舌の色はピンク
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2009年02月11日(水) 体育館育成シミュレーションゲーム

「体育館でいこう!」

主人公はごくごく平凡な館フェチの男。
生来、体育を至高の芸術と見なしてきた彼は
ある学校の体育館に目をつけた。
はじめはテントほどの大きさだった体育館を
彼は学校大にしてやろうと目論み
みずから館長を名乗る。
繰り返される保守派校長との衝突、
屋外の領域を確保しようとする校庭とのバトル、
日々訪れる幾多の障害にも負けず
体育館の床に頬ずりしながら権力と戦ってゆく館長。
ボールやモップ、跳び箱などのアイテム収集から
バスケットシュートや反復横飛びのミニゲームまで、
決してプレイヤーを飽きさせない攻略性抜群のSLG。

――きみは体育館の泣き声を、聞いたことがあるか――


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しばらくぶりの友人集めて昨夜〜今朝にかけておこなった会合は
そんな架空のゲーム製作を論じ合ったりした飲み会だった。
実際には18禁を想定した企画だったから
体育館は喘ぐわ跳び箱は擦れだすわ大変な騒ぎだった。
無機物のみフルボイスってどんなゲームなんだ。

「アトムラケント。いや、オリバー・カーンよ」
死ぬほど笑ったもんなぁ。


2009年02月08日(日) 通り魔のような太陽が青いセロファンに包まれて

Outlook Expressの削除済みアイテムが777コ溜まった!
やったねハッピーウレピーよろしくね!
迷惑メールしね! さんざん迷って惑ってしね。

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邦画「壁男」「それでも僕はやってない」を鑑賞。
「壁男」は原作が諸星大二郎先生なので期待して観た。
TSUTAYAの区分けではホラーにされており
じじつ映画もホラー仕立ての構成になっていて
僕はホラーなんて普段観ないから
「まんまとキョーフさせられるぞ」の心構えでいたというに、
恐怖の寸止めの演出が多かった。
前菜で食欲かきたてられたままデザートにいってしまったような。
そもそも諸星先生が描くのは恐怖作品じゃないですよね。怪奇作品。
映画観たあと原作も買って読んだ。設定の細かさが好き。
「それでも僕はやってない」はひたすらブルーになりました。
ただ警察の役柄を除いてはどの人間の行動にも納得できる妥当性があって、
そこんとこのリアリティが面白く、また怖かった。

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赤瀬川源平の「新解さんの謎」が最高だった。
S嬢の視点や言葉にいちいちほれた!


2009年02月07日(土) はらわた切り開いて あたしのお肉を食べてよダーリン

「風が吹けば桶屋が儲かる」
のシステムを流用した遊びをつくった。
まず適当にお題を設定する。
何でもいい。ほんと適当でいい。
(例:天気が良い日が続けば本が売れる)
このお題を受けて、
その仮定から結論に至る過程を対話者が考える。
うまく結論(本が売れる)につなげられたら、
今度はそこからまたお題を設定する。
(例:本が売れれば茶髪が増える)
以後はその繰り返し。

先日この遊びを試してみたところ
2人でお題20弱を40分ほど楽しめた。
最終的には、はじめのお題の仮定と最後のお題の述語を結んで
「天気が良い日が続けば世界が滅亡する」
というストーリーができあがった。
できあがったのだ。


2009年02月06日(金) 方言で喋ってみなABCDF XYZ忘れるなよ

駅の階段を踏み降りていたら
後ろからけったいな呼び声が。
「あのっ、コレッ、落とされましたよ!」
見るといかにも世話好きそうな女子が
シュシュを片手にこちらを向いている。
「落とされましたよ!」
「えっと……いや…コレは…」
「…………」
「うん、僕のじゃない…ですね」
「そうですかっ! どうしましょっか!」
「ど、どうしましょう!? と、届けま…すかね?」
「じゃあ、元の場所に置いといちゃいましょう!」
「え、あ、」
「置いといちゃいましょう! じゃっ!」
そうして近年稀にみる快活な健康的女子は
階段を駆けのぼっていった。

不測の事態に終始まごまごしていた自分のごとき男は
こういうカッコいい女子見習わなきゃだめだ。
僕の立場が逆で、もし拾った側だったとしたら
たぶんもっとまごつきそう。
置いといちゃいましょう! の判断を一瞬で下せるなんて
リーダー気質どころか戦国時代を生き抜ける大将格だよ。
久しぶりにグッときた。
シュシュは大将の手によって
階段の端の雨水とかが流れる
一番きったないところに置かれて
「それも含めて」と思った。


2009年02月05日(木) 全体的にホントうるさいハッせからしか

寄生虫って地面なり動物なりに
単位が億とか兆とか
なんかもーブッチぎった数いるようだけど
地球上の全寄生虫が結託して結集して合体して
とんでもないモンスターができあがったら
はたして人類は勝てるのだろうか?
それ自体が細菌兵器みたいなものだから
やつらが攻撃の意思をかためたら
人類は太刀打ちできないのではなかろうか?
と考えて
でも「寄生虫VSアメリカ」なら勝てそうだなと思った。
「寄生虫VS人類」じゃ負けそうなのに。
アメリカすごい。意味不明な無敵感がすごい。母体超越してる。

ハリウッドで「寄生虫VSアメリカ」製作したら絶対観る。
クライマックスは崩れゆくビルのなかで
「赤の寄生虫を切るか? 青の寄生虫を切るか?」をやってほしい。
いろいろあって爆発してアメリカ万歳な映画でいいから。
でもやっぱり最後の最後は広川市長の
「人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!」
で締めて欲しい。


2009年02月02日(月) 記憶をなくした山羊さんと北から南ドライブして

昔から期限というものが守れません。
基本的に遅刻はしないし、
翌々日の日程から逆算しての睡眠時間確保とか、
そういうタイムスケジューリング的なことは得意なはずなのに、
いざ単位が「何月何日」とかになると容易く発狂する。
「再来週の水曜日までに」
だの
「月末までに」
だのは
僕を錯乱させるポテンシャルを十二分に秘めている。

なんていうか機械的な言葉だと思う。
それが「午後六時までに」だったら身近だし肉感的なものだけど
いざ「24日までに」となった瞬間に対話者のエリアを離れ期限が彼方へ巣立ちする。
いまや期限は世界に解き放たれ、時間というもっともシステマチックな機構の領域に居候し、
期限そのひとによる強迫観念を植え付けられた無力な人間、僕のような無力な人間をただひたすら待ち構える。
あぁ、憎き期限よ。なぜお前のごとき仇敵を守らねばならぬのか。
社会に適合するためか。ごもっともじゃないか。


2009年02月01日(日) あわてふためいてやれ魂だとか

ミッシェルガンエレファントの「フリーデビルジャム」の一節が
星のカービィ(ゲーム)の「カービィとデデデ大王のグルメレースのBGM」の一節と
激似である事実に気づいたよ!

飲食物でも生活用品でも何でも、大抵の物の名前の接頭に
「俺の」
を付けると下ネタっぽくなるよ!

「六番線、ドアが閉まります。ご注意ください」

「肉弾戦、オーガ絞まります。ご注意ください」
に聞こえて怖いよ! 駅怖いよ!

今年が丑年だって認識もってる人まだマジョリティぽいだけど
冬が終わったらもうほとんどの人覚えてないよ!
干支って冬の季語みたいなもんだよ!


2009年01月29日(木) だったらこの壁切り裂いて大気圏ぐらい突破してやるよ

「目を閉じて歩く」
これはいつでもどこでも一人でもできる
スリルショックサスペンスな愉快痛快遊戯であることを
いったい現代日本人の何%が理解しているんですか?(質問文)

いつでもどこでもといっても、
もちろん人と車の少ない慣れた道、できれば夜道が初心者には薦められる。
10秒実践できたら中級者入りしていい。
8秒の壁というのがあって、一人でやってると
この辺でどうしてもまぶたを開いてしまう。
浅ましいのは、ちょびっとだけ目を開いて
「でもこれも目つぶってる範疇だよな」なる自己弁護により
夢の10秒に到達しようとするにんげんの小ざかしさだ。
卑怯とかルール違反とか以前に
その表情はどんな美男美女だろうと
とんでもなく歪みきって醜いと思われるから
人に目撃されたらば夜に枕を濡らすはめになるのでやめましょう。

いかなる反則技も使わずに曲がり角までクリアできたら
上級者を名乗っていいのでは?(疑問文)
ただこんな遊びしてる時点で大人としては初心者だけど。


2009年01月28日(水) 話は変わって今年の夏は暑くなさそう

東京都23区をそらで全て挙げよ、
をさせると大抵の人間は
荒川区を忘却してる法則、
を発見した人物

として僕が死んだら名を残して欲しい。


2009年01月27日(火) 北国へ行くバスに乗っていらだちを凍らせに行こう

カフェ「六次元」で赤瀬川源平のグルメエッセイを購入。
ぶっちぎって面白い。まず文章が面白い。
平易なしかし選び抜かれた文字群による刺激は快感的ですらある。
こうなったら彼の小説も読みたいし他のエッセイも…あぁ揃えよう……


れどれ |MAIL