まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2009年10月20日(火) 笑える話集…小さな親切、大きなお世話

さて、今日も本からのお話の紹介です。
今日は、楽しい話し、笑える話しですよん。
今日は、この本からの紹介です。



「しあわせの一日一笑365」






日付順とかではなくて、
適当にまとめて紹介してます。





■ある会社の新年会でのこと


「今日は無礼講だから、
 気兼ねなくやってくれたまえ」


と部長が言いました。
宴もたけなわになってきて、
若い女子社員も羽目をはずして、
「部長、不倫の経験なんてあります?」
などと聞いたりして、
部長はハゲ上がった頭まで真っ赤にして
「まいったね〜」と笑っていた。
そのとき、一人の女子社員が、

「私、前々から部長に
 聞きたかったことが
 あるんですが…」


と手をあげた。

「何だい?」

とご機嫌な部長に女子社員は
頭をしげしげと見つめ、


「部長の顔って、
 どこまで顔で、
 どこから頭なんですか?」



ドヒャーと笑いが起こったとき、
男子社員が言った。


「そりゃ、朝、顔を洗うとき、
 指がいくところまでが顔ですよね、
 ねぇ、部長!」






■病院の玄関先のはなし


おばあちゃん同士の会話です。
聞いているだけで、のどかに日を送っている様子が
うかがえるようです。

「あんた、これから鼻医者行くの?」
「そう、鼻医者」


鼻医者……?


「あんたは?」
「宅急便、孫にさ」
「角の酒屋から?」
「そう、イヌネコ」
「便利だよね〜
 イヌネコヤマト。
 明日着いちゃうもんね」
「そう、便利」


イヌネコ……?





■披露宴のスピーチで


「素晴らしい文金高島田のお姿で」
というところを、


「素晴らしい
 南京たますだれのお姿で」



とスピーチした上司もいらっしゃいました。





■リスナー投稿


ボクの出ているラジオでリスナーから
こんな投稿がありました。


「私はお相撲のもろ差しを
「もろ出し」だと思っていました。
 まわしがゆるんでモロに出てしまった
「もろ出し」で負けたと思っていました」






■こんな人も


「破竹の勢い?
 オレさ、
「家畜の勢い」
だと思ってた」






■失恋の友人


失恋の友人を励まそうとして、
「人間は顔じゃないわ」
と言うべきところを、


「人間の顔じゃないわ」





■今のコギャル


時代劇の言葉がわからないそうです。
たしかに、「身共(みども)」とか、
「御貴殿(ごきでん)は」とか、「御意(ぎょい)」
などと言われても、何それ?
でしょうが、一応同じ日本語なのだから、
何となくはわかるでしょ?


そういえば…
何かの番組で、
「しゃらくせえ」という言葉をきいた
コギャルがこう言ってました。



「何それ?
 しゃらくせえって何?
 脇が臭いってこと?」






■女子学生も


友人が、
「銀行に寄って行っていい?」
と聞いたので、
「お金おろすの?」
と聞くと、


「ううん、およいれするの」

およいれ…



友人は20年間、
お預入れを「およいれ」だと
思っていたようです。






■電車の中で…


「なんで電車の中でケータイの電源切らなきゃ
 いけないのよー!?」
「ほら、心臓とかに何かを埋め込んだりしている人、
 いるからさー」


「あーー、あれか。
 ヘルスメーター」






■キャッチコピー


100円ショップの鼻毛切りバサミの
キャッチコピー


「100年の恋も冷めるぞ、
 その鼻毛」






■お父さん


私のお父さんは前歯が2本抜けている。
息がもれるので、何を言っているのかわからない。
聞き返すと「何度も聞くな!」と怒る。

それに食べ物を歯の間からこぼれ落ちる。
しかし本人は気にするふうもなく、
「歯を入れて!」と言っても、
何の不自由もないと聞き入れない。


そんなお父さんのことを
お母さんはいつもこう言う。



「仕方ないわ。
 お父さん、
 仕事にしか興味がない人だから」






■小さな親切


1963年の6月13日に
「小さな親切」運動本部が発足したことにちなんで、
その日が、
「小さな親切運動スタートの日」
となっています。

席を譲るとか、電車内では小さな親切をよく見かけますが、
バラエティー番組で、若い女性の
こんな体験談が紹介されていました。


電車で座っていると、
思わず


「プー」


とオナラをしてしまった。
まわりの人たちが気づいて
くすくす笑いだした。


すると、
一人のおじいさんが立ち上がって、



「何がおかしいんだ!
 おかしくなんかない!
 お前らだって屁をこくだろー!」



ますます顔を赤らめている彼女に、
おじいさんは座り直して
さらに言いました。


「あんたは悪くない!
 気にするな!」



小さな親切、
大きなお世話。




今日は、6月はじめまでの笑いを
紹介しましたので、
明日は後半を紹介しますね。
くすっ、できましたか?






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2009年10月19日(月) “きれい”にはなれなかったけど“美しく”なれたお話

昨日からの続きになります。
今日も、この本からのお話紹介です。



「幸せのありか」から。








■3つの化粧品
『泥かぶら』のお話




「おじさん。
 私には親も兄弟もいないんだから、
 私を代わりに連れていって」




多分、人買いは、割に合わない取引と
思ったことでしょう。
でも、渋々、泥かぶらを連れて行きます。

そして、道すがら泥かぶらは、
自分の行く手に待ち受けている運命も知らぬ気(げ)に、
村での楽しかった生活、かわいい子どもたちの話を
明るく語り、人買いの肩を揉んでやったり、
食物を調えてやったりするのでした。

泥かぶらの笑顔と優しさ、
その信じ切った姿に、
人買いの心はいつしか動かされてゆきます。



ある朝、
泥かぶらが目を覚ますと、
人買いの姿はなく、そこには、
一通の書き置きが残されていました。
その紙には、

「ありがとう。
 ほとけのように美しい子よ」 
と書かれてあったのです。 





泥かぶらは結局
“きれい”
にはなりませんでしたが、
“美しく”
なれたのです。
おじいさんの言葉通り、
村一番の美人に
なったのでした。


“きれいさ”と“美しさ”
とは違います。





お金を使って高級な化粧品をつけたり、
エステに通ったり、
整形手術をしたりすれば、ある程度、
きれいになることは可能でしょう。



しかし、美しさは、
お金で買えないものなのです。
それは、
人間の内からの輝きであって、
人が、自分自身の本能、
欲求などと闘う時にのみ
得られる輝きなのです。




腹立たしいこと、
言い返したいことがあっても、
グッと我慢して、にっこりとほほえむこと。
相手の出方に左右されたり、
振り回されたりしないで、
相手の身になって、思いやること。
自分と他人と比較せず、
自分のかけがえなさに気づいて、

「私は私、
 ひとはひと」と
割り切る勇気と健気さ。
これらは、どれ一つを取っても、
易しいものではありません。



私たちは果たして、
きれいになるために使っている
時間と心づかいを、
美しくなるために使っているでしょうか。





「顔の造作は親の責任。
 顔の表情は本人の責任」





なのです。




「いつもにっこり笑うこと。
 ひとの身になって思うこと。
 自分の顔を恥じないこと」





化粧に余念のない学生たちの中で、
きょうも私は、
泥かぶらを美しくした

「3つの化粧品」

の販売にいそしんでいます。

                 引用ここまで
 



以上、「3つの化粧品」
美しくなった泥かぶらのお話でした。
いかがだったでしょうか。



この「3つの化粧品」を
常日頃、すっかり、
つけ忘れてしまう私です。




頭に来れば、
「なにさ、私を何だと思ってるのっ」
「そんなことなら、いいわよ、
 こっちだって考えがあるわ」
とばかり、すぐに顔にだし、口に出し、
不機嫌さを時としてまき散らし、

そんなときには、もちろん、
人の身になって考えられず、
人のことより、
自分の今の気持ちをどうしてくれる、
と、人を責め、

そんな怒った怖い顔、
眉間にしわ寄せた顔を鏡でみて、



「まぁ…!
 自分で見ても、
 なんて怖い顔!
 ひぇ〜怖いね、
 怖いね〜 
 こんな顔じゃ、
 100年の恋も
 冷めちゃうね〜
 だって、ホント
 怖いもん」




と自分の怖い顔に驚き、
なかなか笑顔に戻れない、
美しさとはほど遠い…
そんな切ないことの繰り返しを
しているようです…



まったく…
はっきりいって、
とほほの
お手上げ
状態です。




こんなときに、反省を込めて、
渡辺シスターの書かれた本などを読み、
いかんなぁ…
もっと心を大きく持って、
「3つの化粧品」をつけて、
美しくならないとなぁ…
なんて思うのです。




女性のみなさま、
美しくなりましょう!
「3つの化粧品」
つけ忘れないようにして。
3つが無理なら、
せめて、1つは必ずつけて、ね。







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2009年10月18日(日) 「3つの化粧品」というお話し

今週は、本からのお話を紹介したいと思います。
このところ、いい本に出合って、
いい話がいっぱいあったので…



と、その前に…
先日の「旅のお話5…能登半島のびっくり」で、
道の駅が、実は「トイレ」だったというお話を書いたら、
情報誌「のとねっと」
主宰している能登空港利用促進協会から、
こんな情報をいただきましたので、
《お知らせ》しておきますね。



「ひとつ気になったのは、
 能登空港での「道の駅」のお話です。
 タクシーの運転手さんは、トイレが道の駅だと
 勘違いしてご説明したようですが
 実は能登空港の建物そのものが「道の駅」なんです。

 せっかく近くまでいらしてくださったのに、
 案内に誤りがあったようで本当に申し訳ありません。
 空港内には、お土産屋やレストラン、
 観光情報センター「能登の旅情報センター」
 などがあります」




ということで、空港そのものが「道の駅」
だったということがわかりました。

道ばたにあるように思ってしまっていたので、
そこまで気が付きませんでした。
空港に立ち寄ってみればよかったようですね。
ということで、能登半島に行ったら、
ぜひ、能登空港内にも
立ち寄ってみてくださいませ。





では、今日のお話に入ります。
今日のお話は、私が心から尊敬し、
勝手ながら、第2の母と慕っている
渡辺和子シスターの、
最新著書からの紹介になります。
心が洗われるとてもおすすめの一冊です。


「幸せのありか」から。







この本の中から、
今日は「3つの化粧品」
というお話です。




このお話は、おしゃれすることに余念がない
女子大生に向かって話すお話だそうです。
どんな話かというと、




“きれい”
にはなれなかったけれども、
“美しく”
なった女の子の物語です。





真山美保さんと言う方の、
数十年前の作品で、私もとても
好きなお話です。
女子大生だけではなく、
多くの方に知ってほしいと思うお話です。



■3つの化粧品
『泥かぶら』のお話



あるところに、一人の醜い女の子がおりました。
かぶらのような顔の造作で薄汚く、
両親もないこの子は、村の悪童たちから
“泥かぶら”とはやされ、いじめられ、
それに腹を立てて立ち向かい、
顔は醜くなる一方でした。

そんなある日、一人の旅のおじいさんが
通りかかり、暴れている泥かぶらに言いました。



「そんなに口惜しいのなら、
 おじいさんの言うことを、
 来る日も来る日も守ってごらん。
 きっと村一番の美人になるよ。
 それは、

 いつも にっこりと笑うこと
 ひとの身になって思うこと
 自分の顔を恥じないこと」




そう言い置いて村を去っていくおじいさん。
その日から、美人になりたい一心で、
泥かぶらの自分自身との闘いが始まるのです。



はやし立てる悪童たちに
投げつけようとした石を
「いつもにっこり笑うこと」と
つぶやいて、
ポトリと落とす泥かぶら。

自分に辛く当たった夫婦だったのに、
病気に必要な薬草が、
険しい崖の上にしかないと知って、
「ひとの身になって思うこと」と
つぶやいて、
代わりに取ってきてやる泥かぶら。

他の娘たちと自分を比べて
劣等感のかたまりだったのが、
「自分の顔を恥じないこと」と
つぶやいて、
小高い丘の上で晴れ晴れと
「泥かぶらは、泥かぶら」と、
笑顔で叫ぶ泥かぶら。




彼女の闘う相手は、いつしか、
村の悪童たちではなく、
自分自身に変わってきていました。

そして、何を言われても、
ニコニコしている泥かぶら。
喜んでお使いをし、子守をする泥かぶらは、
いつしか村の人気者となり、
村の人々に愛される女の子に
なっていたのです。

ある日のこと、その村に、
一人の人買いがやってきて、
借金のかたに、村一番の器量よしの娘を
連れて行こうとします。
泣いていやがる娘と、
泣いて詫びる親の姿を見た
泥かぶらは、進み出て言います。



「おじさん。
 私には親も兄弟もいないんだから、
 私を代わりに連れていって」




多分、人買いは、割に合わない取引と
思ったことでしょう。
でも、渋々、泥かぶらを連れて行きます。




さて、この後、
この泥かぶらがどうなったか…
この続きは明日書きますね。





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2009年10月15日(木) 今日のふふふ…

今日は、この頃見つけて、
思わず、



「ふふふ…」



なんて、思っちゃったものたちだ。
こんなのに出合うと、
ちょっと、楽しくなるなんだな、
とっても、ささやかなものなんだけど…




さて、最初は、
こんな通りで見つけた。









このお宅では、いつも、家の脇の
隙間いっぱいに、楽しい置物たちが
所狭しと並べられている。
ほら、こんなふうにね。








私は、ときどき、
この道を通ったりして、そのたびに、
この置物たちを見たりしているのだが、
この日は、



「おやっ?
 新たなものが増えたね」




なんて、気づいちゃったのだ。
そこで、立ち止まりじっと見てみた。
すると、こんなものがあったのでした〜








木に引っかかったゾウだ。
よーく見ると、ジョーロだった。




「ふふふ…
 鼻からお水だね〜
 ふふふ…」





なんて、楽しくなったのだった。
気になったので、どこで売っているのか、
帰ってきてからネットで調べてみたら、
このぞうさんは、楽天のショップで
「エレファントジョーロ」
というもので、税込み608円で売ってました。
売ってるものですね〜





さて、次は、
このお店だ。









この店の前に立って
思わず…



「ふふふ…
 そうなんだ〜」




なんて、思ってしまった。
だってほら、こんなだもん。









「そだね、
 何があっても、
 ここだね」





お客さん〜〜
ここですよ〜ここ〜ここ〜
なんて、思わず、
ふふふ…をしてしまったのだった。





さて、最後は、
こんな通りで見つけた。
小さな繁華街だ。









なにげなく見上げた看板に、
こんな看板があったのだ。









「ふふふ…
 スナック「まゆ」
 だって」





どんなママさんがいるんですかね〜
きっと美人さんだね。
(看板はややさえないけど…)

ともかく、
「れい美」や「あすか」なんて
それふうの美しい名前と並んで、
スナック「まゆ」はあったのだった。

そして、わけもなく、
ふふふ…なんて思ったのだった。



ということで、
今日のふふふ…でした。

みなさまも、週末あたりに、
ふふふ…が見つかりますように。





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2009年10月14日(水) えっ、いいの?いいの?これで大丈夫?

昨日からの続きになります。
先日、出来事です。



前を歩いている着物を着た女性の
着物の着方が、と〜ってもゆる〜い感じで、
崩れていたのが気になり、
なんとなく写真を撮った。
なんとなく気になると、いつものクセで、
写真を撮ることにしているのだ。



「もしかしたら、神楽坂あたりでは、
 私などにはわからない、
 色っぽい着方なのかもね〜」




などと、思ったりもして。
前の女性は、バックを持ち、
歩きやすそうな草履をはいて、
なんの躊躇もなく、
スタスタと前を歩いていたしね。

で、私は、
同じ方向に行くつもりだったので、
この女性の後を歩いていた。



スタスタ…
てくてく…




しばらく歩いていると…
思わず、




えっ、あっ、
いいの?
いいの?
どうなの?
どうなの?
大丈夫なの?





と、目を大きく見開く、
出来事が起こったのだ。

あのね、ほら
こんな状態が起こったのだ。










帯が、だらんと、
ほどけてきたのだ。





最初のころは、ゆるいながらも、
こんなふうに、帯がまとまっていた。








しかし、今は
こんな状態になっていた。









私の脇を歩いていた男性も、
ややびっくりした面持ちで、あれっ?
という顔をして、苦笑いしていた。

しかし、女性は、
この帯のほどけを気にするふうでもなく、
スタスタと歩いていた。

帯は、さらに、
下に垂れ下がってきた。
膝のあたりまで…
(動きながらの撮影は失敗)




大丈夫なのかなあ?
着物がじわじわと
乱れてきたり、しないのかなあ…
などと、人ごとながら、
どきどきした。





でも、後で冷静に考えてみたら、
帯の下を、さらにきっちりと
ヒモで止めているので、
たとえ、帯が下がったとしても、
着てる方としては、
大丈夫なのだと思う。

しかし、その場で見てしまった者は、
どんどん、さがってくるので、




いいの?大丈夫?




なんて、余計なことながら、
大いに気になるのだった。

しかし、女性は、下がった帯を
全然気にせず、直すふうもなく、
だらんとしたまま、どんどん歩いていった。

どこに行くんだろう?
女性は、どんどんにぎやかな方に
向かって歩いて行った。

そして、
神楽坂の中心街まであと少しのところで、
女性は角をすっと左に曲がった。



私は、大急ぎで、
この女性の曲がった道を見てみた。
女性は、だらんとした帯をしたまま、
奥の方へと歩いていった。
そして、奥の方の、普通のお宅に
入っていったようだった。




うーん…そうか、
こんなこともありなのか、
ともかく、ここまで着物が大崩れせずもって、
よかった、よかった、
と、思ったのだった。

後で、神楽坂の知り合いに聞いたら、
こんなことを教えてくれた。



「たぶんだけど…
 夜のお仕事のために、これから、
 ちゃんと着付けするのじゃないかしら。
 だから、とりあえず、
 大雑把に着てたのよ。
 帯なんて、気にしてないわよ。
 靴ひもがちょっとばかし、
 ほどけたくらいなものよ(笑)」




だって。でも…
目の前で、帯がほどけてきたら、
やっぱり気になるなぁ、私は…
なんて思ったのでした。

ウォーキングしていると、
ホントに、いろいろなことに出合うので、
やめられませんね〜やっぱり。





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2009年10月13日(火) さわやかな秋の日の…これってどうなんだろう?

秋ですね〜
さわやかで、気温も適度で、
ウォーキングが気持ちがいい季節です。
今日は、そんなさわやかな日に見つけた、



「おやっ?
 これは、どうなんだろう、
 いいのか?」




なんて思ったものたちの紹介です。
さわやかな日だって、いろんなものを
見つけるんですね〜





まず、最初はこれね。








そうそう、今どきはよく、
見かけるようになったいわゆる
「ハロウィーン」の飾りだ。




私などは、「ハロウィーン」の
意味もよくはわからないけれど、
10月31日にあるキリスト教の伝統的お祭りらしい。
 
それはともかく、
この飾りは、よくできているのか、
どうなのか、よくわからないけど、
下のふくらんだ中にネコもいるし、
上のお化けの白い紙でできた手が風で、
ひらひらと揺れていて、それなりの、
かわいいお化けっぽい雰囲気はあった。
一生懸命空気を入れたんだね。









で、だ。
何が、私を

「おやっ?
 これは、どうなんだろう、
 いいのか?」

なんて思わせたかというと…





「うんうん、
 ハロウィーンね…
 うんうん、
 気持ちはわかるけど」




と、思いつつ…
あのね、この飾りね、
こんな通りにあったのだ。
これまたぽつんって感じで。
ちょっと浮いた感じで。








いやいや、もちろん、
こんな通りにあっても全然いいのだけど、
なんとなく…どうなんだろうね、
なんて思ってしまったのだった。

あ、もちろん、
あってもいいんですよ〜
この飾りは、一人でも
楽しそうだったしね。




さて、続いて、
今度のは、本当に強く、



「えっ?
 いいの、いいの?
 どうなの?どうなの?」




なんて思ってしまったものだ。
いつものように元気にウォーキングしていると、
私の目の前をこんな女性が歩いているのに
気が付いた。








「あれっ?
 着物をきた女性だけど、
 なんとなく、崩れているね」




と、感じるほど、何かこう
妙な感じの着物の着方をしていたのだった。
ゆる〜いって感じで。

そこで、私は、思わず写真を撮ったのだった。
この写真だと、あまりそのゆるさは
わかりづらいですけど、
目の前を歩いている様は、
あれあれ?って思う感じだったのだ。

でも、まぁ、このときには
こんな着方もあるのかもね、
神楽坂だし、これが実は「粋」なのかも、
なんて思ったくらいだった。
スタスタと歩いていたしね。

そして、私も、この道を行く予定だったので、
この女性の後ろを歩いていった。




すると…
しばらく歩くと、

「え、大丈夫?
 ね、大丈夫なの?」





なんて、思わずつぶやくようなことが
起こったのだった。



この続きは明日書きますね。





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2009年10月12日(月) あらら〜、ぽつんだね〜でも、いいね。

今日からは、またいつもの
ウォーキングやらその他の話題に戻ります。

旅日記を書いている間にも、
歩けば、「へぇ〜、おやおや」にあたる、
って感じで、いっぱい遭遇したので。
さて、今日は、



「あらら〜、
 ぽつんだね〜
 頑張っているね」




なんて、思ったものたち紹介です。
こんなものたちを見つけると、
ほのぼのと嬉しくなるのです。





それは、
こんな小さな道でみつけた。









「あ、この時期になると
 この花、咲くね〜」




と、白くてかわいい花を見つけた。
実は、以前、我が家でも咲いていて、
そのうち、なくなってしまった花でもある。
で、名前忘れました…ぐすっ。

ま、その名前を忘れてしまった花を見つけて、
ふとみると、先に、この花が
ぽつんと独立して咲いているのを見つけた。
逆の角度から見るとこんな。








1本だけで、
しかも、コンクリートの
隙間からだった。









でも、1本でも、
こんなふうにめいっぱい、
楽しげに咲いていた。










「いいね、いいね、
 この元気いいね
 しっかりね」




なんて、声をかけたのだった。





そして、
この道のさらに奥で、
またまた見つけた。









「あれっ、ここにも、
 ぽつん花があるね〜」









ベコニアが、植木鉢の下から、
こんなふうにけなげに咲いていたのだ。








「葉がつやつやだね、
 もっと、もっと、
 大きくなるんだよ」




なんて、声をかけたのだった。
上の植木鉢は、ベコニアとは
全然関係ない植木鉢だから、
このベコニアは、どこから来たんだろう、
なんて思いつつ。



そして、このぽつん花を見ながら、
私の尊敬している渡辺和子さんが書かれていた、
こんな言葉を思い出していた。
最近読み返していることもあって。
「人間としてどう生きるか」より)



「人見るもよし、人見ざるもよし、
 我は咲くなり」
という言葉がございます。

一生の間には、人さまが見てくださる
時期もあります。
一年の間にも、一日の間にも、
人さまが見てくださる時期もあります。

でも、人から捨ておかれ、無視されて、
淋しく咲かないといけない時期もあります。
その時にも同じに咲く。

人さまが見てくださったらたしかに
もっと生き生き咲くかも知れません。
しかしながら、人さまが
見ていらっしゃらないから咲かないのではなくて、
「人見ざるもよし」

人さまが見てくださらなくてもかまわない、
「我は咲くなり」

私はこの「我は咲くなり」という言葉が
とっても好きです。
そして、人も“咲いて”ほしいと思います。




この花たちにも、いっぱいに
咲いてほしいと心から思いました。
もちろん、私も咲きたいと…(笑)





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