私の雑記帳
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2008年05月09日(金) |
ふたたび「自己愛」について考える |
この前、私のつまらぬ小さなプライドについてかいてから 妙にそのことばかり考えている。
私は自分にとって都合のいいように、ここのところ相手を 思いやるフリをしている。 「飴と鞭」だ。この前、ちょっと面倒になってしまって鞭ばかりの状態が続いたが、それで匙を投げられても私は平気だと思っていたから、相手のご機嫌などとりはしなかった。 私は、相手の考えていることが容易に想像できた。 だから、扱いはそう大変ではない。 タイミングを見て今度は飴だ。今は向こうが弱っているのでここぞとばかり思いやりのあるフリをする。 少し前、向こうが私に見せた押し付けがましい「自己愛」を、今度は私が与えている。相手を思いやっているのではなく、その優しい言葉の裏にあるのは「自己愛」という、実は自分にとって都合の良い身勝手な愛なのである。本当に大事なのは自分だけなのが自己愛の根底にはある。そこには自己犠牲の精神がない。
もちろん、憎いわけではない。 ただ、相手の気持ちや行動の裏づけが自然と見えてしまう。 私のイメージが正しいかどうかを裏付けるためにも、 今しばらくは静観してみようと思う。 もちろんこんなものは、愛じゃない。 少なくとも私の求めるものではない。 惨めな自分。回復には時間がまだまだかかる。 愛していないから、私はそんなに傷つかないでいられると思う。 私は大バカだが、鈍感じゃない。
数日前から、腎臓の辺りが痛くて怪しいとは思っていた。 子供の参観(役員決め)があったり、父方の伯父が亡くなり通夜や葬儀に出席していて、その合間は休日か祝日。一昨日も昨日も39度の高熱に見舞われる。かなり苦しい。 やっと今日、主治医に診てもらった。 尿検査では潜血も白血球も3+で、顕微鏡で見ても白血球は大量にあった。急遽、採血して炎症反応を調べたが、やはりかなり悪い。完全に腎盂腎炎である。 総合病院に行っていたら、即入院という数字であった。 お尻に痛み止めの注射をして、抗生剤の点滴を1本入れて、あとは服薬で様子を見ることになった。 薬が切れると痛みが復活する。午前中の注射で楽になったものの、夕方にはじわじわと痛くなってくるのがわかる。すぐに痛み止めを服用。
しかし娘達はおろか父も、心配もなければ思いやりのかけらもない。 子供は「入院すればいい」とのん気なことを言うが、家事一切手伝おうとはしない。
入院したかった。ほんとうに。 今いる自分の場所から1週間でいいので逃避したかった・・・
厄介な事になっている。
あなたが好き あなたが心配 こんなに大切に思っているのに
・・・違うんだな、そうじゃない。 本当に大切なのは、私のことじゃなくて、ご自分自身なんですよ。 つまりあなたはとっても自己愛が強いってことなの。 所詮、その頭では理解できないでしょうけれど・・。
もう、頭の悪い人にそのことを理解させられなくてイライラしてきた。キレイごとを並べていい人ぶるのはやめてくれよ!反吐が出る!!と言いたい。
どうして急にそんなに意地悪になるのか? ときた。 もう許せないくらい、腹が立つ。
バカでもかまわないが、うんざりするほどの親切面が気に入らない。 その証拠に、こちらの話す事の、自分が興味のあることにしか反応しない。 観察力も洞察力もまるでなく、こちらが怒り出すと、やみくもに謝ってくる。
何に対して謝っているの?
そうたずねても答えられない。バカだから。 怒ったからとりあえず謝るというポーズをとっただけであることを、本人が気がついていない。
バカと関わってしまってかなり無駄に疲労した。
信頼している友人に近況についてメールを送ったが、その文章を書きながら、思いがけず自己発見した。 出来事の内容はともかくとして、そのことで私が気がついたのは「自尊心の回復」であった。 私が長いこと失っていた自尊心が少しだけ取り戻せたような気がしたのだ。 それは、自己の自信回復である。ささやかな量でも、生きていくための潤いの一つとも言える。 友人からの返信で「料理のスパイス」という言葉が使われていたが、まさにメインではないが味付け次第で料理の味はいかようにも変化する。 上手にスパイスを利用できたら、ダメな料理も少しは美味しくなるかもしれない。 ただ、スパイスの使い方や量を誤らないように自戒したい。
約束はやっぱり履行されなかった。信じていたわけじゃないが、やっぱりこんなもんかと思い、怒りがふつふつと湧いた。そしてその後にひどく落ち込んだ。いい加減な約束に翻弄される私って馬鹿だ。 私は一人でも生きられるようにならなくては。無いものねだりしたって、永久に満たされないだけなんだ。 私は他人が怖い。すぐにずたずたに傷つくから。もちろん傷つく私が弱すぎるだけなんだけど。どうしてこうも私は負の感情に弱いのか。異常だ。 お願いだからだれも私を傷つけないで欲しい。
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