YouTube - Jeff Buckley-Hallelujah
地震の翌日、 わたしはやっと家へ帰り着いた。 自宅のある地域は地震の後すぐに停電して、翌朝やっと通電した。 家にいた夫は一日経てやっと事態の深刻さを報道で知り、あまりの悲惨さに蒼白になっていた。 わたしたちはふたりでソファにぐったりと座り 原発事故の深刻なニュースを上の空で聞いていた。 どこか遠くの国の事みたいに。 昔見た夢を思いだしているみたいに。 窓外は青い空で ラジオからは「ハレルヤ…」の歌詞が流れていた。 すっかり終わっちゃったな…そんな感じで。 が! しかあーしっ! わが同僚は、帰宅難民と化しやっと翌朝自宅へ帰り着いたというのに、 その足で中伊豆の温泉へ出かけたという。 持っていた割引券が三月いっぱいで使えなくなってしまうので予め予約を入れておいたのだそうだ。 ガッツだぜ… なんだか尊敬してしまった。 どんどん行け行け がんがん生きろ… それが鎮魂になる それが復興の礎だ! わたしってへなちょこだ…見習わなくっちゃ…
花見が禁止だと。 どこかの知事が 花見を禁止した。 こどもじゃないんだ。 それぞれが それぞれの時間の中で それぞれのやり方で 死者の鎮魂を祈り 行方の知れない人々の安否を気遣い 自身の将来と向き合う。 明日の保証のない不安の中で 今日を楽しむ権利さえ奪おうと言うのか? 馬鹿者だ。 あれは。
2011年03月25日(金) |
ぐっすり眠れるまで… |
頑張ってください!と ラジオのパーソナリティが被災地の人に声をかけている。 ありがとうございます… ちょっとかたい声で被災者はお応えになっている。 被災された方たちは極限まで張りつめて頑張れるだけ頑張っている。 もう頑張れないよね… それ以上… でも、待っててください。 みんな、募金して 物を送って 少しでも早くみんなが暖かく眠れるように そう願っています。 力を出して頑張るのは 暖かく眠れるところと 食べ物と 安心が揃ってから。 それまで どうかこらえてください。 そんな関東のわたしたちも、 今、違った複数の困難の中にあります。 不安でいっぱいなのだけれど 被災地の人のことを考えると…などと自分の不安にブレーキをかけたり ここが頑張らねば経済が回らないと無理矢理奮起したり… 実はとても疲れているのだと思うのです。 あれこれ迷いながら それでも日本の人は真面目に生活していくのでしょう。 粛々と 二週間が経ちました。 それにしても 今年の三月はいつまでも寒い…
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