まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2009年05月26日(火) 「廃品回収業者」の実態…学びました。

処分品が出たので、
町中を走っている「廃品回収車」に声をかけて、
処分品を見てもらうことにした。



見てもらったら、
無料のものはないらしく、
3つで1000円だと言う。




なので、私は、断ることにした。
だって、区に出すと、
空気清浄機200円、テーブル200円、
ステッパー300円
(もしかしたら200円でいいかも)で、
合わせて600〜700円だもん。

粗大ゴミ置き場まで運ぶ手間はあるけど、
わが家には、昨日の写真にもあるように、
荷台車があるので、これで持っていけば、
楽に運べるので、そちらにしようと思った。
そう思ったので、



「じゃ、区の方に出すわ。
 そちらの方が安いから」




と、言ったのだった。
すると、この男性は顔色をかえて、
開き直ったようにこう言った。




「じゃ、いくらなら、
 いいわけ?」





男性は、あきらかに気分を
害したようだった。
私は、心で、
あらら、態度が変わってきたね、
これは、まずいね、と思ったが、
思い切ってこう言った。





「500円、かな」 




半分まで値切ってみた。
男性は、その答えを聞くと、
あきらかに不愉快そうな顔をして、
やや脅すようにこう言ってきた。




「手間がかかるんだよ、
 処分は。
 600円だな」





と、区の粗大ゴミ費用と同じにしてきた。
しかし、男性の態度が不愉快そうで、
気分もよくなかったし、
こんな業者さんに、長年使ってきたものを
処分してもらうのもいやだなと思ったので、
決断して、こう言った。



「じゃ、区に頼むわ。
 わざわざ来てもらって
 悪いんだけど…」




交渉決裂。
すると、男性は、
吐き捨てるようにこう言った。




「失礼だな!」




そして、持ってきた荷台をつかむと、
いらいらした感じでさっさと去っていった。
わざわざ玄関先に来てもらったし、
手間をかけたと思ったので、私は、



「わざわざ、
 ありがとうございました」




とその背中に声をかけた。
すると、この男性は、
エレベーターが来るのを待ちながら、
もう一回私に聞こえるように
こう言った。




「失礼だな!」




でもねぇ…
確かに足を運んでもらったけど、
処分品を見てくれるということだったし、
価格については、区との比較で、
お互いにこれは、交渉だし、
それほど失礼なことはしていないと
思うんだけど…ね。



ともかく、ちっとも
お気軽に〜
でないことだけは、
よーくわかった。




この男性の様子を観察して、
気の弱い方や女性、一人住まいの方なら、
断れないだろうな、と感じた。
足元を見て価格をつけて、少し脅して、
その価格を押しつけそうだったから。

だから、高い金額をふっかけられて、
引き取ってもらうことも起こるのだと思った。
事実、冷蔵庫の引き取りで、
2万円取られた人もいるらしい。
もっともこの男性であるかどうかわからないけど。



私は学んだ。
町中に走っている「廃品回収車」に
不用意に声をかけてはいけない、
かけるなら、必ずお金を徴収されると
覚悟してかけることと。

(って、もうかけること、ないけど) 



ということで、廃品回収車の
真実を1部だろうけど、理解したのでした。
こんな人ばかりでないと思うけど、
もっと悪い人もいるかもしれないので、
声をかけるときには、注意してくださいね。






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2009年05月25日(月) ■町を走っている「廃品回収車」に声をかけてみた

先日、冬物と夏物を入れ替えをしました。
手間がかかりできればしたくない家事のいちばんですけど、
クロゼットを快適に使うためには、やるしかないと思い、
ついでに、物置場所も整理しちゃうぞと張り切り、
やや大がかりに整理を敢行しました。
今日は、そんな片づけ物を処分しようとして、
「廃品回収車」にお願いしようとしたお話です。



それは、先日のことだった。
処分品がでたので、新宿区の粗大ゴミに出そうと
思っていたら、ちょうど散歩中に、
よく町中を車でゆっくりと走っていて



「何でも〜
 回収いたします〜
 どこにでも、
 引き取りに参ります〜
 お気軽に〜
 お申し付けください〜」




と、叫んでいるあの
「廃品回収車(家電回収車のときもある)」
がいたのだ。

そこで、これはちょうどいい、
ちょっとどんな回収をするのか、
尋ねてみようと思い、小型トラックに近づき、
中にいたやせ形で少し無愛想な小柄な男性
(40歳くらいかな)にこう声をかけた。
だって、お気軽に、って言っているしね。



「あのね、
 木のこぶりなテーブルと、
 まだ使える空気清浄機と、
 健康器具のステッパーと
 処分したいのだけど、
 お金かかるの?」




すると、男性がすぐに車から降りてきて、
こう答えた。



「えっと、お金がかかるかどうかは、
 それを見てみないとわからないですね〜 
 ちょっと見せてください。
 どちらですか?
 このあたりですか?」
「ええ、そうです、
 すぐそこのマンションです。
 じゃ、見てもらおうかな」




男性の風貌とちまたの評判から
(よく高い回収費を取られたなんて聞くから)
警戒はしたが、いくらと言われるのか、
区の粗大ゴミ回収より、高いのか安いのか
確認してみようとも思い、
思い切って処分品を見てもらうことにした。
そして、マンションの駐車場を説明し、
こちらに車を回してもらうことにした。

男性は、駐車場に小型トラックを止めて、
荷物を運ぶための荷台をもって
愛想良くわが家までやってきた。
そこで、玄関先で処分品をみてもらった。
ほら、これらだ。
(真ん中のテーブルは、友人の娘ちーちゃんが
 「深く傷をつけたテーブル」








そして、こう聞いた。



「お金、かかるの?」
「空気清浄機は、9年前ので、
 古いから売れないのでお金かかりますね」
「いくらくらい?」
「3つ合わせて、1000円かな」




私は、空気清浄機はお金がかかるといったけど、
結局、テーブルもステッパーも
お金がかかるのね、と思い、こう確認すると、



「結局、全部にお金がかかるのね?」
「今時はね、なんでも処分するのに、
 お金がかかるんですよ」




との答えだった。
それを聞いて、やっぱりねと思い、
勇気を出して断ることにした。



「あら、そう…
 1000円なら、区の方に出すわ。
 そちらの方が安いから」




すると男性は、顔色を変えた。
あらら、まずいね…

この続きは明日書きますね。





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2009年05月24日(日) 自分の粗相を叱る…でも後の祭りだね

先日からの続きです。
そうそう、私の粗相(そそう)の話です。
こんな話を書いている間にも、
いろいろとやらかすので、
1日1回はしているような気がします。



でも、先日のは、いつもより、
がっくり度が大きい粗相だった… 
それは、こんなことだった。




私は、頭皮にアレルギーが出ているので、
アレルギーを抑える特殊な医療用の、
シャンプーとコンディショナーを使っている。

先日、両方のボトルの底にいくらかは
残っていたけど、少なくなってきたので、
薬局に行き、詰め替え用を買ってきた。



シャンプー2800円
コンディショナー2800円
やや、お高いのだ。




そして、いそいそと、
両方のボトルに詰め替えることにした。
これで、当分は使えるね、
なんて思いながら。



ところで、この詰め替えって、
ボトルにうまく入れるの、
結構むずかしいと、思いませんか?
シャンプーとかだけじゃなく、
洗濯用の洗剤とかも。




詰め替え用袋の入れ口が小さいので、
入れるのに時間がかかり、せっかちに、
しぼって、一気にぎゅーと入れようとすると、
入り口がずれて、周りにドバッとこぼれたり、
ぼーっとして入れてると、いつの間にか、
口がはずれていて周りにこぼれていたり…とか。

入れるのなんて簡単と甘くみていると、
しまった!なんてことになる、
なんて思うんですけど…
どうですか?
(私だけかな?)

と、そんな話はさておき…
まずは、コンディショナーの方を
入れることにした。
ボトルのポンプの口をねじってあけて、
詰め替え用袋の切り口をあてて、
ゆっくりと入れはじめた。



私は、よくこぼす派なので、
この高いシャンプーとコンディショナーは
こぼすまいと、甘くみずに、
ていねいにゆっくりと入れた。 
もちろん、
最後の最後までしっかりと。
そして、こう思った。

「おっ、今日は完璧だ。
 うまくいったね〜
 こぼれなかったしね、
 ふっふ…よかったぁ」




なんて自分をほめながら。
そして、コンディショナーは
無事に入れ終わった。
続いてシャンプーを入れようとして
シャンプー用のボトルを取り出した。




すると…

が〜ん!!

残っているボトルは、
シャンプーの方でなくて、
コンディショナーの
ボトルだった…

どうやら、
シャンプーのボトルに、
コンディショナーを
入れたらしい…





シャンプーボトルには、シャンプーが
まだ1〜2センチは残っていたのに、
その上に、コンディショナーを
ご丁寧にも付け足して入れてしまったのだ。




これって、どうなるの?
コンディショナーインシャンプーって
ことになるのぉ?

(そうなる)




なんでもっとちゃんと
確認しなかったんだろう、
こんな基本的なことを
おろそかにするとは…
指差し確認すればよかった…
と、自分を激しく責めた。
2800円もした
コンディショナーなのに…




でも、すべては後の祭り…
8割方コンディショナー入りの、
シャンプーになってしまった。



そして、これをその日、
お風呂に入りながら、
どんな具合だろうと使ってみた。




もしかしたら、上の方なら、
下のシャンプーと混じり合ってなくて
コンディショナーとして使えるかも…
なんて、淡い期待をして。



そしたらね〜
アワいっぱいでました…
(上の方でも)
どうやら、すっかり
シャンプーとコンディショナーが
仲良く混じり合ったみたいで、
コンディショナー、しっかり
シャンプー化してました。




こりゃ、ダメだな、と思い、
こちらを贅沢な
コンディショナーインシャンプーとして
使うことにして、後日、2800円出して、
再びコンディショナーを買ってきた。
散財だった…

そして、今度は、
コンディショナーのボトルに
ちゃんとていねいにこぼさず入れた。

やれやれ…今度からは、
うんと気をつけよう、
なんて思ったのでした。
というわけで、このところ、
がっくりきた、粗相の話でした。



そうそう、いつもコメントをいただく
せいざんさんもこんな粗相をしたそうです。


「そういう話なら負けていません。
 つい最近も、枯葉と思って猫の糞を
 取上げてしまいました。
 あれ特に臭いんですよね。
 
 また、風呂で頭のシャンプーの時、
 目をつぶっているので下から勢いよく顔の
 シャンプーを落とそうとあげた指先が鼻に入り、
 血がドクドク。
 大声で妻に鼻紙を頼む始末」



思わず、笑ってしまいました。
せいざんさんのブログは、景色や鼻、
あ、花の写真がいっぱいです。↓
海辺よりの感想録 「潮風」
せいざんさん、ありがとうございます。
なんだか、気が楽になりました(笑)






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2009年05月21日(木) 自分の粗相に怒る!まったく何やってんだか!

私は自分の粗相によく腹を立てる。
だって、よく粗相をするんだもん。
ときどき、いやんなっちゃう。




例えば、朝の忙しいときに限って、
そんなときに限って、だ、
準備している朝食のサラダを、
バァーとぶちまけてしまったり、
コーヒーをこぼしてしまったり…

最悪なのは、急いでいるときに、
冷蔵庫のタッパの中身を
冷蔵庫内に、ひっくり返してしまったり、
例えば、それが、つゆの多いものだったりする…
ああ、もう想像しただけで…
うんざりするね。
(冷蔵庫の掃除は大変だ)



「んっもうっっつつ!!
 この忙しいのに、勝手に
 動くんじゃないのっ!」




と、こぼれたものたちを叱りつけ、
その後、自分にも怒る。



「この忙しいのにっ、
 まったく何やってんだかっ」




そして、ぶりぶりとしながら、
大急ぎで、それらを片づける。
そんなときは、本気でぶりぶりだ。



また、自分が床にちょっとの間だけと
置いたものを忘れて、蹴飛ばしたりする。
蹴飛ばすと、自分も痛いが、
例えば、それが、蚊取り線香だったりすると、
蚊取り線香の入れ物がひっくり返り、
蚊取り線香の燃え残りが、床に散らばる…
やれやれだ。
そのうえ、この場合には、掃除機を持ち出して、
吸い取ることをせねばならなくなる。



「んっもうっ〜
 誰だっ!
 こんなところに置いたのっ!」

(私だって)



もちろん家人がやったのであれば、
怒りはもっと増す…



それと、よくやるのが、
ポケットにテッシュを入れたまま
洗濯機を回しちゃうこと。

黒いTシャツには、テッシュの残骸が
いっぱいついているわ、
干そうとして、洗濯物を広げると、
ともかくあらゆる洗濯物にテッシュが
もれなくついているし、
床に、細切れテッシュがぼろぼろ落ちる…
どうすりゃいいの…
そしてまた、掃除機の出番となる。



「あ〜あぁ〜
 また、やっちゃったよぉ〜
 ほぅら、こんなにいっぱいの
 細切れテッシュがついちゃってるよ。

 テッシュ!
 ポケットに入ってるって
 ちゃんと教えてくれなくちゃっ!」




なんて、テッシュにあたる。
しかしもう後の祭りだ…
洗濯物はやり直し…
怒りとともにがっくりくる。




そんな日々の中、先日、
またまたとんでもない粗相をした。
これは、本当に情けなかった…
そして、くやしかった…
ああ、思い出しただけでも、
がっくりくるよ〜





この話の続きは週明けに書きますね。
(日をはさんですいません)

本当に、がっくりと来ました…
みなさまも、自分の粗相に
がっくりくることありますか?





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2009年05月20日(水) こんなことしちゃいけないよね〜でも可笑しいね

ウォーキングして街を歩いたり、
あちこちの街角ウォッチをしていると、



「そうだよね〜
 こんなことしちゃ
 いけないよね」




なんて思うことにいっぱい出合う。
もちろん、
「こんなことしちゃいけないよね」も
いろいろとレベルがあって、
日常的なもの〜あららぁ気の毒!
なんてものまである。




例えば、これなんか、
何度も紹介している典型的な
「こんなことしちゃいけないよね」だ。




それは、都内のどの道路で見かける。
例えば、こんな道でも見かける。








何かというと、そうそう、
いつもの、これこれ。









「ほんと、ほんと!
 こんなことしちゃいけないよね。
 飼い主さんは、ちゃんと
 ウンチ袋を持ちなさい。
 そして、ちゃんと始末しなさい」





と言いたくなるけど、
何かこう…ニヤッとしちゃうものも多い。

これを書いている方は本当に迷惑だから、
こうして、書いているのだと思うけれど、
何となく…
その文章とイラストのできばえなどを、
しげしげとみてしまい、



「おっ、工夫しているね」
とか、
「おっ、こうきたか」




などと、楽しんでしまうのだった。
今日のポスターなんて、目の下のクマのような線に
書いた方の年齢を感じてしまったり…ね。

でも、もちろん、心から、この道での
ペットの糞対策がうまくいくこと、願ってますよ。





さて、こんな、
「こんなことしちゃいけないよね〜」
ばかりではない。
これなんかどう思いますか?



これは、渋谷のハチ公前にある、
元気な子どもたちの銅像だ。








多くの人たちがいつもこの子どもたちの前で、
待ち合わせしたりしている。
子どもたちの銅像も、とてもかわいらしい。
楽しげな銅像だし…








ところが、この日、
この子どもたちの後ろに回ってみると…
気の毒なことに、一人の子どもは
こんなことになっていた。










「あっ、ペットボトルだ!
 こんなことしちゃいけないよね〜」





と思ったけど、
思わず笑ってしまった。



「誰かが、この場所に置いたのだね〜
 よく見つけたね〜」




なんて、妙に感心しながら。
そして、写真を撮って、
帰ってきてしまったのだけど、
後から考えたら、
「こんなことしちゃいけないよね〜」
と思ったんだから、このペットボトルを
取ってあげればよかったかな、
あの子どもに気の毒だった、
なんて、反省もしたのだった。



というわけで
「こんなことしちゃいけないよね〜」
と気の毒に思いつつも…
にんまりこしちゃったものたちでした。





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2009年05月19日(火) 今超人気の食べものを食べてみた…

今日は、私がはじめて食べた超人気の
食べもののお話です。



しばらく前に、友人と中華ランチをするために、
赤坂に行き、ランチの後、天気も良かったので、
ぶらぶらと、赤坂サカスまで歩き、
赤坂サカス周辺をぶらぶらと散歩した。
赤坂サカスは、TBSの前にある商業施設だ。











ちょうどこのとき、広場では、
エコ的なイベントをしていて、
イベント広場周りに、エコに関する店や、
地域物産のおみやげ屋さんが出ていた。
(このときだけの出店なのか、
 ずっと出店なのかはわかりません)
すると、友人が突然、



「あ、ちょっと待って。
 いいもの売ってる!
 買ってくる」




と、言って、大急ぎで、
おみやげを売っている地域物産店に
駆けて行った。
私は、おみやげものには興味がなかったので、
イベント広場内をぐるりと回っていた。
しばらくすると、小さな袋を下げて、
友人が嬉しそうに戻ってきた。



「なに売ってたの?」
「ふっふっふっ…
 生キャラメルだよん」
「え、あのお花畑牧場の?」
「うん、そうそう、人気のね。
 あのお店で売ってたのよ」




友人が指さす方を見ると、確かに、
生キャラメルと書いてあるお店があった。
 







「ふぅーん、こんなところで、
 売っているんだ。
 私は食べたことないけど」
「サカスみやげにいいなと思って。
 私は食べたことあるんだけど、
 ダンナと娘はなくて、食べてみたいと、
 言っていたから」




友人は、嬉しそうだったけど、
ちょっと不満もあるようだった。



「でもね、抱き合わせ販売だよ。
 ほら、このセットで。
 人気があるから、仕方ないけど」




友人が見せてくれた袋の中には、
2つの生キャラメルが入っていた。
ほら、この2つ。
北海道・宮崎県
マンゴー生キャラメルと、
北海道・十勝
手造り生キャラメルだ。








「田中義剛と東国原知事かぁ…
 どっちかじゃダメなの?」
「うん、両方セットじゃないと
 買えないのよ」

「何個入り?いくら?」
「1つに12コ入り。
 それがセットで、1700円」
「ひぇ〜高いね。
 1つ850円か。
 そしてまた強気だね〜」
「うん、強気だ」




ということで、この両方をセットで、
買わないといけないらしかった。

そんな話をしていると、
友人が生キャラメルの方を取り出し、
開け始めた。








生キャラメルたちは、
キレイに梱包され、きっちりと並んでいた。
友人は、その生キャラメルの1つをつまみ、
私に1つ差し出した。









「味見、食べてみて」
「わぁ、いいの?いいの?
 はじめて食べるわん、
 ふふ、嬉しい。
 どれどれ」





ともちろん、喜んで受け取り、
わくわくと包みをあけた。
すると、こんな生キャラメルが
登場した。
(写真ぼけててすいません)








計算してみると、12コ入りで
850円だから、1コ約71円だ。
私は、うやうやしく口に入れた。





もぐもぐ…
(ゆっくり味わう)
もぐもぐ…





「どう?」
「………(歯にひっついていた)
 あ、あのね…
 歯にくっつくね」

「で、どうよ?」
「歯にひっつくね…
 (この印象がいちばん強かった)
 味は…おいしいけど…、
 どうしてもこの生キャラメルを
 食べたいって感じはないかなぁ。
 別に、買わなくていいかなぁ…」
「うん、一度話題で食べたら、
 いいって感じだよね。
 人気らしいけど」




ということで、私たちの意見は
「1つの話題だね」
に落ち着いたのだった。
でもまぁ、今人気の話題の食べものを
味わうことが出来たのでとても満足した。


いまだに買えないほど大人気らしいですね。
味見が出来て、ラッキーでした。
みなさまは、食べたことありますか?





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2009年05月18日(月) ■知能指数が低く、バカといわれたお坊さま

知能指数が生まれつき低く、周りから、
バカ呼ばわりされてきた
お釈迦さまの弟子、周梨般特のお話の続きです。



今日も、「こころで生きる」
大藪 正哉著の本からの紹介です。








このお話の他、興味深い話や
面白い話がいっぱい書かれてある本です。
ぜひ、読んでみてくださいね。





愚鈍を活かす(後編)
(引用ここから)



いよいよ当日になりました。
若い衆が最前列の5,6列いっぱいに
座っています。
そこへ周梨般特が合掌しながら
シズシズと入ってきました。

演壇の周梨般特は、
自分の口の前に両手を合わせて
頭を深々と下げました。



周梨般特が頭を下げたときが
合図になっていました。

しかし…
誰も口を開こうとはしません。
皆、思わず両手を口の前に合わせ、
深々とおじぎをしてしまいました。




そして、みんなが頭を上げたとき、
周梨般特は、




「清めよ、清めよ、
 心を清めよ」





と、心の奥底に
しみわたるような声で申しました。
その声を聞いて涙を流す者すらありました。




周梨般特は、再び合掌して、
シズシズと壇をおりてゆきました。
口をきく者は一人もいません。
心の中で思いました。



「立派なものだ」
「お釈迦さまのお代理ができた」
「まことにありがたかった」
「お釈迦さまはウソをおつきに
 ならなかった」




村の衆はびっくりしてしまいました。



「あのバカが立派になったものだ」
「あのバカを立派にしたお釈迦さまが
 えらいのよ」




心の中で思い、
そして口に出して言いました。



「私もお釈迦さまのお弟子に
 なりたくなったよ」
「おまえも、少しは周梨般特を
 見習ったらどうかね」





愚鈍な周梨般特が、
修行をして立派に
お釈迦さまのお代理を
つとめたというお話です。





愚鈍であったからこそ、
真剣に修行ができたという一面を
見逃してはならないと思います。

私どもは自分のことを、
いくらかでも利口そうに評価してもらいたいと思い、
またそのようにつとめています。



しかし、自分の愚鈍さを素直に出して、
自分の愚鈍を活用して
自分の人生に処してゆくことが、
かえって人生をすばらしいものにするための
近道であるかもしれません。




             (引用ここまで)



ということで、
周梨般特お坊さんのお話でした。

きっと、毎日毎日、修行している間に、
周梨般特の心も清められていったのでしょうね。
だから、とても心に染み渡ったのでしょうね。
私は、この話がとても好きです。



お釈迦さまは、周梨般特の欠点を
見事に長所として活かしました。

そして、周梨般特は、
お釈迦さまの言われたことを、
疑うことなく、毎日毎日、
愚直に、実直に、素直に実行したのです。
そして、それが立派な修行となったのです。




とかく、頭がいいとか、頭の回転がはやいと、
何かをする前に、いろいろなことを計算しがちです。
損得や、周りからの評価、反応を得たいと思い、
策を弄したり、修行に疑問をもったりもして、
なかなか1つのことに打ち込むことができません。
このお話は、1つのことに身を入れて打ち込むことの
大切さを教えてくれるように思います。

昨日の写真の、道ばたでほうきを持った
小坊主さんが周梨般特であるかどうかは
わかりませんが、こんな意味があったのです。
もちろん、私はこの小坊主さんの前で、
合掌し、


「清めよ、清めよ、
 心を清めよ」



と、やや小さな声ながら、
何度か唱えてきました(笑)
みなさまも、ぜひ、
ごいっしょにどうぞ。












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