まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2009年11月26日(木) 予想外の料理を出すレストラン

引き続き、昨日からの続きになります。


私が、無口になって、
もぐもぐと、
「豚ヒレ肉のロースト
 バルサミコソース」
を食べていると、友人の
「サフランとベーコンの
 リゾットコロッケ」
が、来た。




それを見たとき…も、
思わず、
目が点になってしまった。
そして、思わず、




「それなのぉ〜」



と、笑ってしまった。
友人もびっくりして、
苦笑いして、こくんと頷いた。
だって、こんな形だったから。








身長が10センチくらいある、
リゾットコロッケが、
キノコのクリームソースの上に
で〜んと立っていた。





私たちは、目を合わせて笑い、



「これまた、
 イメージと違うね〜」




と言い合った。
これは、あくまで私のイメージだが、
食べやすい大きさの丸い感じのコロッケが、
二つくらい出てくると思ったのだ。
もっとも、これは、
どこかで食べたイメージが残っていて、
それを想像したのだと思うけど。
ともかく、イメージは違ったものだった。

そして、友人がナイフで、
この背の高いコロッケを二つに割った。



「どらどら?
 中身は、
 どんな?」




とのぞき込むと
中身はこんなで、
ベーコンのつぶつぶが見えて、
とてもおいしそうだった。
ほらね。








でも、
大切なのは形ではない。
大切なのは、
味、味だよね。




私は、友人がこのコロッケを
口に運ぶのを見届けて、
こう聞いた。



「ねっ?おいしい?」
「(もぐもぐ)
 ………、
 ………、
 まあまあかな」




ということで、
「わぁ〜
 おいしい!」
というほどのものでは
なかったようだった。

ま、そんなこんなの驚きは
あったものの、私たちは、
無事に食事を終え、
いろいろな話をし始めていた。



すると、そこに、
お店のスタッフが来て、
こう言った。






「取引先の八百屋さんから、
 本日、いただいたので、
 デザートにどうぞ…」





そして、テーブルに、
うやうやしく、
お皿を置いた。



それを見て、
私たちは、また、びっくりして、
そして、またまた、
まじまじとそれを見てしまった。
それは、これだった。










そう、ブドウ2粒。
デザートだ。
(ほぼ原寸大)
あ、これは、あくまで、
1人分でなくて、2人分。
つまり、1人1粒ね。




おしゃれなブドウの
差し出し方というか、
間抜けなブドウの
差し出し方というか、
ともかく…
空白部分が大きかった。

でも、気は心…
デザートはお店の心配りだったので、
ありがたくいただいた。



てな感じで、
何かと、予想外のものが出てくる、
イタリアンレストランなのだった。




あ、もう1つだけ、付け加えると、
パンの味も予想外のしょっぱさで、
私は塩の分量を間違えたのでは
ないかと思ったほどだった。

正直に言うと…
このレストランの、
また来るかどうかの、私の勝手な
★評価(5段階)では、
1.5って感じかな。
(よっぽどの事情がなければ来ない)



でもまぁ、
何かと楽しめたので、
楽しいランチの時間と
なったのでした。




お店もいろいろあって、楽しいですね。
でも、今度こそ、今度こそは、あの、
「相性の悪いフレンチレストラン」に
行きたいと思っています。
行ったら、ご報告しますね。





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2009年11月25日(水) まじまじと見つめた料理

昨日からの続きになります。



私たちは、頭を
フレンチからイタリアンに変えて、
この店に入ったのだった。
店の前のこの黒板を確認して。








そして、この黒板に書かれた
本日のランチメニューから、
やや迷いながらも、




「私は、2番目の
 豚ヒレ肉のロースト
 バルサミコソース
 にしよっと」
と、決め、友人は、
「私は、1番目の
 サフランとベーコンの
 リゾットコロッケ
 にするわ」
と、決めた。





前菜と、パンと、
スープかコーヒーが選べて、
(私たちはスープを選択した)
これで1000円なので、
まあまあお得と言える。
私たちは、お料理が出てくるのを待った。



「どんなかしらね〜
 結構混んでいるから、
 人気のお店なのね。
 よかったわね、
 このお店を見つけて」




などと期待しながら…。
最初に、前菜の小ぶりな
野菜サラダが出てきた。
これをゆっくりと食べて、
その後に出てきたスープも
「うん、まあまあだね」
などと言いながらいただいた。

主菜が出てくるまでに少し時間がかかり、
待っている間に、頭の中で、
このそれぞれのお料理に対する
イメージが大きくふくらんでいた。
お腹も空いていたしね。




そして、ついに、
私のお料理が
出てきた。
きたきた!





しかし…
私は、驚きの目で、
出てきた料理を
まじまじと見つめた。
友人も見つめた。

なぜって…
イメージしていた、
「豚ヒレ肉のロースト
 バルサミコソース」
とは…違っていたからだ。
ほら、これね。












盛りつけはとてもキレイだった。
そして、肌色の上のカタマリが、
豚ヒレのローストで、
その下にレンズ豆が敷かれ、
バルサミコソースがかかっていた。



「え…これロースト?
 私は、ローストだから、
 こんがりと焼き色が
 ついてくると思ったな。
 これがローストかぁ…
 あまり見たことがない
 豚ヒレの形だね」
「うん…
 なんか違うね…」
「味が付いているのかな?」
「どうかしら…
 先に食べて」




そこで、先に食べ始めた。
ローストにもいろいろあるらしい。




どれどれ…
おいしいかな?
見た目じゃないからね。

と、豚ヒレローストに、
レンズ豆とバルサミコソースを
からめて口に入れた。
もぐもぐ…
もぐもぐ…





そして、すっかり…
無口になってしまった。




豚ヒレは、確かにやわらかかったけど…
味のないゆで豚って感じで淡泊な味で、
下のレンズ豆とは、食感が合わなくて、
口の中で分離していた。
バルサミコソースも
こってり感がなく…
(確かに黒板にはさっぱり
 バルサミコソースって書いてあった…)
頭の中は、味の分離でいっぱいで、
調和がとれず、??となっていた。

さっぱりとしたゆで豚なんだから、
ソースは濃厚な方がいいと思うな、
なんて思いながら、
無口になってもぐもぐと食べた。




そして、友人の
「サフランとベーコンの
 リゾットコロッケ」
も来た。

 



これまた二人で、
驚きの目で見つめる
できばえのものが
出てきたのだった。




みなさまは、
「サフランとベーコンの
 リゾットコロッケ」
と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
この続きはまた明日書きますね。





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2009年11月24日(火) 相性の悪いレストラン

今日は、食べ物のお話です。
このところ、ランチに行く機会が多いのです。
そして、ランチの場合、友人同士だと、
和食より、フレンチやイタリアンになることが多い。
たまには、凝ったお料理が食べたいし、
おしゃれなお店にも行ってみたいし、
ランチは夜に比べてリーズナブルだしね。
そんな「ランチ」のお話です。




先日友人と久しぶりに会うことになり、
ランチをとることになった。
待合せの場所が、渋谷だったので、
前々から行ってみたいと思っていた、
渋谷のフレンチ屋さんのランチに行くことにした。



しかし、実は、このフレンチ屋さん、
以前から、どうも相性がよくない感じで、
行こうと思っていると、
私の方に、仕事が入ったり、
友人が急に用事ができたとかで、
なかなか行けないという曰く付きの
お店だったのだ。
そして、そんなことを
3回ばかり繰り返していた。




でも、この日は、二人とも大丈夫で、
このフレンチ屋さんのランチに行こうと
前々から決めて約束していたのだ。




よっし!
今度こそは、
あのフレンチ屋さんの
評判のいいランチが
食べられるぞ、
やったね〜





と、私は前日からかなり期待し、
もちろん朝ご飯も抜き、
この日はやや強い雨だったけど、
そして、この店は、渋谷駅から
20分くらい歩くところにあるのだけど、
友人に、
「おいしいって評判の
 フレンチ屋さんなの」
なんて、話をしつつ、
頭の中を



「フレンチランチ、
 フレンチランチ、
 ふっふっふ…
 どんなランチがあるかなぁ。
 主菜は、お肉にしようかな、
 それとも、お魚がいいかな。
 ソースを見てからだな。
 楽しみ、楽しみ〜」




などといっぱいにして、
元気にぐんぐん歩いた。

そして、ついにお店を見つけた。
(初めてお店まで行ったので、
 探し探し行ったのだった)



「あ、あそこだ!」
「うん、そうだね」




と、私たちは歩みを早めた。
しかし、どうも様子がおかしい。
店が暗い感じなのだ。



えっ…
もしかして…
もしかして…
突然、つぶれちゃったとか?




などと、
不穏な気持ちがわき上がってきた。
今時は、そんなことも結構あるので、
どきどきしながら、
近づいてみると…




がーーーん。
「今日は、臨時休業」
だって。

ひぇ〜
「臨時休業だって…」
がっくり…





ネットで、ちゃんと調べて、
定休日は「月曜日」だったのに…
なんで、よりによって今日なのぉ。
(この日は火曜日だった)

しかし、お店の前の貼り紙には、
無惨にもそう書いてあるのだった。



「もしかしたら、私…
 本当にこの店との相性が
 よくないのかも…。
 フレンチ食べたかったね」
「うん、頭の中は、
 フレンチでいっぱいだよね」
「うん……」




などと、二人で肩を落とし、
フレンチランチでいっぱいだった頭の中を、
大急ぎで切り替えねばならなかった。

そして、渋谷駅に戻り、
駅近辺のお店に適当に入ろうということになり、
今度は、来た道をとぼとぼと引き返した。

しばらく歩くと、
脇道に、おしゃれな感じの
イタリアンレストランを発見した。








「ねぇ、あそこはどうかしら?」
「あ、よさそだね、
 感じもよさそうだし、
 お客さんも入っているね」
「じゃ、入ろ」




お腹もすいていたし、雨だし、
私たちは、このイタリアンレストランに
入ることを決めたのだった。

お店は、結構混んでいた。
ほらね。








私たちは、大いに期待した。
フレンチはダメだったけど、
ま、イタリアンでもいいかってね。



しかし…
この店、いろんな意味で、
予想外だったんだな。




この続きは明日書きますね。
このレストランとの相性はどうだったかも。





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2009年11月23日(月) 東京の土地事情はこんななのね〜

今日は、このあたりの土地利用について
とある発見して、びっくりして



「ほぉ〜こりゃ、
 驚きだね〜」




などと、しみじみと、
東京の土地事情を実感したお話です。





さて、それは、
こんなところで見つけた。
丸のついている部分で、
ビルと住宅に囲まれた空き地だった。









「ぽっかりと空いた空間があるね。
 いずれ、ビルでも建つのかしら?
 でも、そんな感じでもないね?」




このあたりは、商業地で、
大きな通りもあり、買い物もとても便利だから、
どんな小さな空き地でもあると、
必ず、即座に家かビルが建つのだ。

しかし、この空間は、塀に囲まれていて、
最近ビルの解体があったという感じでもないし、
これからすぐにビルが建ちそうな気配もなく、
ずっと前から、こうしてあるという感じだった。



「ふむ…これは、
 何かあるね、
 何がある?」




と思い、塀の左の道の方に向かい、
塀をじろじろと眺めたり、
ぽんぽんとたたいてみたりした。
ただの古い塀だったけど。

すると、こんな感じになっていて、
扉があることがわかった。








「おっ、扉があるね〜
 行ってみよう」




とこの扉に近づいてみると、
扉にがっちりと鍵がかかっていた。









あ、これじゃ中が見えないね、
なんて思ったら、

大丈夫!

この扉に
小さな穴があいていたのだ。



「なになに?
 なにがあるの?
 どんな感じ?」




なんて独り言を言いながら、
興味津々で、
この小さな穴をのぞいてみると…
これがありました!









そう、
お墓だった。





「ひえ〜
 墓地だったんだね、
 ここは。
 こんなビルに囲まれた、
 狭いいっかくに、
 あるんだね〜」




後で、じっくりと眺めてみたら、
近所にあるお寺の「墓地」だと書いてあった。

きっと、古くからこのあたりに
住んでいる方々のお墓で、
ずっとここにあったのだろうね。
私は、この道をたびたび歩いていたのに、
この日まで全く気がつかなかったけど。



我が家などは、
田舎にお墓があるので、
山の斜面いっぱいの土地にあり、
ひろびろとしているので、
本当に驚いたのだった。




東京では、墓地の移転問題で、
問題が起きたりしている。
町中にあるから、墓地の土地は限られ、
檀家が増えれば、お墓の土地が足りなくなるから、
他の地域に土地を買ったりして、
移転しようとしているのだが、
移転地域の住民の反対にあったりしているのだ。

また、住宅地に墓地があると、
お線香の匂いなどの問題もあり、
苦情になるということも聞いたことがある。

この墓地は、どうなんだろう…
今までここにあったのだから、
ビルになるってことはないと思うけど、ね。
ご先祖様たちが、きっと守ってくれるね。



東京は、
ご先祖さまたちが静かに
眠る場所も大変なんだなぁ、
と、しみじみ思ったのでした。




今日は、街角の墓地発見の紹介でした。





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2009年11月19日(木) 街角の「おことば」に、そうだねえ〜と頷く

今日は、寒かったですね〜
今年初めて、エアコン暖房を入れました。
風邪を引かないように注意しましょう!

さて、今日は、以前から紹介している、
そうです…街角でみつけた、
ありがたい「おことば」の紹介です。
(以前の話は→「街角のおことば」





まずは、いつもの
このお寺の掲示板から。









あ、貼ってあるね…
と近づいてみたら、
今回のおことばは、
こんなおことばだった。





(「足る」の字の書き方違ってますね〜
  何かあったのでしょうか)
と、それはさておき…




これは、
「足るを知る」「知足」
ということだね。

(「老子」などが言っている言葉です)




うんうん、そうだね、
足りていることを、
実感することは、
とても大切だね〜




人間の「欲」にはきりがないから、
ついつい、あれもほしい、これもほしい、
あれがなくちゃ、これもなくちゃ、
こうでなくちゃ、こうしてくれなきゃ、
なんて思ってしまって、
足りないものに目が向きがちだけど…

そうだね〜
足りない足りないって、
ぶつぶつ言っているのではなく、
足りていることにも気づき、
そのことに、感謝しなくちゃね〜
なんて思ったのでした。

それが、本当の富なんだね。
「足るを知る」を
忘れないようにしないとね。





さて、続いては、
これまたいつもの
「金光教新宿教会」のおことば。









私は、この道を通るときには、
必ず、この掲示板に目を通している。
はっとするおことばも多いからだ。

もっとも、
ときどき難解なおことばもあるのだけど。
でも、今回のは、とてもわかりやすかった。









おおっ、
そのとおりだね!
そのとおりだね!





なんて、思わず
大きく頷いてしまったのでした。



確かに、口で何かを教えるより、
態度や行動で示すこと大事だね。
いくら口で立派なこと言っても、
態度や行動が伴ってなかったら、
子どもだけじゃなくて、
周りだって見てるよね。




私も、今、友人の娘にあれこれと、
注意だの教えを語っているけど、
その前に、自分が実行してないとダメだね、
と、しみじみ思ったのでした。
でも、お手本になるのは…
なかなかむずかしい…とも。



ということで、今日は、
街角の「おことば」でした。





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2009年11月18日(水) 「まずは働け!」だね〜うんうん

このところ、めっきり寒くなりましたね。
私の周りでは、風邪(インフルエンザではない)が
はやっていて、打合せに行っても、
マスクをしている方や、
「熱がある」なんて言ってる方もいます。
(暮れの追い込みで休めないとか)
みなさま、体を冷やさないように、
温かくしてお過ごしくださいね。





さて、今日は、
以前も紹介したことのあるお店の
新たなる張り紙の紹介だ。 
昨年、こんな張り紙を
見つけた話を書いた。









これを張ってあったのは、
渋谷にある、「ビストロ「八詩(はちうた)」
というこのお店だった。

私が通りがかる時間は、
いつも「やってません」時間なので、
今回も「やってません」看板だった。
とても残念だ…
ランチは、ないからね。








さて、先日も、
打合せで渋谷に行ったので、
張り紙、まだあるかなぁ〜
なんて思い、この店の前を
通って帰ってきたのだった。





すると、
ありました!
新たなる力強い
張り紙が…
今回は、
こんなでした。











以前の張り紙と
書いてある言葉は違うものの、
基本的な思いは同じようだった。
なんていっても、まずは、
「働け!」だ。





そうだね、まずは、働けだね〜
アルバイトでもしなくちゃね〜
なんて思ったものの、
よく見ると、
以前の張り紙には書かれていたけど、
今回のには書かれてないことがある
ことを発見した。



まずは、
時給が書かれていないね〜
時節柄、安くなったのかなぁ。
だから、消しちゃったのかなぁ。
今、時給はどのくらいかしら?

(と思って、HPを調べてみたら、
 やっぱり下がって950円になってました)

それに、
めしのことも書いてない。
めしはあるのかなぁ?
前は、めし代タダだったけど…な、
なんてことが気になったのだった。 

(めしのことには触れられてなかったけど、
 これはありますよね、きっと)



私が、働くわけでもないから、
気にすることもないのだけど、
私の前を歩いていたひとりの若者が
この張り紙を立ち止まって見ていたので、
ちょっと気になったのでした。

というわけで、八詩の張り紙でした。
夢を追う、元気な方が、
募集してくるといいですね〜





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2009年11月17日(火) 赤い口輪の理由とは?

今日は、ワンコの紹介です。
珍しい様子のワンコだったので、
飼い主さんに話しかけてみたのです。
すると、こんな話が聞けたのです。




この日は、
久しぶりに神田川沿いの道を歩こう、
今の季節は、葉っぱも色づいてきて
気持ちいいはず…なんて思い、
我が家からは20分ほどのところにある
神田川に向かった。



そして、気持ちよい秋の空気を
いっぱいに吸いながら、
元気に歩いていると、
私の前に、2匹のワンコをつれて、
お散歩している女性が見えた。









この女性は、ゆったりと散歩をしていたので、
すぐに私は追いつき、そのワンコたちを見た。




すると…
あらら〜
ちょっとかわいいけど、
でも、何で?





なんて思うことがあったのだ。
一匹は、このおしゃれなランニングシャツを
着たこのワンコだ。








とっても用心深くて、
私が名前を呼んでもある距離までしか、
近づいてこなかった。
あ、でもこちらのワンコは問題なし。




問題はこっちのワンコだ。
こんな感じに赤い口輪を
がっちりされていたのだ。
それが妙にかわいかった。










そして、こんなふうに
普通にお散歩していたのだ。








この赤い口輪が鮮やかで、
このワンコに合っていたので、
飼い主さんに思わず声をかけた。



「噛みついちゃうんですか?」
「ええ、そうなんです…
 でも…人様じゃなくて…
 自転車とかに…」

「えっ、自転車?」
「ええ、自転車を見ると、なぜか、
 向かって行って、タイヤに
 噛みついたりするんです。
 何かあるといやなので、
 こうして口輪をしているんです」




ということで、自転車とか三輪車とか、
なにやら車輪のある動くものをみると、
興奮して、突進して行くということだった。



「まあ、なぜなんですか?」
「それがよくわからないんです。
 優しくしてくれる人は大好きで、
 人なつっこくて、
 噛みついたりすることはないんですが、
 自転車やタイヤをみると…
 向かっていくんですよ」

「過去に何かあったんでしょうか?」
「うーん…
 私は思いつかないのですが、
 何かあったんでしょうかねえ〜」

「自分より、大きなもの、
 強そうなものに向かうなんて、
 不思議ですね〜」
「犬にもトラウマってあるでしょうか…
 わからないですね〜
 だから、かわいそうだけれど、
 こうするしかなくて…」




なぜ、そうなのかは、
全くわからないが、成犬になってから、
ずっとそのクセが出るということだった。
そして、こんなことも。




「もう…さくらは、
 13歳なんですけどね。
 人間でいうと、
 80歳くらいなんですけど…
 向かっていくんですよ、
 元気に…(苦笑)」





ということで、
このさくらちゃん、
もとい、さくらさんは、
もう13歳で、相当な
お年だとわかったのだった。

でも、耳もピンとして、
足取りもしっかりで、
つやつやのしわのないかわいい顔立ちで、
私はやや羨ましく思ったのだった。



「さくらさん、
 お元気でね、
 またね」




と、敬意を表して、
頭をなでなでして、
お別れしてきたのでした。

でも、犬さんにもトラウマって
あるのでしょうかね?





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