舌の色はピンク
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昨夜とあるニュース番組が 最近多い突然の大雨を指して 「今日もまた、ゲリラ豪雨でした」 と報知していた。
でた。でた新語。そう思った。 まぁ言わんとするところはわかるけれども。 ゆくゆくは国民にも受け入れられて 天気予報でも使われるのかな。 明日は晴れ時々ゲリラです、みたいな。 あ、でも予報されないからゲリラなのか。 今夏のゲリラは穏やかなゲリラだったねぇ〜、くらいが 正しい使用法と思われる。
ていうか驟雨(しゅうう)でいいのに。 この美しい日本語もゲリラの前に廃れてしまうのかしら。 ただそれだけがかなしい。
2008年08月25日(月) |
ロックスターがTVの前で狂ったフリをしてる |
友人が企画したイベント(パーティー)に招かれ参加。 百鬼夜行の地獄絵図だった。 ファッションショーはキ違いと可憐のオンパレード! 妖精さんが可愛かったな。
女子が詰められまくった新宿ルイードは さながら満員の女性専用車両に紛れ込んでしまったごときで 連れのしんくんと一緒にドキドキしたりハラハラしたりして そのへんだいぶ楽しめた。
年に一度のペースで会う高校時代の友達と飲んだ。 が、もっとも仲の良かった一人が去年から不参加で 音信も中途半端にしかとれず 「はたしてあの男は実在していたのか?」 といった問題にぶちあたるも 誰一人答えは出せなかった。
だめ人間っぽいセリフ
「大事なのは今じゃない!
過去だ!」
人間誰しもいつか死ぬ
っていえば、まだありきたりで 聞きなれた言葉ではあるけど
人間誰しもいつか死体になる
だと妙なリアリティがあって ちょっと怖い気がする。
太陽の形容で サンサンとふりそそぐ とかいう言い回しあるけど 僕はサンサンはSunSunかと思っていて(グッスリがGoodSleepなように)、 けれど今日辞書を気まぐれに引いてみたら サンサンは「燦燦」と書くれっきとした日本語らしい事実を知った。 自らの幼児めいた思い込みに対するこの難解な現実っぷりはどうだ。 燦燦なんて書けぬし読めぬ。
第一SunSunってなんだよな。 太陽太陽とふりそそぐ ってなんだよな。 和製英語にもほどがある、いや自製英語か、ああ、うああ… 愚かだ…
夢の話です。
それはとある休日、 ほとんど交流のない職場の後輩Aと ほか友人B、Cをまじえ 我が家でお泊りゲーム大会を開催することになった。 僕はAにはじめ勝っていて楽しかったのだが 続けるうち段々と負けがこみ始め 最終的にはAに惨敗を喫していた。 その後夜中、AとBとCがリビングで酒を飲んでる間に入る気力もなく 僕は一人部屋で寝た。 翌日、BとCから昨晩の話を聞いてみると 「Aも酔ってたのか本音打ち明けてたけどさー "イヤー あの人一応センパイじゃん? だからはじめは勝たせてやったけど(笑) でも実力的にはやっぱ断然俺のが上だよね(笑)" って言ってたよ」 とのことだった。
僕は怒りと悔しさの余り涙が出そうだった。 視界がぐらぐらして倒れそうになった。 夢から覚めてからも怒りはおさまらなかった。 Aくんは何も悪くなく 全ては僕の脳内の出来事である理屈はのみこめても 当面Aくんへの不信感は拭い去れない。 しかたない。
昨夜から友人二人が泊まりに来ていて 我々はずっと大貧民をやっていた。 夜通し朝8時まで勝負して 昼は12時から勝負が再開していた。 2年ぶりに会う僕らは のらりくらり近況を語るコミュニケーションよりも 勝ちか負けかを決する本性むき出しの交接を選んだ。
32億円勝った。
2008年08月16日(土) |
動物園の動物たちは何がなんだか死ぬまでわからない |
TVでよくある、物言わぬ動物に声を勝手にあてるナレーションが大嫌いで、 それは漫画でもよくあったりする演出だけど いずれにしても完全に人間の目線でしかないし その傲慢さがいたって不愉快だ。
僕は犬自体あまり好きじゃない、というか全く愛せないけれど 勝手に「今日のドッグフード美味しいワン」なんて声あてられてる 映像上の犬を見ると オマエ起訴していいんだぜと思う。 基本的犬権、そんなものがあるとしたら侵害はなはだしい。 ないけど。
でも犬を愛しているとされている人たちが あまりに自分勝手に過ぎて、 犬の主体性や可能性を尊重せずに 都合よく解決しようとする思考停止が見て取れると どうにも苛立たしいのです。 それだけです。 あと今日の晩御飯は二回ありました。
2008年08月15日(金) |
ヘイホー オリンピコー |
ていうかドーピング認めるオリンピックあったら 人間は100m何秒まで叩き出せるんだろう。 もはや選手よりも新薬開発にいそしむ 研究家たちの競いになりかねないけど、 世界各国で筋肉増強剤的なものの開発を切磋琢磨し合ったら かなり高純度で質の高い投薬が実現しそうだ。
もちろん選手は試合が終わり次第ずたずたに壊れる。 でもそれでいいじゃないか、人生も駆け抜けろ! みたいな精神で。 大事なのは明日じゃない、今なんだ! とかもっともらしいこといって。 競技前はもう虚ろな目して「アゥァー アアァ……」状態。 DVDにしたら売れるのでは。 たとえどれだけクレームされたとしても、 俺たちは人類の限界に到達したかっただけさ! の一言で済ますクレイジーなノリで乗り越えて。
ここまでの覚悟で望むなら当然整形もするべきだ。 風の抵抗をより受けないよう顔も先鋭型にするし、耳も削ぎ落とす。 軽量化を図るため無駄な内臓もとっちゃう。 ホルモンバランスを整えながら去勢もする。 余生のことなんか全部無視。 ある日観衆の前で100mだけ世界一早く走れればいい。
でもこれで負けたら最悪だな。 努力の積み重ねでただひたすらトレーニングしてきた選手に。 まぁそれはそれで美談になるかもしれない。 肉体的にも精神的にも社会的(全世界に後ろ指さされる親が悲惨)にも半死半生の選手や またその彼を尻目にアハハハやはり横着はダメだねえアハハハとか笑うマッドな研究チームたちから 目を背ければ。
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