まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年10月23日(月) 街路樹の枝切りのワケ

昨日からの続きです。


さて、私は枝切り責任者を見つけたので、
なぜ、今、街路樹の枝を切り落としているのか、
聞いてみることにした。


「なぜ、今、こんなふうに
 枝を切っているんですか?
 これから、キレイに色づくのに…」
「ああ、この作業のことですか?
 実はですね…困ったことが
 起きているんですよ…」


困ったこと?
何だろう?



「困ったことですか?」
「ええ、そうなんです、実は、木が道路を
 壊しているんですよ。」
「ええ?どういうことですか?」



すると、責任者の方は
こう教えてくれた。


「実は、道路がこの木たちの根によって、
 盛り上がってきているのです。
 根の力ってスゴイんですよ。
 ほら、歩道の木の根をみてください」



そう言われて、
根を見てみると…


なるほど…



木を囲んでいるフチが盛り上がっていた。
かなりの段差ができている。





「これは、木の根のせいなんですか?」
「そうです、この通りは、木を植えてから
 長い間たつのですが、根の手入れをして
 こなかったので、根が伸び放題になってしまって、
 その根が、こんなふうに道路を押し上げて、
 この歩道だけでなくて、道路の方の地下まで
 張り巡らされて、道路も盛り上がったりして
 でこぼこしてきているんですよ」
「ひぇ〜道路まで…」


「ええ、ひどいところは、道路にヒビが
 入ったりしてるし、根が張っていて、
 道路工事をするのも大変なんです。
 それから、下水口のわずかなすき間から、
 根が入り込んで、下水口に穴を開けたりもしてます」
「ええ、そんなに元気なんですか…」

「そうなんです、元気なんですよ、下水管を
 根が取り囲んでいたり…、だから、
 下水管の取り替え工事なんかも大変で…。
 何度か、臨時の直しはしているのですが、
 もうそろそろ根本的にしないということに
 なって…」

根が、段差をつくり出しているのがよくわかる。
下水道も側にあるので、根の攻撃を受けるらしい。





どうやら、この街路樹たちの根は、
元気すぎて、いろいろなところまで、
根をはやし過ぎてしまったらしい。
きっと、ものすごく元気なのだ。
本当はいいことなんだけど…


「そこで、今回は、この根を切ることに
 なったんです。でも、葉っぱがあると、
 根の負担が大きくなるので、葉っぱを切ることに
 なったのです。負担の少ないこの時期に」
「ああ、なるほど…そのために葉っぱを切るんだ。
 それは、根を切るためなんですね。」



「ええ、この街路樹たちが植えられた頃の
 工法だと、根が自由にはえるような工法なんですね。
 今の工法では、根の生え方も気を付けるように
 なっているのですが、この頃の植え方は、
 根の処置をしていないんですよ。
 だから、あちこちに根を伸ばしているんです」


なるほどね…


そう言われて歩道を再びよく見ると、
確かに、かなりデコボコしたり、
ゆがんだりしている。





今まで、歩道や道のでこぼこが、
根の力だとは考えもしなかったが、
どうやら根のせいだったらしい。
木の根の力って、スゴイのだなぁと
しみじみと思った。
まっ、そんなわけで、どうやら、今回、
根の処置をすることになったらしいのだ。


根には気の毒だが、
大分カットされるらしい。
特に道路側の方がカットされ、歩道側に
伸ばすように、処置するのだそうだ。
枯れないといいのだが…



丸坊主の理由がわかったので、
私は、とても納得した。


しかし、


私にはまだ聞きたいことがあった。
枝切り職人さんたちについてである。



「あの〜、それと、あの枝切りの職人さん達は、
 1日に、何本くらいの木を刈れるんですか?」
「そうですね、だいたい、2本くらいですね、
 一人で刈れるのは。
 今回は、6人の職人さん達がやるので、
 1日12本くらいできますが、この
 並木道を全部刈るには、3週間くらいは
 かかるでしょうね。雨の日はできないし」



というわけで、この葉っぱを刈る作業は、
まだしばらくかかり、
この作業が終わったところから、
根を切る作業を始めるとのことだった。

今年は、この並木道の秋は、
色づくことがなく、丸坊主状態で、
工事がしばらく続くのだ。


残念。


丸坊主になった木たちは、ちょっと
寒々しく見えたが、来年にはまた
元気な葉っぱが茂ると言うことだった。

私は、責任者の方に教えてもらったお礼を言い、
丸坊主にされた木たちに、
「根が切られても、元気に生きるんだよ」
と声をかけて、その場から離れた。

来年、どうなっているか、
ちゃんとチェックしなくちゃなと、
私は思ったのでした。





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2006年10月22日(日) なんで、街路樹を切ってるんだっ?

先日のことである。

いつものように、万歩計をしっかり装着し、
「よしっ、今日も10000歩!」
などと、張り切って出かけることにした。

今日は、緑がキレイな道を歩いてみよう、
もしかしたら、街路樹が色づいて、
キレイかも…などと考えて、
街路樹キレイコースにした。


てくてく


元気に歩いて、やっと
街路樹がキレイな道路の入り口に着いた。
万歩計が2739歩になっていた。
さぁ、この道をゆっくりと歩こう、
などと思っていたら…


その瞬間…

ややっ!

目を疑った。


えーーっ、街路樹が
丸坊主にされているぞ。






枝が、切り落とされているのだ。
よーく見てみると、
街路樹を丸坊主にするべく
今、まさに、
枝を切り落としているところであった。







なんで?


このコースは、秋になると、
キレイに色づいてキレイなのに、
なんでこの今の時期に切り落としているの?

もしかして、枯れ葉が邪魔だから、
枯れ葉になる前に、切ってるの?
まさかな…
病気かしら?
それとも虫でもいて、その駆除のためなのか?
よく、1本でも虫がいると全部切るとか言うし。
でも、ちょっと前にきたときには、
とてもキレイに生き生きグリーンだったぞ。


これは、なんとしても、
枝切りのワケを調べてみなければなるまい。
私は、そう決めた。



そこで、いそいそと、
枝を切っている現場に近づいた。


すると…

おおっ…



今まさに、職人さんたちが、木の高い所に登り、
枝の先端部分に足を乗せ、
ばさばさと切り落としているところだった。
私は、しばらく職人さん達の動きを観察した。

ちょっと見にくいけど、よーく見ると、
枝切り職人さんたちの姿がみえるはずです。









いやぁ、見事だな…


地上から、約6〜7メートルくらいのところで、
身軽にひょいひょいと枝に足をかけて、
がしがしと枝を切り落としている。
思わず、見入ってしまった…



いやいや…


見とれている場合ではない。
私の目的は、
「なぜ、枝を切り落としているのか」
を確認することである。
こんなところで、見とれていてはいかん。
誰か、聞けるような人を探さねば…



そこで、聞けそうな誰を探すために、
きょろきょろと周りを見てみると、
いたいた…
切り落とした枝を、拾い集めている
何となく、教えてくれそうな作業員が。

この人なら、きっと教えてくれるに
違いないと勝手に決めて、
その作業員に近づいてこう聞いてみた。


「なぜ、この街路樹の枝を切って
 いるんですか?」



すると、この作業員は、
こう答えた。


「あ、僕にはわからないです…
 あの、アルバイトなんで…」



あっ、そう…
どうやら聞く人を間違えてしまったらしい。
ちっ、アルバイトだから知らないって。
しかし、ここで簡単には引き下がれない。


「じゃ、誰に聞いたらわかるかしら?」
「あの、あっちの方にいると思うんですが、
 腕に腕章をしている人が責任者なので、
 その人なら教えてくれると思いますが」
「ああ、責任者の方がいるんだ」
「はい、向こうにいるはずです。
 黄色の腕章してます…」
「どうもありがとう」


ということで、私は、
「枝切り責任者」がいることを聞き込んだ。
そうとわかったら、この
黄色の腕章をした「枝切りの責任者」を
探し出して、何としても、
話を聞かなくていけない。
そこで、アルバイトの人が教えてくれた、
「向こう」の方に行ってみることにした。


黄色の腕章をした人ね…

どこにいるかな?



「向こう」に着いたけど、それらしき人はいない。
目をこらしてみたけど、いない。
いろいろな作業している人はいるけど、
黄色の腕章した人なんていない。
そこで、また、側にいた、
葉っぱを集めている作業をしている人に聞いてみた。
また、アルバイトかな?


「あの〜、この作業の責任者の方って、
 どの辺にいらっしゃいますか?」



すると、その人がこう言った。


「はい、私ですが…」


えっ、
だって、黄色い腕章してないよ。
しかも枝集めしてるし…
でも、責任者だと言っている…



私は、びっくりしたが、
ここは落ち着かねばと思って、気を取り直し、
丁寧にこう聞いてみた。


「あっ、失礼しました。黄色の腕章を
 してる方が責任者だって向こうの方に
 聞いたものですから…」
「ああ、腕章ね…
 枝集めをするときには、引っかかるので、
 取ってるんですよ、で、何か?」



なるほど、枝集め作業の時には、
黄色の腕章、取っているらしい。
それは、知らなかったからな…
私の落ち度ではない。

ともかく、私は責任者を見つけた。
よぉし、この人にいろいろと聞いてみるぞ…
私は、いよいよこの枝切りの理由を
聞いてみることにした。


「なぜ、今、こんなふうに
 枝を切っているんですか?
 これから、キレイに色づくのに…」
「ああ、この作業のことですか?
 実はですね…困ったことが
 起きているんですよ…」



話を聞いたら、
「あららぁ、そうなんだ…」
とすっかり驚いてしまった。
意外な話が聞けたのである。

この続きは、また明日書きますね。





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2006年10月19日(木) 伊藤守さんの講演会に行って来た。

今日は、「ことば探し」でも、
何度かことばを紹介している、
私が尊敬しているコーチの伊藤守さんの
「会話から始めるコーチング 刊行記念講演会」
に行ってきたので、その話です。





伊藤さんの本で、私が読んだものは、
「伊藤守さんの本」
見てくださいね。
伊藤さんの本はおすすめです。
(ことばを集めた小さなサイズの本もあり、
 本を読むのが苦手な方にもおすすめです)


さて、伊藤守さんがどういう方かというと、
日本にコーチングという概念やシステムを
紹介し、広めていった方なんですね。



じゃ、コーチングとかコーチというのは、
何かというと、あくまで私の解釈ですが、

コーチングとは、

「その人自ら行動を起こさせる手伝いをし、
 そして、その人自身で目標達成をさせる」
そうするように仕向けていく
スキルとか考え方とか、システムで、
それをサポートしてくれる人がコーチです。



ちょっと、むずかしいので、
もっと簡単に言うと、



例えば、私がコーチングをお願いすると、
必ずコーチがついて、そのコーチが、
私が、自分で考えるやっていけるように、
そして、目標達成に向けて、
行動していけるように、行動できるように
手伝ってくれる、という感じです。
コーチとは、電話で話したり、合ったりします。


人って、一人ではなかなか前に
進めないものだと思いませんか?
一人だと甘えが出たり、落ち込んだり…。
そんなときに、
サポートしてくれる人や、ヒントをくれる人、
励ましてくれる人、話し相手になってくれる人が
いたほうが、力が出るものだと思います。
相手がプロのコーチなので、その自分の
力を引き出してくれるし。



そういうことを、してくれる人がコーチです。
そのコーチ達は、もちろん、プロで、
コーチング技術を身につけており、
その人にあったやり方で、さりげなく指導して
くれるという感じなのです。 


このことを、伊藤さんは、講演会の中で、
「その人に金メダルをとらせること」
って言ってました。


私も、いずれ、パーソナルコーチを
つけたいと思っているところです。
できるだけ早い時期にね。
そして、パーソナルコーチと一緒に、
初めての「金メダル」狙いたいなぁ…



あっ、前置きがうーんと、
長くなってしまった…


今日は、そうそう、
伊藤守さんの講演会がどうだったかという話を
したいのだった。



会場は、紀伊國屋書店新宿南店7階。
19:00〜20:00の1時間で、参加費は1000円。
伊藤さんの講演は、初めてだったので、
とても楽しみにしていた。


さて、この講演会である。


伊藤さんは、いろいろな角度から、
コーチングについて話をしてくれたが、
今日は、その中で
「人を育てていく、人に行動を促す」ことの
話の中から、印象に残った話をしたいと思う。 


例えば、私が感心したのは、
メジャーリーグ、ドジャーズのかつての名監督、
トミー・ラソーダ監督の話であった。



ラソーダ監督は、現役時代には、
全く成績がふるわなくて、
通算成績は0勝4敗、防御率6.48で、
選手としては、冴えなかったらしい。

しかし、監督なると、めきめきと力を発揮し、
ついには、「20世紀最高の監督」となった。
監督としての通算成績は、なんと、
1599勝1439敗(勝率.526)だそうだ。
すごいですよねぇ…


つまりラソーダ監督は、選手としてより、
監督として力を発揮した人なのである。
人の力を引き出したり、
人を生かすことがうまい人で、
監督に必要な何かを持っていた人なのである。



さて、このラソーダ監督はどんな人だったかというと、
大変なメモ魔だったそうである。
ともかく、なんでも、すぐにメモする。
例えば、こんなふうだそうだ。

トムという選手が、試合でいいプレイをしたとする。
その時に、ラソーダ監督が「グッド!」とほめたとして、
トムがあまり嬉しそうな顔をしなかったとすると、
「グッドでは、あまり嬉しそうでない」
とメモするのだそうだ。

次に、「グレート!」と言ってほめてみる。
すると、ちょっとだけ嬉しそうな顔をした…
などとメモするのだそうだ。


さて、このラソーダ監督が一体何のために
こんなことをするのかと言うと、
その人を動かすキーワードを探すためである。
人によって、その人を動かすツボがある。
それを探すためである。 


例えば、ほめるということ1つとっても、
ほめられて嬉しいツボが人それぞれ違う。
みんな同じではない。
人前でほめられるのが嫌いな人もいれば、
大げさにほめてもらった方がいい人もいる。
才能をほめれたほうが喜ぶ人もいれば、
結果をほめられた方が嬉しい人もいる。
その人が本当に喜ぶ「ほめ方」をしないと、
その人に、伝わらないのである。
わかってないな…になるのである。

「誰かをこうほめたら嬉しがったので、
 他の人にもそうしよう…」
などでは、ダメなのである。
みんな違うのである。



ラソーダ監督は、その選手達の癖や、
キーワード、ツボを観察し、それをすべてメモし、
そして、その選手達がどうやったら「動く」か
どうやったら監督の想いが伝わるか、
研究したというのである。

そして、その結果、
選手達のことが全体的によくわかり、
どうやったら選手達が自発的に動くようなるかわかり、
それを、一人一人の選手にあったやり方で、
実行していったというのである。


人は、誰かに「こうしろ」と指示されて
やることを嫌がるようにできてるらしいが、
同じことでも、
自ら「こうすればいいんだ」と気がつくと、
やる気になり、全力でやるようになる。
監督は、そう仕向けていったというのである。
それが、あの輝かしい監督しての、
通算成績に結びついたのである。



一人一人違うところを重視して、
その人を認め、その人にあったやり方をやる、
これも、1つのコーチング技術である、
と言うことだった。



それから、こんな話もあった。


ヤクルトおばさんで、4年間売上いちばんの
方の話であるが(とても普通の人らしい)、
その人は、誰に対しても、


「頑張ってるね」と声をかけるが、
「頑張ってね」とは決して
言わないそうである。



たった一字「る」が入っているかどうかだが、
言われる方の印象は全然違う。
「頑張ってるね」と言われると、
認めてもらっているように感じるが、
「頑張ってね」と言われると、
もっともっとちゃんとやれよ、という印象を受ける。

こんなふうに、人を常に人を認める
言い方もあるのである。
認められれば、人は動く…
なるほどなぁ…と思った。


その他、
こんな話が聞けた。



「アドバイスは行動に結びつかない」そうだ。
なるほどと思って、わかったつもりになると、
人は動かないそうだ。
わかっている…だからいいになるらしい。
よく「鱗が落ちました」などと言う人がいるが、
実は鱗は「何枚もあるもの」だと言うことであった。


また、よく「1回言えばわかるだろう」
などと言う人がいるが、1回では全然ダメで、
人間は、5回くらい言って、
やっと言ってることがわかるのだとか。
だから、何度も言った方が伝わるらしい。
しかし、わかってもやるかどうか別問題らしい。


「正論で人は動かない」とか、
「人の話は黙って聞く」とか、
「違う視点でみることが大切」
「双方向で話し合うことが大切」
等々、短い時間ながら、
とても有意義な話がいっぱい聞けた。

ただ、1時間の中に、エッセンスをたくさん
凝縮されていたので、ついていくのが大変だった。
もっとゆっくりと聞きたいなと思った。
伊藤守さん、その人は、優しそうな雰囲気、
ちょっと早口で、パワーを感じさせてくれる方だった。


「なるほどなるほど」と、
わかったつもりになってはやらないので、
ともかくわかったと思ったら、やってみることが
何より大切なのだと言うこともわかった。



さて、わかったと思ったことを、
明日から実践してみなくちゃね。
今日は、講演会の話でした。






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2006年10月18日(水) ありゃ、なんだ、これはっ…

さて、今日も、昨日からの続きで、
「ありゃ、なんだ、これはっ…」
と思ったものたちの紹介である。


しかし、
今日のものたちには、私と違った意見を
持つ人もいると思う。

それを承知で、私はこう総合判断した。
「これは、いらないと思うなぁ
 無駄なものだと思うなぁ…」
もちろん、
全く基準のない、私の勝手な総合判断である。


だってね、
これを発見したとき、驚いたもん。
思わず、
「うっひゃ〜、気の毒なほど、
 全く無駄なものたち…」って。



今日のものたちは、道路で見つけた、
道路を演出するモニュメントたちである。
以前も、同じようなものを見つけたことがある。
詳しくは→「置物たちの話」
パターンとしては、大いに似ている。
たぶん、考え方は同じであると思う。
つくってあるものは全然違うが…



まずは、
これを見ていただきたい。


見ればわかるが、運動靴である。
青銅でできたね。






これが、どんなところにあるかというと、
こんなところにさりげなくあるのである。





最初見たとき、ゴミかと思ってしまった…
しかし、ゴミではない。
青銅の運動靴である。 


目をこらさなければ、見つけることが
できないものである。
もしかしたら、
けつまづいてしまう人もいるかもしれない。
気を付ける必要がある、
立派なモニュメントである。



次はこれである。


見ればわかるが、
顔がテカテカしたカエルである。






このカエルが、どんなところにいるかというと、
こんなところにいるのである。





顔がテカテカしているところを見ると、
このイスに腰掛けながら、振り向いて、
「あらっ、こんなところにカエル…かわいいっ」
などと、言ってなでなでしてくれる人が
いるのだと思われる。 
実は、幸せなカエルなのかもしれない。




次はこれである。

よーく見るとわかるが、
絵の具と筆である。






これがどんなところにあるかいうと、
こんなところにある。(黄色の輪の中)





ちっちゃいのである。
さりげないのである。
目立たないのである。


それが悪いわけではないが… 
何だかな…としか言いようがない。
頑張れよ。



さて、どんどん行こう。
まだまだあるのである。


次はこれである。

靴と、何だかよくわからない巻物、
ゲートル?包帯?ベルト?
のセットである。






これがどんなところにあるかというと、
こんなところにさりげなく置かれているのである。





何を言いたいのか…
謎が謎を呼ぶ、靴と巻物である。
どうリアクションを取ればいいのか…




そして…


これから、先になると、
なぜか、いきなり
「日本の秋」っぽくなるのである。




ほら、これね。


これは、クリと柿である。
イスの上にある。






こんなところに、クリと柿があっていいのか。
もちろん、いいのである。
座りにくいとは思うが。


なぜ、クリと柿が選ばれたかは謎であるが、
ともかく、クリと柿である。



そして、最後は、なぜか、こうなる。
(もっとも、コチラ側から歩いてくれば、
 これがいちばん先にあるということになるが)


クワとかぼちゃ、布袋、
ウンチと間違いそうなサツマイモなどが、
置かれている。






これがどんなところにあるかというと
こんなところにあるのである。





「働けよ、収穫したいなら」
恐らくそう言いたいに違いない。
それが伝わってくる作品となっている。




残念ながら、今回は、
全部を紹介できなかったが、こんなものたちが、
まだまだいっぱい置かれているのである。
さりげなく、ゴミに埋もれたりして。

この道は、公園やキャンパスの近くに
あるので、たぶん、
「楽しさを演出したかった」のだろう。
そんな区の考え方がわからなくもないが、
全然、生かされてはいないと思う。

こんなことにお金をかけるなら、
そして、このようなモニュメントを置くなら、
道路のメンテナンスをきちんとした方がいいし、
モニュメントのメンテナンスも
していくべきだと思う。
(壊れているのもあるし、欠けているのもある)


ちなみに、こんな道に点々と、
モニュメントたちは設置されているのです。
いっけんキレイそうな道に見えますが、
周りには、いっぱいゴミが捨ててあって、
モニュメントたちは、ひっそりとしています。





このような、モニュメントって、
いるんでしょうかね?






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2006年10月17日(火) おやっ、これはなんだろう?

いつも、同じこと、言ってますが…
ウォーキングしていると、
「おやっ、これは何だろう?」
とか、
「大丈夫か、これは…」
などと、思わず、ひとりごとをつぶやいて
しまうものと出合うことが多い。


もちろん、最近もまたまた出合っている。
今日は、そんなものたちを紹介します。



まずは、これですね。

道路の真ん中に、置いてある、
ばっちい金たらいをまるで帽子のようにかぶせた、
赤白の△である。
神楽坂の古風な道のど真ん中に置いてある。
ものすごく目立つ。






ありゃ、なんだ?
と思って近寄ってみたら、

「き け ん」

と、銀行から送られてきたお知らせ封筒に
黒マジックで書いてあって、
ばっちい金たらいの帽子のようなものに、
ガムテープで無造作に貼ってある。





いったい、何が「き け ん」なのか。
こんな真ん中にでーんと置いてある方が、
よっぽど危険なのではないか?
夜、見えなくてぶつかったりしないのか?
この辺りは、夜は暗いし。


私は近寄って、じっと見てみた。


よく見ると、下にマンホールの蓋がみえた。
もしかして、このマンホールの蓋に深くて、
下が見えないような、とんでもない穴が
あいているのかもしれない…
もしかしたら、何かがいるのかもしれない…
などと思って、恐る恐る、足で、
この赤白△をちょっとどけてみた。



すると…


穴なんてあいてなかったもん。
何もいなかったもん。


足で、マンホールの蓋をつんつんしたり、
押してみたけど、大丈夫だったもん。



どうやら、マンホールの蓋とは
関係ないことがわかった。
もっとも私は、怖くて、このマンホールの上に、
乗ったりはしなかったが…
奈落の底に落ちるといやだからね。
だから、乗るとまずいのかもしれない。
しかし、そんな本当に危険なものを
行政が作るとはとても思えない…しな。


私はきょろきょろと周りを見渡してみたが、
「き け ん」
らしきものはついに、発見できなかった。
いったい、何が「き け ん」なのか…
結局、謎のままだった。


しかし、ともかく、何かが
「き け ん」なのは確かである。
注意しよう…
私は「き け ん」から離れた。




さて、次はこれである。


ひゃ〜、これはなんだ?
いきなり、ブルーのシートである。
重しが置いてある。
なんだろう…
初めて見たぞ、こんなもの。









誰かに聞けないかな?と思って周りをみたら、
側に工事をしているおじさんたちがいた。
きっと、この人達なら何かを知っていると思い、
さりげなく近寄って、邪魔にならないタイミングで、
声をかけてみた。


「あの〜、あのブルーのシート何なんですか?」


すると、おじさんは、


「ああ、あれは雑草がはえないようにしてるの。 
 工事するまで、抑えてるの雑草を」
「へぇ…薬でもまいているんですか?」
「いいや、ただ日光を遮っているだけ。
 あのね、家の庭でも、雑草をはえさせたくなければ、
 こんなふうにするといいんだよ」



楽しそうにこう教えてくれた。


どうやら、雑草抑えらしい。
知らなかった、こんな方法があるとは。
ブルーシートのないところには、
確かに雑草が顔を出していた。



今日の最後は、これです。

道ばたにポツンと置いて合った荷物を積んだカート。
周りには誰もいない。
荷物カートだけが、ポツンとある。









「ややっ、あれは…もしかしたら、
 例の「道ばたで雑貨を売る商売」の、
 雑貨が入っているカートなのではないか?
 だとしたら、誰かがこの辺りで雑貨を
 売っているはず…いるか?」

そう思って、きょろきょろとしてみたけど、
全くそれらしい人はいなかった。

そこで、この荷物が積んであるカートに
近寄ってみた。





すると、荷物に、

「只今配達・納品中です。
 すぐ戻ります」 

と貼ってあった。



どうやら、ここに荷物を置いて、
どこかへ、配達、納品しているらしい。
大胆である。
こんな目立つところに置いておくとは。
この辺りは住宅街で、店などはない。
どこへ配達、納品しているのか…
誰も、戻ってくる様子もない…


側によって、段ボールをよくみると、
どうも海外から送られてきた箱で
結構大きな箱であることがわかった。
ちょっと中味が気になった。



会社名と電話番号、名前も書いてあった。
帰ってきてから、インターネットで
会社名などを調べてみたけど、
この会社名でのサイトは見つけることが
できなかった。

どんな人が戻ってくるのか、見たかったけど、
私がこの道路を直線で歩いている間、
振り返って何度も見たけど、
戻ってくる気配はなかった。

例の雑貨屋さんが、一軒一軒この辺りを
回っているのかもしれないなぁ。


てなわけで、今日は、道ばたで見つけた、
?なものたちでした。

明日は、もっと???のものを
お見せしたいと思います。





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2006年10月16日(月) 「たらい回し」を経験する

今日は「たらい回し」の話である。

ちなみに「たらい回し」の語源って、
こんなことらしいです。

「たらいまわしは、本来、仰向けに寝て足でたらいを
 回す曲芸のことをいった。
 たらい回しの曲芸は、たらいを回しながら
 受け渡していくもので、回すたらいが変わっても、  
 たらいを回す足の方は変わらず同じであることから、
 馴れ合いで順番に回す意味として使われるようになった。」

(「語源由来辞典」より)

とか。



まっ、そんな、
わかったような、わからないような、
「たらい回し」の語源はさておき…


私が今、使っているパソコンは、
使い初めてから、2年ほどになる。
まだ、古いとは言えないパソコンである。
(と、思っている)

それが、
いきなり調子が悪くなってきたのだ。
2ヶ月ほど前くらいからね。
どんな状況かというと、


○インターネット回線がとぎれる。
 作業していて、いきなりつながらなくなる。
 メールで原稿が送れなくて焦るし、頭にくる。

○画面表示がされない。
 つまり真っ白のままになる。
 そのたびに、いちいち再起動する。
 「なんでさっ」などと、頭にくる。

○エクセルなどの、ソフトが突然固まる。
 データを作っていて、全部パーになった。
 「くそっー」と、怒り爆発、頭にきた。

○パソコンの動きが悪い
 パソコン内部で、かなり考えている様子。
 イライラするし、作業効率が落ちる。パソコンに
 「役立たず!」などと文句の2つも言いたくなる。


これではいかんと思った。
いつも一生懸命に頑張ってくれているパソコンに
こんなふうに当たってはいけないと思った。
しかし、そういう思いと裏腹に、
パソコンにどんどん当たるようになってきていた。


いかん、いかん。
ごめん、ごめん。



これは、なんとかせねばなるまい…
しかし、パソコンのことになると、
何かと時間が取られるので、どうも
億劫になってしまってノビノビにしていた。



しかし、このまま放っておいても、
人間のように自然治癒は働くまい、
「自分で直してみますから…」
などと言ってはくれないだろう。
たぶんどんどん悪くなるだけだと思い、
「やるか…」と、決心をして、
最初にどこに電話をしようかと迷ったが、


とりあえず
プロバイダに電話をしてみることにした。


思えば…これが
「たらい回し」の始まりだった。


ことの経過は
こんなふうである。




1.《プロバイダに電話する》

あれこれとこうやってああやってと言われて
その通りやった揚げ句、調子は戻らず、
「それは、当社の問題ではないようです。
 サーバーには何の問題もありませんから、
 NTTに問い合わせしてください」

と、NTT光接続に問題があるのではないかと言われた。

     ↓

2.《NTTに電話する》

NTTに電話で、そのことを話したら、
「とりあえず行って状況を見てみます」
ということで、2日後に、
家まできてくれることになった。

     ↓

3.《NTT担当者、家に来る》

家の光接続用機器やパソコンの状態を見て、調べて、
「NTT機器に異常はないと思うけれど、
 とりあえず、光回線用機器を新しいのに取り替え、
 マンションの元の回線も違う方に変えてみます。」

ということで、マンションの元も直して行ったし、
わが家の光接続の機器も新しいのに取り替えて行った。

影になってみえないけど、
脇の奥の方に、その機器はある。




しかし、その時に、
わが家のパソコンあれこれ操作してみて、
その担当者はこう言った。
「このパソコンのデータ速度は遅い。
 私のパソコンは古いが、それより遅い」

などと言われて、私はショックを受けた。

この写真の下の方に写っているのが、
わが家のパソコンより古いパソコンのくせに、
データ速度がうんと速いというパソコン。





しかし、
なんだかんだとやったり言われたりしたわりに、
その後も回線の調子は直らず、
NTTの担当者に再び電話すると、
「無線LANの機器(ルーター)に問題が
 あるのではないか」

と言われた。
(わが家は無線NANを使っている)

     ↓

4.《「メルコ」サポートに電話する》

そこで、無線ルーターを作っている「メルコ」と
いうメーカーに電話をしたら、またまたいろいろと、
チェックをさせられて、
「こちらのルーターは正常に動いているし、
 別に異常はないようです。同じルーターでも、
 データ速度が出ていますから、もしかしたら、
 パソコンに何か原因があるかもしれません」

と言われる。

     ↓

5.《東芝サポートに電話する》

ついに、わが家のパソコンメーカー東芝に
電話をすることになった。
そこで、今までの経過と、調子の悪いことを
かいつまんで話したら、またまた、
いろんなことをさせられてチェックし、
それでも直らなくて…

すると、担当者はいとも簡単に、
「何かシステムが当たっているのかもしれませんね。
 調子が悪いようですから、
 リカバリをしてみてください。
 それをしてみて、もう一度調子を見てください、
 それが一番早いようですね。」

なとど、言われてしまったのだ。


おいおい…

結局はリカバリかい…
簡単に言ってくれるね。



パソコンのリカバリ(OSやソフトの全入直し)は
とても面倒だし、時間がかかる。


あーあ。

やれやれ…



しかし、ブツブツ言っていても仕方ない。
それに、ここまできたら、
最後までやらねば気が済まない。
もう、この件で、何時間も、
何日も費やしているのだ。

     ↓

6.《リカバリする》

そこで、意を決して、
リカバリしてみることにした。
ついに最後の手段である。

必要なものをコピーしたり、
必要データを保存し、マニュアルを見ながら、
いよいよ、リカバリすることにした。

そして、何とかリカバリに成功した。
そして、またデータを戻したり、
ソフトの入れ直ししたりした。
丸1日作業となった。
(もちろん、途中でウォーキングに出かけたが…)


今度はどうだ?


何とか、今のところは、大丈夫なようだ。
回線もつながっている。
ソフトのことは、これから使ってみなければ、
わからないが、今のところ大丈夫だ。
データ速度は、あまり速くはないが、
頑張っているようだ。



結局、私は自力でリカバリをやって、
なんとか、今のところ大丈夫なところまで来た。
私は、この「たらい回し」を経験して、


一番最初に電話をするのは、
東芝サポートだったかもしれないと悔やんだ。



そうしたら、最初からリカバリして、
それで終わったかもしれないのだ。
ものすごく、大回りをした気がする。
パソコンはこんなものかとも思うけど…


しかし…ともかく、
なんとか調子は戻ってきたので、
「よし!」とすることにした。



そして、我がパソコン↓に、
「いつもありがとう、これからも頼むね」
とお礼を言い、なでなでしたのでした。





今回の件では、
「立派にたらい回しちゃったな」
などと反省したのでした。
たらい回しは、時間がかかりますね。






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2006年10月15日(日) ブツブツおばさん

近所に「99円ショップ」がある。
ここは、食料品も多く扱っていて、
ちょっとしたときに安く買えて重宝している。

週末にこの「99円ショップ」に
買い物に行ったときのことである。
私は、商品2つほどカゴに入れて、
「これで、買い物は終わりだな」
などと思いながら、レジに並んだ。


私の前には、カゴいっぱいに商品を
入れたおばさんがいた。
そのおばさんの番が来て、
レジで精算してもらっているときのことである。


そのおばさんが
突然こう言ったのだ。



「このレジは、間違いが多くて困るのよ。
 ちゃんと気をつけて打ってね」 



私は、ちょっと不思議に思った。
だって、ここの商品はほとんどが99円で、
数を数えればそれで金額はだいたいわかるし、
確かに、値引きされている商品や、
お酒など高い商品もあるが、
それはわずかだから、すぐに計算出来るはずだし、
どんな「困るほど」の間違いが多いのだろうかと。
個数の間違いが多いのか?


そして、おばさんは、さらに、
レジの女性にこう言った。



「気を付けて打ってくれなくちゃ、
 安心して買い物もできないわ」

 

レジの女性は、困ったような顔をして、
「はい…」と言った。

レジでは、
1つ1つの商品に貼ってあるバーコードを
読み取る機械に当てて、ピッと機械が言うと
カゴに入れるということをしていて、
ピッと言わない商品は手で打っている。

確かに、ここのレジは大雑把で、
近所の100円ショップでは、個数を数えて、
「○個ですね」と確認をしてくれるが、
そういうことはない。

しかし、このおばさんが「困る」というほど、
間違いがあるとは私には思えなかった。
でもまぁ、きっと以前何かあったのね、
などと思いながら私は、
後ろでそれをじっと見ながら待っていた。


すると、今度はそのおばさん、
またまたこう言ったのだ。



「ちゃんと、打ってね、
 間違えないでね…」 



レジの女性は、ちょっと辛そうな顔をした。
これほど言われたらプレッシャーにもなるだろう。


さらに、このおばさん、
今度はいきなり、私をみて、
こう言ってきたのだ。



「ここ間違い、多いわよね?」 


問いかけられているのか、私?
一瞬迷ったが、どうやら、このおばさん、
私に同意を求めたいようだった。
いきなりこう聞かれても困る。

しかし、私は今まで、この店で
間違ったこともないし、困ったこともない。
(買った商品で、壊れやすいものはあるが…)
他のスーパーマーケットの方が
よっぽど間違いがある。
ここは、この店の名誉のために、
はっきりと言わねばならない。


そこで、
私はきっぱりとこう言った。



「いいえ、私は間違えられたことないですが…」


すると、このおばさん、
こう言ったのだ。



「ふん…」


そしてレジの女性を向いて、
こう言った。



「しっかりやってちょうだい」


私は、レジの女性と目を合わせたが、
その女性は困ったような顔をして、
一生懸命にバーコードを機械に通していた。

やっと、このしつこいおばさんの分が
終わって、私の番になった。
レジの女性は私に、小さな声で、
「すいません」と言った。
私は、小さくクビを振って、小さな声で、
「大変でしたね」と言った。

商品2つだったので、
すぐに精算が終わり、レジの女性は、
その場で袋詰めもしてくれた。
私はお礼を言って、店を出ようとして、
商品を袋詰めにするカウンターの前を通ると、
かのおばさんが、カゴの中の商品を
袋詰めしようとしていて、
こう言っているのが聞こえてきた。


「間違いが多いから安心出来ないわ。
 ちゃんと確認しなくちゃ」



おばさんは、ぶつぶつと一人ごとを言い続け、
じっとレシートを見ている。
そして、ついに、おばさんは、
レシートと商品と合わせ始めた。





しかし、ここは何度も言うが、
99円ショップである。
商品の価格は、ほとんど99円である。
個数さえまちがえなければ、
金額は合っているはずである。
何をそんなに確認するのか。


それに、余計なことだが、
私がじっと見ていた限り、
おばさんのカゴの中は、ほとんど99円のもので、
それ以上の価格のものは入っていなかったし、
たぶん値引き品もなかったと思う。
個数を数えればそれで済むのではないのか?



何を見ているのか…
何を調べているのか…
何がどう気になるのか…

私はおばさんに、
聞いてみたかった。



しかし、それは残念ながらできない。
さっき、ふんと言われたしね。
あそこで「多いですね」などと、
同意していれば、話しかけも出来たが…

ともかく、おばさんは、
レシートと商品を合わせ続けていた…
ただの神経質なおばさんのなのか、
ただのうるさいおばさんなのか。
謎は残ったが、きっと、
とってもとっても大きな間違いが
かつてあったのだろうと私は解釈することにした。

そして、普通のスーパーマーケットなら、
どんなことになるのか…全く余計なことだが、
ちょっと心配になってしまった。
案外この辺りでは、
有名なぶつぶつおばさんかもしれないなぁ。

あまり、ぶつぶつと言っていると、
人生つまらないよ…と私は心の中で
おばさんに言ってあげました。

今日は、99円ショップで出合ってしまった、
ぶつぶつおばさんの話でした。





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