日々の泡

2010年10月04日(月) 不思議だ…

切り干し大根を入れて
ほうれん草のお浸しを入れて
金平牛蒡を入れて
プチトマトを詰めて
チキンナゲットにケチャップをつけて詰めて
ご飯をよそって
ちりめんとごまをちらして
梅干しと
塩昆布を添えて
弁当のふたを締め終えて
ふと気付くと
前髪がごわごわしている…
なんだ?
それはケチャップが髪について固まっているのだった…
なぜ?ここに?
よくわからない…
そんなぼんやりした月曜日
てくてく駅まで歩き始めると
町は金木犀の香り
長い長い恋愛小説
「夜はやさし」 スコット・フィッツジェラルド
すっかり浸かってしまってふらふらしている。
なので どうやって前髪にケチャップが付いたのかもよくわからない。
と言い訳する。



2010年10月03日(日) 散文

☆知らないうちに寂しさが胸のあたりでうずいてくる。休みに学校のチャイムを聞くと。なぜだろう?
☆空が高ければなおさらだね。
☆夏にはまだ日が高めのところにある 夕飯の仕度時。
☆秋には黄昏れて流れてくる醤油とみりんと…
☆かぼちゃもおさつも栗のようで。栗はまさしく栗。
☆雨の日だった。たばこ屋の小窓の前。傘の下Bのくぐもった声。
☆やめるんじゃなかったっけ?
☆月曜日には試される。雷雨の予報。よいお顔で玄関を出る決意。



2010年10月01日(金) 傾聴ボランティア そして渋皮煮…

毎年、この時期になるとAの隣家の栗の木の愚痴を聞くのが恒例になっておる。
花が臭いに始まり葉が落ちるを経、たくさん実が屋根に落ちてうるさい…に至る。
しかし、A家のもみじもまた隣家に対し同じように迷惑をかけているので何も言えないと言う。
栗の実は拾って食べてくださいと隣家の許しがあるらしく、わたしたちは愚痴を聞きながらそのおこぼれに預かるわけね。
その拾った栗というのがいがからはぜて落ちた栗だけに完熟。そして大粒。
おもしろいようにきれいに皮がむける。
わたしは皮むき名人か?と勘違いするほど。
そして渋皮煮。
ゆっくりと栗をゆでている最中。
レシピを検索してみるとブランデーを入れる人が結構いらっしゃる。
ブランデーはないので、お菓子用に準備してあるラムかグランマニエを使ってみようと思う。
むふああ…楽しみだ。
Aの隣家の方、どうもありがとうございます。
花が臭い?葉が落ちる?
そんなのへっちゃらです…
Aんちのことですから…


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茉莉夏 [MAIL]