事をしているところにやってきて パーンチといってクッションで叩いてくる。 「私だけの力じゃない。 お腹のなかの子も力を貸してくれている。 そう、私のスタンド…」 「それどっちかっていうときみの方がスタンドなんじゃないかな」 「ハ」
弁当は牛焼肉。 順当に美味い。
広告に漫画が使われるケースが増えている。 実際のコマを転用して文字だけコラされてるやつ。 今日見たのはガラスの仮面。 まさか今もなお連載中の作品で仕出かされるとは。 憤懣やるかたない。 いかにも広告代理店のカスみたいなセンスってかんじ。 面白くもなんともないし新奇性もないし単なるバカ向けっていう。 しかし少数の人間を不快にさせようと、 多数の人間に無視されようと、 目当ての層から一定量の気を惹けさえすれば それは広告的には正しく、目的が達成されているのだ。 ほんと人間のクズだな。
広告代理店の仕事っていうのは 目先の目的をいかに果たすか (クライアントに向けたソリューション) にかかっている。 で、持続可能性っていうのはそうした視野への牽制というか、 目的意識をもう少し奥に向けてやる取り組みなはずだった…のだけど、 SDGsの旗印のもとでは SDGsの達成自体が目的化されている。 というより、させている。 そうして市場原理に組み込ませている。
アーいらいらする。 広告代理店に務める人間だって、一人ひとりは優秀で、 それなりに理念や思想、独得の嗜好もあって、 人格的に問題があるわけでもなく、 知り合えば情も湧くだろう。 だから憎悪すべきはシステム、秩序、構造の方だ。 が、それを形作っているのもまた人間の集まりである。 そもそも人間の集まりが憎いというのはある。
あと、知り合うと憎めないから知り合いたくない、 他人として温存しておきたい、 というのは一つの主題だ。 他人なら憎める。 この呪いは捨て切りたくない。
今日は荻窪からOKストアに寄って帰宅。 妻は腰の痛みを訴えている。 左側だけだそうだから ただ単に妊娠によるホルモンバランス、 見を庇う姿勢の取り方などで痛んでいるのかとも思われるが、 ざっと調べたところ妊娠初期の腰痛は切迫流産の危険性もあるらしい。 とりあえず東京都の妊婦相談センターに電話をさせた。 なんと22時まで受け付けている。 担当の方もいかにも有能な語り口。 相談に従い、とりあえずは様子を見ることにした。 けど一応、また明日の昼には担当区域の保険センターにも電話相談することとした。 今回ばかりは慎重すぎるくらい、臆病すぎるくらいでいいだろう。
夕飯は和食にした。和中華か。 ブリの切り身に塩を振って10分放置。 水気を切ったら 醤油ポン酢みりん酒ごま油豆板醤の液に15分漬ける。 パプリカ1コ、玉ねぎ1/4コを切ってサラダ油で炒める。 一度フライパンから取り出す。 ブリに片栗粉をまぶして、両面を1分半ずつ焼く。 パプリカ玉ねぎをもどす。 漬け汁は味が濃くなりすぎないよう加減して足す。 実に美味かった。 濃い目の味付けだから、付け合せの切り干し大根は味薄め。 たくあんと味噌汁もいい仕事してくれた。
食後、妻は横になりたいといい、 普段ならば食べた直後横たわるのは厳禁としているが 今回は寝させておいた。 僕は冷凍してあった求肥を食べた。 そこそこ日が経っているので一人で食べた。 きな粉と黒蜜でいただく。美味い。日本茶もよく合った。 21時半、妻に梨を出した。 やはりベッドで横になっていたいというから風呂までは寝させておいた。
バナナジュースを飲みながら、 松本人志のVISUALBUMを再生し、巨人殺人を観た。 見事な作品だ…。 もう何度観たかしれない。今後も何度でも観るだろう。 人物がいい。 一人ひとりの人物もいいし、関係性もいい。 東野のポジションは抜群だ。 すでに仲良しな関係にある四人組に放り込まれた中で異質感を漂わせてる。 この五人自体を「おもんない男たち」として描ききってる意地悪さもたまらない。 これが男の集まりだよねえって生々しさもある。 女性にはなかなか通じない感じがよく出てる。 部屋の感じも好きなんだよな…。雑魚寝の…。 そもそもが 「友達数人あつまって友達を殺す」 っていう たいへんグロテスクなことやってるんだよな。 それもゲラゲラ笑いながら、軽率に。 世の中がうるさくなりきる前に こういう作品残しといてくれて大感謝だ。
双亡亭を2冊読んで寝た。
さっむい。 シチュー。 朝から食べすぎた。
弁当は結局自分のぶんも用意した。 鶏肉キャベツポン酢。 急でも材料が間に合って、楽だから。
第一生命のコンタクトセンターへ電話。 案内に従い数字をプッシュするも なんどやっても「番号が受け付けられませんでした」 と自動アナウンス。 ふざけんなと思いつつ繰り返し、 試しにその音声のあと放置してみたら担当員に繋がった。 なめとんのか。 証明書は、今日中には発送してもらえるらしい。 早くて明日届く。 すると会社への提出は明後日となる…。
会社の経理に報告してみたところ割合あっさり、明後日でかまわないという。 当然期日は早めに設けているのだろうけど、 最悪自分で手続きしなければならないという想定もしてたからかなり安心した。 実家にも行かなくていいし。
仕事中、ねむい。 お腹いっぱいで眠いや、ってのは 子どもだったら可愛いもんだけど 今となってはこれはただ単に 急激な血糖値の上昇による眠気で 健康を害しているものと知れてるから ひたすら不穏だ。
精算してみた。 妻には72万円ほど渡すことになる。 さらに、向こう四ヶ月分の家賃を先払いすると、 おおよそ100万円ほどが妻の手に渡る。 なんともはや…スサマジー額だ…。
夕飯もシチュー。 だったのだけど、妻の具合が悪く、 彼女の分だけは今日もぶっかけとなった。 僕もご飯は用意せず、 昨日食べ損ねたミートパイを シチューと合わせることにした。 がコレが美味しくない。 パイはいい。肉が美味しくない。 一日経ってしまってるとはいえ これはおそらくできたてでも 美味しくないんじゃないだろうか。 めずらしく残してしまった。
食後妻は僕を寝室に誘って、枕にした。 「これはまだおれが、 ろくでもねえ旅人だったころの話さ…」 とデタラメに呟いてみると、聞きたいという。 「この店の酒がなくなるまで、聞かせてやるぜぇ…」 巨大な巨大な馬の背中の上で育った子どもの話をした。 木が生えている。 その木にはいろいろの果物がなり、鳥たちが集まってくる。 小川も流れている。 火も使える。 鳥が本を届けてくれることもある。 友達を届けてくれることもある。 おれほどの温室育ちはそうはいめえ…。……。
そのうち眠ってしまった。寝させておいた。 0時半近くなってようやく起きて、 シャワーだけは浴びさせた。 妊娠のスケジュールを表にまとめたものを見せた。 これでいいというお墨付きをもらった。
1時に就寝。 妻を眠らせてからも僕は十数分漫画を読んでいた。 愛しのアイリーン。 やっぱおもしろ…。 岩男サンの体格の説得力よ。
さっむい。 今日もさしたる予定なし。 洗濯済ませて掃除機。 ミュークルドリーミー。 ゆに様がブラックアビスで操った人間を ちゃんとメガネで見破れるか自分で試してみたら うまくいかない。 それを見たすぅちゃんが貸してみてとふつーに掛け合い ゆに様もよろしくニュイとかいってメガネを差し出す。 肉球認証ピカー。 ブラックアビスに操られているわ! バレたにゅい! すげえなほんと。
観終えてすぐ買い物へ。 西友でトイレットペーパーと米5kgなどを買って 一度玄関先に荷物を置いてから そのままOKストアへ。 帰宅後すぐ昼飯。 妻はぶっかけ。僕は味噌ラーメン。 妻の具合が崩れそうなのでゲームをさせておいたが 13時過ぎになってから一緒に漫画。双亡亭を2冊。 僕はそのまま文庫本を読み、たまにうたた寝した。 妻は休みを挟みつつ、やるべきこと… 寝具の通販などに取り組んでいた。
16時前、何か腹に入れたいという妻におにぎりをやった。 ごま油でネギとニンニクを炒めて 醤油とラー油を一たらし。刻んだ野沢菜和える。 これを具にしたおにぎり。 美味しかったけど油が強かった。
夕飯は今夜もシチューで、 肉は牛スネにした。 2時間以上煮込みたいから いったん油で焼き色だけつけて 水入れてひと煮立ちさせて火を弱めてから 放置する格好で家を出た。 妻と西荻へ。 日が暮れきる手前の、 冬が冬になりきる手前の、 この時期独得の気持のいい空気。 テクテク15分あるいて三菱UFJへ。 久しぶりに記帳。 約300万円。 こっから多分80万か90万くらい ドカッと減るのよな。 引っ越し関連の精算が済んだら。
三井住友へ。預金額620万円。 3週間後…12月分は15万円ずつ入れて 今年は共同口座の預金額を650万円で フィニッシュとしよう、と妻から提案。承諾。 そのままパン屋に寄った。 明日、昼休みの間に実家へ行って、 控除証明書を受け取る必要があるかもしれず、 そうなると弁当をくう暇がない。 となると歩きながらパンでも食うかということになる。 僕は自分のためにパニーニを、 それから妻にそそのかされてミートパイを買った。
妻はたまには一人でカフェに行きたいと、それいゆへ。 僕は帰路につき、途中でクリーニング店に寄った。 前客の品が見当たらないらしく数分待ち。 結局その見当たらなかったらしい品は すでに渡してあったもののようで、 まったく無駄な数分だったがおくびに出さず 今度は自分の品を受け取…ろうとしたところ 見当たらないらしく数分待ち。 結局、スラックスだけ最後の処理を 今まだしているところなのだという。 17時の仕上がり予定に対して 17時25分来店でも間に合っておらず しかも即座にそれを伝えられないというのは プロ意識に欠けると切り捨てられて仕方なくもあるだろうが これがチェーン店だったらずさんさに苛立ちもしたろうけれども 個人店が目の前のことに一生懸命頑張ってるわけだしな… と思うと怒れない。 大人しく待って受け取った。 詫びの言葉はあったけど詫びの割引はなし。しかたない。 それとは関係なく期日受け取りによる割引チケットはもらった。 会員カード増やしたくなくていやいやアプリ入れたのに こうやって次々に物理的にチケット渡してくるのは… って、結局ちょっと苛立ってるのかもしれない。
帰宅。 シチューを仕上げていく。 1時間も経たず妻も帰宅。 手帳を家に置きっぱなしにしていたうえ、 それいゆは席が空いていなかったらしい。 やむなく物好奇へ行ったそうだ。 本当はダンテに行きたかったそうだが 8月に閉店したことを妻は知らなかった。 かなり惜しんでいた。
夕飯はシチューに加えて舞茸の唐揚げを用意してみた。 醤油味醂酒チューブ生姜ニンニクで下味つけた舞茸に 片栗粉をまとわせて揚げ油へ。 美味い…。 唐揚げそのもの。 鶏ももと比べたらボリュームはないが食感はいい。 また作ってみよ。
ダーウィンは多摩川特集。 1年としばらく前に 川の合流地点に流れ着いた流木を基点とした 生きものたちの食って食われての劇場が できあがってるんだとか。 魚が何百匹といたし それを食べに来る鳥だの獣だの。 ぶっちぎりでイタチがかわいかった。
飯を食べすぎて動けなくなった。 21時頃まではゴロゴロとしながら 対戦ゲームについて調べてみた。 妻は一人でゲームしているだけでは 退屈に感じることもあるそうなので。 が全然めぼしいものが見つからない。 いただきストリートや桃鉄は仲悪くなるし。 本当は将棋くらいがいいのだけど。 つわり中は頭も使いたくないようだ。
ここ数ヶ月、引っ越し関係の精算のための 数字をはじきだしてくれた。 これに僕の方の記録を加えたらようやくすっきりする。
それから二人で昨日もらったテキストを読むことにした。 妊娠出産についての基本情報がきれいにまとめられている。 基本から一歩二歩踏み入った、医学的な小難しい話も少々並ぶ。
入浴前、妻に前職で付き合いのあった女性の同僚から メッセージが届いた。 結婚をしたという報告と、挙式の予定は経ってないが 披露宴をするとなったら是非来てねという連絡だった。 妻としては、そこまで支度していていたわけでもないし、 過去に無礼を働かれた因縁もある。 だがこう親しげに声掛けしてくれている以上無下にはできない。 とはいえ自分は妊娠中である、 ただ今はまだ軽々しくそれを吹聴したくはない、 そして日取りが未定の披露宴については現時点で断りにくい… そういった事情から、どう返していいかわからないと悩んでいた。 「しかもそれ、もしかすると、披露宴で何か手伝ってほしいのかもね」 妻は思い切り顔をしかめてうなだれた。
同時に僕の方にも、棚板を探している友人から 数日ぶりの返信が届いた。 妻はこっちの方によほど関心を持っている。 ただメッセージの意味内容はわかりにくかった。 棚板を置くためのスペース、位置取り、何のためのものなのか… といった情報を問うていたのだが まさしくその問いに応えているだけで、 全体像が全然見えてこない。 おそらくこういうことだろう、と僕が推測を示し、 それならばこれで解決するんじゃないか、と妻が製品を探し当てた。 そして製品情報を友人に送ってみたところ、 なるほどこういうものがあるとは知らなかった、 たしかにこれで間に合いそうだ、 とても役立ったぞありがとう…といった応答。 なんとかきれいに決着した。
入浴後、バナナジュースとともに リザとキツネと恋するナントカを観た。 作中の歌曲を聴きたいがため買ったDVDだ。 メニュー画面にはごていねいに ミュージックビデオの特典映像が用意されている。 それで久しぶりに映像も見ることになったけど そういえばそうだった歌い手のトミー谷は死神設定で、 作中ではガンガン人が死んでいくんだった。 ただ脳天気に曲を聞くばかりのつもりだったから油断してた。
今日はさしたる予定なし。 朝はたまった洗濯物をどっさり片付けた。 図書館で返すもん返して、 新たに借りるものにちょっと悩んだ。 ミステリ短編のオムニバスにした。 “少女”を主題に古今から集めた短編集。 思わぬ出会いがあるといいのだけど。 OKストアで飲食物を買い、 一度帰って、さらに今度は西荻へ。 途中でクリーニング屋に寄って 葬式でつかったスーツを出した。 こちらは初めてのお店。 この土地で今後クリーニングを頼むにあたってどこにするか、 調べた結果チェーン店を避けて やや高くついても地元経営の個人店にしようと決めたのだけど ほんとにこの店を今後も使っていくかは今日次第。 会員登録はアプリ式を勧められた。 悩んだがそうした。 やや手間取っている間に次の客が来店。 登録が済んでからその客の対応を待っていたが だいぶ時間がかかった。 値段は午前中サービスだとか 会員登録クーポンがどうとか ボカボカ引かれて3400円が2600円になった。 クリーニング屋ってどこもこうした複層的割引が常套化していて コスト比較がしにくいったらありゃしない。 さらにクーポン券をもらった。 物理の。何十枚分もの。 アプリ上で間に合わせてくれないのか…。
駅前まで行って肉屋、八百屋。 冷凍餃子屋では店員さんに 一度買って実に美味しかったからと伝えてみた。 まるまるとしていかにも愛嬌のあるその女性は きゃあって感じで喜んでいた。 TSUTAYAでは双亡亭を新たに10冊。
帰宅後かるく掃除、昼飯調理。 鶏肉のキノコのクリームニョッキ。 オリーブオイルでニンニクと鶏肉炒めて しめじ炒めて 小麦粉炒めて牛乳入れてトロッとさせて 2分半茹でたニョッキ加えてよく混ぜて 塩コショウ。粉チーズ。 美味かった。じつに。 バターいらんな。十分美味い。
食後、洗い物や雑多な家事を済ませて、 妻がゲームする環境を整え、 念願の昼風呂をやった。 爽快。とろける。 あほほど長風呂して あたたまりきった身体で庭に出てみたら これがまた絶頂級に気持ちよかった。 またやろ。
借りてきた小説読んだ。 一編目は江戸川乱歩。 のっけから実験的なやつ。しかも未完。 続く連城三紀彦ちょっと面白かった。少女。えんこう。 まだ援助交際という名前がつけられるまえの話。 でも90年代に横行したそのテの社会病理をあつかった物語にかぶらない、 かつ正面から面白い作品に仕上がってた。
一息ついてから妻と資料を読んだ。 昨日妻がもらってきたもの。 妊娠や子育ての冊子、本、ペーパー、カードがズラリ。 いったんはまず整理していくことにした。 それだけでも大仕事だ。 被っている情報も多い。 しかたないことだが、 情報を一本化してくれと願わずにはいられない。 あとで僕が必要な情報をまとめなおすことにした。
一度妻は寝室でお休み。 16時になって起こした。 続けて、また資料を読む。 現時点…8週目時点で何も異常なしと認められてよかったと、 つくづくホッとする。 まだまだ気が抜けない。 まずは安定期を無事に迎えられますように。
義弟の結婚式にどうやったら参列できるかを真面目に検討。 産後1ヶ月。 今のところは、リモート参加が最も安全で確実かと思われる…
17時前、大田黒公園へ。 20分くらい。 ライトアップ最終日を前に、大行列。 どこかで誰かが50-60m並んでると案内していたが 実際その倍は並んでいた。 諦めて帰ることにした。 しかし敷地の横やら裏から眺めるだけでもちょっとは楽しめる。 覗き見したからといって何の罪にもあたらないはずだが ちょっと後ろめたい。 5分ほど歩いたところで家族連れとすれ違い 少年の明るい声が聞こえた。 「あとどのくらい?」 「5分くらいかなあ。ほら、人も集まってきてる…」 「もう? あと5分で着いちゃうの?」 微笑ましかったものの あと5分で着いたあと きみは数十分並ぶのだよ…と告げたくなった。
帰り道、妻の具合が悪くなっていった。 結果的には、即座に入場を諦めてよかったといえる。 パン屋でひとつパンを買った。 ヤンニョムチキン。 買っただけで食べるのは帰宅後としたが、 これだけでもやや気分転換にはなったようだった。 さらにセブンイレブンでおにぎりを買った。 こちらはその場で食べていた。 なんとか持ち直し、18時ごろ帰宅。 とっちらかした妊娠出産資料をまとめた。 部屋が広くてよかったとここでも思う。 資料を広げやすいし、また片付けやすい。 ちょっとした掃除をすぐしやすいのは大きい。
夕飯はエビチリ。 買った海老がデカくて 美味かったけど妻は食べにくそうにしていた。 夕飯後、僕は年末調整の書類を片付けた。 が、生命保険の控除証明書がないとここで気づく。 現在契約している日本生命のはある。 だが第一生命のがない。 妻に相談してみたところ、 実家に届いているのではという着想を得た。 明日にでも親に連絡してみることにした。
夜、果物祭り。 あまってたシャインマスカットうまい。 広島で頂戴した梨。あほほどでかい。うまい。
DVDは無し。 バナナジュースも今日は自分の分だけ。 双亡亭読んで寝た。
さむい。晴れ。 弁当はガパオライスをちょちょいと作った。
二日ぶりに出勤。 大して動きはなかったらしく安心した。 弁当美味かったマジうま。
次の短編、滞ってる御髪山より先に、 もっと普通の小説ぽいの書いてみようかなと思う。 一度は街を追い出された女が帰ってきたという。 それは村とか、そんな地方の話じゃなく、 都市近郊の新興住宅地。 新興住宅地といっても開発されてから数十年経っている。 そこにはすでに文化がある。 ていう。 主人公の男は中学生の頃その子のことが気になっていた。性的に。 でもその子はこの地を去ってしまった。 自分と名前の子が次々と現れたから。
夕方、義父からLINEが入った。 今しがた訃報を聞き及び困惑しているとの旨。 穏当にとりなす返信を送った。 義弟にもやりとりを伝えた。
夕飯は尾道ラーメン。 広島駅で、妻がどうしてもとねだり買ったもの。 こればっかりは懐かしい味なのだそうだ。 ネギとメンマを足していただく。 がっつり美味かった。
とらドラ24話、25話。 いいアニメだった。 しかしタカスくんにいいところがない。 ちっとも大した男じゃないと妻を悪し様に言い合った。 ただ、タカスくんが何もできないいえないからこそ、 ヒロインたちが輝くのよな。 それはそう。
双亡亭を読んで寝た。
7時起床。 妻も珍しくぱっちり目を覚ましていた。 友人からメッセージが返ってきていた。 さらに助言を重ねて返した。 8時に合わせて昨日も行ったホテルの前のカフェへ。 営業時間は8時からのはずだが開いていない。 木曜定休とのことで辺りを散策することにした。 10分ほど歩いて昨日のパン屋へ。 カレーパンなどを買い込み川べりのベンチで食べた。 紅葉が美しい。 帰宿して一休み。 10時前にあらためて出発。 荷物は多いがものの15分で広島駅へ。 天むす弁当を購入。 行きと同じく指定席で4時間。 飲み食い、漫画、うたた寝、読書をして割とあっというま。 妻は後半、調子の悪さにじっと耐えていた。 15時前、荻窪へ到着。 身重の妻を無事行き来させ誇らしく思う。 が守ったというほどのこともしていないから、 要は妻が頑張ったのだ。たくさん褒めておいた。 それでもすぐは歩けない。 タリーズに寄ってアイスティー、抹茶ラテ。 十数分で退店。 西日が差し始めてきれい。 空気もそう冷たくはない。 なんとか歩いて帰宅。 居間に倒れ込む妻。 僕は洗濯ものをやっつけ、スーパーへ繰り出して、 帰ってきてから10分だけ休ませてもらった。
僕の体はだいぶタフにできている。 長距離移動は何でもない。 大荷物を持ち運び続けもしたし、 親族付き合いの緊張感もあったはずだが ほとんど疲労感はなかった。 唯一、新宿での乗り換えだけは疲労する。 階段の昇り降り、ホームでの行列、車両への乗り込み… あの乗り換えは蓋していた疲労感をワッとあふれださせる。 だが今回はその機会もなかった。 10分の休みもいらないほどだった。
夕飯は妻用にぶっかけ、僕は辛ラーメン。 ぶっかけはスダチ、天かす、万能ネギと薬味たっぷり。 僕の方は卵とネギだけ足した。体があたたまる。 妻は、辛ラーメンは人からもらうのが一番うまいと感想した。よくわかる。
食後妻はゲーム、僕は年末調整の書類整理をしていた。 今年は生命保険を切り替えた。 第一生命の契約が夏までだったからか 毎年10月頃送られてくるはずの証明書が手元にない。 もう契約者じゃないからログインもできないし。 保険料控除ばかにならんのだけどな。4万くらいか。
20時半、妻は義母へと電話。 かける前は、何を話すべきやらとモゴモゴしていたが、 かけてみれば結局は長電話となった。 まだ義祖父の家に逗留しているとのことだ。
義祖父は義祖父で難病に罹患している。 その原因としてアスベスト被害が認定されているそうだ。 これには憤懣やる方ないのではと思われたが、 ご本人は行き過ぎなくらい趣味の大工仕事を 長年自ら好んで現場に赴いてまで続けていたそうだから これはこれで人生の証みたいなものだと周囲も納得しているらしい。
香典の5万円というのは弔問客の中でも多かったようだ。 どうりでギフトカタログの品が高級なわけだ。
待望の水わらび餅を食べた。 水だ、これは。 こんな半固形半液状の菓子を製品化できるのは すごいことだけれど 味はといえば黒蜜ときなこしか感じられないので ちょっと物足りなかった。
小山田浩子の小説を読みきった感想、 どう表現したものか悩ましかったはずが 読書メーターに登録してみるやスラスラ書けた。 周波数が合わせられない限り退屈。 レトリックにもストーリーテリングにも詩情にも思想にも頼らない あらゆる贅肉を削ぎ落とした小説文。 おそろしく退屈だけど不意に面白がれる。
読書メーターの感想、とくに小説は あらすじをまとめて簡潔な批評っぽい一文二文を整えた体裁が多い。 そんなものはくそくらえで、 僕は自らが味わった体感をなるべく言い表している。 なかなか言語化しにくいところをどうにかズバッと言い表せると気持ちいい。 読んだ人には、 そうそうそれだよそれ、 とわかってもらえる感覚的なところをつつきたい。
バナナジュース多め。 とらドラ、23話。 みのりんがこわい。 あと2話ですべてのカタがつく。
双亡亭9巻を読んで就寝。
8時過ぎに起床。 ロビー横でサービスのコーヒーを淹れてから ホテルの従業員が姿を現したので念のため確認をしてみると このサービスは15時からなのだという。 ただどの案内にも明文化はされてもおらず すでに淹れてしまったのであればどうぞと快く許諾された。 部屋で一休み。 9時過ぎにホテルの目の前のカフェで朝食。 トーストがやけに美味い。サクッとフワッとカリッとして美味い。 食後妻がやや調子を崩す。 いったん横にさせる。 11時を前に支度。 斎場へは歩いて行った。 約20分ほどの道のり。到着寸前に川べりで休んだ。 12時15分ごろ到着。 控室には故人のアルバムがあった。 アルバムの最後には妻の成人式の写真が並んでいた。 縁故のある幾人かと挨拶。 まだ時間があったから2階の畳のある控室で妻を休ませた。 今日は何の手伝いもいらないらしかった。 十分ほどして呼び出し。 親族一同で写真を撮影。 そのまま告別式へ。 妻は体調を配慮され最後列へ。僕はその隣となった。 現れた坊主はツーブロックで これにはなめとんのかと思った。 式の最中だんだんと胸がいっぱいになって あわや嗚咽するところだった。涙はあふれた。 焼香。 弔辞は喪主である義叔父が涙しながら述べていた。 花詰めをして納棺。 棺は男6人で持った。 マイクロバスで火葬場へ。 随分急かされたが予定より数分遅れているだけだった。 車中で妻が坊主への怒りを口にした。ツーブロックはないと繰り返す。 移動は思いのほか早く20分程度で到着。 ご遺体とお別れ。 火葬のため棺が設備に押し込まれる際には それまで気丈に振る舞われていた義母も号泣。 あちらこちらで嗚咽。 施設員がふかぶかとお辞儀。 それから2階の待合室へ案内。広い。 他のお客さん方も多数。 ここで1時間ほどの待ち。 ご親族からいなり寿司などをいただく。 さらに妻は焼きおにぎり、ソフトクリームを注文。 おおよその時間は義弟と三人で話していた。 義弟は来年8月に挙式予定。 妻の出産予定日から一か月後となるスケジュールについてちらほら話した。 また、マリッジブルーの心情をかるく聞き、 それはわかる、人の人生がのっかってくるのがねといった話をした。 義弟は昨晩は一人でアパホテルに宿泊したとのことで 久しぶりに一人きりで開放的だったと述懐。 やがて呼び出し。 お骨を骨壺へ。 施設員が骨を指定して 一人ずつが箸にて壺へ納める形式。 箸でつまんでいる最中はうっかり落としやしないか肝が冷えた。 お骨が納まった壺は義叔父が、 遺影は義母が持って退場。 父の葬儀を思い出した。中二の僕はお骨を持った。 マイクロバスへ乗り込み。 妻は体調がきつそうだった。 斎場へ戻ってすぐ一同は控室へ。 あらためてアルバムを見る。 親戚にだけわかる思い出をちらほら語っていた。 葬儀に飾られていた果物を頂戴した。 妻のリクエストでメロンと巨大梨とリンゴ。 40分ほど休みつつ会話をして退散。 お義祖父さんには、どうかこれからもお元気でといった程度の 簡単な挨拶しかできなかった。 来た道を引き返す格好で歩いてホテルへ。 結婚式を挙げて良かったとしみじみ述懐した。 妻はヒールで歩きにくいところをなんとか頑張った。 途中でパン屋にだけ寄った。 ホテルに着いて着替えて横になって、19時を前に外出。 昨日と似た道を歩く。 だが今はピンク街を歩く気力がないという妻に配慮して 大通りから夕飯の店を探す。 イカ天入りの広島焼きが食べたいとの要望。 あれこれさ迷いながら、たまたま発見した洋菓子店モーツァルトに入店。 義祖父母からよく妻へ贈られてきた菓子の店。 ここで水わらびもちと、妻は自分用にクッキーをたくさん買った。 十数分歩いてお好み焼き村というエリアに到着。 ここでいいかと入店。 せせりとイカ天トッピングの広島焼きを注文。美味い。 香典返しのギフトカタログを妻と物色。 全体的に品質が高い。 いろりお悩んだ挙句、きっと子供に関するものが喜ばれるだろうから、 注文は安定期に入る年始まで待つことにした。 店は換気のため開け放されていて寒く、食べ終えてすぐ退店。 アーケード内をやや歩いて喫茶店へ。 イエスタディー。Yesterdeyとつづってある。 ココアとミルクを注文。2階へ。 ビートルズの写真が立ち並び、曲がかかり続けていた。 喫煙室が充実。 以前だったら最高だったがあいにく二人とも禁煙している。 ここもやや寒く十数分で退店。 たらたら歩いてホテルへ。 スマホしたりテレビを見て一休み。 シャワーを浴びてから妻が ここ数日ネット上で話題になっている 広島市の働くお母さん向けへの冊子について所感を述べ ちょっとだけ付き合った。 水わらび餅にはスプーンに該当するものがついておらず 結局食べられなかった。 Twitter上で友人が、棚板がほしいが目当ての品がないとの呟き。 DIY好きの妻が助言できそうなので話を向けてみると嬉々としている。 彼女の言葉を要約してメッセージを送った。 漫画を読んでから就寝。
晴れ。苛立つようなさむさ。 エアコンがろくに効かない。
妻は元気とは言い難いが、調子の崩れた様子もなく済んでいる。 義弟から連絡が入った。義父には知らせないと、話がまとまったようだ。
各位へ喪中はがきを送ろうか迷う。 まだ年賀状の用意はしておらず、 また12月初旬には間に合うから送るべきではある。 ただ、この喪中という風習については、 由緒正しい伝統とは言い難いいわば俗習であると なにかの本で読んだ。 そもそも日本の死生観は神道、儒教、仏教が入り組んでいる。 体系だった宗教観に律されているわけでもなく、 ただ「そういうものだから」と作法に従う例が多いだろう。 これはこれで、軽んずるべきではない礼儀ではある。 文化背景がどうあれ、弔意を示す意味で 祝賀の一切を謹慎するのも妥当だ。 一方で、悲しみが押し寄せるからこそ幸せな気分に浸りたい、 といういかにも現代人的感性も否定すべきではないと思う。 自分の立場でいえば、 ただでさえ精神の調子を崩しやすい妻がいる。 その妻が暗い感情に染めあげられているさなか、 友人たちから年賀状が送られてくる楽しみを 何もこちらから断つことはないだろうと思えるのだ。
古くは…といっても昭和においてすらまだ、 年賀の挨拶とは門戸を訪ねるものであって、 これを葉書で済ませるとは横着も甚だしく、 どうしても行かれない場合においてのみ 通用していたものらしい。 そりゃあそうだ、郵便物を配達するインフラが整って初めて、 年賀状という風習が成り立つのだ。 当然、神道にも儒教にも仏教にも、 本来的な取り決めなどあろうはずはない。 時代を経ていくごとに移動技術も発達して、 人々に都市型生活が定着して来た頃 ようやく年賀状文化が立ち現れてくる。
愛する家族がなくなった、 その悲しみに明け暮れるさなか、 脳天気に「おめでとう」などとやられたら 何がめでたいものかと憤る、 それ自体はしごく自然な感情だし、 避けられるなら避けるべきだろう。 ただそれは、あくまで受け取る人間側の心情が主体だ。 だから、喪に服したい人は服せばいいのだし、 いいや自分はおめでとうを受け取りたい、 と思った人は堂々と年賀の挨拶したらいいのだ。
“一律”が馬鹿げている。 “喪中とはそういうものだから”として 形ばかりを重んずる方が、 かえって伝統や風習の価値を貶めている。
以降は12月2日に振り返って記述したもの。 簡略化して記す。
勤務の昼休みを前に、通夜が今夜であり 告別式が明日と連絡が入る。 妻は今日発つことを決意。 自分も会社を急きょ早退。 各種引継ぎを済ませ、明日明後日の休みも取得。 急いで帰宅。 13時、弁当だけ平らげて支度。 洗濯。ホテルの予約。着替えの整理。 一通りを済ませて14時すぎに出発、東京駅へ。 カツサンドを購入。 新幹線で4時間。 小山田浩子を読んだ。 かつスマホで妻と、帯をギュっとねを読んだ。 19時過ぎに広島駅へ到着。 妻にトイレで着替えさせ、タクシーで斎場へ。 10分で着く。 ちょうど、義弟と義従弟がUVER EATSを受け取っていた。 一緒に控室へ案内され、親族と挨拶。 ご遺体の顔を見させてもらう。きれいな死に化粧。 遺影は僕ら夫婦の結婚式で撮影された写真。 義母、義弟はほがらかな様子。 UVERで届けられたお好み焼きをいただく。 各位の近況をちらほら。 妊娠の報告はとても喜ばれた。 お義祖父さんに伝えられてよかったが、 お義祖母さんに間に合わなかったのが悔やまれる。 あらためてご遺体に挨拶。 明るい声が思い出され、涙がにじんだ。 明日の予定を聞き、おいとますることとなった。 が外は雨。タクシーを呼んでもらった。 義祖父、義祖母とともに夜の街を10分。 ホテルに到着。なかなかこじゃれている。 チェックインは外国人…東南系の方が担当してくれたが 物腰丁寧で説明もわかりやすく、 こちらの質問にも親切に受け答えしてくれて 抜群の接客だった。妻も気に入っていた。 部屋もしゃれていた。減点要素が全然ない。 しばらく休んでから外出。雨はほとんど止んでいた。 すぐそこが繁華街。 というかピンク街。 夜の商売の人々と、ヌラヌラしたサラリーマンたちが闊歩。 途中で離脱。 コンビニでパンなどを購入して帰宿。 食べてシャワー浴びて荷物ちらかして漫画読んで入眠。
さっむ晴れさっっっっむい。 居間を暖めるはずのエアコンの風が冷めている。 室外機が冷え切ってるのか。 調べてみると、エアコンの温度調節を高めるほど 室外機への空気が冷やされるから 結果的に暖まりにくくなるという知見を得た。合点がいく。
ワイドショーで、 もし電車内での無差別的な凶行に見舞われたら、 という特集をしていたらしい。 「電車は燃えないって。考えてみればそうだよね。 だから、火の気より煙に注意しろって」 しかしそれは、あくまで先般の事例に則った場合だ。 僕は昔から思うのだけれど、 あの手の凶行、殺意が完成されてないんじゃないか。 電車内はいい例だ。 完全なる犯人は、あらかじめ車両内を歩いて行く。 ガソリンなり灯油なりをポタポタ垂らしながら。 5分やそこいらのことならそう気づかない。 気づいても、誰も取りざたしない。 車両連結部には、グレーに塗った紙パックのジュースを置いておく。 もちろん、ジュースの代わりにガソリンが入っている。 中継地は多いほど効果てきめんだから、 動きの鈍そうな老人の足元の衣類を濡らしておく。 で、最後に任意のスポットにガソリンをぶちまけて火を放つ。 これなら、下準備しないのとでは大違いだろう。 怖ろしいことだ。 だが安全のためには、 自分の身や市民の身を守るためには、 このくらいのシミュレーションはしておきたい。 シミュレーションしておくことで、 上記の「5分やそこらなら気づかれない」「誰も取りざたしない」だって、 覆しうるだろう。 「そんな怖ろしいことばっかり考えてるの」と笑う連中があるが もはや笑い捨てるべき妄想とはいえないだろう。
弁当はホイコーロウ風の炒めもの。 豚バラと茄子のバルサミコソテーににするつもりが、 茄子を買い忘れていたのだ。無念。 急きょキャベツを引っ張り出したのだった。
朝から頭痛。 月曜日の頭痛率高すぎる。 ストレスでもないと思うのだけど。 生活習慣に違いがあるわけでもないのに不思議だ。 ただ珍しく、午前中には収まった。 コーヒー多めに摂っといたのがきいたか。
弁当は美味しく、 仕事は割合ノンストレスで、 今夜もシチューを食べれるぞキャッホッホと浮かれていた 残業前の休憩時間に妻から連絡。 今電話できるか、と、 産婦人科に行った帰りの時間でのそれはかなりの恐怖だったが、 結果的には、産婦人科では何も問題なかったらしい。 ただ先日、玄関先で転んで骨折したという妻の祖母が、 容態が急変したらしく、今日お亡くなりになったらしい。 お会いしたのは二度。電話ではそれなりに話してきた。 いつでも明るい声を聞かせてくれたことを思い出し泣きそうになる。 が僕の方が悲しんではいられない。 ただでさえ今は不安定な妻にとって 長年慕ってきた祖母を亡くす衝撃はいかほどだろう。 彼女にとって、身内の不幸は初めてのことだ。 そして悲しみは、義母にとってが最も心配される。
妻には、まずはいったん自分の心身を第一に考えろと諭した。 それがお義母さんにとっても最善なはずだ。 自分の気分を落ち着かせること。 何も考えられないなら考えなくていい。 それから今回最も頼れる相談相手は自分の弟だぞと念押しした。 僕は義理の家族ではあるが、家族問題には立ち入りにくいところもある。 また、悲しみの実感がくる前に、事務的な手続きを整理しておくように指示した。 すくなくとも忌引きについてだけは今日中にやるだけやらなければならない。
僕の方は、会社では配偶者の祖父母が亡くなっても忌引きは適用されないらしい。 ただ、急きょの有休はとれなくもない。 少なくとも1日はとれるだろう。 新幹線で行って帰ってするだけなら間に合う。 もしも通夜が明後日となったならば、2日の休みを取得する予定を立てた。
退勤後、妻に電話。 ゲームをして気を紛らわしているという。 どうにか考えずにいられているようだ。 続けて母にも連絡した。 妻の心境の方を心配していた。
帰路、お義母さんとLINEでやりとりした。 娘さんのことは心配いらないから ご自身のことを優先して欲しいといった旨を伝えた。
帰宅してまずは夕飯の支度。 シチューと冷凍食品のソースカツを用意した。 それから事務的な話をした。 僕が気になっていたのはお義父さんへの連絡だったが、 まがりなりにも家庭の事情につき 詳しくはここへは書き残さないでおく。
シャワーを浴びて、最低限の家事だけして、 今夜のところはバナナジュースもアニメもなく、 大人しく寝室へ。 向こう数日は忙しくなりそうだ。
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