37.2℃の微熱
北端あおい



 




台湾のお土産の美味しいお茶。
お湯をそそぐと、花が咲いてゆらゆら花びらが散っていくのが、素敵。
芳香もすばらしくて、おもわずほうっとなりました。
一枚一枚散っていく花びらに、儚げ、という言葉も一緒に思い出す。

大学生だったときも、アジア旅行に行ったひとがお茶を買ってきてくれて、
酔ったようになって、笑われたことがあるのだけれど、本当に美味しいお茶は
美酒に匹敵する(持論…少なくともこの味覚はそうなの)!!




2006年02月06日(月)



 久しぶりにですぺらへ(感謝とお礼)




久しぶりにですぺらへ行ってまいりました。
一考さんと須永先生のお誕生会に参加。

12月1月と鬱鬱としていたのはともかく、身体的にかなり健康状態が悪かったのですが ようやく復帰!!久しぶりにですぺら常連様たちとお会いできて、とても楽しかったのでした。

steward様からお借りしましたDVDは、素天堂様とpuhipuhi様も絶賛のラインナップで、拝見するのがとても楽しみ!!これで、いくら風邪で寝込んでも大丈夫…

待望のオカルト写真集も拝見させていただいて、そのうえ、ポストカード(コミカルな禍々しさがとっても素敵です)までいただいて大満足の北端なのでした。

璃碕様からも『PEGANA LOST』をいただいてしまって、大感謝です。いただいたの、これから読みますね(いつもありがとうございます!)。

T様にもU様にも久しぶりにお会いできて、幸せでした。

それから飲んでも飲んでも冷たい手を温めてくださった皆様、どうもありがとうございます。 お写真撮っていただいたsteward様とそえ様にも感謝です。

昂奮しすぎたせいか、最後は少々オーバーヒート気味で帰宅。

時間は、はやめだったけれど、明日は校了地獄だし、 帰宅して、火傷しそうなくらい熱いシャワーを20分以上浴びて、ナイトキャップにお気に入りの中国茶をいただきながら、ようやく落ち着いたところです。

今週は初の日帰り京都出張(ハードスケジュールながらちょっと楽しみ)もあるので、いまは絶対に潰れるわけにはいかないの。

なので、心して構えています、いい意味でスリリングな気持ちを味わいながら(あ、日付が変わった)。

いずれにしろ、お相手してくださった皆様、どうもありがとうございました!
またお会いできるの楽しみにしております。

※お写真=stewardさまのお土産・ゴーストのポストカード



2006年02月05日(日)



 夜の散歩

おだやかでない心を引き連れて、夜の散歩。

2006年02月02日(木)



 2月

2月になりました。
もう少し元気になろうと思います。
もう少しだけ、いろいろとやりたいことは残っているのです。

・ある女性詩人を想う。
彼女がこの世を去った年齢を考えるともう少しだけ、時間があるような気がします。

・ぼんやりとテレビをつけていたら、やっていたエヴァの再放送・第五話。
たったひとつ守りたいものを持ちえて、それを守るために生きた少女の物語。
守りたいものを守りえることができたら奇跡、でもそれ以上に守りたいものに出会うことは難しい。でも、守りたいものを持ち得た人間だけが奇跡を起こしうるのだ、きっと。

・ほんの数年前。
そのころのわたしなら、まだユニコーンを呼べるはずだった。
男性と交渉をいまだ持たない処女だから、というのではなくて、
まだ何ものにも心を奪われてはいなかったから。
碇ゲンドウの眼鏡は、とてもとても大事なものだけれど、それに心を奪われるのは絶対に駄目。奇跡を起こしうる、確立がゼロになってしまわないように。



2006年02月01日(水)



 『深層生活』

デシデーリア 何も起こらないわよ、もう何も起こらないの。

私 何も?

デシデーリア 何もね、わたしの話はおしまい、お別れするときが来たわ。

私 君の話は終わっていないよ。

デシデーリア なぜなの、ほかに何が知りたいの?

私 君はクイントからピストルを盗んだろ、お告げが教えてくれたところでは
君の問題の解決はこのピストルにあるんだな。
つまり君の養母と愛人を殺さなければいけないんじゃないかな、ティベリとクイントを殺したようにな。こうしてこそ、君の物語に決着がつくと思えるんだけれど。

デシデーリア でも、それは本当じゃないわ。生命には結末はないし、あり得ないでしょ、私はあなたやお告げの問題が終わったあとでも生き続けるだろうし、そうなれば、私の物語はもう終わるわけがないのね。でも、物語がどれだけ重要だというの。重要なのはなにかといえばこの私、そしていまやあなたはこの私のことを充分に知っているわけ、私が何ものかということを理解するためにも、人に理解してもらうためにもね。

私 本当だな、ぼくは君が誰なのか知っているし、最初から知っていた。でも、やっぱり、これから君がすることを知りたいもんだな、君がサン・ジョヴァンニに向かって歩き始めたときからあとのことをね。君がこれからすることを見れば、君について抱いている考えを変えるかもしれないし、君の人柄の新しい面が明らかになるかもしれない。

デシデーリア そんなことないわ、私はいまのままの自分であるほかないのよ、きのうはきょうと同じ、そしてあしたと同じなの。そういうことだから、さよならね。

私 待ってくれ、そういうふうに行ってしまうわけにはいかないよ。君自身、まだ終わっていないと認めたじゃないか。

デシデーリア 広島では原爆が爆発したあと、人体の痕が壁に残ったの、砂に足跡が残るみたいにね、つまりしっくいより少し暗い影で、頭と胸と足がついてるのね。この痕を残した肉体は強い炎にほろぼされ、無にされたの。私がそうなのよ。あなたの想像力が私を消し去ったの。結局、私はもうあなたの文章の中で痕跡として、登場人物としてしか存在しないのでしょうね。
(A.モラヴィア『深層生活』早川書房、1983)

※読みやすくするため、引用部分の台詞ごとに一行空きにしました。本文は空きなし。

2006年01月31日(火)



 腐爛の華

咽喉が腫れて膿だらけになってしまったという風邪ひきのひとにキスをねだった。けれど、やんわりと断られてしまいます。
腐爛の華のリドヴィナにちょっとあこがれていただけなのに。

日曜日、ちょっと悲しかったことでした。


2006年01月30日(月)



 夜の病院

具合が悪くて、血圧が下がってきたみたい。胃も痛い。
胃が痛くて吐き気がするときは、即応的な対処として洗面所に駆け込んでしまえば、胃の痛みはおさまるのだけれど、それもできない(吐き気はするのに吐くこともできないのだ)。
とうとう体温計が35℃以下を示す。

昨日眠れずに睡眠薬を三倍ほど飲み、結局おきたのは午後四時前で、それから出社したのだけれど、ふらついてものにぶつからないと方向を変えることができず、なぜか理科の時間に習ったゾウリムシを思い出して、可笑しい(たしかゾウリムシも、ものにつきあたらないと方向を変えられないのだ)。体温が低いのはそのせい!? たしかに今日は顔が血色がなくて白かいと皆に言われたけれど…でもトータル10時間は寝ているし…薬の効き目はきれているはず…。

思考が停止しているのか、
110や119を思い出してかけることができず、胃をおさえながら聞くのは時報や天気予報時間ばかり。
午前2時前だからか、時間が時間だからか実家(両親の寝室は二階で電話は一階だから!?)や妹に電話しても誰も出てもらえなくてピンチ。
新宿区に住んでいたときは東京女子医大が近くにあったので なにかあったら即駆け込んでいたのだった。(タクシーで五分くらい。緊急外来があるし、大学時代、寮のいきつけだったので就職後も安心といえば安心でおせわになっていたのだ)。でも世田谷から新宿は…遠い。

とうとうこの時間に絶対起きているとおぼしき大学時代の知人(夜行性)に電話してアドバイスをもらう。彼女も夜中の病院常習者なのでこういうときのアドバイスは的確で結構たよりになるのだ。とにかく救急病院にいったほうが安心なのでは、ということで。

でも思い出せなかったのでとうとうこちらで行きつけの内科に電話。
、夜間診療をしているとは思えなかったので、何回かコールして駄目だったら切ろうとおもっていたのだけれどとてもよい方で、対応してくださる。

「どうなさいましたか」
「もよりの緊急病院をおしえてください(瀕死)!!」

というと、いきなり電話口で笑われてしまった…。

「な、なにか可笑しなこと言いましたか(涙目)」
「いやぁ、診てください、といわれたことはあるけれど、緊急病院教えてくださいといわれたのは初めてです(笑)」

後で考えてみると、そ、そうかも(焦)。
だって、小さな個人病院で夜間診療してくださるとはおもわなかったんだもん。

それでも親切なお医者様で見てくださるという。
そこで、ふらついて動けないので、タクシーで病院へ(といっても1メータ位の距離)。点滴や注射などなどしていただいて、帰宅。

それよりなにより会社帰りのままのメイクとお洋服でよかった!!
そうでなかったらためらってしまうところでした(メイクする余裕なんてないけれど)。

2006年01月29日(日)
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