日々の泡

2013年04月27日(土) 淡いもの

晴れ 何度?
昨夏 他課のIさんがコンポステーラを歩かれたのだという噂を耳にしてから
ずっと彼女と話をしてみたいなと思っていた。
しかしバリバリのキャリアな彼女にはわたしなどが話しかけるすきなどないばかりか
寄らばはねかえされそうな強いオーラを放っていたのだった。
そんな彼女がコンポステーラを歩いたという事実は不思議な気持ちにさせられた。
わたしがその道を知ったのはシャーリー・マクレーンの本を読んだことからだった。
記憶を辿ればシャーリーの道程はとてもストイックで
日頃一心不乱に仕事に打ち込んでいるIさんがひたむきに歩く姿のイメージと重なって、そう思えばさほど不思議なことでもないのかなと思えた。
先週のいつだったか忘れたが、朝の通勤途上後ろから早足で歩いてくる人をやり過ごそうと歩道脇に寄ったところ、その足音の持ち主はIさんだった。
挨拶をして通り過ぎようとする彼女に
「ご一緒していいですか?」と声をかけた。
彼女はちょっと意外そうにしていたけれどにこやかに一緒に歩いてくれた。
道々その旅のことを尋ねた。
野犬は出なかったの?
どんなところに泊まったの?
わたしがシャーリー・マクレーンの本でその道を知ったのだと話すと彼女はとても驚いた様子だった。
わたしが彼女に「不思議」を感じたように
彼女もわたしに同じような不思議を感じたのだろう。
けれどそんな話をしながら、日頃殺伐と仕事をこなすだけの関係だったものに柔らかな化学反応が起こったような… ほんの僅かだけれど細い糸がつながったような…
淡雪のような優しいものが間に生まれたような…
 何かで読んだ言葉が頭に浮かんだ。
ちょっとしたつながりを持つだけでそれが「癒やし」につながるのだと。
事実そうなのだろう。
ちょっとした挨拶や 思いがけず見つかった共通点がどれだけ日常に安堵をもたらすか…
夕餉は にらと玉子のおじや 胃が疲れている今日この頃。



2013年04月23日(火) コート着用

薄曇り 18度
夕餉 ほうれん草とベーコンソテー トマトとアボカドのサラダ 切り干し大根 油揚の味噌汁
いつも朝ご飯みたいな夕飯だ。
人はいつもどうしてあげたら喜んでくれるか」「どうしたら楽になってもらえるか」なんてこと考えながら
その瞬間に集中できずに後で悔やむのだよ。
よかれよかれと考えながら。
山登りって登ったら 下りなきゃいけないのだよね…
その辺が難儀なこっちゃ…
しかも下る方が大変だときてるんだから…
ねえ そう思わない?
だれに聞いてるんでしょう?
日曜日に新玉葱の和風ドレッシングを作った。
小さめの玉葱すり下ろし1/2
太白ごま油 大さじ2
普通のごま油 大さじ1
米酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
これを密閉容器に入れてよく振る。
冷蔵庫で一晩。
豚のソテーにもお豆腐にも。
今晩あたりが一番おいしくなっとる。
そうだね… 盛岡に比べたら春爛漫だよね この辺りはね。
蒲公英さんは蒲公英さん。
蒲公英さんだからそれでいいんです。
そこに暮らしているんだな…と思うだけで
なんか懐かしくって
それはわたしだけじゃないと…
ってだれに話してるんでしょ…



2013年04月22日(月) なしてこだにさむいのか?

だいたい晴れ。16度
夕餉 空芯菜と牛肉の炒め物 トマトサラダ 冷や奴 茄子の味噌汁
やらずに後悔するよりもやって後悔したほうがいい…なんてことを人は言うけれど
わたしの場合、後悔するのは愛がない選択をした時だ。
後から気づく。


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茉莉夏 [MAIL]