晴れ。 寒風。 冬ごもりの読書は「館もの」のミステリー。 周りが雪景色であるならばもっとよい。 本日は寒風吹きすさぶ寒い一日。雪はないけれどまあいいか… 朝一番で金曜に買い込んだ食材を茹でたり料理したり… 大掃除は再来週年休ををふつかゲットしてあるのでそちらへ。 体調回復のため今日は読むぞ。 崖の館 創元推理文庫 佐々木 丸美著 1977年刊行。 35年前の作品になるけれど古さを感じないような気がするのは当時中学生だったわたしと小野路年代の女の子が主人公だからだろうか? 今の中高生が読んだらきっと古いのだろう。携帯もPCも登場しないのだから。 最先端の機器を駆使したサスペンスもよいけれど、閉ざされた空間でじわじわと恐怖がにじり寄るのも楽しい。 半ばで犯人はわかってしまったけれどなんとなく最後まで読んでしまった。 めまいを起こすような北の海に臨む絶壁の上に立つ館。そこで2年前に美しい養女が事故死する。 吹雪に閉ざされた館で繰り広げられる彼女のいとこたち5人のその死への推理。。 やがて不穏な出来事が… お定まりのストーリーでありますが冬ごもりを決め込んだ読書なので思い切りその閉塞感に共感しつつのめりこんでしまうのでした。 夕餉は水菜とたまごのおじや。
2012年12月08日(土) |
こんな時こそメディテーション |
今日の天気は不明。 外はどうあったのかわからない。 昨晩より体調を崩し嘔吐。 発熱とひどい頭痛に見舞われる。 何も口にできない。 これはノロ?ロタ? 夜半、やっと洋梨をふたきれ口にする。 具合が悪くなると頭の中をさまざまなことがぐるぐるし始める。 仕事のこと、週末に買い込んだ食材のこと… 何も考えたくないのに重いが勝手に巡る。 瞑想-- ある神社の古い大木。 何百年もそこに立っている高い高い古木。 わたしがその木を見上げたとき、「ココココ カカカカ…」と音がした。 晴れた空に楽しげに響くその音… 鳥? キツツキだろうか? ある本を読んでそれは木霊かもしれないと思った。 著者が岩手の遠野のある神社で聞いたという音に「ココココカカカカ」という同じような音。 宮司のおっしゃるには木霊とのこと。 著者は映画・「もののけひめ」にも同じ「ココココカカカカ」という木霊の声が出てくるのだと書いている。 木霊であるのか、また森の象徴的な鳥の声であるのか… いずれにしてもその光景を思い出すと不思議と呼吸が深くなっていく。 夕餉というか本日口にできたものは、ラ・フランスふたきれ フリーズドライのトマトスープ。
晴れ。 朝、5時に目覚ましが鳴ってヒーターをつけてもう一度ベッドに潜り込んで、ちょっとしたら揺れた。 これは大きくなるかな…と思いつついつもはすぐにドアを開けておくのだけれど今朝はなんだかいいや…と布団にそのまま。 揺れはおさまり震源は千葉北西部。 帰宅時、職場の玄関を出て駐車場を同僚と歩いていると、にわかに近所の犬たちが吠え始める。 あれ?と思っていると通りを挟んだ薬局の陳列棚がゆさゆさがちゃがちゃ鳴り始める。 すれ違う女性がわたしに大丈夫ですか? と尋ねてくれるも、隣の同僚はなんと地震に気がついていない。 そのまま駅へと歩き続ける。 こ、これは…わたしの錯覚なのだろうか…? そのうちに津波警報の有線放送が入ったのだけれど、全然聞き取れない。 地震があったこともわかってない同僚は全くなんのこっちゃといった風情だ。 「落ち着いて行動してください」って聞こえるけど…とわたしが言うと、同僚は通り沿いの眼科医院に入って聞いてくるからここで待っててと走って行く。 東北でマグニチュード7.3の地震があったらしいという。 さて電車は動くか…と思いつつ駅に辿り着くと平常通り動いていた。 ありがたい。 トンネルを抜けるのがこわかった。 でも無事帰還。 東北は猛吹雪。 停電になったら大変だ…と心配する。 寡黙な人々よ 耐えれば耐えるほどこれでもかとさまざまなことが降りかかる。 このまま終息しますように。 夕餉にオットーのビールをひとくち盗みのみしたら気持ちが悪くなった。
|