最近仕事がらみでよく行っている街に、 ネコたちがいっぱいいる通りがある。 私は勝手に「ネコ通り」と名付けてそこを 通るのを楽しみにしている。
ほら、こんなふうに、 商店街にネコたちがいる。

そして、通りの真ん中で、 堂々と寝そべったりしているのだ。 この通りは、車両規制されているらしく ほとんど車が来ないし、来ても、ゆっくりと走っている。 そして、このネコたちにみんなが声をかけていく。

もちろん、ここにいるネコのほとんどは 野良ネコたちで、決してきれいなネコたちではない。 にもかかわらず、とても幸せそうなのだ。 のびのびとしていて、人間を怖がらないのだ。 といって、すりすりしてくるという感じでもなく、 お互いが適度な距離でいるって感じなのだ。
このすぐ近くのお宅で、 こんなふうに、日だまりの中で、 とっても幸せそうに、 丸まって寝ているネコもいる。


このネコを見るといつも 「これが、本当の幸せと いうのではないか、 何も持たず、何にも執着せず、 今、このときを 幸せに過ごしている… 幸せそうだなぁ…」
などと、思うのだった。 それほど、幸せそうに見えるのだ。 なので、私はこの通りを通るのが好きで、 仕事があった日は、必ずこのネコたちを 見て帰るようにしていた。
そして、先日、 このネコたちがどうしてこんなふうに 共存できているかがわかったのだ。
いつのもように、この通りに入り、 ネコたちを見ていると、ちょうど、 ネコたちのご飯の時間になったようで、 一軒のお宅の入り口にネコたちが集まっていた。

「ご飯の時間かな? みんな待ってるね」
などと思い、写真を撮っていたら、 突然、その入り口のドアが開き、 中から男性が出てきた。 私は、あわてて、カメラをさげた。
というのは、東京では、 野良ネコにご飯をあげてる人を写そうとすると、 嫌がられることもあるのだ。
その背景には、近所の方々から、 「野良ネコにえさをあげる人」 ということで、迷惑がられていて、 嫌がらせをされることもあるからだ。 だから、写真を撮るときには、必ず、 断ってからにしないといけないのだ。 そこで、私は、この男性に声をかけた。
「ご飯の時間ですか?」 (だいたいこの返事いかんで、状況がわかる)
すると、男性は、
「うん、そうだよ、見てく? こっちでご飯をあげるから」
と、かなり気さくに言ってくれたのだ。 そして、ご飯をあげる場所に案内してくれた。 写真も許可してくれた。 それは、商店街に面した店の一角で、 まるで、ネコさんの家って感じだった。
こんな感じでご飯をあげていた。 ネコたちは、自分のご飯の順番を ちゃんと待っていた。

そんな風景を見ていたら、 この男性が、こう言った。
「子ネコもいるんだよ。 見る?今からご飯あげるから」 「え、子ネコもいるんですか? 見たいです、見たいです」 「じゃ、こっちにいるよ」
ということで、 他の家の横脇に案内してくれた。 すると、確かに小さな小さな子ネコが 3匹ほど、ぴょんぴょんしていた。 私が近づくと、いなくなってしまったけど、 何とかこの子だけ、写真が撮れた。 ほら、こんなに小さくてかわいい。

私が写真を撮っていると、 おばさんが声をかけてきた。 私は、また警戒して、カメラをさげた。 すると、おばさんはこう言った。
「子ネコがいるでしょ。 かわいいね… みんな避妊手術をしているんだけど、 どうして、生まれちゃったのかしらね。 どのネコが母親なのかしらね〜」 「あ、全部避妊しているんですか… また、どこからから来たんでしょうか、 避妊してないネコさんが?」
すると、このおばさんは、 こう教えてくれた。
「そうかもね。 この辺りでは、 ネコたちを いじめる人いないからね、 ネコたちも、こうして 生きていけるのよ。 みんなね、 見守っているの」
なるほど、この街では、 商店街の人も、近所の方も、 このネコたちを静かに見守っていて、 だから、ネコたちも幸せそうで、 あの男性も、ご飯を堂々とあげてもよくて、 写真を撮ってもいいのだった。
もちろん、 全部の方々が認めている訳ではないと思うけど、 しかし、ネコたちがこうして生きるのを、 誰も、じゃまをしたり、いじめたりは しないようだった。
私はとても嬉しくなり、堂々と、 子ネコの動きを見たり、 ネコたちのご飯を食べるところを見てきた。 そして、心の中で、
「よかったね、 この街で…」
と思ったのでした。 というわけで、しみじみ、 動物とうまく共存できる街って、 いいなぁ…と思ったのでした。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2008年06月18日(水) |
神さま、天使、妖精たちがいるかもしれない… |
今日は、先日みつけて、 へぇ〜だの、ほぅ〜だのと 思ったものたち紹介です。
まぁ、いつも、 そんなことを1人でぶつぶつ言いながら、 ウォーキングしているのですけど… 街にはいろんなものたちがあふれていますからね。
さて、今日そう思ったものは何か、 と言うと、植物たちだ。 この日は、なぜか、 植物たちが目についたのだ。 しかも何となく、意味がありそうな。
まずは、神田川沿いを歩いていたら、 こんな立派な植木鉢を置いてある お宅を見つけた。

あまりに立派な植木鉢だったので、 思わず、
「ほぉ〜おっきくて 立派だねぇ〜」

なんて写真を撮ったのだった。 高さが70センチほどもあるような 植木鉢だったのだ。 そして、たっぷりと土が入っていて、 立派な大きな木が育っていた。

でもって、 写真をよーく見て頂くとわかるのだが、 このお宅の入り口には、 白くてきれいな立派な鳥居がある。 (どうやら宗教関係のお宅のようだ) その鳥居のわきにこの植木鉢はあって、 鳥居を引き立てるように置かれていた。
「神さまをお守りしているんだね、 だから、こんなに立派なんだね」
なんて思ったのだった。
さて、大きいつながりで言うと、 この後に、とっても大きな花を見つけた。 よく街角で咲いている大きな花だ。 ほら、この花だ。

この花がどのくらい大きいか、 私の手と比べてみた。 すると、こんな。

ほぼ、同じくらいの大きさだった。 私の手は手首までの身長が 約17センチほどあるから、 この花もそのくらいはある。
「おっきいね〜 立派だねぇ〜」
なんてこれまた思ったのだった。 ところで、この花の名前、 知ってますか? 実は、この花の名前は、 とってもオシャレなんですよ。
「エンゼルストランペット」
と言うんですよ。 天使が吹くトランペットなんですね、 この花は…
南米原産の花ですが、 現地では、 この花の周りには 天使が集まってくると 言われているそうです。
この花を見つけるたびに、 天使がこの周りにいるんだわ、 天使たちが、トランペットを吹いて、 楽しく音楽を奏でている、 と、思って
「こんにちは、 楽しくやってますか?」
と、挨拶することにしている。 みなさまも、ぜひ、声をかけて あげてくださいね。 きっと、天使たちがいます。
ただ、夕方になると、 すっかりしぼんでしまって吹ける状態で なくなるから、天使たちはいなくなるかもね。
でも、街角にあるのは、 宗教の神様に仕えている立派な鉢や 天使が集まってくる花ばかりではない。
こんなところにだって、 人知れず、元気に しっかりと咲いている。 その花は、ここにある。

えっ、どこどこ?
ほらほら、ここだ、 ここに、ぽつんとね…

もっとアップしてみると、 ほら、こんなかわいい花だ。 けなげに、力いっぱい、 大地に根をはやし、上を向いて、 自分の花を咲かせている。

「ふぅーん、いいね… なんだかいいね…」
と、思わず、しゃがんで まじまじと見てしまった。 私は、こんな花も好きだなぁ…
どうして、ここに、 この花の種が根付いたのか、 どうしてこの場所を選んだのか、 謎だけど、この花の周りには、 妖精さんでもいるような気がした。
「元気に、 いっぱい咲いてね。 ちゃんと見てるよ、 かわいいね」
と声をかけてきた。
というわけで、街角見つけた、 神さまや天使さん、妖精さんたちに 守られているような植物たちでした。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2008年06月17日(火) |
あの6時以降のラーメン屋さんの真実 |
昨日、ラーメンの店「えぞ菊」について書いたら、 いつもコメントを書いてくださるエコペンさんから、
「あ、そぅだ。 あの6時以降のラーメン屋さんも 忘れていませんよ〜。 私もラーメン大好きなので えぞ菊もあのお店もレポート楽しみです」
というコメントを頂いた。 エコペンさん、いつもありがとう!! それで、今日は、予定を変更して、
「あの6時以降のラーメン屋さん」 (詳細は→「この店には…私は入らないな、たぶん」)
について、書こうと思う。 それがどんなラーメン屋さんかというと、 こんな店構えの店だった。 目張り、っていうんですか? そんなものを貼ってあって、店の中の 状態がわからないようになっていた。

そして、店の張り紙には、
「営業時間 PM6:00過〜〜AM1:00頃 定休日 日曜・祭日・スープの出来が悪い日」
と、書いてあったのだった。 で、この店が本当にやっているのかどうか、 真実を知りたいとエコペンさん以外の方からも、 メールを頂いていたのだった。
実は、ちょっと前に 私は行ってきていたのだ。 夜の8時頃にね。 ふっふ…
だから、すでに 真実を知っているんだな。 ふっふ…
どうだったと 思いますか?
はっきり言いましょう! 私にとっては 予想外でした! しかしまた、 予想どおりとも 言えるのでした!
というわけで見てきたままを 報告しようと思う。 まず、結論から言うと…
やってました、 この店!
こんなふうに、 明かりがついていたもん。 足元の方にも明かりついているし。

「ひぇ〜〜 やっているぞ!」
と、まず私は予想外に思った。 私は、もうつぶれている店と 思い込んでいたのだ。
しかし、この店の足元を見ると、 予想どおり、 お客さんは、8時頃でも、 1人もいなかった… (たまたまかもしれないが…) ほらね。

そして、私は、ついに、 この小さな窓から、 中がどうなっているか、 どんな店主なのか、 のぞいてみることにした。

しかし、店主と目があってはまずいし、 のぞかれていると思われてはいかんし、 (って、正真正銘のぞいているんだけど) さりげなさをよそおいながら、 店主と目を合わせないようなタイミングで、 この窓から中をのぞいたのだ。
どきどき… 見つかりませんよーに…
ささっと… ちらり…
おっ、1人いるね。 店主かな? 再び、
ささっと… ちらり…
すると、 ちらりと見ただけなので、 よくわからないが、 おじさん兄さんって感じのやせ形の男性が 頭に手ぬぐいみたいのを巻き、 厨房に入って、 なにか作業しているのが見えた。 紺色っぽいTシャツを着ていた。
あれが、店主か… なるほど、頑固っぽいかな? (ちらりだったので、 そこまでわからなかった) そして、店の中は割合 こざっぱりしているように見えた。
あまり、何度も ちらりをやると、あやしいし、 店主に見つかるので、 3度目はしないことにした。 ひとまず、 この店はちゃんと営業していて、 店主がしっかりといること だけはわかった。
しかし、 実際にこの店に入り、 「ラーメン1つねっ」 なんて言う、 勇気はでなかった。 すいません。
というわけで、これ以上の事実は わかりませんでした。 どんなラーメンなのか、 味はどうなのか、 店主はどんな人なのか、 価格は、お客さんはどんな人か、 なにより、 どうして店に目張りをしているのか… などなどは、わかりませんでした。
いつか、勇気が出て、 この店に入り、ラーメンを食べることが あったら、その後、またご報告しますね。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2008年06月16日(月) |
西早稲田駅近辺での驚き、びっくりしたね。 |
昨日からの続きになります。
と、その前に、今日は、朝から副都心線は 「運転士が不慣れで戸惑った」とかで、 ダイヤが乱れかなりの遅れと不通が続いたようですね。 頑張ってもらいたいな、新副都心線。 応援しているぞ。
さて、長いエスカレーターに乗り、 地上に戻ってきて、驚いたことがあったのだ。 もうびっくりした。
だってね、 地上に着いたとたんに、 目に飛び込んで来たんだもん こんな光景が…

あっ、行列だ!! そう、行列ができていたのだ。 この行列が何かというと、
「えぞ菊本店」
という割と小振りな ラーメン屋さんの行列なのだった。

「ひぇ〜、えぞ菊… どうしちゃったの… 今までこんな行列したの、 見たことないぞ」
と、ともかく驚いたのだ。 だって、こんな感じに 長い長い行列ができていたのだ。 (まだ後ろがあった)

いや〜 これにはびっくり! 私は、この店に3回ほど入って ラーメンを食べているけど、 未だかつてこんなに混んでいるのは、 みたことないし、 並んで食べたことこともない。 副都心線ができる前は、 こんなに混むことはなかったのだ。
「これも、副都心効果なのか? にしてはすごい行列だね。 TVで紹介でもされたか?」
と、思い、この行列におそるおそる 近づいてみて、さりげなく取材してみて、 その理由がわかったのだった。 その理由は…
「開業記念&お店の40周年記念で 14日15日(2日間限り)は ラーメン400円」
だったのだ。 そして、この情報がTVで流れたらしい。 と、並んでいる人が教えてくれた、 それを見て来たって。
それで、みんな並んでいたのだ。 しかし、私に情報を教えてくれた方は、 もう1時間以上も並んでいると言っていた。 (まだ店に着くまで、15人くらいはいた)
そうそう、ちなみにふだんのラーメン価格は、 700〜750円くらい。 (お店の詳細は→「えぞ菊本店」)
400円のラーメンが目的で、 こうして並んでいたのだ。 1時間以上も…
その後も続々と並んでいたので、 きっと、これから待つ人は、2時間くらいは、 待つことになるのではないかと思う。 うーん…、だね。
さて、えぞ菊は 「開業記念&お店の40周年記念」 をしていたけれど、 じゃ、その辺りのお店では、 なにかやってるかな?などと、 思って、見渡してみたら、 こんな事もやっていた。

これは、美容室のセールだ。 ちょっと中を見たけど、 それほどには混んでなかったな。
そして、西早稲田駅の隣のビルにある、 昨年火事にあった「オリンピック」では、 (以前の記事↓ 「大火事にあった「オリンピック」が再び営業開始した」) 別に、たいそうな副都心線開業セールはしてなかった。 (ように見えた)

「わりと淡々としているね」
って感じに見えた。 欲しいものが安くなっているかと思い、 店内をぐるりと回って見たけど、 あまり、安いものなかったもん。 そして、お客さんもいつもより ちょっと多いくらいだった。
でも、この辺りは、これからうんと 開発されていくのかもしれない。 新しいマンションはがしがし建設されているし、 いろいろなお店もできているし…
そんなわけで、 これからこの辺りの開発を 楽しみにウォーキングを 続けようと思ったのでした。
そうそう、こう並ばれると、 なんとなく私もえぞ菊に久しぶりに入って みそラーメンを食べてみたくなったので、 今度、また行こうと思っているところ。 ここのみそラーメンは、シンプルで好きなので。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2008年06月15日(日) |
地下鉄新副都心線の駅を見に行ってきた。 |
ついに地下鉄新副都心線を見に行ってきた。 といっても、駅ね。 副都心線は6月14日ついに開通したのだ。 簡単に言うと、池袋と、新宿、渋谷を結ぶ線で、 JR山手線と走るコースが少し違う。
ウォーキングのコースの一つにあるし、 ちょうどこの辺りで買い物もあったので、 見てくることにしたのだ。 もっとも、別に渋谷方面に用事もないので、 乗ったりはしなかったけどね。
すると、 変わっていたことが あったんですねぇ… これは、 大変な驚きでした。
やっぱり行ってみるものですね、 という驚きの話は後からにして…
まずは、いつものように、 白いTシャツに、ストレッチパンツをはき、 (ゆったりサイズのね) 薄手の5本指靴下をはき、 今日は天気だったので、 UVカットのサンバイザーをきっちりかぶり、 タオルと水とカメラと携帯とサイフを持ち、 (小さなバックを持った) 夏用のウォーキングシューズをはいて、 完璧な準備をして、元気に出かけた。
なにしろ、今日は、 目的があるからね。
新副都心線ができて、 ウォーキングコースがどのように 変わっているか、ちゃんと チェックせねばならないのだ。
だから、私は相当張り切って、 ぐんぐん歩いた。 別に急ぐ必要もなかったけど、 なんとなく急いでね。
そして、家から20分ほど歩いたところで、 新副都心線西早稲田駅が見えてきた。
「おおっ、あんなところに 駅ができたのか…」
どんなところかというと、 明治通り諏訪町交差点の近くにあった。 地下鉄の駅は、だいたい交差点の近くに あるからね。 ほら、これね。

そういえば、この辺りの工事をしていたなと 近づいてみると、やはり新しい駅という感じで、 エレベーターもエスカレーターもちゃんと 整備されていて、キレイだった。

どれどれ、 どんな感じかな?
と思い、交差点を渡り、 まずは、エレベーターに乗って、 改札口まで降りてみた。
すると、 改札口近辺はこんな感じだった。 やっぱりキレイだね。 右側の黄色いものが見える方が改札口。

左の方で、列を作っている人たちは、 駅近辺の地図を見ようとしているのだ。 みんな、
「ああ、ここに出るのか、 じゃ、こっちに行ってみる?」
などと話しながら、 結構熱心に地図を見ていた。
あまり必要もないと思ったが、 せっかくなので、西早稲田駅時刻表などを もらってきたみた。
それを、見てみると、 朝のラッシュの時間には、 5〜9分間隔で運行され、 この西早稲田駅から、 渋谷までは、なんと11分。 池袋までは、5分。 (JR山手線早稲田駅から渋谷駅まで、 13〜15分くらい。 池袋までは4分くらい)
ただね、地下だから、 なんといっても地上に出るまでに時間がかかる。 改札口も見たし、時刻表ももらったので、 もういいので、地上に戻ることにした。
すると、ほら、こんな長いエスカレーターに 2回も乗るのだった。


まぁ、仕方ないね。 新しい地下鉄の駅は、 とっても深いからね。
私はこの長いエスカレーターに乗り、 地上に戻ってきた。
すると、 ひぇ〜!! なにあれ!!と 驚くような光景が 目の前に 広がっていたのだ。
この続きは明日書きますね。 いやぁ〜、そんなバカなと 驚きましたね…
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2008年06月12日(木) |
しみじみと後悔した話 |
昨日は失礼いたしました。 とても楽しい時間、空間だったので、 閉店間際までいてしまいました。 このお店のことは、後日、書きますね。
ちなみに、このお店です。 プロの歌をライブで聞けて、勝手に好きに踊れます。 四谷「ブラジル料理とサンバ」の店「サッシペレレ」 「http://www.saciperere.co.jp/index2.html」 紹介して頂いたMarieさん、 ありがとうございました。
このお店で、いつか、楽しい、 「ぼちぼちの会」「ことば探しの会」でも 開けたらいいなぁ…なんて思いました(笑) さて、「サッシペレレ」の話はさておき…
今日は、かなり後悔した話です。 なぜか、ずぅっと気になっていて…
それは、一週間ほど前のことである。 その日、私は、新大久保にある韓国街に 食材を買いにでかけた。 この日は、天気もよくて、気持ちもよかったので、 買い物を済ませて、このあたりをちょっと ぶらぶらしようと思い立ち、 韓国街のあちこちの店の見て回った。 そして、そうしている間に、小腹が空いてきた。
「お腹が空いたね。 そうだ、ホットクを食べよう!」
そこで、韓国街で作りたてを売っている、 「ホットク」を買って食べることにした。 日本でいうところの、大判焼きに近い。 大きさは、直径15センチくらいかな。 ほら、こんな。

中に入っているのは、 蜂蜜や、あんこ、チーズなどいろいろだ。 こんなふうに焼いて売っているのだ。 外側の材料は、小麦粉とイーストだ。

これを、押さえて、平たくする。 大判焼きのように型はない。 一つ200円だ。

これがなかなかおいしくて、 私は、特に蜂蜜かあんこが好きなのだ。 で、そうそう、この「ホットク」を 1枚買ったのだ、この日は、蜂蜜入りを。
この熱々の蜂蜜入りホットクと、 近くの自動販売機で水を買って、 店の前にある長イスに腰掛けて、 のんびりと食べ始めた。

この長イスの端っこには 1人のおじさんが座っていた。
もぐもぐ…おいしいね。 と、私が座って食べ始めると、 このおじさんが話しかけてきたのだ。 (路上生活者ではなく、普通のおじさん)
「あのね、話しかけて悪いけど、 新大久保の駅は、 あっち側の方だよね?」
おじさんは、駅の方を指さした。 私は、口をもぐもぐさせながら、 こくんと頷いた。 すると、さらにこのおじさんは、 さらに、こう話しかけてきた。
「あのね、私ね、この新大久保に 40年ぶりに来たの。 このあたりもすっかり変わったから、 ちょっと迷ってね…」 「変わりましたか?」
「うん、雰囲気もお店もね。 でも歌舞伎町の方は、古いお店もあって、 変わってないところもあったね。 40年前からある寿司屋もあったよ」 「まぁ、そうなんですか… じゃ、懐かしかったでしょうね」
「うん、だけど、 新宿コマ劇場がなくなるなんてね… 時代が変わったね、儲からないんだね。 昔は華やかだったんだ… すごい人でいっぱいでさ」 「あの当たりで働いていたんですか?
「うん、まぁね。 働いていた店の本店があってさ。 修行に来てたんだ」
というわけで、このおじさんは、 新宿コマ劇場の付近で修行をして、 何年間かこの当たりに通っていたらしかった。 そして、おじさんは、ちょっと 遠くを見るように黙った。
こんな話をしながらも 私は、ホットクをもぐもぐと食べていて、 そうしながら、おじさんの様子を 観察していた。
おじさんは、年の頃は70代前半、 でも苦労している感じが見えたから、 本当はもっと若いのかもしれない。
そして、私は、このおじさんが、 手ぶらなのに気がついた。 おじさんは、どこかに荷物を置いて、 このあたりを懐かしくて、 散歩しているのかもしれない。
さらに、私たちは、 たわいもないこの当たりの話をして、 (例えば、今どきの韓国ブームで、 韓国アイドルの店がいっぱいできたとか、 昔、ここに違う店があったとか)
そんな話をしながらも、 私はホットクを食べ続けていて、 おじさんと話をしているうちに、 ついに全部食べてしまった。 そして、水もすっかり飲んでしまった。
そして、全部なくなったので、 私は、そろそろ帰ろうと思い、 おじさんに、別れを告げた。
「じゃ、おじさん、せっかくだから、 このあたりをゆっくりと見て行ってね」 「うん、そうするよ。 じゃ、私も帰るかな…」
と、おじさんも ゆっくりと立ち上がった。
そのとき、私は気がついた。 おじさんの足元がちょっと フラついたのだ。
しかし、おじさんは、 ゆっくり歩き出し、 最後に私を見てこういった。
「話しかけて、悪かったね…」 「ううん、とんでもない、 楽しんでいってくださいね、 さよなら」 「うんうん」
私は、おじさんの後ろ姿を見送った。 おじさんは、何も持たず、 少したどたどしい足取りで、 ゆっくりと駅の方に歩いていった。
そのとき、 私は突然思ったのだ。
ああ、なんで、 ホットクを1人で 食べてしまったのだろう。
なんで、 「おじさん、半分食べない?」 って、おじさんに半分分けて いっしょに食べなかったのだろう。
なんで、そうしなかったのだろう。 ああ、そうすればよかった…
そんなふうに、思って、 とても後悔したのだった。 おじさんは、 お腹が空いていたのではないか。 だから、 足元がふらついていたのではないか… なんとなく、そう思えたのだった。
もちろん、おじさんには、 そんな気はなかったかもしれないし、 余計なお世話かもしれない。 お腹もいっぱいだったかもしれない。 それなら、それでいい。
せっかく、40年ぶりで来た 懐かしい地なのに… 私、1人で食べてしまった… 分けて食べればよかった…
私は、そうしみじみ後悔したのだった。 それが今でも、おじさんの後ろ姿とともに 心に残っているのだ。
というわけで、 あのおじさんが、 久しぶりのこの地で、 なにか、いい思いをして くれるといいなぁ…と 今でも思い続けています。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
《お知らせ》
今日は、ブラジルサンバのお店に行き、 飲んだり踊ったりして楽しんできて、 すっかり舞い上がっているので臨時のお休みです。 てへ。 どぞ、よろしくです。 <(_ _)>
このお店の紹介は後日します。 とてもいいお店だったので…
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
|