まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2008年10月02日(木) 渋谷ビストロ「八詩(はちうた)」の貼り紙

先日、仕事の打合せがあり、
久しぶりに渋谷に行くことになったので、
そうだ、帰りは、家まで歩いて帰ろうと思い、
(1時間20分くらい)
ウォーキングシューズを持ってでかけた。
打合せは、ウォーキングシューズでは、
やっぱりまずいからね。

打合せも無事に終わったので、
さて、ゆっくり歩いて帰ろうと思い、
ヒールのある靴から、ウォーキングシューズに
履き替え、歩き始めて…



「そういえば、
 お腹がすいたなぁ…
 なにか、食べから帰ろう。
 せっかく渋谷にきたし」




と、思い、
以前好きでよく食事をしに来た、
ビストロ「八詩(はちうた)」を
のぞいてみることにした。

ランチはやっていたかしら?
まだ、1時前だし、もしかしたら、
ランチやっているかも…
なんて、期待して。

そして、その店のある通りに行くと、
まだ、その店は、ちゃんとあった。
(渋谷あたりは、しばらく行かないと、
 なくなっているお店もあるので…)



ああ、よかった、
まだ、あったぁ!
で、ランチやってるかなぁ?




などと期待をこめて、
店に近寄ると…



がーん!
こんな看板が
でていた。










いきなりの、
「やってません」
看板だ。





どうやら、ランチは、
「やってません」
らしい…ちっ

このお店、お野菜がとてもおいしくて、
リーズナブルで、私は好きなのだが、
夜だけだったらしい…
(詳しいお店情報は→「八詩」) 



なんだ、やってないのか、
残念だなぁ…
と、思いつつ、
この店を離れようとしたら、店の脇に、
なにか貼ってあることに気が付いた。









おやっ、
何か貼ってあるね?
なんだろう?




興味しんしんで近寄ってみると、
それは、こんな貼り紙だった。








読めばわかるが、
かなり、ガッツリとした、
アルバイト募集の貼り紙だった。



「おおっ、
 そうだね、そうだね、
 芸人をめざす人も、
 ミュージシャンをめざす人も、
 それはそれだねっ!!
 暇な時間は働いた方がいいね。
 その方が人生勉強にもなるしね、
 うんうん…」




などと、この貼り紙の前で、
思わず、大きく頷いたのだった。

めしも食べられるしね…
ここのめしはおいしいと思うな、
なんてことも思いつつ…



というわけで、「八詩」でランチは
できませんでしたが、なんとなく元気をもらい、
違うパスタ屋さんでランチをして、
元気に歩いて、家まで帰ってきたのでした。

あちこちふらふらしたので、2時間半ほど
かかりましたが、いい運動になりました。





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2008年10月01日(水) 利用する方がいれば、これもありだね。

やっと、雨も上がったので、
今日も元気に歩いてきました。
空気が澄んでいるように思いました。
10月です、秋です、いいですね。
さて、今日は、



「へぇ〜〜
 こんなやり方もあるんだぁ〜」




なんて、妙に感心したものだ。
きっと、利用する方がいるので、
こういうこともありなんだと思う。





まず、最初は、これだ。
見つけて、思わず、
歌い出してしまった。
(ウソ)









「へぇ〜〜、
 昼カラオケかぁ…
 ふぅーん、1000円で、
 唄い放題で、
 おつまみ4品付か」





ここは、スナックだから、
日中時間のあるおじさんとかが
楽しみにしてくるんだろうね。








スナックの名前も
「デュエット」だし、
楽しい時間を過ごすに
違いないね。




今どきは、
おじさんたちは、昼カラオケ、
おばさんたちは、どこかでおしゃれなランチ、
楽しんでいるもかもしれないな、
なんて思ったのだった。





そして、先日、
またまた、見つけたのだ。
スナックの昼カラオケ。
ほら、今度はこれだ。










「ほぅ、ここは、
 前金制か〜
 おつまみはないのかな?」





などと、前の昼カラオケと比べたりした。
そして、こうして気が付いてみると、
結構あちこちで、「昼カラオケ」の
看板を出しているスナックがあることも発見した。
スナックも夜だけではなく、
この頃は日中もやらないとダメなんだね、
などと思ったのだった。





さて、今度は、
昼カラオケではなく、これだ。



これまた、見つけたときに、
まじまじと見てしまったものだ。
それは、中古車販売の店で見つけた。
ほら、これだ。









「本日のおすすめ車」だ。




しかも、ただの
「おすすめ車」
ではない。





「どれどれ?
 今日のおすすめ車は、っと?
 えっ…
 BMWとベンツかぁ…」





この店は、外国車を扱う販売店なので、
BMWとか、ベンツが、さらりと、
「今日のおすすめ車」
になっているのだ。

「今日のおすすめ車」
って、言われてもなぁ…
と、こんな車を買えない私は
思ったのだった。
でも、ほしい方にとっては、



「おっ、
 今日のおすすめ車、
 BMWとベンツか、
 いいね、いいね…」




なんて、思うんでしょうかね?
きっと、そう思う方がいるから、
こうして出しているんだろうし。

ただ、人通りがあまりない、
道路沿いにあって、
そんな人いるかなぁ、
などとも思ったのだった。
私の、偏見かな?



でもまぁ、
利用する方がいるから、
こうして、工夫して
やってるのだろうから、
頑張ってもらいたい。
しっかりね。




などと、思いながら、
再び、ウォーキングに
戻ったのでした。





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2008年09月30日(火) ここは「座り込み禁止」です!

今日は、小雨が続き、
ウォーキング日よりではなかったけれど、
もちろん、私は、出かけた。
どうしても、午後になると、
歩きたくなってきて、そわそわしてくるのだ。

そこで、いつものように、
万歩計を装着し、カッパを着こんで、
傘を持って出かけた。
でも、カッパを着ると、どんどん暑くなるので、
途中で脱いでしまったけど。

そして、帰りは雨脚が強まったし、
買い物をして荷物もできたので、
電車に乗って帰ることにした。
地下鉄で、4駅くらいは歩いたので。
そこで、地下鉄駅におりると、
張り紙を見つけた。



それは、こんなところに
貼られていた。









この駅は、
乗り換え駅でもあるので、
駅構内が広々していて、
通路も広く、ゆったりとしている。




なになに?
何の張り紙?





と、興味津々でこの張り紙の
側によると、その張り紙には、
こんなことが書かれていた。









「座り込み禁止」だ。




へぇ、座り込み禁止かぁ、
この辺りで、座り込みする人が
たくさんいたんだね〜

と、思いながら、
この張り紙の写真を撮っていると、
そこにちょうど、この駅のお掃除を
しているおばさんが通りがかった。

そこで、私は、
このおばさんに、
何気なく話しかけた。



「この辺りに、
 座り込みする人が
 いたんですか?」
「ええ、そうなんですよ。
 お客さんからの文句が来てね
 やっぱり、通行の邪魔に
 なるでしょ」




私は、大きく頷き、
これは、路上生活者の人で、
きっと、ニオイかなんかが強くて、
駅に文句がいったのだろうと思ったので、
おばさんに、また聞いた。



「路上生活者の方とかですか?」



すると、おばさんは、
意外にも、
首をふってこう答えた。



「ずっと以前は、
 そういう人が多かったんだけど、
 このところは、そんな人たちじゃないの」
「え、そんな人たちじゃないんですか?
 じゃ、どんな人たちですか?」




私は、驚いてそう聞き返した。



「あのね、今、多いのは、
 若い人たちよ。
 夏場、暑いとこの辺りに座るのよ。
 買い物なんかで疲れると、
 ぺたんと座り込んだり、
 ここで飲み食いしたりしてね、
 女の子も、男の子も。
 この場所で、横になったりね」




ということで、どうやら、
この張り紙は、若者たち向けで
あるようだった。

このおばさんの話によると、
雨が降ったりすると、
この場所で、踊りの練習なんかも
するということだった。
 
 

「それにね…(眉をひそめて)
 いきなり騒ぎ出したりするしね。
 たむろすと、元気になるでしょ?
 ゴミはそのまま捨てていくし。
 でも、今の若い人たちって、
 何するかわからないから、
 注意もできないでしょ」
 




という状態で、お客さんから、
文句がでたということだった。

なるほど、地下鉄に乗ろうと思って
階段をおりてきて、若者たちが、
ぺたり座りをしていたら、
何となく気にかかる。
騒いでいるとなると、余計に。
でも、注意もできない…
確かに、困ったんだね。

ただ、寒くなると、今度は、
路上生活者の方もくるそうだ。




「だから、まぁ、
 両方に
 なのかしらね」





と、おばさんは最後に言った。
というわけで、この
「座り込み禁止」張り紙の
意味がよくわかったのだった。



この駅は、
夏は若者に、
冬は路上生活者に、
好かれる駅だったのだ。




この駅の意外な素顔を見た気がした。
私は、おばさんに、
お礼とさよならを言い別れた。

そして、この駅から、地下鉄に乗って、
帰ってきたのでした。





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2008年09月29日(月) 秋の何でもない日に見つけたもの

このところ、めっきり涼しくなって、
とても歩きやすくなっているので、
天気がいい日は、距離を伸して歩いている。

夏のように、だらだらの汗をかくこともないし、
さわやかだし、何より、空気のにおいが違うからだ。
なんとなく、乾いた草のにおいがするような気がして、
それを、いっぱいに吸うととてもいい気分になるし…
なにより、秋好きの私です。
と、そんな、私の秋好きの思いはさておき…



今日は、そんな秋の1日見つけた、
本当に、何でもない風景だ。
といっても、いちいち立ち止まって、
まじまじと見てしまったのだけど…ね。






さて、まずは、これだ。


写真でみると、よくわからないのだが、
玄関の門にとても重そうな植木たちが
いくつか置かれていて、
その置き台が、かなりゆがんでいて、
今にも壊れて落ちそうな、
必死に耐えている…
そんな形相に見えた。









「重そうな石の植木鉢もあるし、
 大きな植木鉢も置かれているからね、
 ちょっと辛いやね、
 このプラスチックの置き台も…
 せめて、2つくらい重ねてくれれば
 まっすぐに保てるのにね」





などと、思ったが、
ふと、この門の全体を見ると、
この門も、この植木鉢の影響だろうか、
全体に傾いていて、開け閉めしずらそうだった。

この玄関の門と置き台では、
重荷なのではないかと、思ったので、



「ご苦労さまだね。
 しっかりね、
 あんたたちも大変だね」




などと、植木台と門に、
声をかけたのだった。
都内は、庭がないので、
どんなすき間でもどんな空間でも、
有効に使おうとして、こんなことになる、
特に、植木や花が好きだとなおのこと。
東京の文化かもしれない。





東京は狭いからね〜
でも、植木は置きたいしね〜
なんて思いながら歩いていると、
今度は、こんな小さな空間に、
植木が置かれているのに出くわした。










「おおっ、
 ここにもいたね。
 狭いところに
 置かれた植木たちが。
 ちゃんと、
 段差もつけられているね」





よーく見ると、写真ではわかりづらいけど、
3つの植木鉢がぎゅうぎゅうに置かれていた。
置き台に段差をつけて、いろいろと工夫して、
それでも植木を置こうという気持ちが
ひたひたと伝わってきて、
本当に、好きなんだろうね、
などと、思ったのだった。



「かわいがってもらってね。
 それなりに大きくなりなさい」




などと、やや矛盾するような
ことばを、今度は植木たちに
かけてきた。





しかし、こんな
めぐまれている植木たちばかりではない。 
再び、歩き始めると、
今度は、こんなものを見つけた。











「あっっ、
 植木鉢が壊れているぞ。
 すっかり割れているね」





などと思わず近寄った。
すっかり植木鉢が壊れていた。
ついさっき壊れたばかりって
感じに見えた。



でもなぁ…
と、私はふと
不思議に思った。

この植木鉢はいったい
どういう状況で壊れたのなかぁ?
ここにぽつんと置かれていたのかなぁ?
この駐車場の段差から落ちて
壊れたのかなぁ…




だって、全体的に状況をみてみると、
こんなところに置かれていたので…
ほら、こんな場所ね。








わりと広々としているところだし、
空間もありそうだし…

自転車を入れるときにぶつかったのか、
駐車場の入り口だから、車が入るときの
振動で落ちて割れたのか…
そんなどうでもいいことを、
立ち止まって、状況を見渡し、
あれこれと推理したりしたのだった。
もちろん、答えは見つからなかったけど。



てなわけで、秋の1日でした。
これから、秋も楽しめそうです。





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2008年09月28日(日) これは、なにやら大変そうだね〜

この頃は、日が暮れるのが早くなってきているので、
夏の頃のように夕方に出かけると、戻る頃には、
すっかり暗くなるので、それではつまらないので、
ウォーキングする時間も、少し早めている。
午後2時〜3時頃が今は多い。

さて、今日は、そんな午後2時〜3時頃の
ウォーキングで見つけたものだ。
(って、時間は関係ないけどね)




ちょっと??
なものを見つけたのだ。

というより…
この方法が一番いいのかな?
それとも、
もっと考えた方がいいのかな?
などと、
思ってしまったものだ。






それは、
こんな場所にあった。









私は、思わず立ち止まり、


「ふむ…
 これはどうなっているんだろう」



などと、思わず、
まじまじと観察してしまった。
なにやら複雑な形相をしていた。
ほらこれだ。








「ふーむ…
 これは、とても苦労して
 やったようだね…」




と、感じさせるようなものだった。
このチェーンのついた右側の棒
(なんて呼べばいいのかわからないので、
 ひとまずチェーン棒といいます)を
支えるために、細い棒が3本、
やや太めのロープでぐるぐると止められ、
そして、ブロックまでも引っ張り出されて、
チェーン棒を支えていた。



よーく見てみると、
地面にヒビがはいり、
このチェーン棒がぐらぐらし、
倒れそうだから、
こうしているのだと
推察された。











倒れないようにするのに、
必死だったようだ。
その必死さが伝わってきた。
このチェーン棒を支えるのは、
思いの外大変だったらしい。





にしても、



「これだけしないと、
 支えられないのかなぁ。
 もっとやり方はないのかしら?」




などとも思った。
恐らくだが…
最初は、2本の細い棒で、
上の方だけ、縛ってみたけど、
まだぐらつくので、今度は、
もう1本の細い棒をつけ、
それを固定するために、
ブロックで止めたんだと思う。

自転車を止めるために、
しょっちゅう開けたり閉めたりするものだから、
がっつりと止めないと危険だろうしね。
ともかく、苦労を感じさせるものだった。



これは、早めに
しっかりと直したほうがいいね、
お金がかかってもね、
それか、もっといい方法を考えても
いいかもね、などと
人ごとなので、思ったのだった。




てなわけで、
何かと考えさせられたのでした。
道ばたには、こんな
小さな工夫もたくさんあって、
そこの住む人の営みを感じられます。
そんなところも楽しい
ウォーキングタイムでした。






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2008年09月25日(木) これは、危険な穴だね…

毎日、歩いていると、
大きな危険(あまりないが)も、
小さな危険(結構ある)もあることに気づく。
今日は、そんな小さな危険の話だ。



それは、こんな道で見つけた。
ほら、ここだ。









「あっっ…
 なんだ、
 穴があるぞっ」




と、近づいてみると、
なんと、道路の端の方に、
ぽつんと穴があいていたのだ。








以前から、穴には興味があり、
穴を見つけると、中を確認せずにおれない
私にとっては、避けることができない
穴であった。
(以前の穴は→「謎の穴の話」




どれどれ…
どんな穴かしら?
深さはどうかしら?
チェックせねばね。





いつもなら、
近くから棒を見つけて、中をぐりぐりとして、
穴の中を確認するところだが、
この辺りで、そんなことができそうな棒を
見つけることができなかった。
残念。

そこで、車が来ないことを確認し、
しゃがみ込んで、穴の中をじっと見てみた。
結構深くて大きな空洞ができてるように見えた。
上の写真でみても、穴の回りも
落ち込んでいるのがわかると思う。



「ふむ…
 この穴はいつか、
 陥没するね。
 陥没したら危険だね。
 でも、地球の裏側までは
 行ってない浅い穴だね」

 


と、見立てたが、
なぜ、この道路の、この場所に、
こんな穴があいているのかは、謎だった。
周りには、こんな穴はなかったしね。



そこで、今度は、
この穴の状態を調べてみることにした。
この穴のふちを押してみたのだ。










どら?
ギュッ…


おっ、意外に
しっかりしてて、
堅いね。
ギュッ…





私が、軽く押したぐらいでは、
穴はびくともしないものだった。
そうだよね、私の力で押せるぐらいなら、
車が通ったら、すぐに大きな穴になるよね…

などと、思いながらも、
周りが一瞬ぐらぐらしたように感じたので、
今度は、思い切って、力を入れてみた。




えいっ、
今度はどうだ?
ギュッ…  


すっすると、
この穴の縁が、ぺこっと折れて、
この穴の中に落ちて行ったのだ!





あららっ、
大変だ、折れたよぉ〜
もっと、穴、
大きくしちゃったよぉ〜
なんて、思ったが、
押したのは私だった。




私は、この穴を縁を広げて、
危険を大きくしてしまった。
でも、ちょっとだけだ、大丈夫。
(ほんのちょっと右下の方の縁が折れた)









なんだ、
意外にもろいんだね、
これは、危険な穴だ、
と、今度は結論づけた。




そして、この穴は、
夜歩くときには、
(自転車に乗るときにも)
気をつけねばならないね、
などと思ったのだった。
あと、押しちゃいけないね、とも。

この穴が、今後どうなるか、
行政が直してくれるのか、
もっと大きくなるのか、
これからも、注視して行く予定だ。



というわけで、小さな危険でした。
みなさまも、穴に気をつけましょう!





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2008年09月24日(水) 「ご自由」についての、二人のおばさんの結論

さて、今日は、昨日とは
ちょっと趣が違う「ご自由」だ。
先日、またまた見つけたのだ。


これは、
こんな場所にあった。










「あっ、何かあるぞ、
 なんだ、なんだっ」

(バイクの前のテーブル)




と、近寄ってみると、
なんと、とってもシンプルな
「ご自由にお持ちください」
だったのだ。



「へぇ〜
 いままでにない形の
 ご自由にだね〜
 で、なになに?」










「ご自由に
 お持帰下さい」
ハンカチ セッケン
と書いてある。





ハンカチとセッケンと張り紙がしてあったが、
ごらんの通り、右側の箱の方は
すでに空っぽになっていた。
しかし、左の箱には、
ハンカチが入っているだろう封筒が
いくつか置いてあった。

セッケンはもうなくなったんだね。
残っているのは、ハンカチだね。
そんなことを思いつつ、
写真を撮っていると、
二人のおばさんが近づいてきて、



「えっ、な〜にな〜に?
 ご自由にお持ち帰りください、
 だって」




と、ここをのぞいた。
私は、おばさんたちに場所を譲り、
端によけた。
すると、おばさんたちは、
これをみてこんな話をはじめた。



「あら、ハンカチとセッケンだって」
「でも、セッケンはないわね」
「そうね…」
「でも、自由に持っていっていいのよ」
「どんなハンカチかしらね?」
「バレンチィーノだって」
「そう、バレンチィーノだわね」




そう会話しながら、
この一つの封筒を取り出し、
そして、いきなり、
その封筒をべりべりとやぶき、
中身を確認しはじめたのだ。
そして、



「あら、男ものね」
「地味ね…どうかしら?」




などと、そのハンカチを
ひっくり返してみたりしながら、
また話合っていた。

私は、このおばさんたちが
このハンカチを持っていくかどうか
興味があったので、横でじっと見ていた。




そして、
ついに、
二人の結論が出た。
一人のおばさんが
こう言ったのだ。





「でも、ここって、
 葬儀屋さんでしょ?
 葬儀の余り物を
 出しているのよ。
 縁起がよくないわよ」




すると、ひっくり返したりしながら
ハンカチを見ていたおばさんも、
あっさり、



「そういえば、
 そうね…」




と言い、確認のために取り出した
ハンカチをその場にぽんと置いて、
何事もなかったかのように、
すたすたと行ってしまったのだ。

確かに、確認すると、
この場所は、葬儀屋さんの前だった。








そして、このご自由には、
おばさんたちの言う通り、
葬儀のときの余り物に見えた。



「なるほど…
 葬儀の余り物か…」




これが、その「ご自由」の身になった
葬儀余り物ハンカチだ。
(おばさんたちが立ち去ってから、
 きちんと並べて写真を撮った)








ハンカチは私もいらなかったので、
お持ち帰りはしなかったけど、
かなり立派なハンカチだった。
バレンチィーノらしい。
(それがなんぼのものかよくわからないが…)

その後、ウォーキングの帰り道に
ここをまた通り、
どのくらいあるか確認したら、
少し減っていた、6つくらいかなぁ。
ご自由にでも、立派なハンカチでも、
いろいろな理由があり、
あまり人気がないのかもしれないね。



というわけで、道ばたで見つけた、
「ご自由」たちでした。
いろいろな「ご自由」の立場があるんだね、
などと思ったのでした。





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