まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年02月26日(月) あんまりな、不幸せなバイクたち

ウォーキングしていると、ときどき
「世の中ってしみじみ不公平だなぁ…」
と、思うものたちに出合う。


もちろん、人生って不公平なものだと思うけど、
人間だけでなくて、
ものたちにだって、そんな不公平はあるのだ。

今日は、そんな不公平で、不幸せ感を
漂わせている、バイクたちを紹介したい。



まず、このバイクなんて、
とっても幸せだ。





真っ白でピカピカに磨かれ、美しい流線型だ。
ほれぼれとして、思わず、ほぅ…と立ち止ってみた。
きっと、持ち主がとても大切にしているのだ。
バイクだって、堂々としている。


あと、これなんかも、大切にされている
様子がありありとわかる、幸せなバイクである。




まるで、仮面ライダーが乗るようなバイクである。
とても軽快そうで、わぁ、かっこいいな、などと思ったし。



しかし、世の中、
こんな幸せな、
バイクばかりではない。




中には、こんなバイクたちもある。
不幸せというか、気の毒というか…
なんとも言いようがない、って感じだ。



さて、まずは、このバイクだが、
あ、このバイクは、
ちょっと疑問に思ったバイクね。




足元のところに、こんなふうに
ペットボトルが置いてあるのだけど、
これって、何のためでしょうね?





じっとペットボトルを見たら、ばっちかったので、
飲料用でないことだけは確かだが、
この道を通って、2回ほど、こんな状態で、
バイクの上にペットボトルが置かれていた。

ネコのおしっこよけか?

このバイクは、ネコがよってくる、
ネコが好きなバイクなのかもしれない。
でも、おしっこはまずいからね。
ひとまず「ネコバイク」と名付けてみた。

まぁ、でも、このバイクは、
大いに不幸せだとは言えない。
ネコに好かれているようだし。
まだまだ幸せだ。




不幸せなのは、
これらたちである。
同じバイクとは
思えない扱いだ。




まず、このバイクだ。


家の前に置かれていて、ナンバーもついているが、
このバイクは、すでに、りっぱに、
物置場として使われている。





カゴには、いっぱいの植木鉢が置かれ、
足元には、肥料や、ゴミが置かれているし、
イスはもうぼろぼろ状態だし…




気の毒である。

これはバイクの役割を逸脱している。
バイクのプライドを少しは考えてほしい。
私は、「ご苦労様」と声をかけた。
そして、思わずつぶやいた。
「植木鉢バイク…」

しかし、この
植木鉢バイクは家に置かれている。
まだ、いい。




さて、今日のいちばんの
不幸せなバイクは、
これではないか。



ほら、これね。




ガムテで補強して、
乗っていたんですかね?




しかも、このバイクは、コンビニの脇に、
棄てられている(たぶん)のである。
(ナンバーはない)

ガムテで貼られて酷使された上、
持ち主に、棄てられたのだ。
しかも、コンビニの脇の、
こんな目立つところに。



「ガムテバイク」
あんまりではないか!



このバイクだって、かつては
持ち主のために頑張って働いていたはずだ。
それを、こんなふうに「ガムテバイク」にして
棄ててしまっていいのか。

私は、心の中で持ち主に強く意見した。

「このガムテバイクを、ちゃんと
 しかるべきところに葬ってあげなさい!」


しかし、このガムテバイクは、いっこうに、
処分されず、コンビニの脇にいつもいる。
気の毒である、なんとかしてあげたい…

そんな訳で、区の清掃係に電話をすることにした。
この話は、また後日しますね。


ともかく…
バイクたちも、今まで頑張ってきたのだから、
ちゃんと感謝の気持ちを持って、最後まで、
責任を持ってもらいたいと思ったのでした。

持ち主によって、こんなに幸不幸がはっきりしてしまう、
バイクたちの紹介でした。





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2007年02月25日(日) あらら…気の毒な落としもの

日が開いてしまって、すいません!
1日臨時休業したので、ズレてしまいました。

さて、今日は「落としもの」の続きです。


ある日、大きな道路の歩道を歩いていたら、
こんなものを拾ったのだ。
こんなものを拾ったのは、
生まれて初めてだった。



それは、こんなふうに
落ちていたのだ。





「あら、何かしら?」 



近寄ってみたら
ミニトマトだった。
ほらね。
 






しかも、なかなか色つやもよく、
新鮮で、おいしそうミニトマトだった。

この道は大きな通りで、人の流れも多いが、
道行く人は、このミニトマトを見てみないふりをして、
避けて歩いていた。


気の毒なことに、ミニトマトは、
そんな人混みの中、ポツンと落ちていたのだ。
幸い、踏まれてはいないようだった。
もちろん、
私はこの気の毒なミニトマトを拾った。



きっと、たくさん野菜を買って、
ミニトマトがつぶれないように袋の上の方に置いて、
だけど、あまりにたくさん買ったので、
袋からあふれ出て、落ちたのだろう…
私はそう、想像した。

しかし、拾ったのはいいが…
このミニトマトをどうするべきか、
大いに迷ってしまった。
なにしろ、初めての経験である。

いろいろな対処方法が浮かぶ。
それを大まかにまとめてみると、こんな感じ。


《考え1》

拾いものだから、やはり交番に届ける。
これが一番立派な対処方法だろう。


しかし、交番に届けても、お巡りさんも困るだろう。
野菜だから、傷むものだしね。
持ち主が、
「ミニトマトを落としましたが、届いてませんか」
なんて交番に駆け込んでくるとは、あまり思えない。
来なかった場合は、どうなるんだろう、このミニトマト。
そこまで考えなくてもいいが…


《考え2》

このトマトを売っているお店を探し、そこに届ける。

そうすれば、持ち主が、
「トマト届いてないですか?」
なんて来る可能性が高い。
そういえば、この辺りには2軒ほど、八百屋さんがある。
そのどちらかに違いない。


《考え3》

このまま、家に持ち帰り、食べちゃう。
おいしそうだし…


しかし…このミニトマト、
見た目が、こんなふうにおいしそうだから、
もしかしたら、何かのワナかもしれない。
持って帰って食べたら、お腹が痛くなるとか、
毒が盛られているかもしれない。
それは、イヤだな…
拾ったものを食べるからだ、なんて
誰かに言われたら、それも辛い。



ミニトマトを手にぶらさげ、道路に立ち止り、
いろいろと状況を分析、検討した結果、

「うん、八百屋さんだね」

と、《考え2》を採用することにした。
持ち主に戻る可能性が一番高いように思ったのだ。
そうと決まれば、八百屋さんに行ってみよう。
どちらかの八百屋さんなはずだ。


ということで、この道路から、
一番近い八百屋さんに行ってみた。
100メートルくらい先に一軒
その20メートルくらい先にもう一軒
あるはずだ。
まずは、近い方の八百屋さんに行く。


すると…


売られてました!
このミニトマトが。
ほらね。






一袋300円。
千葉産の甘いトマトらしい。



そこで、私は、
店頭で袋詰めの仕事をしていたおばさんに、
ミニトマトを差し出して、渡した。

「この先の道に落ちてました。」
「どの辺ですか?」
「えっと、○○ドラッグストアの脇です」
 持ち主が引き取りにくるといいですね」
「そうですね、ありがとうございます。」


おばさんは、そう言うとレジの後ろの棚に置いた。

とりあえず、これで役目は終わったので、
ついでなので、この店で野菜を買おうと思い、
あれこれと選び、レジに向かい、
私が届けた、ミニトマトはどうなっているかと
レジの後ろの棚をみると…



あっ、
なくなってる。




ミニトマトは
もうなくなっていたのだ。 

うーむ、なぜ、ないのか?
私が買い物をしていた時間はわずか10分ほど。
その間に、持ち主が取りに来たのか?
店の奥にでも引っ込めたのか?
それとも、店頭に戻してしまったのか?



疑問に思ったので、さっきミニトマトを渡した
おばさんに聞いてみようと思ったが、見あたらなかった。
それで、私はミニトマトの行方を知ることを、
あきらめて、野菜を買って帰ってきた。


後日。


その八百屋さんで、ミニトマトを渡した
おばさんを見つけたので、

「落としもののミニトマト、持ち主、
 見つかったんですか?」


と聞いてみた。


すると、おばさんは、
こう言ったのだ。



「ああ、あのミニトマトね、
 誰か、取りに来たんじゃないかな、
 気がつくと、なくなっていたから。」



ささいなことだけど…
ガックリ…



道ばたに落ちていてたミニトマト…
レジの後ろに置かれたミニトマト…
私が拾ったミニトマト…
どうなったか確かなことはついにわからなかった。

しかし、「ミニトマトに毒!」なんて、
ニュースもなかったから、きっと、
誰かの手に渡っても、大丈夫だったのだろう。


ともかく、ミニトマトを
道ばたに落としちゃいかんな、
と、思ったのだった。



てなわけで、気の毒な道ばたに
落ちていたミニトマトの話でした。






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2007年02月22日(木) 道ばたに落ちているものたち

昨日は、よく寝ました。
やっぱりいいですね、寝ること、好きだわ。
今日は、ばっちり大丈夫です。
ご心配メール、ありがとうございました!

今日は、昨日、途中で投げ出してしまった
「落としものについて」です。


ウォーキングを毎日していると、
もちろん、そう…
落としものもよくみつけるのですね。


警察に届けるほどの落としものにはまだ出合った事は
ないけど、小さなものならよく出合う。
でも、いつか、
警察に届けるようなものにも出合ってみたいし、
1千万円入りの袋なんかもさりげなく、
落ちててほしい、などと大いに思っている。

そんな、私の希望はさておき…
今日の落としものたちは、
大胆な落とし物でなくて、日常のものである。


実は、落としものは
見つけたとき、案外迷うものなのだ。



もちろん、見てみぬふりをすることは簡単だ。
しかし、やはり…

「あ、何かが落ちているぞ…」

などと、興味深く見てしまうと、
どうしようかしら…などと考えてしまうのである。

今日はそんな、落としものたちの話です。
そしてこれは、正真正銘、全部本当のものです。
今はやりの「やらせや演出」ではありません。
もちろん、写真を撮るために、ちょっと触ったけど、
落ちていたものは、そのままのものです。
なんて、正当化してみました。


さて、どんなものが多いと思いますか?
(もっとも私が出合った中のですが…)




想像がつくとは思いますが…
一番多いのは、
そう、ハンカチね。



それかハンカチ代わりに使うような小さなタオルね。
きっと、ポケットから落ちるんでしょうね。
ほら、こんなふうにさりげなく落ちている。





ハンカチなどは案外対処方法に迷いがでる。
中には、ばっちいハンカチもある。
しかし、この場合、対処は簡単で、
テッシュでつまんで、近くの公園のゴミ捨て場に
棄てることにしているので迷いはない。


迷うのは、
きれいなハンカチやタオルだ。



落とした人が残念がると思うと、
なんとなく、そのままにしておけない。
まだまだ使えそうだし…なんて思う。
そこで、どうしようかと、考える。

で、このオレンジ色のハンカチの場合は、
きれいなかわいいハンカチだったので、
こんなふうに、近くにあった自転車に
目立つように置いてみてあげた。





そんなことしていいのか?


はっきり言うが…わからない。
戻ってきてみたら、知らないハンカチが
さりげなくカゴに置かれている、
自転車の持ち主には、おおいに迷惑な話だと思う。


しかし、私としては、これがせいいっぱいの
考えた上での、(余計な)好意なのである。
自転車の持ち主は、
家に帰って洗って使うか、処分してほしい…
そう願うばかりである。

そして、きっと、これで、
ハンカチを探しに来た人は、見つけることができる、
そう思うことにしている。
落とした方が、ショックだからね。


そんなわけで、ハンカチは、見つけると
なかなか考えさせられるものなのだ。
今のところ、5枚くらい拾って自分なりに、
いろいろ対処してきたが…
その対処方法がよかったか、迷惑だったのか、
それはまったくわからない。



実は、私ももう4枚以上は落としている。
きっと、こんなふうに道ばたに落としているんだと思う。
私の落としたものはどうなったんだろうな。



次に多かったのは、
「帽子」類である。
 



今年の冬は、毛糸の帽子1個、
赤ちゃんの帽子2個ひろった。


冬だからね。
散歩して、暑くなって、つい帽子を脱いで、
そのまま落としていったりするのだと思う。
また、これなんて、とってもかわいい赤ちゃんの帽子だが、
おんぶでもしていて、知らない間に落としたんだと思う。
ともかく、こんなふうに落ちている。





帽子の場合は、迷うことなく、
近くの何か目立つところを探して置くようにしている。
帽子は、探しにくると思うから(たぶん)
できるだけ目立つところに置くようにする。


この場合は、こんなふうに垣根に置いてみた。
道路に落ちてるよりは親切な気がしたので…
「探しにきてくれるといいね」
と、帽子に声をかけながら…







あと、多いのは
「靴」ね。



もっとも靴は、棄てられていると言った方が
正しいですよね、意識的に置いていくのだから。
特におじさん靴は、本当によく見かける。
ほらね。








新しい靴を買って、ここで、
意識的に、落として行ったんだと思う。

靴は、テッシュでつまんで棄てられないので、
見て見ぬふりをしてしまう。
できれば、ちゃんとゴミ捨て場に棄ててほしい。
道ばたで履き替えないで。



さて、実は先日…
警察に届けようかと思うものを
ついに拾ったのです。

(もっとも、届けませんでしたが…)


ちょっとびっくりしたものでした。
この続きは次に書きますね。
金土はお休みするので、来週になります。




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2007年02月21日(水) 今日は「臨時休業」しております。

今日も見に来ていただいたみなさま、
いつもどうも、ありがとうございます。

実は、今日は「臨時休業」します!
すいません。 <(_ _)>


このところ、睡眠不足が続いており、
頭が働かず、まとまらないのですぅ。
つまり、ねっ眠いっのです。

明日は、たぶん、すっきりばっちりだと思いますので、
また、明日ぜひ来てみてくださいませ。

ちなみに
「道ばたの落とし物」を
書くつもりでおります。

意外な落とし物が…あるんですねぇ、道ばたには。
(今日途中まで書いて、途中で挫折した分です)

やっぱり、寝ないとだめですね。
ささ、今日は早めに寝ます。

じゃ、また、明日、ねっ



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2007年02月20日(火) おじさん、教えてくれてありがとう

「季節はずれの谷中七福神めぐり」の番外編です。

私たちの旅は、いつも出会いがある。
以前書いた仰天ホテルの旅でも、
稲ちゃんとの出会いがあった。詳細は↓
「仰天ホテル…番外編」


今回も、出合ってしまったのだ。
しかも、今回は、
「とってもいいおじさん」
だったのだ。


出会いはこんなふうだった。

私たちは、五福神目である美しい「天王寺」から、
都内でも有名で由緒ある「谷中霊園」を通り、
お金ざくざくの「護国院」に向かっていた。




谷中霊園がなぜ、有名かというと、古くて、
広いだけでなくて、有名人がたくさん眠っているからだ。
また、春は桜が美しくてそれも有名だ。
この道路の両脇が墓地である。
詳しくはコチラをどうぞ→「谷中霊園」


その谷中霊園をぶらぶらと歩きながら、
「護国院」に向かっていると、
途中で、とても変な形の木と石をみつけたのだ。


ほら、これだ。




まるで、寄り添うにように
「松の木と石碑」が寄り添っているのだ。


「なかよしさんだな…」

と私は思った。


しかし、よーく見ると、
石碑は松の木に食い込んでいるようだ。

うーむ…

これは、石碑が先に倒れてきたのか、
松の木が近寄っていったのか…
両方ともが「好みかも…」などと思い、
にじり寄ったのか…
「どうしてこうなったんだろうね…」
などと、木にさわってみたり、石碑を見たりしながら、
話合ってもわからないことを言い合っていると…



「木に興味あるのかね?」



と後ろから突然声がした。
びっくりして、振り返ると、



そのおじさんは、
いたのだ。




私たちは、木に興味があるというより、
この松の木と石碑の関係に興味があったので、

「なぜ、こんなふうになったのかなぁと
 思って見ていたんです。わかりますか?」


と聞くと、おじさんははっきりとこう言った。


「わからんね」


私たちは、がっくりしたが、
おじさんは、そんな私たちのがっくりを
気がつくふうでもなく、こう言った。


「石碑の見方、知ってるかい?」


知らないと答えると、おじさんは、
石碑の見方を教えてくれた。




それによると、

「石碑は、上に書いている文字と、誰が作ったかが
 大事で、書いてある中身はそれほど大事ではない」


ということだった。
例えば、これは、この辺りでも人気ある石碑なのだが、
写真の○で囲んだところを見ればいいのだそうだ。




そうは言っても、何が書いてあるか、
知りたいと思い、おじさんにこう聞いてみた。

「中身には何を書いているんですか?びっしと、
 丁寧に達筆で掘られているようですが…」
「この頃は一字一句全部手彫りだから、すごいよね、
 どれどれ…えーと、中に書いてあることは…と」


そういうと、おじさんは、いきなり、
石碑の本文を声を出して読み始めたのだ。
実は、おじさん、石碑の中身については
知らないらしかった。読んでは、
「ええっと、静岡県の出身らしいね…」
などと、言っていた。



しかし、せっかくの好意だったので、
私たちは、ふんふんなどと頷きながら、
おじさんが読むのを聞いていた。

一段落ついたところで、おじさんにお礼を言い、
その場を立ち去ろうとすると、
おじさんは、今度はこう教えてくれた。


「この墓地にはね、有名人がいっぱい
 眠っているんだよ、
 第十五代将軍、徳川慶喜(よしのぶ)の
 お墓もあるから、見ていけばいいよ。」



おじさんが、進めてくれたので、
私たちは、その徳川家の墓を見ていくことにした。
そして、教えてくれたおじさんに、
お礼を言い、別れて、墓地に入った。
そして、矢印通りに進んで行くと…






「今日の仕事は終わったから、
 一緒につき合って
 行ってみるかな」 




と、独り言のようだが、私たちに聞こえるように、
大きな声で言いながら、おじさんが追いかけてきたのだ。
さっき別れたばかりだが、大急ぎで、
仕事を終えてきたらしい。



私たちは、再びびっくりしたが、
仕事も終わったということだし、
自ら、一緒に行くといってるから、
おじさんに案内してもらうことにした。

「ほら、ここは、高田万由子、葉加瀬太郎の奥さんね、
 の実家の墓だよ、コッチには森重久弥家の墓だよ」


などと、有名人のお墓を教えてくれた。
そんなことを教わりながら、墓地の中を歩いていくと、
「徳川慶喜」のお墓があった。




今は塀に囲まれて中に入ることはできない。
遠目に見るだけであった。

「ほぅ…やっぱり大きいですね、立派だわ」
などと、仲間と言っていると、
おじさんは、詳しい墓の説明をしはじめ、
(○○夫人墓だとか、そっちは、○○公だとか)





「慶喜は、23人子どもがいたんだよ。
 2人の奥さんが生んだんだけどね…
 もっともそのうち10人は小さい頃に、
 なくなったらしいけど、
 お子さん達のお墓もあるんだよ。」



などというような細かい話までしてくれた。
そんなふうに説明をしていると、私たち以外の
見学者たちもおじさんの話に聞き入り、
いろいろな質問をなげかけていた。

おじさんは、その質問に、
とても嬉しそうに答えていた。
誰にでも、気軽にいろいろと教えてくれる、
とっても、いいおじさんなのだ。


さて、私たちは、見るものも見たし、
そろそろ夕方になってきたので、この墓地を
去りたいと考えていたが、おじさんは
今日の仕事が、終わっているので、まだまだ
一緒に行動したいふうであった。

しかし、時間も押し迫ってきたので、
他の人たちと語り合っているときに、
さりげなく、

「今日はどうもありがとうございました。
 私たち、先を急ぎますので…
 先に行きますね。」


と、頭を下げて、挨拶をして大急ぎで離れた。
後ろから、みたび声をかけられても、
もう相手もできないからね。
その後、おじさんがどうしたのかはわからないが、
また他の人に、この墓地のことを教えたりしたんだと思う。

この、とってもいいおじさんが
いろいろと教えてくれたお陰で、私たちは
この墓地のことがよくわかった。

そして、なるほどね、などと、大いに満足して、
この谷中霊園を後にしたのでした。





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2007年02月19日(月) 谷中七福神巡り、お楽しみいろいろ

さて、昨日からの続きになります。

今日は、「谷中七福神」を巡りながら
寄り道するお楽しみ、「谷中ぎんざ」紹介から。
谷中ぎんざは、小さな商店街だけど、
とても人気ある商店街で、
東京の下町気分を味わうにはいいですよ。


さて、「夕やけだんだん」坂の階段を
降りたところが「谷中ぎんざ」である。







ぎんざの中には、TV番組でよく紹介されている
有名メンチカツのお店があり、長い列ができてきた。

(写真、ちょっと奥の人が集まっているところ)




とてもおいしいらしいが、あまりに並んでいたので
このメンチカツはあきらめた。
有名な前沢牛を使っているらしい。
人気のメンチカツ→「すずき」

このぎんざでは、揚げたてや作りたてを
売っているお店が多い。
仲間2人は、谷中ぎんざに入ってすぐに、
1個30円のコロッケを見つけていそいそと
買って食べたが、そのコロッケは揚げたてでなくて
あまりおいしくなくプリプリしていた。
ぎんざの奥の方に、揚げたてのアツアツのコロッケ
なんかも売っていたしね。いろんなお店があるし。
安さに負けるのと焦りは禁物だと思った。


お総菜も、こんなふうにあちこちで売られていて、
見ているだけで、相当クラクラする。
そう…私はお総菜に弱いのだ。





知らない場所に行ってお総菜を見つけたら、
買ってくることを信条としているが、
しかも、うちの近所にはないお総菜もあったが、
荷物になりそうなので、泣く泣くあきらめた。
出来たてで、揚げた鶏のあんかけみたいのなんか、
とってもおいしそうだった…




さて、先を急ごう。
次は四福神めの「長安寺」である。


そのお寺に向かうべく歩いていくと、


「谷中七福神そば」
なる店を見つけた。







「こっ、これは入ってみる
 べきなのではないか…」



しかし、さっきコロッケを食べた人もいる。
まだ、お腹がすいてないなどという人もいた。
積極的に入ってみたかったのは、私だけだったのだ。
しかし、みんな興味はある。
店の前で、もそもそと議論した結果
入って食べてみることにした。

お店は、こじんまりとしたおそば屋さんで、
どうやら、有名なお店であるらしかった。

仲間の1人は、
初めての店は盛りそばだと言って、盛りそばを食べたが、
残りの3人は「七福神そば」を食べることにした。


で、どんなのが来たかというと…
これが「七福神そば」700円。






上にのっているものたちに意味がある。
どうやら、こんなことらしい。

恵比寿… えび(おめでたい)
大黒…  袋茸(宝袋)
福禄寿… タケノコ(頭の中知恵いっぱい)
寿老人… のり(髪も黒々しく)
弁財天… 紅白かまぼこ(美人でやさしく)
布袋…  うづら卵(おなかが丈夫)
毘沙門天…とり肉(力強く元気)

三つ葉とゆずはおまけね。

なんだかな…と思わなくもないが、
おめでたいものだしね。
そんなめでたい「七福神そば」をうきうきと食べてみた。
私は、卵から食べようと決めていたが、
気がついたら、タケノコから食べていた。
頭の中、知恵でいっぱいだ。

味は…5段階評価の3ってとこかな。
まっ、一度は食べてみなくちゃね。



さて、また途中寄り道をしてしまい、
なかなか「長安寺」に行き着かない。
しかし、「長安寺」はこのそば屋さんの
すぐそばにあったのだった。


ここである。
小さなお寺だったけど、こじんまりとした
庭と、松の木がとてもキレイだった。
このお寺は、
これ以上言うことがみつからない、ごめん。






さて、先に進む。
今度は、「天王寺」だ。






ついて、びっくりした。
とても広くて、
美しいお寺だったのだ。



入るとすぐに大きな大仏様があり、
お寺のあちこちに、観音様が奉られていた。





この美しい境内の一画に毘沙門天様が
奉られている「毘沙門堂」がある。


それが、これ…
と、言いたいところだが、


私はここで
ミスをしてしまった。



なんと、このお寺をあちこち写真を撮りながら、
この日のメインの毘沙門堂を写真に撮り忘れたのだ。
違うところばかりに気をとられてね。
なので「毘沙門堂」の写真はなし…あーあ。


このお寺はとにかく美しく整えられているし、
すがすがしいしかった。
おすすめの場所ですね。
詳しい写真などは、こちらをどうぞ。
詳細は→「天王寺」



美しい「天王寺」を後にして、
次の六福神の上野にある「護国院」に向かう。


今度の「護国院」は、仲間が言うには、

「お金ざくざくの大黒天(富財)」

だそうだ。一同、
「ほぅ、お金ざくさくね、それは大事だ!」
と、元気に向かう。


しかしながら…


天王寺から、さっさと歩けば10分程度らしいが、
私たちは、ここでも、寄り道してしまったので、
着いた頃には、日がとっぷりと暮れて、
暗ーくなってしまっていた。
こんな感じ。




1月には、この中に入ることができ、
中に飾ってある大黒天さまやら仏像が見れるそうだ。

とりあえず、私は、暗い中、お賽銭をあげ、
「お金ざくざく」をお願いした。



さて、最後の上野不忍にある「弁天堂」に向かう。
最後だからと張り切っていったら…



なんと、
「弁天堂」は
こんな。






がっくり…そう、修復中だったのだ。
ホントはね、こんな風にとってもキレイらしい。
「弁天堂」

でも、今は面影なし!
旅の終わりにこの修復はかなり残念だった。
しかし、ここは、蓮の花の咲く頃きれいそうなので、
またぜひ、来てみたいと思った。


さて、我々は、夕方6時頃までかかって
七福神を巡り終えた。
時間はかかったが、歩数は意外に少なく、
1万歩に届かなかった。
そうそう、「谷中七福神」をもっと知りたい方は、
こちらのサイトがおすすめです。↓
「七福神めぐり」


こうして、季節はずれの、七福神巡りは
終わったのだが、実は、五福神の「天王寺」から、
お金ざくざくの「護国院」に向かう道で、
私たちは、


「とっても、
 いいおじさん」



に出合ってしまったのだ。
このおじさんに出合って、すっかりと
時間を潰してしまうことになったのだ。
このおじさんの話は、明日書きますね。
とっても、いいおじさんでした。





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2007年02月18日(日) 季節はずれの「七福神巡り」

先日、土曜日、いつもの旅仲間と、
季節はずれだが、「新春 七福神巡り」に行ってきた。

実は、1月6日に予定していたのだが、
この日は、低気圧到来で天候が大荒れで、延期になり、
その後、何度か日にち調整しやっと実行できたのだった。
行かないより、遅くとも行った方がご利益があると考えて。

あ、でも、私が、毎年お詣りしている
「新宿七福神」は、1月初めに巡ったので大丈夫。
こっちのご利益はちゃんとあると思うな。
残りの3人は、今年はじめてらしいけど。


今回の「新春 七福神巡り」は、
このように遅れたからには、やっぱり古くて、
由緒ある七福神がいいということで、
江戸で最も古いと言われている、
縁起のいい「谷中(やなか)七福神」とした。

(詳細→「谷中七福神」


この日の順番は、こんな感じである。

◆福禄寿 (人望)  …… 田 端 = 東覚寺 北区
◆恵比寿 (正直)  …… 日暮里 = 青雲寺 荒川区
◆布袋寿 (大量)  …… 日暮里 = 修性院 荒川区
◆寿老神 (長寿)  …… 谷 中 = 長安寺 台東区
◆毘沙門天 (長寿) …… 谷 中 = 天王寺 台東区
◆大黒天 (富財)  …… 上 野 = 護国院 台東区
◆弁財天 (愛敬)  …… 不 忍 = 弁天堂 台東区



この「谷中七福神」は、
北区、荒川区、台東区の3つの区にまたがっているのだが、
距離としてはあまりなく、2〜3時間で回れる距離である。
また、途中に、谷中銀座という古い商店街などもあり、
東京の下町風情を楽しみながら、巡れる七福神でもあるのだ。
(詳細→「谷中銀座」

もっとも、1月は、おめでたい七福神たちが拝めるが、
2月では、七福神は見ることができず、それぞれのお寺で
書いてくれる「御朱印」(行ったという印)も
やってないので、お寺などの外見を見るだけだけど。


そんなわけで、私はたちは、
山手線の「田端駅」から、出発することにして、
土曜日午後駅に集合した。
この日は、ちょっと風があり寒かったが、
4人ともリュックなど背負い張り切っていた。


そして、田端駅で、七福神巡りの地図をもらう。
駅にはちゃんと地図が置いてある。
(いつまで置いてあるかは、わからないけど)



さぁ、
なにはともあれ、
出発だ!




まずは、一番目の「東覚寺」に向かう。

田端駅から、てくてく歩くこと10分くらい。
目指す、「東覚寺」が見えてきた。


「あ、赤い物体がある!
 あれは、なんだ?」






実は、これは、赤い紙を貼られた仁王像である。
「東覚寺」は、この「赤紙仁王像」で有名なのだ。


なぜ、仁王像に赤い紙を貼るかというと、
「自分の体の悪いところと、仁王像の同じところに
 貼ると病気が治るという伝説がある」
ということらしい。


仁王像の体は気の毒なほど、
頭から、足のつま先まで、赤紙だらけだった。
こんな感じね。






がんばっているな…仁王像、
そう思わずにおれなかった。



そして、こんなに上から下まで
びっしりと、病気があるんだ…
などと妙に実感したのだった。
きっと、どこの部位の病気でも治してきたに違いない。


しかし、この赤い紙、
なんと、1枚1200円。
120円じゃない、1200円。



私たちは、この値段を知って、

「ただの赤い紙だよね?」
「うん、ただの赤い紙だね…」
「ただのまっかっかの…」


などと、言い合った。
しかし、もしかしたら、「ただの赤い紙」
ではないのかもしれない。
きっと、どこか何かが違うのだ。
ともかく、赤い紙は、ものすごい量、
ふさふさと風になびいていた。

この仁王像、2体あるのだが、
1体は口を大きく開けていて、
もう1体は、しっかりと結んでいるらしい。
もうすっかり見えなくなっていたけどね。
ホントはこんな感じだったらしい。
「東覚寺 (赤紙仁王)」
ともかく…この赤紙仁王像はがんばっていた。


そしてね、病気が治ったらね、
こんなふうに「ぞうり」をおさめるんだって。
仁王様のぞうりかもね。
この「ぞうり」がいくらは、わからなかった。






あ、そして、「東覚寺」はこんな感じ。
赤紙仁王像の脇を入ったところにある。







さて、我々は、この「東覚寺」を後にし、
次なる、青雲寺に向かう。


ここは、恵比寿様が奉られている。
迷いながら、20分ほど歩く。
途中、さびしい雰囲気が醸し出されている、
商店街を通る。

この商店街を通り抜け、小道を入ると、
「青雲寺」はあった。
ひっそりとした小さなお寺だった。





このお寺は、かつて「花見寺」と言われていて、
四季折々の花を見物するのに多くの文筆家たちが訪れ、
その関係で、「南総里見八犬伝」を書いた滝沢馬琴の
硯塚と筆塚も建ったとか。






うーん、正直、今は「花見寺」って、
そんな面影あまりない感じだった。



さて、先を急ごう。


また、てくてくと行くと、すぐに、
古い静かな小道に、ちょっと違和感のある、
ピンク色の塀が見えてきた。
何かと思ったら、


布袋様の姿を描いた
イラスト付き塀であった。






こんなイラストが描かれている。
やや、怪しげに見えなくもないが、
穏やかに子ども達と遊んでいる。





「ひゃ、布袋様だよぉ」
「いっぱいいるね…」
「いるねぇ〜」



などと言いつつ、この塀の中にある、
布袋寿の「修性院」に向かう。
着いてみたら、こんな感じの本当に小さな
お寺であることがわかった。
何となく、中国っぽいお寺だった。





布袋様イラストしかみるところもなかったので、
そそくさと、後にした。



さて、次の「長安寺」に向かう途中、
こんないい感じの石畳の道を見つけた。

フランスに行ったことがない仲間が、
「まるで、パリのようだ」
と、言った道だ。

(写真より、もっとキレイな道です。)





せっかくなので、私たちは、
このパリの道を通ってみることにした。
とても気持ちのいいパリのような道だった。
(私も行ったことはないが…)


そして、この道を通って「長安寺」に行く前に、
道の途中にある、お楽しみ商店街、
「谷中銀座」に立ち寄ることにした。

一同大いに張り切り、谷中銀座に向かう。
お総菜がいっぱいある銀座である。
とっても楽しみ。



この続きは明日書きますね。





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