まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2008年09月11日(木) そんなものから…出火の原因

昨日からの続きになります。


次の日。
私は、現場がどうなっているか、
どうしても知りたくなってきた。
そして、やっぱりここは、
何が原因か聞いてこなくちゃね、
などと、思うに至った。

そこで、
またまた愛車を引っ張り出し、
いそいそとペダルを踏んで、
昨日の火事の現場へと出かけた。



すると、
昨日の現場は様変わりしていて、
昨日は、こんな状態で、
水びだしだったのが、








ほら、
こんなふうにさっぱりと
きれいになっていた。









もっとも近くの空き地には、
こんなふうに、残骸が置いてあったけど。








そして、
近所の方々(おばちゃん中心)が、
心配げに集まっていた。
そして、みんなで、なにやら
いろいろと話しているようだった。









なんだか、
話が聞けそうだね。
おばちゃんたちだしね。





そこで、私はさりげなく、
おばちゃんたちの前で立ち止まり、
誰にというわけでもなくこう聞いた。



「あの〜
 あの店は、おじいちゃんと
 おばあちゃんがやってましたけど、
 大丈夫だったんですか?」




すると、一人の親切な
おばちゃんがこう教えてくれた。



「大丈夫よ。
 ほら、おばあちゃん、
 あそこにいるわよ」




と、店の前に立って、
疲れた顔をして、やや呆然としている、
おばあちゃんを指さした。
声をかけるほど親しくもないので、
ただ、見ることしかできなかった。



「大丈夫だったんですね、
 よかったわぁ。
 おじいちゃんは?」
「身体に異常はないけど、
 もうお年だから、今、
 病院で休んでいるって。
 びっくりしたらしくてね。
 でも、二人とも大丈夫だったから、
 不幸中の幸いよね」




私も、そう思ったので大きく頷いた。
まずは、いちばん気になっていた、
二人の無事を聞くことができた。
辛いだろうなぁ…と思ったが、
無事なのはなによりだった。

安心したので、
今度は、こう聞いた。



「お隣さんは、大丈夫だったんですか?」
「うん、大丈夫だったけど、
 水で、部屋と店がぶちゃぶちゃで
 当分、生活はできない感じらしいわ。
 大変よねぇ〜」




それを聞いて、
本当にそうだろうなぁと思い、
再び大きく頷いた。




そして、
最後にこう聞いた。 

「何が、
 出火原因だったんですか?」





すると、このおばちゃんたち、
いきなりひそひそ声になり、
こう教えてくれた。



「あのね、トースターだって」
「え、トースター?」
「そうらしいのよ。
 ほら、もうこのお宅も古いでしょ?
 トースターもとても古いものを使っていて、
 それがショートしたとか、
 漏電だったのか…ってところらしいわ。
 トースター付近から火がでたことは、
 まちがいないらしいの」

「ショートか、漏電ですか…
 そうなったときに、
 火を止められなかったのでしょうか?」
「動転したらしくてね〜
 どうしていいかわからなかったようだし、
 すぐに火がついたらしいの。
 わぁ〜と燃え広がったんだって。
 木造だし、古いからね〜」




ということで、なにやら原因は、
こんなところらしかった。
さらに、おばちゃんたちは、
こんなことも教えてくれた。



「たぶん、燃えやすいものも、
 そばにあったんだと思うわ。
 いろいろといっぱいあったもの…」




ということで、
そのいろいろな燃えやすいものに
火がついてしまったらしかった。
そして、原因については、
これから、本格的な調査が始まるとも。

二人の無事も知れたし、
火事の出火原因も、どこまで真実かは
わからないまでも、
トースター回りから火が出たことも
わかったので、私は、満足し、
このおばちゃんたちに、
教えてもらったお礼を言い、
この場を去ることにした。
はやく、立ち直ってほしいなぁ、
と祈るような気持ちを持ちながら。


この寄り添っている焼けただれた3軒が
これから、どうなっていくのか、
見守っていこうと思っています。





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2008年09月10日(水) 外がうるさくて「緊急出動」した話

今日は、この近所の火事の話だ。
以前も、ビルのボヤ騒ぎのことを書いたが、
今回は、火が出た火事だった。

先日の午前中のことだ。
出かけようと準備を始めると、
外から、けたたましいサイレンの音が響いてきた。
それが、尋常な感じではなかったので、
あわてて、窓の外をみてみた。



「えっ、なになにっ?
 何ごと?
 何が起こってるの?
 こっ、この感じだと、
 何か大事件だねっ」




我が家は高台にあり、
北、東、南と、3方に窓があるので、
順に窓を開けて、音の方向や、
何の音なのかを確認してみた。

すると、消防車とパトカーが
西の方に向かって走っているのが見えた。
しかし、我が家に西側の窓がないので、
どの辺りなのか、はっきりと
わからなかった。

そこで、
出かける準備をしていたが、
それもそこそこにして、




「緊急出動!」




などと叫んで、
大急ぎで駐輪場に向かい、
我愛車を引っ張り出し、
ペダルを思い切りこいで、
サイレンの音を追った。



「あっちだ、
 あっちだっ」




なんて、一人で叫びながら。
サイレンの音を追っていくと、
我が家からちょっと離れた小さな商店街の
一角辺りから、煙が出ているのがみえた。



「あ、火事だね。
 火事だ、火事だ!
 煙が見えるもん
 大変だっ」




私は、ますます加速するべく
ペダルをこいだ。
そして、なんとか現場近くまで来た。

しかし、近くについたら、
すでに、辺り一帯を完全封鎖されて、
消防隊や警官がたくさんいて、
現場には近寄れない状態だった。
やじうまがどんどんと集まってくるのを、
消防隊や警官が規制しているのだった。
(この先は、入れなかった)








「現場は、現在、
 大変危険な状態です。
 これ以上近寄ると危険ですから、
 立ち入らないでください〜〜」




そんな規制の声のほか、
現場の方からは、
相変わらずサイレンや大きな声で
何か叫んでいるような声もしていた。

私は、すっかりやじうま化し、
なんとか、もう少し近寄ろうとしたが、
そのたびに、消防隊の方に制止され、
もうこれ以上近寄ることができなかった。

現場の方を見てみると、
煙が出ているのがわかるし、
私がいる辺りも、かなり煙のにおいがした。




ふーむ、
どうやら、
大変な事態らしい…





しかし、どうしても、
近くに寄ることができないし、
用事もあり、そろそろ出かけないと、
時間も間に合わなくなるので、
この現場の状態をみることをあきらめ、
家に戻り、外出することにした。



どのお店からかな、
確かにあの辺りは、
古いお店が多かったよね。




などと後髪をひかれながら。
そして、用事をすませて、
家に戻ってきて、あの火事が
どこだったのか、どんな状態なのか、
どうしても気になり、
今度は、ウォーキングの途中に
現場を確認することにした。

現場近くに行ってみると、
封鎖は解かれており、
現場の近くまで行ってみることができた。




どんなふうに
なっているんだろう?





そう思い、現場に行ってみると、
ほら、まだこんな状態で、
なにやら、まだ騒然としていた。







私は、いつものように、
話してくれそうな警察官の方を見つけて、
遠慮がちに、話しかけたみた。



「あの〜
 どの商店から火が出たんですか?」
「真ん中の○○商店だよ」
「えっっ、あの商店は、
 おじいちゃんとおばあちゃんが
 やっていたんですけど、
 大丈夫だったんですか?」
「大丈夫らしいけど、
 よくわからないな」




と、教えてくれた。
ここまで聞いたところで、無線が入り、
この警察官は、どこかへ
大急ぎで、立ち去ってしまった。

残念。
もっと聞きたかったけどね。
しかし、この3軒のお店の
真ん中の商店から火が出たことはわかった。
そう言われてよくみると、
まだ、部屋の中に消防隊の方がいて、
中の確認をしていた。







どうして火事になったんだろう?
何が原因だったのか?
この商店のおじいちゃん、おばあちゃんは、
大丈夫だったのか?
左右の商店は大丈夫なのか…




こんな疑問が次々とわいてきて、
どうしても、知りたくなってきた。
そこで、次の日、
私は、現場に行き、
聞き込みをしてみることにしたのだ。
すると、いろんなことがわかったのだった。


この話は、明日書きますね。





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2008年09月09日(火) 注意だね〜ひったくり街道再び…

今日は、最近みつけた、
ひどい状態になっている道の紹介だ。
どんな状態かというと、こんな状態だ。













「ひぇ〜〜、
 またまた
 ひったくり街道だ!!」





大分以前も、こんな話を話を書いたが、
(以前の「ひったくり街道」の話
まだまだ多いのだと実感した。
(以前書いた地区とは全然違う地区)

大きな道から、ちょっと入った脇道だが、
こんな「ひったくり注意」看板が
あちこちに貼られているのだ。

きっと、多発しているんだね。
そう思って、ウォーキングしながら、
この道のあちこちをチェックしてみたら、
こんなことがわかった。



昼間でも、人通りがまばらで、
しかも歩いているのは、
年輩の方々が多かった。
また、この道沿いに建っているお宅は、
マンションや塀に囲まれているお宅が多く、
ひったくりされても、すぐに
どうのこうのできない。
ほら、こんな感じに。









さらに、脇道があちこちにあるので、
すばやいひったくり犯なら、
どうにでも逃げ道はあるという感じだ。
つかまえることは、むずかしいと思った。




そんなことを考えながら、
てくてくと歩いていると、
この道に小さなパトロールカーが
とことこと入ってきた。

そして、拡声器で、
こんなようなことを言っていた。



「この辺りでは、最近、
 ひったくり被害が多発しております〜
 自転車、バイクで近寄ってきて、
 瞬時にひったくる手口です。
 
 日中でも夜でも被害がでております〜
 歩くときには、カバンを小脇にかかえたり、
 左右前後から不用意に近づいてくる
 自転車、バイクにご注意ください。

 自転車のカゴには、防犯ネットを張り、
 ひったくりに合わないように
 ご注意ください〜
 置き引きも、多発しております〜

 あやしいバイク、自転車などを
 見かけましたら、警察の方に
 ご一報ください〜

 自分は大丈夫とたかをくくらず、
 十分ご注意してください〜〜」




こんなことを、拡声器でお願いしながら、
この辺りを回っているようだった。




そうか、本当に、
多発しているんだね、
私も気をつけなくちゃね、
他人事と思わずに…





などと、気を引き締めてみたが、
私がウォーキング時に持っているものといったら、

万歩計(装着)
携帯(ポケット)
汗拭きタオル
(小さなタオルのときはポケットだが、
 大きなタオルのときは首に巻いている)
小銭入れ(ポケット)
つまり、手に持っているのは、
デジカメだけだ。
かなり身軽なので、大丈夫だね、
などと思ったのだった。



しかし…まてよ…
帰り道は、あちこち
買い物をするときもあって、
そんな日は、
買い物袋を手に持つこともある。

やっぱり、他人事と思わず、
注意しなくちゃね、と
思ったのだった。




とまぁ、こんなことをあれこれ思いながら
さらにウォーキングを続けていると、
今度は、こんなところに出くわした。












「ひぇ〜〜
 やっぱり注意だね、注意!
 気をつけなくちゃ」





と、思ったのだった。
本当に、多発しているらしい。


油断大敵、十分注意して、
歩くようにいたします。
みなさまも、気をつけてくださいね。
他人事と思わずに…ね。





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2008年09月08日(月) 何となくだけど、夏の終わりを感じたものたち

今日は、このあたりでみつけた、
何となく…ホントに何となくね、
夏の終わりを感じたものたちだ。

このところ、
日が落ちるのがどんどん、早くなっている。
夏のなごりで、夕方にウォーキングして、
帰りに買い物でもしようものなら、
外は、すっかり暗くなっている。


ちょっと、
寂しい…



そんな季節になってきた。
やっぱり、日が暮れるのが早いと、
寂しくなるね。

ま、そんなわけで、この頃、
私のウォーキング時間は、
夕方よりも少し早めになってきてる。
そんな日に見つけたものたちだ。




まずは、
こんな道で見つけた。








「へぇ〜
 珍しいね〜」




都心でこんなものを
見つけるのは、珍しい。
思わず、近寄って、
まじまじと見てしまった。
ほら、これだ。








堂々たる
ひょうたんだ。
30センチくらいある。





「立派だね。
 うらなりじゃないね。
 つやつやだね…」




しかも、このひょうたんは、
ただのひょうたんではない。
わりと長いひょうたん棚に
たった一つきりの
貴重なひょうたんなのだ。



「1つきりなのかな?」



などと、知りたくなり、
長いひょうたん棚をしげしげと
確認してみるが、
他にひょうたんは全くなし。



このひょうたん1つだけ。
孤独だ…
でも、堂々として立派だ。
きっと、うんと大切に育てられのだ。
そんな感じがにじみ出ていた。



 

どんな感触なのかな?
中身たっぷりで、重い感じ?
それとも、中身なしで、
軽い感じ? 





つんつんして
どんな感触なのか知りたかったが、
さわると怒られそうだからやめた。

で、何に使うんだろうね、
お酒でも入れるのかしらね、
(そんな人は今どきいないと思うが)
などと、いろいろと考えた。
考えた割には、何も思い浮かばなかったけど…
何に使うんでしょうね?

ともかく、もうじき収穫だ。
(たぶんだが)
そして、きっと、何かに役立つのだ。
今後、このひょうたんが、
いつ頃、収穫されるのか、
注目していくつもりである。




さて、次はこれだ。
こんな道で見つけた。







普通の人では、見つけないと思うが、
道ばたにあるものをチェックして
きょろきょろと歩いている私は、
すぐに異変を察知するようになっているのだ。



「ふむ…
 何かあるね
 なんだろうね」




ほら、この自転車の下だ。
私は、この自転車に近寄って、
下にあるものを見た。






すると、
これだった。








ほぅ…
チェックの帽子だね。
シャーロックホームズ風の。
(ちょっと違うか)

ふむ、
これは、自転車から
落ちたのか、
持ち主が、下においたのか、
それとも、この自転車とは
直接関係ない、ただの
落としものなのか…





よーくみてみると、
まだきれいで、十分使えそうな
夏の帽子だった。

どちらにしても、ここに
帽子があるのは不自然だと思う。
どうしてこうなったのか…
そして、



もしも、この自転車の
持ち主の帽子でなければ、
この自転車を出すときに、
踏まれちゃうかもね…




なんて、余計な心配をした。
そして、なんの脈絡もなく、
そういえば、夏も終わりだね、
なんてことも思ったのだった。

この帽子がどうなったのか、
帰り道は違う道を通ったので、
わからないままだった。



というわけで、夏の終わりを
何となく感じたものたちでした。






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2008年09月05日(金) その見事な対応に驚いた!すごいね!

《お知らせ》

法要のため、3日間ほどお休み頂きます。
どぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>




さて、昨日からの続きになります。


前日の写真のようなモモになってしまっては、
もはや食べることはできない…
いたんでいないところを食べてみようかと思うが、
その部分はちょびっとしかない…


あーあ、
がっくりだね、
楽しみにしてたのに…



食べたいと思っていただけに、
どうにもあきらめがつかない。
そこで、私は決心した。
こんな場合は、誰もがするであろう、(ねっ?)
行動をとることを。




やはり、これは、
このモモを買った
スーパーマーケットに
電話をしよう。
そして、このモモを
健全なモモに、
取り替えてもらおう。
だって、1個200円もしたし。
(正確には3個で598円(税込み))





そう決めると、行動が早いのだ。
すぐに電話をしてみた。
すると、こんな対応だった。



「あの〜、
 先日買ったモモのことですが、
 3つで598円で、担当者おすすめのモモです。
 かたかったので、2日ほど置いて食べたら、
 2個は大丈夫だったけど、1個が
 いたんでいたんです…」
「それは申し訳ありません。
 それでは、お客様担当に電話をお回し
 しますので、お待ちください」



ほどなくして、お客様担当の男性が出た。
すると、その男性は、すぐにこう言った。


「大変申し訳ありませんでした。
 返金したほうがよろしいですか?」
「いいえ、2個は、大丈夫だったし、
 食べちゃったから、
 1個取り替えて頂けばそれで結構です」

「あ、そうですか。それなら、
 もし、よろしければですが、今からすぐに
 お取り替えのモモをお持ちいたします。
 いかがでしょうか?」
「え、ああ、あのついでの時に、お店の
 方に行くのでその時でもいいですよ」
「いいえ、それですと、
 またお手間をかけてしまいますので、
 お客様の方のご迷惑でなければ、
 今からすぐにお伺いいたします」
「それなら、お願いします」




ということで、せっかくなので、
素直にお願いすることにした。
住所を言うと、




「今から、
 すぐにまいります」





と、すぐに電話を切った。
そのスーパーマーケットは我が家から、
歩いて、20分ほどのところにあるので、
そのくらいかと思っていたら、
15分ほどで、玄関のチャイムが鳴った。


対応といい、
持ってくるスピードといい、
すご早だね…
やっぱり、
しっかりしているお店は
違うね…



などと、思いながら、玄関をあけると、
そこに、いかにも腰が低そうな
1人のおじさんが立っていて、


「このたびは、
 申し訳ありませんでした」



と言って、深々と頭を下げた後、
袋を手渡してくれた。




なんとその袋には、
私が買ったのより、
大きなモモが
2つも入っていた。





「あの、1つでいいんですよ」


と一応言ってみると、
このお客様担当のおじさんは、
きっぱりと、



「いいえ、このたびは、
 お客様にご迷惑をおかけしたので、
 そのお詫びですから…」




と、言うのだ。
それで、お礼を言って、
ありがたく頂くことにした。




大きな立派な
堂々たるモモだった。
それも2個。
うひっ、嬉しい…





これがそのモモの1つだ。
(2個の写真を撮ろうと思っていたが、
 撮る前に、家人に1個食べられてしまった)
前の、いたんだモモの大きさと比べると、
このモモの大きさがわかると思う。









でも、まぁ、
このくらいの話なら、
ちゃんとしているお店なら、
やってくれると思う。





しかし、さらに、
続きがあるのだ。
そして、この対応に、
私は驚いたのだ。





なんと、
このお客様担当のおじさんは
次に、私に、




「これは、
 電話代です」
と言って、
10円渡してくれたのだ。





私は、すっかり驚いて、


「電話代はいいですよ」


と言うと、そのおじさんは、
またまた、きっぱりとこう言った。


「いいえ、こちらの方に、
 お電話をわざわざいただいて
 おりますので…」
「そうですか、今回は、素早い対応、
 ご丁寧な対応、ありがとうございます」



と、お礼を言って、10円を受け取ると、
お客様担当のおじさんはにっこりとして、
また、深々と頭を下げた後、
立ち去って言った。

あ、そうそう、いたんだモモも
袋に入れて、引き取ってね。




たかが10円、
されど10円である。
しかも、このお店では、
レシートがあるかどうかも、
いっさい聞かなかった。
だから、レシートは出さなかった。
店によっては、
レシートがないと交換に
応じないところもあるが、
この店では、いっさい
聞かなかった。





この瞬間に、
私は、このスーパーマーケットを
大いに見直し、
すっかりファンになってしまった。
そして、くだものは、
この店で買おう、と思ったのだった。



このモモのいたみで
ショックを受けてから、
わずか30分。

モモの問題は完全解決し、
しかも、このスーパーマーケットは、
熱烈ファンを1人増やしたのだ。




この見事な対応に、驚きながら、
おじさんが帰った後、まじまじと
10円と大きなモモを見て、
すごい対応だね、
と、本当に感心してしまった。

やっぱり、
しっかりしているところは、
しっかりしているんだね。



というわけで、いたんだモモの顛末でした。
この大きなモモは、とてもジューシーで
おいしかったです。
大きなモモといい、この対応といい、
とてもおトクな気分になったのでした。
もちろん、その後も、モモは、
このスーパーマーケットで買っています。





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2008年09月04日(木) あっ、モモが!! こんなとき、どうしますか?

今回は、ちょっとトクした話だ。
自転車で、3000円支払った後だけに、
これは嬉しい話だった。
そして、


へぇ〜
こんなことも
してくれるんだね〜



なんて、
見直しもしたのだった。
で、なにをトクしたかと言うと、
ことの顛末はこうだった。




先日、我家からちょっと離れたところにある
スーパーマーケットで、
3個598円の中玉のモモを買った。
我が家はモモが大好きなのだ。



「担当者おすすめ!」



なんて、POPが付いていたしね。
それに、この店でちょっと前に買ったモモは、
とてもおいしかったので、
もしかしたら、今回もおいしいかも…
なんて思って、ちょっと期待したのだ。
なんと言っても、担当者おすすめだしね。


しかし、やっぱり、
そうはいかなかった。
わくわくとモモを買ってきて、
いざ、食べようと思ったら…





がーん…
そのモモったら、
まだかたかったのだ。
がっくり…





私は、モモは、皮がつるりとむけて、
一口ほおばると、だらだらとモモ汁がたれて、
お皿を持ちながらでないと
とても、食べられないような、
そんなジューシーな甘いモモが好きなのだ。
そして、その汁を口元いっぱいに
たらしながら、


「おいしいねぇ〜
 甘いねぇ〜
 (だらだら、がぷっ)」



なんてシュチュエーションが好きなのだ。
モモはそうあるべきだと思っている。
かたいモモが好きな人も、いるとは思うが、
私は、やわらかいジューシーなモモ派なのだ。


しかし、今回のモモは、
色は、おいしそうなモモ色で一人前だが、
押してもへこまないくらいかたかった。
がっつりとしているという感じだ。
皮がつるりととれる、なんてそんな
状態ではとてもなかったのだ。





ひぇ〜やられたね。
担当者おすすめだったのに、
こんなモモかい!





と、いささかぷりぷりしたが、
そこは大人なので、、
スーパーマーケットの事情も考慮し、
やわらかいと痛みやすいから、
真夏ではこんなモモになるのだろう、
仕方ない、と大きな気持ちになり、
これは、もう少し柔らかくして食べようと、
2,3日ほど、食べるのを待つことにした。


かくして中玉の3つのモモは、
キッチンの片隅にひっそりと置かれ、
少し様子を見られることとなったのだ。
もちろん、私は、モモ食べたさに、
毎日厳しいチェックをして、
皮の固さを確認していた。
つんつんしてみたりして。





そして、それから、丸2日後。
さわってみると、弾力も出てきて、
柔らかくなっていた。


おっ、これはいいね。
まぁこのあたりが、
食べ頃かな。
あまり置いて、
いたんでもね



と、思い大急ぎで冷蔵庫に入れた。
そして、この日、家人と一緒に2個食べた。
食べてみたら、
皮も、つるりとはいかないまでも、
ナイフを使わずになんとむけて、
かたさはなくなり、まぁまぁジューシーになり、
そこそこに、満足できるモモとなっていた。
それで、


待った甲斐があったね、
よかった、よかった…



と、喜び合ったが、
しかし、最後に残ったモモは、
そうではなかったのだ。

最後の一つのものを食べるときには、
特に大事に、惜しむように食べるものだ。
もちろん、私も、この最後のモモは、
ひと仕事が終わった後に、
ゆっくりと一人で食べようと残していた。

そして、ひと仕事を終え、
甘いものが食べたくなり、
そうそう、モモ、モモと思い、
冷蔵から取り出し、いそいそと
皮をむき、食べやすいようにと、
今回は、切り分けようと思い、
ナイフで、切ってみると…




がーん…
中身はこんなふうに
なっていたのだ。
あんまりだっ。









モモが熟すのを何日か待ち、そして
ひと仕事終えて食べようと思って
楽しみにしていたモモが
こんな状態だったのだ。
はっきりいって
ショックだった…
がっくりときた…

さて、みなさまなら、
こんなとき、どうしますか?


私は、もちろん、すぐに、
行動を起こしたのですが、
その対応に驚いたのでした。
この続きは、明日書きますね。






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2008年09月03日(水) リサイクル自転車の実態

またまた、昨日からの続きになります。


私は、おじさんの後について、
事務所に向かった。
事務所に行くと、すぐに、


「なにか身分を証明できるもの、
 お持ちですか?」



と、身分を確認され、
そして、さらに、


「撤去費用、3000円
 いただきます」



と、言い渡されて、
撤去費用として3000円を支払った。







身分証明書提示も、3000円も、
返還するときには、持ってくるように、
返還看板に書いてあったので、素直に応じた。


おじさんは、3000円は安い方で、
豊島区や中野区では、
5000円だと教えてくれた。
この金額は自治体によって違うと
いうことだった。




そんなやりとりをしながら、
放置自転車の実態をいろいろと聞いた。



「ここにある自転車は、
 引き取りに来ない自転車ですよね?
 引き取りに来る確率は
 どのくらいなんですか?」
「そうだなぁ…多くても6割かなぁ。
 5割来たら、いい方だね」

「え、じゃ、どんどんたまりますね…」
「だから、ごらんの通りの状態になるんです」




私は、思わず聞いた。



「引き取りに来ないのは
 なぜなのかしら?」
「はっきりと実態はわからないけど、
 3000円出すなら、新しいのを買おうとか、
 盗んだ自転車も多くあるだろうし、
 盗まれたと思って、あきらめている人も
 いるだろうし…
 でも、ともかく自転車に、
 愛情をかけてないことは確かだね」




ということで、乗っている自転車に
愛情をかけてない人が多いということが、
わかったのだった。

そして、
この愛情をかけてもらえなかった自転車たちは、
この広い保管場所で、野ざらしにされ、
保管期間の45日間が過ぎると、
廃棄処分されるということだった。

もっとも、行政でもそんな事態を極力避けるために、
盗難登録がされている自転車の場合は、
取りに来るように、通達するそうだが、
それでも来ない場合が多いそうだ。




なんだか、自転車たちが
とても気の毒に思えた。
悲しい話だね。
いつもお世話に
なっているのにね。





「リサイクルはしないんですか?」
「したいけどね〜
 お金がかかるんだよ、売る以上に。
 1台、ちゃんとリサイクルしようとすると、
 点検や部品交換、手入れ、保管費用、
 その他のもろもろの経費などを入れると、
 8000円〜1万円くらいはかかるんだ。
 でも、リサイクルで売る価格は、
 だいたい8000円くらい。
 だから、赤字になるんだよ、下手すると」

「そっか、赤字なのか…
 リサイクルも簡単じゃないんですね」
「だから、赤字にならないように、
 今は、かなり状態のいい自転車でないと、
 リサイクルには回さないんだよ。
 リサイクル自転車は、人気があって、
 すぐに売れるけど、それは状態がいいから。
 でも、残りの自転車は、すべて、
 廃棄処分となり、壊されるんだよ」



そんなわけで、
状態のいい自転車をリサイクルするのだが、
状態のいい自転車は引き取り率が高く、
従って、リサイクル自転車はの数は少なく、
購入は、いつも抽選になるそうだ。
8000円だものね。

そんな話をあれこれして、
最後におじさんはこう言った。




「引き取りに来て
 ほしいよね…
 自分の自転車、
 大切にしてほしいよね」





私も、心からそう思ったので、大きく頷いた。
そして、お礼を言って事務所を離れ、
我愛車を引き取り、
その愛車に乗って、家に帰ってきた。

その帰り道は、
放置自転車らしき自転車が
目について仕方がなく、この自転車たちが、
大切にされているといいなぁと
心から思ったのだった。


てなわけで、放置自転車を引き取りに行き、
放置自転車の実態を知ることができたのでした。
これからは、ちゃんと駐輪場に止めようと、
思います。





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