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2006年05月08日(月)
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RENTのサントラCDを買ってしまう。(帰宅後追記)
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ニュース番組をホントに見なくなった。 アンドルー・ワイル博士のご指導に従ったわけでもないのだが。 不幸な事件ばかり聞いて、憂いをまとうのに、飽きた。
真面目に心を寄せても、『次です。』の一言で、商店街名物の巨大コロッケの話に切り替わる。 一ヵ月後には誰も覚えていないし。
耐震強度が足りないマンションを買ってしまって、住めない家のローンを抱えている人のことなんて、 当事者以外には、「そういえばそんなこともあったあった」な話。 これからの話なのに。 もう消費されたネタなんて、誰も求めない。
新聞も取るのを止めるところまではいかないが。 片目で流し読み程度にしている。 日露戦争とか、太平洋戦争当時の、新聞の論調から類推するに、 読んでも扇動と洗脳以外は得られなさそうだから。
日常生活をしている限りは、ヘッドラインくらいはイヤでも耳に入る。 不自由ない。
昨日だかに、田舎で殺人事件が起こったのも知っているぞ。 映像は見ていないが。
倉阪鬼一郎の『田舎の事件』みたいの?と思ったが、あっているのかどうかまでは知らない。
余った時間は好きなものを見たり聞いたりして過ごす。 ということで・・・・・
結局、サントラ買ってしまったよ。
山本耕史という人があれだけ心から愛してやまないものが、どんなものなんだろうか? 見てみたい。激しく見てみたい。 映画を見に行った理由は100%これ。ただこれだけ。
いかん。 やばい。曲良すぎ。メロディ泣きすぎ。ロック突っ走りすぎ。 うっかりはまってしまった。
曲が、どの曲も魂。 対象物を見ている気がしない。舞台と自分、相手と自分という2つの存在が相対して、 曲があって、それを聴く人がいて・・・・という感じじゃない。
メロディが歌詞が、雨のように降り注いでくる。 想いが溶け合う。 自分なのか、物語なのかわからなくなる。
心にしみる。
はっきり言ってストーリーはべたです。 "いい年こいたモラトリアム"と言ってしまえば、そこまでの、 実生活の辛さを担おうとしない豊かな社会の青年のたわごとを描いている。
ラストの霊界からの復活なんて、江原啓之に宣伝させれば?っつー感じだし。 エイズとかドラッグとかボヘミアンとか、10年前には世相の先端を描いていたであろう設定も、 今となっては、中途半端な時代劇。
わかってる。 でも、それもこれも含めて、愛してしまった。
前にも書いたけど、やっぱりあの、指向性のないどこにも行かない、それを知っていてかつ投げない。 哀しさと情熱が好きだ。
サントラは買うの止めようと思っていた。 あんまり英語でなじんでおくと日本語の歌を聴いた時に、すっと入ってこないから。
山本さんが熱望している日本人キャストによる再演を待つ!と、思っていた。
もちろん待つ気持ちはある。強くなった。 『運転手さん。そのバスに僕ものっけてくれないか』じゃないが、夢に便乗している。 RENTの舞台に立つ山本さんを見に行くことは、最早私の夢だ。
日本人キャストのRENTの上演。あぁもう!その時はその時だ! 私はRENTの曲に惚れた。聴きたい! 日本語歌詞に違和感あっても、何とか気持ちでカバーする。買ってしまえーーーっ!
・・・やれやれ。これも、組!から始まる消費生活。
でも、このサントラはいいよ。 どの曲も大好きです。愛してます。
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2006年05月07日(日)
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日露戦争の陸軍に呼ばれる。
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青山に髪を切りに行く。 の道中で、呼ばれた。ような気がした。
それにしても、表参道なんとかならないのかなー。 人の波に酔う。ずっとこのまま?哀しい。
はとバスコース化していて、うざい。 モルガンに行きたいだけなんだけどー、表参道ヒルズに用はねぇ!と思いつつ、辿りつかねーよ。 行列動かねぇよ。
は、ともかく。 表参道はきっと観光客でごった返しているだろうから、と、青山一丁目から歩くことにしたんですよ。 散歩もいいかなって。 新宿から大江戸線で一本だし、大江戸線、基本空いているし。
天気も良く、暑くも寒くもない。 こういう日は、通ったことのない道を通りたくなる。 ふと横を見ると緑があって、綺麗。とことこ近づいていくと、そこは青山墓地。
へぇーこんなところにあるんだ。初めて来た。 と、いきなり、石碑に行き当たる。
近づくと乃木将軍の墓道とかいてある。 手もちのバッグには『坂の上の雲』。8巻。 日露戦争もたけなわ、日本海海戦のまっさい中である。 しかも、夕食に会う知人に貸すために、1巻〜4巻も持っている。
旅順に展開した当時の陸軍第3軍の司令官。乃木希典。 『坂の上の雲』によると、無駄に戦死者を積み上げた戦下手。 この本を読んでいる時に、何もいきなり、乃木の石碑に行き当たらなくても。
下手に手を合わせると、憑いてきたりするとも言うので、めったなものは拝まないようにしている。 人格は高潔だったらしいが、別に尊敬もしていないし。
行き過ぎる。 緑は綺麗だが、腹も減ったし、乃木を超えて深入りするのもなんなので、墓地には入らず、 表参道方面に歩く。
しばらく歩くと、左手にまた墓所。 土を踏む機会もないし、天気はいいし、一周お散歩・・・。 つと墓地に入る。
野津という人のでかい墓がある。 どっかで聞いた名前ーと思いつつ、角を曲がると、黒木為禎の本人ではないが妻の墓が目に入る。
黒木?黒木為禎? ちょっと待ておい!?
慌てて『坂の上の雲』を出して確認。 ・・・・間違いなし。日露戦争当時、陸軍の第一軍の司令官である。 本人のはなかったようだが、家族の墓がいくつも。 しかも、献花じゃないが、献碑みたいなものに"奥"と。第2軍の司令の苗字だ。
となると、野津。 やっぱり。第4軍の司令官です。
つまり、日露戦争当時の陸軍の第1軍〜4軍までの全て、の司令官にかかわる墓が 次々と目の前に現れたと。
探してもいないのに、なんっすかこれは。 怖いというか。ぞくっとはした。うんざりもする。 あぁまたか、と。(前にも行こうともしていない試衛館の跡地に着いたことあったし。)
呼んだ?で?何が言いたい。
馬鹿だ無能だありえないしくった、とか思いながら読んでいたので、むかついたのだろうか? それを言うなら、司馬遼太郎に言ってくれよ−とか思う。
確かに上手くはやれなかったかもしれないけど、痛々しいほど可憐で一生懸命ではあった。 必死で国を守ろうとした。 それについては、ありがとうと。
そういう気持ちはある。
墓で祈ると何か憑きそうだったので、その場は早々に立ち去り、 人のこなさそうな路地で、ほんのちょっとだけ手を合わせた。 『がんばったことには感謝する。』と。
求められていることを満たしたかどーかはわからんが。 うーん。もうちょっと良いところに呼んでください。と思う。 小判が埋まっているツボとか。
帰りにスカートを買っちゃった。 流行の白。ちょっとロリ過ぎたか?という後悔はあり。
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2006年05月02日(火)
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映画 RENT を見る。
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BUNKAMURAまで『RENT』を見に行く。 ほぼ満席という話は聞いていたが、GWとはいえ一応平日だし、夜だし30分前なら、 なんとかなるかと思ったら、かなり甘かった。ぎりぎり。 受付順に会場に入るから、最後じゃ当然一番前しか席はなく、のけぞってみていたので疲れた。
言わずもがなの"組!から始まる生活"の一分岐。 山本さんがあれだけ思い入れるものを、見てみたいと思った。
すっごーくどきどきとか、はらはらとかいう没入はない。 あと、やっぱりアメリカ人の感情表現にはついていけないところはある。 ストーリーもべただし。 ミミ生き返るの唐突すぎ。ロジャー死にそうな人を前に歌うなとか。
初演キャストは、一部年齢的に微妙じゃない?モーリーンとか? とか、相変わらずぽこぽこと思いが浮かぶ。
映画としてまぁまぁ?とか思っていたら、何かじんわりと泣けてきて、ちょっとびっくり。 人格が分裂してるよなー。それはともかく。
歌がね、良いですよ。 勢いとか情熱があるんだけど、前には決して伸びていかないところが。
あぁそうか。 今書いていて思いついたんだけど、 これってそういう点では組!であり、土方なのかもしれない。
なげやりじゃないし、必死なんだけど、それはその先どーこーしたいという、 世間的な野望とか、緻密な未来図に繋がらない。
指向性がないエネルギー。多分それは先読みすることへの絶望であり、 今ここにある、いる人への誠実でもある。
no future no past. not day but today. とか、 no othre way. とか、すごく明るい閉塞を思う。
そういえば、青空って、夜空に比べて星が見えず、宇宙に対して閉塞しているって思うときない? ペンキの青空で蓋をされているような。
そう思うとモーツァルトも同じなのか・・・。
キャストはミミとジョアンナが初演キャストでなく、ミミについては歌が弱いとか、 どこかに書いてあったが、そう? 上手かったと思うがーもうレベル高すぎてわかんない。 スタイルが抜群。あの脚!エロエロのダンス〜。素敵だ!
ジョアンヌも脚ながっ!Seasons Of Loveでの歌もまっすぐ伸びていて、好き。
日本のキャストでやるかなー。 正直、ミミとかジョアンナとかエンジェルとか、誰?っていうのが思いつかない。 可能なのか?
でも、山本さんは、"やりたい。やらなきゃいけない。"って、 ひたすらに言い続けているし。
自分だけでかなえられる夢でないし、20年後でもOKというものでもないし、 夢に保険かけずに、思い入れられるって凄い。 叶わなかった時の留保をつけないで、この人は平気なのか? 平気でない結末が待っているのに走っているのか?わからないところも、惹かれる一因なんでしょうね。
・・・先行予約で、『RENT』の来日公演を申し込みました。 組!関連でいくら使ったのか、もう検討もつきません。
サントラの第2集も、組!!のDVDも手元に持って、持ってしまうと哀しい。 本当にこれで最後なんだということが、ありありと見えすぎてしまう。
2004年の大河なんだから、ここまで楽しめたことがかなりの僥倖。 自分すがりつきすぎとか思う、思うんだけど、あぁでも寂しいなー。
サントラはiShuffleに入れて聞いている。 1集の方がおそらくは開始前に作った曲が多いからだと思うけど、かなりイメージソングっぽく、 題名と曲が頭の中で中々繋がらないのだが(もちろん曲は好きなんだけど)、 2集の方は情景とかキャラクターがどんぴしゃではまり、すらすらと題名を覚えてしまったのには、驚いた。
お梅のテーマなんて、どっから聞いても鈴木京香のお梅そのもの。 曲って凄い。
あと、組!!で副長が撃たれてなお、新政府軍兵士を斬るところで掛かっていた曲の題名が、 『武士道』というのに、ほろほろした。
侍泣き、無念、山南切腹の曲順は、無念、山南切腹、侍泣きの順番じゃないかなぁとか。 そんなことを思いつつ、全30曲の後半15曲は、もうひたすらに切ない。
哀しい気分になりたい時には必携。 一旦どーんと沈み、27曲目からの曲順がねーこれがいい! 未来への扉、希望のワルツ、安らぎで、朝日が昇り、ラストの新選組!メインテーマで立ち上がる。 このメインテーマいいなぁ。ホントにしみじみと。
三谷さんと服部さんの頭に描いているこのドラマのイメージはかぶっていたということが、 このドラマの1成功要素だったと思う。間違いなく。 第1集はシーンに合わせて書いたというより、漠然としたドラマのイメージを曲にしたという感じだけど、 神話的な牧歌さから、まっすぐな刹那さ、青空に駆け上っていく勢い・・・の全てが、入っている。
服部さんって、きっと三谷さんの希望?だよね。きっと。 少なくとも音楽担当の人が、三谷さんの描きたいものをわかってくれている人で良かったと、思う。
スタッフ内でもどんなものが出来るか、始まるまでは、っつーか始まってしばらくも、 共通認識が出来ていなかったみたいだから。
組!のDVDの特典映像で組!が始まる前に流されていた番組宣伝がいくつか入っていたのだけど、 これを見返すと「わかってなかったんだなぁ」というのがありありと見える。
"愛と勇気の新選組!"だとか、"これを見ると一週間元気で過ごせます"だの。 嘘をつけ嘘をという宣伝文句を連呼している。 宣伝担当には、「喜劇作家が書く明るい青春コメディ?じゃないかしら?」と 捉えられていたのだと思う。
三谷さんががんぱって服部さんを押したのなら、さすが!だし、 プロデューサーがわかって配員してくれたのなら、これまたさすが!だ。
amazonで見たらサントラ第2集は初回プレス分がはけたらしく、4〜6週間待ちだとか。 それなりに売れているみたいで、嬉しい。
『坂の上の雲』は旅順の要塞は落ち、奉天の会戦にも勝ったというか、 敵失により生きながらえたーというところまで、到達した。 バルチック艦隊はベトナムまで6ヶ月かけてやってきた。 後は、日本海海戦を残すのみ。
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2006年04月28日(金)
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ソシズノノの4回目のセッションに行ってきた。
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緑が目に鮮やか。 日差しを受けてきらきらしていて良し。雨にぬれるも良し。 葉っぱの緑って、ほんと気持ちが良いね。
ソシズノノの4回目のセッションに行ってきた。 今回は体調が悪かったのもあったのか、気が回らない。 うつぶせの時は入ってくる音がかぶさる感じ。動きはなし。 仰向けの時は、おなかに音が吸い込まれる感じ。 吸い込んでいる癖に満ちた感じはないのが物足りない。
前にオーラを5分くらい見てもらったことがあるのだが、 って、これ前も書いたな。 額がかゆいというかむにゅむにゅすることが最近よくあって、 オーラを見てもらった時に、まさにそう言われたのだ。、
で、今回もその、オーラを見てもらった時のことを思い出した。 全体が薄いブルーなのに、おなかだけ綺麗なエメラルドグリーン。だそうだ。 そこから気が抜けているがために、全体の青がうっすいことになっている。 ここをきっちり抑えれば全体が強くなる、みたいなことを。
多分そうなんですよ。 エネルギーがすかすか抜けている感じはある。 不完全燃焼さとか妥協とかが、おなかに来ているのだと思う。 だって、そもそも昔は胃腸が丈夫なのがとりえです、ってなもんだった。 これはねー体質ではなく、絶対心根の問題だと。はい。それは自分がよくわかっております。
で、どーしろとっていう部分で止まってしまうのだが。 現実に打てる手があるのか?と思うと、思考停止なのか現実なのか、何もない、となる。 気は抜け続ける。
先日はきっとそこがあまりに空虚なので、音が吸い込まれたのだと思う。 でも穴が深すぎてとても埋まりません、みたいな。
底が抜けたバケツで水をためようとするのは無駄金である。 底の修理が必要なのはわかっているのだが、HOW?
多分、前世でもこんなことを思っていた時があったように思う。(っつーか思い込み。) でなにかしようと思って産まれなおしたけど、また、同じ問題を持ち帰ることになりそうです。 すまん。
alain
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