ありったけコイン since 2001.06.27
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手の痛みがピークをむかえていた
軽く心に誓う
いつか
カッターを考案した奴の家の前にウンコしてきてやる
そんな日曜日の朝
指先がなくなった
真夜中に大学病院へ運ばれ
急患扱いで10000円だとッ
まぁ指先も元に戻ったしいいかね
友は
喜びを二倍にし
悲しみを半分にするらしい
そう
友は灯台
暗闇の荒波の航海を導く
順風のときには気付かなかったりするからね
アンタは
その時どう動く?
今日も知らぬ店でグラス見つめふと想う
誰も俺らを見ちゃいない
欲しがってばかりいるから
失うものばかりふえちまう
明日はどこへ行こう
明日は何しよう
しばりつけられる自由と
しばられない不自由の中
人事のような毎日
ダイヤモンドと変わらない
ボクらはただの石っころ
その美しさにも気づかずに
ひと思いに燃えつきるには
今はまだ少し早すぎる
君は君をその手にかざしたままで
自由を奪い取れ
見栄っ張りのプラカードを高く揚げた人混みをぬけ
オマエに会いに
見栄っ張りのプラカードを高く揚げた人混みをぬけ
「……」
あれ?
オマエも見栄っ張りのプラカード、ブラ下げてるよ
いいけどね
私も無表情のまま
見栄っ張りのプラカード
高く揚げてみる
昨日さ
新宿でだよ
マイナス2度ってなんだよ
俺の仕事場は店頭
つーことは外だよ
普通に氷柱が出来てたよ
とほほ

私の窓硝子は割れて
飛び散って
地面で光る
かき集めて
元どおりにしようとしても
またすぐ割れてしまうから
私はもう
拾うのをやめた
時折魅力的な風が吹き
取り込もうとそっちを向いても
囲いの無い私の体の中を
無常に吹き抜けるだけ
それに慣れてしまった私はきっと
硝子が元に戻ったとしても
窓は開けっ放しで
風をつかもうとはしないだろう
私の窓硝子は
いつも割れたまま
デューク東郷の今年始めての言葉は
「用件を聞こう」
に違いない
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