俳優ユースケ・サンタマリア氏を個人的趣味で鑑賞...いえもと(改名しました)

こちらでは、ユースケ氏の出演作品の中から、後世に残したいとまで気に入った作品&ここまでこのドラマを食い入るように観てるのって私だけだろうと思ったドラマを、筆者が勝手に必要以上に評価させて頂いています。ネタバレ有です。
ドラマのあらすじを知りたくない方にはお勧めできません。
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先日放送分の「ぷっすま」に関しての雑談 - 2009年05月01日(金)

このところ夜中に起きている体力がないせいか、ぷっすま録画をチェックすることもできずにいたら、

クサナギくんがあのようなニュース状況になってしまい
当分、ナギスケチームをきちんと観ることあたわず。

イメージは大切よ、アイドルだから。家宅捜査だなんて、有名税を過剰にとられた気もするけれど。
寂しい。ホント寂しい。ホンっト寂しい。絵心クイズのあの理解不能な才能をまた見せてくれるのはいつなのか。
ユースケ氏の絵のヘタレな感じは小学生っぽく幼稚でいいのだけれど、
それを上回る魔のような衝撃が、クサナギくんの得体のしれない絵にはあった。

あのひとは確かに飲酒量コントロールが苦手だったのかもしれない。
下戸のユースケ氏の横で、相当飲んでたものね、ぷっすま本番収録中でも。
あれはあれで面白かったけれど、もしもあのまま放っておいたら、命にもかかわっただろうから、
ある意味、今回のことは良い薬だったとも言えるんじゃ?
お酒は何かと危ないよーという良い見本になってくれてしまった。

で、どうなるのかな、と心配になりつつ
4月28日の放送を録画し、チェックしたのだった。

クサナギくん逮捕についてのコメントはまだ今回はなくて
急遽差し替えられたらしい、
モデルハウスでの宝探しトレジャーから編集した名シーン集。
そうなると、番組の至る所に見られたユースケ氏の「エロおやじキャラ」に、いつもより余計にしっかりと向き合わざるを得ない私。

まぎれもなくあれはユースケ・サンタマリア氏の「俳優」としての作品なんじゃないかと思う。
そんなに嫌な感じが(私には)しないのは、
例えば風船を挟んで水着美女と嬉しそうに抱き合っていても、
目線がどこかあっちのほうに逸らされているだとか。
例えば浴衣美女の脚の間に宝箱があってそれを取るシーンでも、
目線がどこかあっちのほうに逸らされているだとか。
ごめんなさいね失礼します、の、わきまえた感じが残っているから辛うじて。
あとはそうねえ、
人間の男なら誰でも持ってるじゃないのという、セクシイへの興味という要素を、
微笑ましく表現してみせる上品めのセンスというものを
どこかに感じる。
ご本人が望んだ結果なのかは分からないけれど。


というか、あのエロキャラは、
クサナギくんという、いい加減でありつつ清潔めのキャラが傍にいてこそのバランスだったのに。
やっぱり早く戻ってほしい。クサナギくんには。ユースケ氏のエロキャラに更に磨きをかけてあげるためにも。

※追伸(後日記す)
5月5日放送分での、クサナギくんに向けてのユースケ氏の呼びかけが、爽やかで良かった。




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「黒部の太陽」敢えて、木塚一利 - 2009年03月24日(火)

「黒部の太陽」2009年3月21日、22日 2夜連続 フジテレビ

絶対に断われない仕事。
絶対に後に引くわけにいかない仕事。
損得勘定を超えた使命感。命賭け。
恐怖心にも打ち克ち、世の中が強く求めているものに応える。命懸けで。
自然の力に打ち克ちながらそれを味方してもらいながら、
人の心の力に人が応える。命を捧げても。そんな「仕事」。
それを、
そうか、そんな彼らを、家族も、とんでもなく大きな覚悟で支え送り出さなければならなかったのね。
家族が。命短い、十代の娘さえも。
父が息子を信じて。
恋人を信じて。
もう逢えないかもしれないと思ってても。
殉職。
個人の幸せを超えた全体の使命、
いやそんな難しいこと分からない、ただ、意地かも。

そんな彼らの彼女らの強い深い決意がなかったら
今のこの世の生活は成ってなかった。

ワークライフバランスとかの言葉が脳裏に浮かんでは消える今日この頃に、これを観て
ホントに無理する価値のある仕事って何だろうかと
私がこの人々の家族だったらどうだろうかと
考えさせられた。

・・・というわけで
木塚という一人だけに注目して観たりしたら申し訳ない大きなドラマだけど。
敢えて木塚の魅力は何なのか考えてみたが
木塚だけが特別に光ったりしないさせないところ、そここそが魅力なのか。
サポーター、ということ。

木塚が滝山の家を訪ねていたところに、倉松もやってくるシーン。
この木塚の緊張感、分別もあり品もあり抑えた感じ、一方、空気を読まない倉松の自由な明るさ、あきれる木塚、
ここらへん、私は何か懐かしく、ふと思い出したのは、真下正義だった。

何か真下っぽい彼がところどころに見られる。
青島をセンパイと呼ぶときの真下っぽい彼が。

甚太(好青年!可哀そうだったー)の事故を悔やむ木塚と倉松の会話の最後に、発した台詞「ああ。」の音、
なぜあんなにキーが高いのか、でもそこが良い。
いつも落ち着いているようで中では必死な感じがこんな形をとって覗くと、それを私は無視できない。

父親のように懐の広い倉松のことを木塚は実は尊敬している。
ついに、可愛いとまで思ってる。
婚約祝いに頭から酒をかけられた後のなんとも言えない表情に、この木塚の心が滲んで見える。

幸江にとって彼は本当は二番目だったと思う。
やっぱり彼女が一番好きだったのは倉松でしょう?引き留めて欲しかったでしょう。
倉松も幸江を好きだったでしょう?引き留めないところが、
倉松は「男はつらいよ」の寅さんなの?どう考えてもカッコいい。
だけど、自分は二番目だという自覚が木塚にはもしかしたらあったような気もする。
あったかも、と思わせる。きっと分かってる。と思わせる。
そこが魅力っちゃ魅力。
自分は技術屋だけど現場の最先端を掘り進む倉松にはどこか敵わないな。済まないが。
でも倉松をはじめとする皆んなの熱さは、実は自分にもあるよ。と。理解してると。

あの雪乃さんにとって真下は青島ほどはカッコ良くない。
この幸江にとって木塚は倉松ほどはカッコ良くない。でも
多分、二年三年たてばこの幸せが地味なりに分かるよ、幸江さん。

※そういえば室井の柳葉さんが、根岸の役で関西弁を使っていたのは。珍しいものを見た。





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