日々の泡

2010年05月27日(木) ブローチ

友人が鎌倉にバードカービングの展覧会を観に出かけた。
ギャラリーに並んだ美しい木彫りの鳥 それは素晴らしかったと教えてくれた。
木彫りの鳥--そういえば、わたしは木彫りの鳥のブローチを持っている。
もう何年も昔のこと。わたしには妹と呼べる人がいて、高原の小さな店で、彼女はわたしにそのブローチを選んでくれた。
きれいな青い鳥のブローチがほしいと言うわたしのために、彼女が選んでくれたのは、アオビタキのブローチだった。
その店の中には小さな木彫りのさまざまな作品があった。
アオビタキはその中にしつらえられたブローチのコーナーの一画に他のたくさんの鳥たちと並んでいた。
触れるとすべすべと優しい木の触感。
丁寧に仕上げられたのだね、君は。
あの高原の小さな店で
妹とわたしは美しい青い鳥を手に入れた。
アオビタキは今もわたしの側にいるけれど
妹はもういない。
妹は、もう妹と呼べない間柄になってしまった。
その人は弟のお嫁さんだった。
みんなが若すぎて、いつか何かが崩れていった。
彼女が妹でなくなったことは、わたしの心にも傷を作ったし、わたしももっと彼女を大切にするべきだったと後悔した
アオビタキを思うと、胸のどこかがチクンと痛い。
実際、針で止めるブローチは、いつもわたしの体のどこかをちくんと刺した。
シャツに止めるときは胸を
帽子に止めるときは頭を
わたしがお行儀が悪いのか、いつもチクリとどこかを刺すのだった。
だれかにもらってもらおうかしら?
だれか鳥の好きな人に このブローチをあげようかな。
そう思っていた。
今日、ブローチを思い出して決心した。
自分で持っていようと。
時々、出してみて、自分の心をチクンとさせようと。
そして、妹のことを思いだそう。
遠い日の愚かだったわたしたちを思いだそう。
そう決めた。



2010年05月09日(日) ケーキを焼く

久しぶりにケーキを焼いた
昨日はオレンジケーキ。
久しぶりに焼いたものだから勘が鈍っている。
うまく手順が行かず、途中で投げ出したくなった。
けれど、鬼のようにバターを練ったのだから…と、気持ちを立て直してオーブンに投入!
出来上がりを夫に試食させると、
「おいしいね。
おつな卵焼きだね…」
と言った。
本当にオレンジ入りの卵焼きの風情がある。
うまいことを言う。
で、今日はチョコとドライフルーツ入りのバターケーキを焼いた。
失敗したままでは今後のモチベーションに悪影響が及ぶ。
集中する。
ふっ… やれば出来るのだ…
うまく焼けた。
レシピ
薄力粉 120G
ベーキングパウダー 小さじ1
バター 120G
砂糖 80G
ドライフルーツミックス 適量
チョコレート適量
ラム酒 50−60ML

オーブン180度で20分、後、170度で20分。



2010年04月30日(金) 引き寄せる

豪華駅弁の特集をラジオで聴いて以来、 松阪牛ステーキ弁当一万数千円のことが気になって仕方がない…
何をしていても、ふと心に現れる。
こだわりの弁当、牛肉は血統書も付いているらしい。うまいんだろうか…
どうなんだろうか…
うし…
仕事中、そんなことを考えていると、「牛沢さん」という人から電話が来た…
それにしても、ステーキ弁当…
おいしいんだろうか…
一生に一度くらいは食べてもバチは当たらないんじゃないだろうか…
うーん…三重県か…
うし…
なおもそんなことを考えていると、「牛田さん」という人から電話があった。
これを「引き寄せの法則」というんだろうか?
いやどうせ引き寄せるなら弁当の方を、どうか…
 寒さも一段落したようで、湿度の少ない晴れた一日…
去年の今頃は
語るに足る、ささやかな人生 アメリカの小さな町で 著者 駒沢 敏器
という本を読んでいた。
アメリカの小さな町を車で旅するロードドキュメンタリー。
小さな町でささやかに暮らす人々とのふれあいの十四編が修められていた。
著者が運転する車に同乗して、一緒にハイウェイの風を体に感じるような気持ちになった。
そういえば、こんな心地良い日は、風を感じるような物語を読みたくなるよなあ…
そう思っているとラジオから聞こえて来たのは向井万起男さんの声。
で、思い出したのが、
謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るin USA 著者 向井 万起男
旅が好きな万起男さんの車でのアメリカ旅行記。
これを読むことにする。
おお… アクセルを思いっきり踏み込んでハイウェイをすっ飛ばしてみたいものだわ…
来世に期待。


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茉莉夏 [MAIL]