舌の色はピンク
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雨。やや強め。 もはや寒い。 濡れた足元が冷たい。
妻の弁当は牛丼風。 生姜ニンニクを油で炒めて 玉ねぎと牛肉も炒めて みりん、醤油、めんつゆ、コショウ。 ちょっと濃かったかも。 僕はインドカレーを食べに行った。 東京の感染者数は11日連続で前の週を下回る減少傾向にあり これは8月に集中していた増加要因からようやく離れつつあるのと 全世代に行き渡りつつあるワクチン効果だと思うけど 今もってなお 週に一度一人で飲食店に入る、程度ですら抵抗ある。 この減少傾向に安心した連中が また増加の数値と化していくのは目に見えてるしな。
夕飯は筑前煮にした。 冷蔵庫内のタケノコを消費したいから、と、 お外が寒いから。 しかし寒いのは朝だけで夕飯時はほのかな蒸し暑さがあった。 結局食べたいから作るのだ。 干し椎茸はレンジでもどしておいて、 コンニャクは小鍋でアクをとる。 フライパンにごま油引いたら鶏もも肉焼いて、 ニンジン、タケノコを加えて炒め、 ゴボウを笹がきにして加える。 干し椎茸を汁ごと入れる。 コンニャクも入れて、みりん、醤油、めんつゆを足し、 20分くらい煮たらできあがり。 今日は余り物消費のため、もう一品。 ベーコンをカリカリに焼いて 染みだした脂でジャガイモを皮ごと焼いて塩、ブラックペッパー。 茹で鶏のサラダも添えて、ご飯は少なめ。 ウマいウマい。
空手バカ一代、観るペースは落ちてるのに 容赦なく毎週2回分放映してるからドンドン溜まってく。 今回はアメリカ編第二回。 巨体プロレスラーをとっちめた直後 背後から観客の老婦人に傘で刺され重傷を負う飛鳥拳。 ここにきて強さランキング上位にまさかの老婦人がランクイン。 しかし飛鳥拳が反射的に振り上げた腕にぶつかって気絶。 レディーファーストの国で!とかいって ますます観客の痛罵が増していき 暴動が起きかねない事態に警察が乱入。 無事保護されて命からがらホテルへ着いたものの すでに血気盛んなアメリカ人にホテル前を囲まれ絶体絶命、次回へ…。 どうなるんだろう…。
2021年09月08日(水) |
音楽の力とフィールド |
晴れのち雨。 朝の清涼感は一年通して随一。
弁当は昨日担々麺用にこしらえた中華挽肉。 カボチャの素揚げ。サニーレタス。玉ねぎ酢漬け。茹でたニンジン。 食べる前まではウーン今日は手抜き弁当なんだよなァーというつもりでいたけど 食べ始めてみると美味い。
フジロックで一部のバンドが政治批判していたそうだけど また一方でイベント開催にあたっては 国から助成金を頂戴していたらしく、 この点が非難…というか嘲笑の的になってる件について 考えてみている。 まず直感的にダッセエなァと感じ、 そしてそれが全てだと思い至った。
助成金もらってんじゃないか云々というのは、 実際にはそれなりの事情はあると斟酌できるんですね。 蓋を開けてみれば、あぁそういうことだったのね、という。 納得できるだけの理屈が。
しかしまた、音楽で何かを訴えかけるというのは、 理屈だとか地位だとか学だとか 正当性だとか因果関係だとかいった面倒事を 一切合切すっ飛ばして戦えてしまうわけで、 だったら都合よく土俵から降りたり入ったりせず ちゃんとそのフィールドで勝負し続けてね、 って話にもなる。 「実はこれこれこうで〜」 なんて理屈に耳を傾ける気にはなれない。 直感的にダセェなと思ったらそれが全て。 その嘲りがひっくり返ることがあるとしたら、 それこそ音楽によってでしかかなわない。
夕飯はサンマ。 テレビでは ここ数年サンマの漁獲量は低減していて とくに今年は激減、もはや高級魚扱いになる… と一ヶ月ほど前報道してたけど ユータカラヤでは北海道産が二尾で380円。 見た瞬間 アこれ絶対食べたい… その思いで頭がいっぱいになって迷わず手にとって カゴに大根も加えたのが昨日のこと。 昨日の自分を褒めてやりたい…。 大根おろしにはポン酢。 味噌汁とたくあんをつければスバらしい秋の風情。 でも正直感激はなかったな。 毎年サンマで一回は、最高の秋の日をやってる。 引っ越してからまた試してみようかしら。
魚はもっぱらフライパンで焼くようになったから 魚焼きグリル使わんと思ってたけど サンマのときだけは使う。 本当は七輪がいい。 新居は庭が広いから 置こうと思えば七輪置けてしまうけれど 火の気と煙が問題だ、 やんない方が無難だからたぶんやんない。 夢なんだけどな。 庭と縁側と七輪は。 漫画『大正野郎』で描かれていた感じの。
恋文8割がた書けた。 細かいとこちょろちょろ遂行するのと、あとはラストだな…。 それとタイトル…。
現時点の原稿を妻に読ませてみたところ好反応。 これまでに僕が書いてきたものの中では 最も好みだそうだ。 画がきれいだ、というコメントを頂戴した。 恐るべき女たちが襲撃へと向かう夜の場面だ。 僕も気に入っている。 サッと書いた描写の短い文だったが、 妻としては、ここはもう少し長くしてもいい、 というかしっかり描写されたものとして読みたい、 とのことだった。 あとは語り手がうざいと。 それはそう思う、まだるっこしさといい面倒臭さといい、 僕のそういう部分がしゃんと投影されている。…。
晴れ! 晴れ晴れしい晴れ。 9月の最高の晴れ。ほまれ。
出勤を前に区役所へ転出届を出そうと 8時の開庁に合わせたつもりで 起床は6時半、雑事と弁当作りを済ませて家を出て たどり着いてみると受付は8時半からだったっていう。 勘違いでした。 役所前でのんびり待ってると8時15分に開いた。 必要書類の記入まではさせてくれて助かった。 8時30分きっかりに窓口が開き、 すぐに受け付けてもらって8時45分には手続きが終わった。 そのまま出勤してみるといつもより15分ほど早い。 初秋の最高の涼しさのなかをゆったり歩くなどした。
弁当は鶏ももニンジン玉ねぎ豆板醤炒め。 オイスターソースとみりんが尽きかけている。 あと10日で使い切るのが理想だけど間に合うかな…
今日もまた会社を辞める際に発生するであろう 上司との口論を想像してみていた。 すると過去現在未来にわたる鬱憤が炸裂して、 どうにもむかむかしてしまい、 その怒りを仕事にぶつけた。 皮肉なことに、怒りを仕事にぶつけると 平時より早く片付いていく。 フキゲンは表に一切出してないから 周りからしてみてもただ 早いなあ と思われるだけでデメリットがない。皮肉だ。
夕飯は担々麺。 ごま油で豆板醤、長ネギ、タケノコ、干し椎茸、挽肉を 順々に炒めていき、オイスターソースと塩コショウ、醤油で味付け。 担々麺自体は茹でれば済むものだから、 スープに麺を入れたら挽肉をたっぷりのせて、 かるく茹でたチンゲンサイを添える。
新居に人を招いたら…を想像してみて、 そういえばもう友達を家に招いても 自分が友達の家に行っても することないよなあと思った。 というより求めてるものが違うのだ。 楽しい時間を過ごしたいわけじゃない、 充実した時間を過ごしたいのだ。 それは例えば、電気を消して目を開けて、 誰と話してるわけでもないけれど 誰ともなく暇そうにゆっくり鼻歌を歌いだす、そういう時間だ。 これから何度でも人を招いて、あるいは招かれて、 美味しいものを食べたり談笑したり、 工作したりゲームしたり勝負したり、 そういう時間はあるだろう。 でも僕は、何がしたいわけじゃない、 そういう目的意識あって集まりたいんじゃない。 ただある時間を過ごしたい。
自分にとって部屋ってなんだろうと改めて考えだしてみると、 ひとんちが原風景になってると再認識した。 狂ったようにひとんちに行ってた少年時代、 その一つひとつが今はいとおしい。 僕にとっての 繭 のヒントはここにある。
くもももも。 昨夜時点では午前中は降ってると もっぱらの噂だったけど のがれた。 降ってない。 気分いいぜ。
車内で隣り合った中年がマスクずらして鼻露出させっぱなしだった。 睨みつけるか注意促してやろうかと思案巡らせたけど しかしマスクを被りきれない正当な理由付けだってある人にはあるしな… だいいち強制できるほどの裏付けも執行権もないわけだし… と理性が働き何もできなかった。 九分九厘本人の身勝手だとは思うけど。 彼はずっとヤンキー漫画読んでた。
弁当はステーキ。 レアッレアに仕上げる焼入れは どうやら妻好みではないらしく 噛みちぎりやすい程度のギリギリレアを今日は目指してみた。 中身がほんのり赤い程度の。 うん美味かった。
妻の知り合いから久しぶりに連絡が入った。 読書会のメンバーということになるのか、 しかし恩人と読んでいい人だろう。 いまは文芸サークルの仲間という関係のようで、 彼自身は小さいながら出版社を切り盛りしている。 なんでもこの度、これまで縁のなかった漫画出版物を扱うとのことで、 ノウハウがないからと、僕を頼ってくれているのだ。光栄なことだ。 9月はかなり忙しい予定だけれども、 僕からしてみても恩人と勝手に思っているから報いたい。
夕飯は今日も肉じゃが。 昨日の残りだから量は少ない。 刺し身もない…。 サラダ、たくあんを添えて勘弁してもらう。 しかし美味かった。 お外が涼しいから肉じゃがの美味いこと。
椿について調べた。 本当は図書館行って調べ倒したい。 ネットじゃ大した情報知れないんだよな。 しょせんな。ハッ!
久しぶりに遅く起きた。9時10分。 昨晩強まっていた雨があがって、 弱弱しくとも晴れ間まで見せてくれた空に感激し、 洗濯物の一部を外干しした。
昼はうどん。 僕は卵とキムチで、 妻の方は大根おろしを添えたぶっかけで。 ここ数日肌寒かったから温かいうどんにしたものの 今日はぶっかけの方が正解だったな。
ドラッグストアで一品買うためだけに15人くらいの並びに加わった。 スーパーの方も激混み。 ほんとう、混みさえしなければ好きなのにな、スーパーは。 まぁよくある話、 混んでるうーとか文句垂れてる自分自身が 混んでる状態の一部であるのだから そこんとこはしゃんと意識しとこ。
Wimaxがろくに使い物にならない。 なんだこれ。 もう何年も悩まされてるけど、なんだこれ。 いい加減やめるわ、と我慢しきれなくなったところへ、 新サービス新製品に乗り換えてもらえれば 今より早くて安定しますよみたいに謳う案内を信じて 契約更新したのが去年のことだ。 相変わらずどころかカスみたいな回線だ。 遅いだけならまだしも途切れる。 屋内はほとんど絶望的。 半屋内みたいな場所でもダメだし。 本当はおもいっきりクレームいれたいけど 電話口のソレ対応員にぐちぐちいっても仕方ないし。 「本当は上の連中を叱責したいのに 構造上届かないようになってる」 「はじめからクレームは織り込み済で経営してる」 という商売が本当に醜い。醜い。 違約金何万が惜しいからなんとか我慢してるが もう二度とDTIには申し込むまい。
バター消費したくてカボチャのパウンドつくった。 無塩バター50gは細かく切っておいて常温に。 全卵2コ分も小ボウルにあけて溶いておき、常温に。 薄力粉100gとベーキングパウダーは合わせてふるっておく。 カボチャの黄身150gをラップして4分ほど電子レンジで温め、 熱々の状態からスプーンで潰しペースト状にしたら、 生クリーム25gとハチミツ10gを加えてよく練る。 ボウルに入れたバターを泡立て器ですり混ぜ、 グラニュー糖50g分を3回に分けて加える。 よおっく混ぜたらカボチャペーストを加えてさらに混ぜる。 オーブンを170度で予熱。 全卵を3回に分けて加えてその都度よく混ぜる。 粉類を加えてゴムベラでさっくり混ぜる。 型に流し込んで、オーブンで42分間焼成。 水分多め、しっっっっとりウマウマ。
夜は肉じゃが。 なんか食べたくなった。 うちのはみりんでやや甘めの味付け。 醤油はすくなめ、めんつゆはたっぷり。 豚バラ肉をゴマ油で炒めてるから味はなかなか濃い。 美味しい。 さらにまたカツオ買ってしまった。 安いわ美味いわ栄養豊富だわ… 基本的には健康における栄養素はもはや引き算と思ってるので 何を摂るかより 何を摂らないかだけ考えてればいいと思ってるんだけども 意識しないと摂りにくい一部の栄養素は別勘定。 カツオは全面的に強いから積極的に食べていきたい、 でも美味しく食べられない…というのがネックだっただけに、 こうやって美味しく食べられるようになったのはでかい。
映画借りてきた。 すっかりペースは落ちたものの この7年高円寺DORAMA店で何百回DVDを借りてきたろうか。 売り場で悩みまくるから店舗滞在時間も何百時間にいたってるだろう。 しかしとうとう、DVDを借りるのはきっとこれでラストだ。 そんな思いで会計しようとしてみたら 会員カードが割れてるので取り替えますね、と。 …割れてるのは2年ほど前からで、そのままずっと会計してきたのが、 今このタイミングで取り替えられるとは。 この瞬間に なんだかこれまでの月日が思い返されてちょっとグッときた。 いや実際は、本を買いにまだ訪れるわけだけど。
見たのは「オマールの壁」。 ヒロインがブスだった。 いや顔の造形は別にそう気にならないはずなんだけど イイ女の位置づけで 実際イイ女の雰囲気と容姿ではあって しかし表情によってそれが崩れるという。 しかも僕の大嫌いな、首を振りながら話す芝居をする。 そして劇中でもろくな立ち回りをしない…。 画面に出てくるたびに不快になってしかたなかった。 脚本はかなりよかった。 パレスチナを舞台に、イスラエル政府に楯突く主人公勢と、 その組織内での裏切りや裏切り者が取りざたされ続ける、 事態の詳細が知れないまま話が進んでいく嫌あな感じ。 映像もよかった。 パレスチナの街並み素晴らしい。 よくぞあの街中を走らせてくれた。
雨えぇ。 ふええぇ。
引っ越しを前にして数々の小物大物がずこずこ届く。 のきなみ妻が買ってる。 あとで折半する。 引っ越しを前にして部屋に物が増えていく。
図書館で「ずる うそとごまかしの行動経済学」を返し、 「都市のドラマトゥルギー」はもう一度借りた。 前者はあまり面白くなかったけど ごまかし…というか自己正当化への感度は高まったからよしとする。 後者はすごい面白い。買いたいけど売ってないな。 野方図書館ほんとお世話になったけど、 これでもうあとは今日借りなおした一冊を返すのみで、お別れだ。 来ようと思えばいつでも来れるけど わざわざはきっと来ないだろう。
リサイクル図書で イベント学、という本を入手した。 イベント、催事、行事、祭り、式典、宴、 今はそういったものに興味がある。 街への興味からまちづくり、都市開発、都市論へと 何年かかけて興味が広がっていき、 つまるところ街、都市は人の集まりを細胞とする組織であるという 認識が固まるにつれ、 その"場"における具体性、発露、述語こそが 「祭り」だという考えにいたった。 一人では祭りはできないからね。 …と書きながら、だからこそ一人きりで成立する祭り、 というのも、主題にしがいがある気がしてきた。
昼飯は炒飯。 敢えて残しておいたニラを加えて。 実に合う。 今日は塩コショウだけでしか味付けしてないのに こんなにってくらい美味しい。
夜はウニのクリームパスタにした。手軽に粒ウニで。 麺を茹でている間に、 オリーブオイルでニンニクとベーコンと玉ねぎを炒めておいて、 最後に粒ウニも加えてから生クリームと牛乳をドパッと。 麺が茹で上がったらフライパンで一緒に合えて、 皿に盛ったら卵黄と粒ウニを上にのせる。 まぁ…美味かった。 これならしっかりつくったカルボナーラのが美味しい気もするけど… まぁ…美味かった。
原神、雷電将軍はなかなか出ない。 ストーリーはよかった。 摩耗する先生とは違うアプローチで…のくだりがいい。 あと沙羅さんが抜けててよかった。
がっつり雨。肌寒い。でも蒸す。 この悪天候が過ぎた来週か再来週、 モノスゴイ気持ちいい9月が訪れる予感がある。
弁当は冷凍してた鶏団子と常備菜のアサリ佃煮。 地味だけど美味しい。地味だけど。美味しいよ…。
仕事は大きめの仕様変革が予定され、 その検証と新たなワークフローのとりまとめが必要となり、 今日か来週にかけては退屈しなさそう。 おおざっぱにいっちゃえば、業務からまるっと手間が減る。 しかしそのぶん単価落ちるんでないかな。 そーすっと部署の立場が弱まる。今となってはどうでもいいが…。
夕飯は昨日買っといたトンカツ。 レンチンではなくフライパンで熱する。 おのれの油っ気でな。 これにキャベツ。 それとは別にトマト、鶏胸肉のサラダ。
案の定つうか 雨ざらしにしておいた木板は すっかり強度が下がって おもいきししなるようになって 割れない。 一回晴れて乾いちまえば割れると思うんだけどな、 週末も晴れなさそうだ。
パラリンピック、意識して観てるわけでもないけど NHKだから気づくとテレビ画面に映し出されていて なんだかんだでちょいちょい観てる。 でその度にカッチョエーと惚れ込んだり、感動してしまう。 もともとスポーツ観戦興味ないし、 人によっては 「普段は興味示さないくせに、そういうときばっかり 感動とかいって、都合いいよね」 と詰りもするだろう。 が、 “そのつもりはなかったがたまたま目に入ったら 思いのほか楽しめて感動までしてしまった” これこそ純度の高い感動なんじゃないの? 応援しようと思って張り付いて観てるより。 感動しようと思って感動してるより。 いやそんな比較自体どうでもいいか。 どうあれ非難されるもんじゃないと思った。
ラブレターの話、 かなり面白くなってる…面白い実感がある。 持ち前の主題をイッコ、ネタとして使うことにした。 ネタは主題になりえないけれど、 主題はダウングレードしてネタに落とし込める。 ちょっともったいないとはいえ、 ネタはより高次元にあたる主題の全てを表現しえないから 主題は主題でまた使えるってなもんよ。
でも長くするほど面白いよなあこれ… 天使の遅延証明よりちょっと長いくらいになるかな。 「ある特定の相手」に充てながら、 それが誰であるのか書き手にもわかっていない、 しかしその人と両思いであることは確定しているラブレターの話。
雨。 ちょっとは朽ちて割れやすくならんかなーと期待を込めて 今も残る処分予定の板を外に出しておいた。 湿ってしなろうと、強度を下げるほうがまずは肝心との見込み。
弁当は鶏もも肉の照り焼き。 フライパンに油引かず皮をパリッと焼いて、 味付けは醤油味醂砂糖と、ちょっとだけコショウ。 火入れに成功し、しっとり食感で美味かった。
無能先輩の無能ムーブをくらい瀕死。 彼より7年ほど年嵩の後輩(でも業界経験は豊富)を 無能先輩は毛嫌いしていて 本来自分がしなければならないはずの調整も 彼がからむと見ると全部なげてくる。 お前の仕事は調整くらいなんだけどな…。 というかお前の仕事が調整程度で済むように支えてやってるのだが… それすら… で暇そうにスマホいじってるという。
そうした不適さを上に報告しないのは 上が彼を買っているから。 彼は残業をする点で今の体制からは重宝されている。 僕は残業しないから今の体制からは軽んじられて、 発言権も昔の1/10くらいになってしまった。 あほくさいあほくさい。 僕がこの会社を辞める辞める暁には 辞めるに至った問題点、 今の体制が暗にかかえる課題を、 なにからなにまで全部 ぶちまけずに 辞めてやるのだ。 自分で気づけよっていう。 あほくさいあほくさい。
サラダ菜、ベビーリーフが高い。 出回っている数も少ない。 あきらか天候の影響っすねー。 ここ2週間は葉ものの摂取量減ってしまった。 でもトマトは毎日食べてる。 夕飯は刺身にした。 真鯛とカツオ。 カツオの方はやはり鮮度が落ちやすいらしく 魚に強いスーパーとして知られたユータカラヤですら あんまり質がよくないという結果に見舞われがちなので 今回はサクに塩振って酒かけといた。 でキッチンペーパーで拭き取って、 よく切れる包丁で切っていく。 でお刺身には味噌汁がほしくなる。 今日も大根にした。 サラダは豚しゃぶ風で、あと一品欲しいからと、 ニラの…なんか辛いやつ。 このニラの食べ方、我が家では普通だったけど たぶんあまり人に知られてない。 ただニラを茹でて指の長さくらいに切って、 切り刻んだ鷹の爪と醤油とごま油で和えるだけなんだけど。 美味しい。美味しいです。 っつっても今日のMVPはカツオだった。 したごしらえすべきですね。 これまで家で食べてきたカツオで一番うまかった。 生姜醤油も合うこと合うこと。
「グローバル時代の宗教と情報」読んでる。 悪文の連続に苛立ってきた。 文法もところどころ怪しいし、 なにより接続詞の挟みかたに難がある。 ほとんど同語反復みたいな文章が並んだりとか。 読みながら口論してしまう。 著者にも言い訳があるだろうから。 その言い訳を一つひとつ想像し、 一つひとつ潰していく。 アエナフを殺していく。
なんか急に少女漫画脳。 男子からの告白は ぜったいストレートなのがいいよね〜(わかる〜!) という女子トークがしたい。
…雨。 おかげで涼しくはある。
昼飯はオムライス。 熱々でできあがってしまうのが 弁当にするにあたり難点だけれども 今日の日和は冷ますのに都合よかった。
「誰が誰だかわからない」 「誰が誰であってもよい」 「誰かが誰かの代わりになる」 僕が面白いと思って主題化している観念。 これは「個人」「近代的自我」のあり方とも関わる。 もとより、近代的自我という言葉は嫌いだ。 とりあえず言っとけばまとまる、取っ手のついた便利なフレーズ。 さらには進歩史観と結びつく。 その字固めに都合いい亡霊と化す。
個人のあり方は、内面性のみを取りざたする絶対的な見方と、 社会性あっての存在を扱う相対的な見方とあって、 後者は「市民」のあり方と意味合いが接する。
最近の僕は、 社会生活とくに都市型生活者としての個人のあり方に 行き詰まりを感じている。 こんなもんは何十年も前から言われてる話だけれど… いわば2021年型として取り組んでみたい。 そこで肝になるのが情報化社会。 2000年代には産業革命につ次ぐ情報革命として、 2010年代にはSociety5.0とかなんとか 新生の社会像が提唱されてきた。 そして2020年代は、物心付いたころにはネットが当たり前にあった、 デジタルネイティブの世代が社会参画していく。 2010年代にもあったろうが、 2020年代に至っては、親もまた、 すでにネットと親和性が高く、 よりネイティブの度合いは増している。
個人を社会的に扱おうとしたとき、 現在の情報化社会においては、 個人情報への認識の変化が鍵となるかもしれない。 個人情報。 同一性を有する個人の、同一性を特定させる情報。 個人情報はその価値が高まるほど漏洩のリスクが増す。 またもともとは無価値であった些細な情報すらもインフレしていく。 個人情報に縛られる個人。 個人であるかぎり無限培植していく個人情報。
誰が誰であっても構わない、が糸口にならないだろうか。 個人Aの個人情報aは、個人Aが個人Bと別人である証左となる。 ところがAとBが区別できなければ、個人情報aの価値は激減する。 AがBかもしれず、CかもDかもしれず、誰とも知れなければ、 個人情報aは無価値化していく…。
これちょっと時間かけて考えてみよう。 たぶん考えがいがある。
「晃くんかもしれないし、晃ちゃんかもしれない」2巻めっちゃ面白かった。 男か女かわかんないまんま付き合い出すとは思わなんだ。 そして、旧来の男女観が強固の親族に その性別を明かさずにいることで 跡継ぎ問題をけむにまくという筋書きも素晴らしい。 これぞまさに、 「個人情報」と「個人」のギャップだ。
夕飯はナンチャッテ唐揚げ。 朝の内に下味をつけておいた。 油引いて揚げ焼き。 キャベツ、トマト、玉ねぎの酢漬け。 美味いー。美味い美味い。
個人情報について追記。 ミステリ、推理小説者における犯人捜し(フーダニット)、 あれはある個人…犯人を、 その個人情報…手がかりから追求していく構造の話だ。 容疑者の時点では、個人は特定され得ない。 犯人かもしれないし、犯人じゃないかもしれない可能性を、 容疑者はそれぞれ有している。 この容疑者が、あるグループ内に限られず、 もっとずっと多い…それこそ何十万何百万という数にのぼることもありうる。 それはうすめたれた犯人だ。 うすめられた個人だ。 ……。 まだ考えはまとまらない。
原神、Ver2.1にアップデート。 雷電将軍の実装。 こつこつ貯めてきた石で50連。 将軍は出なかったが新キャラであるサラさんは2体出た。 新マップちょっとだけ入ってみた。 やはり未開拓マップの探索は楽しい。
2021年08月31日(火) |
正しさと正しくなさの隙間で |
晴れ。 そっから曇り。 夕方から雨。 洗濯は部屋干し。 明日も明後日も雨らしい。
弁当は昨晩と同じ手羽先山賊焼き。玉ねぎ酢漬けが合う。 これだけじゃ寂しいので冷凍してある鶏団子を茹でて 醤油みりん黒酢で味付けて添えた。 ウマイウマイ。
愛知のヒップホップフェスについて思ったこと。 まぁ一般的な話はいいや。 個人的に思ったこと。
出回ってる写真は 「大人数で」「密で」「ノーマスク」 という条件をなるべく満たした構図を選んでるだろうけど、 まぁあの場が実際にあったとして。
きっと観客も、マスクをしたまま参加してる人の方が多かったろう。 そこへ煽りが入るわけだ。 いきおい、次々にマスクを外していく。 熱狂の中で。
彼らが後日、その模様を非難されたとする。 抗弁の仕方はいろいろあるだろうが、 たとえば、 「皆がマスクしてるから従うって、 マシーンじゃないんだからさ。 同調圧力っていうの? マジださいよ。 自分をもてよ。言いなりになんなよな」 みたいなことを連中は平気で言う。 そのアエナフとの口論を思い描いてみた。
「僕がその場にいたとしたら、 周りがドンドン皆が皆マスク外していったとしても、 付けっぱなしでいられる。 空気を読まずに。 そして周囲の皆に対して、きっとこう思う。 “同調圧力に屈して、なんてダサいやつらなんだろう”って。 どうだろうか、こう言われれれば、 マスクつけっぱなしの僕の方を、馬鹿にできないだろう。 こっちからすれば、そっちが間違ってる。 こっちが正しい、って言いたくもなる。 で、そっちはそっちで、いや自分が正しいはずだ、 自分以外が間違ってる、って言いたいものだろう。 まったく、どっちにも正しさがあるし、間違いもあるもんだ。 そういうもんなんだよ。 正しさと正しくなさを行き来して、その隙間で苦しみもだいて、 どうにかマシな答えをなんとかその都度導き出す。 でもそれが大変だからって、面倒だからって、難しいからって、 どちらかが正しいなんて安直な答えにすがりついて、 自分が選ばなかった立場の正しさを考えようともしない幼稚さは、 僕には到底支持できない」 とこう詰めていく。 すると向こうは、 論点的はずれの詭弁を弄するか、 またはガタガタうるせえな的な返事になっていく。 こちらとしては初めからガタガタぬかしたいわけじゃなく、 アホだな の一言で済ましたいところなので、 理論の説明がいらないなら、アホだな、アホだな、の連呼で話は片付く。 したがって、これより先は、 アホだな、 で畳む。 だがもしこちらの言い分を了解して、 自らの非を省みる様子を見せたなら、 それはもう、立派な人だ。 立場が逆なら僕にはできないかもしれない、 その点で、尊敬に値する人だ。 それはそのまま伝える。
夕飯はウニのクリームパスタ…の予定だったが、 朝の時点で、 何日か前に妻が僕に隠れて 昼飯と夕飯の間にコンビニ弁当を食べていたことが発覚。 これまで何度となく繰り返されてきた不実で、 僕はそのたびに悲しみ、怒り、許し、黙り、理を説き、情に沿い… とあらゆる応答をしてきた。 論点はあげつらうのも馬鹿らしいけれども、 もはや僕も妻も、また他の誰に聞かせても、 僕の方にばかり正しさが確保される情状。 僕は「正しくなさ」も知っているし、 「全面的な正しさが含有する恐ろしさ」も知っているから、 なおのこと妻には逃げ場がない。
どうしても間食したくなったら せめて後からでいいから報告してくれ、 隠したりごまかしたりはしないてくれ、 というやり取りも繰り返してきた上で、 今回は明確にごまかされた。 醜いことだ。 嘘をつくこと、 嘘を隠そうとすること、 ついた嘘をごまかそうとすること、 いずれも醜い。 何より醜いのは、 自分に嘘をついてごまかす…正当化しようとする心の動きで、 僕にとってはこの心の動きが、 この世の何より怖ろしい、醜い、最悪の地獄だと思っている。 この地獄に比べたら、 よく世間でいうところの比喩的な地獄なんて全然大したことない… というと言い過ぎだけど、単純で、 解決のしようがある問題ごとばかりに見える。 この自己欺瞞の地獄は「声」に満ち満ちている。 それを…それを俺は 『割拠』で表現したいのだが…難しい…
「ごまかし、嘘、自分への甘やかし、言い訳、言い分、 すっげーわかる。 すっげーわかるから嫌なんだよ。 そして、 すっげーわかるから許すんだよ」
呪いと祝福。 僕らは地獄をも言祝いでいこう。
妻の分の夕飯は アサリの佃煮と大根の味噌汁、サラダにした。 まぁこれだけでも本来じゅうぶんだからな…マジで… サラダには柚子胡椒をきかせた鶏むね肉も盛ってるし…
夜は大雨になった。
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