まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年08月07日(月) 中村さんと会えたのか?

先日、友人と新宿西口地下の交番前で
午前11時に待ち合わせをした。
私は、買い物もあったので家を少し早めに出て、
買い物をすませ、10時50分頃に交番前に着いた。

周りを見ると、私の横におじさんがいた。
私より前にいて、少しきょろきょろしていた。
誰かと待ち合わせしているらしい。
私はそのおじさんからちょっと離れたところに立った。

そこにちょうど友人からメールが入り、
「1本電車に乗り遅れたので、ちょっと遅れる」
と連絡があった。

じゃ、少しのんびり待とうと思って
本を取り出して、読み始めた。


10時55分


隣のおじさんの待ち合わせをしていた
友人らしいおじさんがやってきた。
共に60代半ばって感じ。
そして、
「どうも、今日はよろしく」
などと、挨拶をしていた。





2人は、こんな話を始めた。
(便宜上、AとBにしておきます)
A「中村さんも、来るんだろう?」
B「ああ、ちゃんと連絡してある」
A「11時だよな」
B「うん、ちゃんとそう言ってある」
そして、2人は、中村さんを待っていた。




11時 

中村さんはまだ来ない。



この2人のおじさんは、また話始めた。
B「来ないな…中村さん、何かあったかな」
A「普通は待ち合わせの5分前には来るのが常識だろう。
  本当に11時と言ったのか?」
B「ちゃんと、この場所と時間は言ったよっ」
2人は、次第にイライラしてきたようだった。




11時5分 

中村さんはまだこない。


すると、ついに2人のおじさんは、
大きな声で言い争いを始めたのだ。



私は、本を読むどころではなくなってきて、
2人の会話に耳を傾けた。
とても大きな声で話しているので、
すべて聞こえてくる。
要約すると、こんな状態のようだった。

どうやら、中村さんは、Bさんの友人である。
Aさんは、中村さんと飲み屋で一度会ったことがある。
今日は、この3人で、どこかに何かを
見に行く約束をしていたらしい。
新宿西口交番前で11時に待ち合わせをして。


2人は、ちゃんと連絡したかどうかで
もめていたが、その時に、
とんでもないことが発覚したのだ。


A「場所が、分からなかったら携帯に電話して
  くるだろう、来ないって事はおかしいじゃないか」
B「今日…携帯忘れた…」
A「なんだって?携帯忘れたっ?なんで忘れたんだっ?」
B「忘れたものは忘れたんだからしようがないだろうっ」
A「こんな時に携帯忘れるなんて、前の日からちゃんと
  用意してないからだっ」
B「そんな事は、わかっているっ」
A「本当に、ちゃんと連絡したのか?」
B「ちゃんとしたって言ってるだろう!」



この大切な待ち合わせに、
Bさんは携帯を家に忘れてきたらしい…
とんでもないことである。
前日から、ちゃんと用意をしておかなかったらしい。
Bさん、それは、失態だね、今頃、家で携帯鳴ってるよ、
などと私は思っていた。

2人はもう怒鳴り合い寸前までになっていた。
大きな声で言い合っているので、
周りの人も見ているが、2人は、そんなことより、
「ちゃんと言ったのか、なぜ、携帯を
 忘れてしまったか」で口論していた。




11時10分。 

中村さんはまだ来ない。



私の友人が、
「あ、ごめんねぇ、お待たせ」と
言ってやってきた。
そして、2人のおじさんの尋常でない様子を見ると、
「どうしたの?」と聞いてきた。
私は、小さな声で、
中村さんが来ないことでもめていることを話した。

そして、
「この結末がどうなるか、見ておきたい」
と友人に言うと、友人も
「そうね、これは見届けないとね。
 中村さんってどんな人なのか見たいね」

などと、すぐに話がまとまり、
私と友人は、見てみないふりをしながら、
注意深く2人のおじさんを見守ることにした。


一体、どうするんだろう。
中村さんは、本当に来るのか?


すると、ついに
おじさん2人の間で結論が出た。


なんと、このあたりを
探してみようと言うのだ。 




B「中村さんを覚えているか?」
A「一度しか会ってないから、よく覚えてないが、
  向こうが覚えているかもしれない…」
などと言っている。



私は、飲み会の席で一度会って、
それがいつ頃か知らないが、
こちらがはっきり覚えてないのに、
向こうが覚えてるはずはないと思った。
また、探しに行こうと言いあっている、おじさんたちに、
「新宿西口には地下にも、地上にも交番がある」
と教えてあげようと思ったが、
友人には教えたが、おじさんたちには教えなかった。

Aさんはここに残っているべきだと思ったが、
ともかく2人はじっとしておれないようだった。
そして、2人で探しに行くらしい。
2人とも、相当怒り合っている。


どうするんだ、この2人。
中村さんは、どこにいる、
本当に、来るのか。




11時20分

中村さんはまだ来ない。



ついに、2人は、バラバラに
中村さんを探しに歩き出した。 

あーあ、行っちゃったよ、2人とも。
この広い新宿駅のどこをどう探そうと言うのか。
しかも一人は、顔もよく覚えてないというのに。
しかも、携帯も持ってないで…
大丈夫か?



私と友人は、顔を見合わせた。
「どうするんだろうね…」
「中村さん、来ないね…」
私たちは、しばらくそこにとどまり、
違うおじさんが来ると、
「あっ、あれが中村さんじゃない?」
などと話をしていた。
しかし、全部違う人だった。


「でもさ、よく考えてみると、中村さんが
 男性か女性かも、私たちは知らないんだよね」
そう、友人が言った。
「あっ、そういえばそうだね。てっきり
 同年配のおじさんかと思い込んだけど、
 違うかもね…。じゃ、もしかして隣にいる
 おばさんが中村さんかもしれないね」



私たちは、ひそひそと言い合った。
しばらく待ってみたが、2人のおじさんと、
中村さんは、来る気配がない。
(どんな人かは知らないが…)
私たちも、そろそろ行かねばならない時間になってきた。
ランチの予約を入れていたのだ。



11時30分

2人とも戻ってこない



「あの2人、戻ってこないね」
「会えたのかな?中村さんに?」
「さあね、でも2人で探しにいってもねぇ…」


残念だが、私たちは、
結末をみることを諦めた。
どうだったんだろう…
中村さんには会えたのだろうか?



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2006年08月05日(土) 今日はお休みしています。

すいません、今日は、
暑さのためダウンしてます…
ううっ、暑いです。



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2006年08月04日(金) 「ナルニア国物語」は、どうして書かれたのか?

ついに、ナルニア国物語DVDを買いました!
そして届きました!


わーい、わーい、
嬉しいな。



実は、この「ナルニア物語」は、
私の人生を変えた本の1冊なのです。
本当に、本当に衝撃を受けたシリーズなのです。

詳しくは、もしよろしければ…
こちらを見てください「私の人生を変えた2冊の本」


小学生の時に初めて読んでからというもの、
ナルニア国の魅力に取り憑かれ、
こんな世界があったらいいなぁと思ってました。
恐らく、6回くらいは読み返していると思います。
何度読んでも…楽しくなるんですよね。
ストーリーは、ばっちり覚えてしまっているし。

そして、私は、
「ファンタジー作家」になりたいと
本気で思ったのです。
今でも書けるものなら、書いてみたいと
ひそかに思っているのですが…(笑)


ナルニア国物語の詳しいストーリーについては、
ウィキペディア、フリー百科事典
「ナルニア国物語」を見てくださいね。

そんなわけで、
ナルニア国物語が映像になったものは、
アニメから、BBSが制作したものまで、
ほとんど見てきましたが、今までのものは正直、
とってもちゃっちくて、今いちだったんですね。

今回はディズニー映画制作ということで、
かなり期待していました。
(映画サイト→ナルニア国物語「ライオンと魔女」
これです。






そして、見てみました!


うん、私は楽しめました!




映画の評価はいろいろ割れているようですが、
原本に忠実だったし、CGもよかったし。
映像の作り方などの難しいことはよくわからないので、
楽しめたかどうかの評価としては
私は、十分楽しめました。



ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィも
かわいかったし、
フォーン、ドリアード、もの言うけものたちなども
よく出来てると思いました。
やっぱり戦うシーンなど、迫力があったし、
ナルニア国も壮大で美しかったし、
こんな世界に行きたいぞ…と思わせてくれました。
もっとも、ロード・オブ・ザ・リングの風景と
似ているところもかなりありましたけどね。

映画の話は、単純な私には、
「面白かったぁ…」としか言えないので、
これくらいにして…


さて、この「ナルニア国物語」著者の、
C.S.ルイス(Clive Staples Lewis)さんは、イギリスの
数学者、神学者、古典文献学者、としても活躍した方です。
かなり頭のいい方で、豊富な知識を持っていたと
言われています。

この物語は、1950年に生まれました。
今から56年前ですね。

(ちなみに、ロード・オブ・ザ・リングの
 「指輪物語」は1954年です)

こんなルイスさんがなぜ、この頃、
ファンタジー「ナルニア国物語」を
書いたのかと言うと…

ルイスさんのエッセイとも言える本
「別世界にて」
によると… 



なんと…


16歳の時から、
「雪の森を傘と包みを持って歩いているフォーン」
(「ライオンと魔女」の冒頭シーンに
  出てくるタムナスさんのこと)
のイメージが心にあったと言うのです。
このイメージがずっと心にあり、
40歳を過ぎたある日、
「これを物語に書いてみよう」と
独り言を言ったのだそうです。



それが始まりとか…




しかし、物語がどう進展するか、
はっきりした考えはなかったと言います。
ところが、突然、ライオンのアスランが
そのイメージの中に飛び込んできて、
このアスランの登場によってこの物語全体を
まとめることが出来たそうです。

このフォーンや、アスランのイメージが
どうして出てきたのか、
どうしてこのナルニア国物語が書けたのか、
自分でも説明出来ないし分からないと言うことです。




ただ、最初に絵が、イメージが
ずっとあっただけだと言うのです。
「すべては絵ではじまった…」と。




また、よくこの「ナルニア国物語」は、
聖書を元に書かれているといわれることもありますが、
これについても、ルイスさんは、
実際に書くときに、聖書や、キリスト教を
意識したことはないとはっきり言っています。
書いているときには、どの方向へ行くかわからないし、
物語の方が、どんどん広がって行ったとか…



書くべく啓示を受けた方が、
満を持して書くべくして書いた…
と言うことなんでしょうね。




さらに、ルイスさんは、こう言っています。
「子ども時代にしか読む値打ちのない本は、
 じつは子ども時代においても読む価値がない」

ということで、「ナルニア国物語」は、
大人になって読んでも、読む価値がある本として、
書かれたのです。


また、「ナルニア国物語」の登場人物で、
「朝びらき丸 東の海へ」に出てくる
陽気なネズミ戦士、リーピチープ、
「銀のイス」に出てくる
いつも悲観的な、沼人の泥足にがえもんを
ことのほか愛していたとか…



私も、リーピチープ大好きです。
ナルニア国物語で、一番印象に残っています。
子ども心に、なんてかっこいいんだと思い、
今では、なんて深いネズミなんだと思っています(笑)


私は、「ナルニア国物語」は、
わくわくして、楽しめるだけでなく、
かなり哲学的な本だと思っています。
奥行きがあるというか、深さがあるというか。

機会がありましたら、ぜひ、映画を見るか、
本を読んで頂きたいと心から思います。


今日は、見て興奮さめやらぬ、
ナルニア国物語のお話でした。






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2006年08月03日(木) さぁ、倒れたこの木をどうするのか?

さて、昨日からの続きです。


お巡りさんは、
最初のちょっとやせ形の最初の1人と、
屈強な感じのお巡りさん2人で、
合計3人になった。


この3人で、どうするのか、
この後どうなるのか、
私は、ワクワクと見守っていた。



この木は、幹の太さが直径15〜20センチ、
身長がおよそ4メートルくらいあると思う。
その2人のお巡りさんも、この木の周りをまわり、
「うーん、これじゃ、歩道が迷惑だね。
 このままにするわけにはいかないなぁ」

などと話し合い、木をゆすったりしていた。
やっぱり、木はゆすりたくなるのだ。


そして、いきなり、
私の方を見てこう聞いた。



「この木の倒れるところを見たんですか?」
「いいえ、見てないです」
「何時頃、見つけたんですか?」
「つい、さっきで、すぐに連絡したんです」
「じゃ、倒れたのは、いつ頃かわからないですね。
 見つけた時には、こうなっていた?」
「そうです、私が一番に気が付いたわけじゃないと
 思うんですが…」
「そうですか、何時頃かなぁ」



倒れた時間が、なぜそんなに大切か
よくわからなかったが、ともかく
大事なことらしかった。
報告書を書くときに必要なのかもしれない。

私は、もちろん、
知ってることを全部話した。
といっても、たかがしれているが…


そして、こう聞いてみた。


「あの〜、車がぶつかったんでしょうかね?」
「いや、そうじゃないと思う。キズがないし、
 根が腐っているようだし。でも、こんなに
 大きな木が倒れるなんて珍しいね」
「はい、初めてみました。」



ということで、お巡りさんたちは、
根が腐って折れたと判断しているようだった。
そして、しばらく、また木を見ていた。


お巡りさん同士が
話ているのが聞こえてきた。


「この木、どうしようか?」
「この木の管轄は、区の緑の課だよね。
 やっぱりそこでやってもらった方がいいよね」
「ちょっと、確認してみよう」 


と、いうことになり、
無線で、どこがどうするべきか
聞いているようだ。 

しばらくすると、連絡が入り、
この街路樹については、
区が、明日にでも片づけて
くれることになったらしい。


「だけど、この歩道側にこのまま放置して
 置くわけにもいかないなぁ、通りづらいし、
 怪我されても困るかなぁ…」
「とりあえず、この木を、
 車道側に移しましょう」


お巡りさん達は、そう結論をだし、
この木を持ち上げることにした。



そして、最初屈強なお巡りさん2人で
持ち上げようとしたが持ち上がらず、
3人のお巡りさんでやることになった。
そして、いよいよ持ち上げた。



うんしょ


あっ、持ち上がらない…


大丈夫か?


この木は、案外重いのだ。




「一人、反対側から支えてっ」
「はいっ」
一人のお巡りさんが、反対側に回った。




再び、

うんしょ






おおっ、
やっと持ち上がったぞ。
大丈夫か?



3人のお巡りさんは、真っ赤な顔をして、
力一杯木を持ち上げている。
私は、邪魔になるといけないので、
その周りでじっと見ていた。
写真撮りながらね。


2度ほどうまくいかなかったが、
3度目で、うまく車道側に
移動させることができた。



おおっ、
うまくいったぞ。
よかった、よかった。






そして、お巡りさんが私に言った。


「この木は、明日、区の道とみどりの課が
 引き取りに来ますから、それまでは、
 とりあえずこのままですね。
 これで、なんとか大丈夫でしょう」
「そうですね、ご苦労さまです
 どうもありがとうございます。」
「この木は、結構重かったですね。
 ともかくよかったです。」
「はい、ありがとうございます。」



ということで、木は車道側に移動し、
次の日に区の道とみどりの課が
取り除いてくれることになった。


さて、一段落ついたので帰ろうとすると、
最初に来たお巡りさんに呼び止められた。


「すいませんが、一応、住所、連絡先と名前を
 教えてくれますか?」
というのだ。
私はびっくりして、こう聞いた。
「えっ、そんなこと答えるんですか?」
「あっ、すいません、一応報告しないと
 いけないんです、申し訳ないです」
ということで、しぶしぶと答える。

こんなことを聞かれるまで、
最後まで、
じっと見ていた私が悪い。
写真まで撮って。


でも、まぁ一段落付いたからいいかと思い直し、
車道側の木に、
「ご苦労さまでした。ありがとうね」
と声をかけて、なでなでして、
帰ってきたのでした。



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2006年08月02日(水) ややっ、木が倒れているぞっ

この頃は、日中をさけて夕方に
ウォーキングをするようにしている。
夏の夕方は、街も人も、暑さにホッとひと息
ついたようなおだやかな雰囲気がただよっていて、
私はとっても好きである。

夏は夕方だなぁ…と思いながら、
帰りの道で安い野菜などを見つけ、
「おおっ、安いね、いいね」
などと、買ってきた大きな袋をぶら下げ、
帰り道の坂道をのぼってくると…


あっ…
あれは、なんだ?


やややっ…


ひぇ〜


木が倒れているよぉ。



街路樹が…歩道側に倒れていたのだ。
そして、歩道側が歩きづらくなっていた。

こんなふうに。





どうしたんだ?
なんで倒れたんだ?



私は、大急ぎで木の根元に行ってみた。
すると、こんなふうに
ばっきりと折れていた。
(ちょっと写真ではわかりづらいけど…)





私は木の周りを回ってみた。
そして、全然意味がないが、
木にさわったり、押したりしてみたり、
枝をわさわさとゆらしてみたりした。
持ち上げてみたら、とっても重い。
もちろん、私の力で持ち上げるなんてできない。
こんな木が倒れるなんて…
なぜだろう?


すると、この木の前に止まっていた、
配送屋さんのおじさんが
「どうしたんだろうね、この木。
 車がぶつかったのかな…でないと、
 こんな大きな木は倒れないよね」
と話しかけてきた。

「うん、車がぶつかったのかな?
 でも、木に傷はないですよね…
 根が腐ったのかなぁ…」
「そうだね、確かに根も傷んでそうだね」



木にぶつかったような傷はなく、
根は傷んでそうな感じがある。
根の傷みなのか…?


配送屋さんとああでもない、こうでもないと、
話をしていると、人が周りに集まってきたが、
みんなちょっと見て、
「どうしたんだ?」などと言うが、
すぐに行ってしまう。
この木のことなんかどうでもいいようだ。


うーむ…


この木をこのままにして置くわけにはいかない。
この木を何とかしなければ…
木がかわいそうだ。



配送屋さんと相談して、近くの交番に伝えよう、
と、言うことになった。
私は、買ってきた野菜の袋を木の根元に置き、
近くの交番に走った。
別に走らなくてもよかったのだが、
何となく、走ってしまった。 

そして、ゼイゼイと息を切らして、
交番に駆け込もうとしたら、


「パトロール中」


だって。
交番には誰もいない。


ちっ…



こんな時に誰もいないなんて…
ちゃんといてくれよぉ、
などとぷりぷりしたが、仕方ない…
私は、ちょっと考えたが、
「困ったときには110番」
と決めているので、
携帯から110番通報することにした。


「えっと、街路樹が倒れているんです。
 歩道側に倒れてて、歩きづらいんです」
「えっ、街路樹?木ってことですか?」
「そうです、木です、木が一本倒れているんです」
「場所はどこですか?」
「えっと、大久保通り沿いです」



私は詳しく場所を説明した。
すると、すぐにそちらに向かうと言うことだった。
そこで、私は再び走って現場に戻った。
今度は、買い物した野菜ものが心配になったのだ。
(もちろん、ちゃんとありました)

街路樹のところに戻ってみると、配送屋さんは
もういなかった。
しばらく一人で待っていると、
自転車に乗ったお巡りさんが、
坂道をのぼってやってくるのが見えた。


ああ、やっと来てくれた。
私はホッとした。



「通報してくれた方ですか?」
「はい、そうです」
「この木ですね?」
「そうです、これです」
「ああ、結構大きな木ですね」



若いお巡りさんであった。
そのお巡りさんは、ぐるりとその木を確認すると、
無線で、どこかに連絡していた。

すると、すぐにパトカーが来て、
そのパトカーから屈強そうな2人の
お巡りさんが降りてきた。
どうやら、パトカーに連絡していたらしい。
助っ人、お巡りさんが来たのだ。






助っ人お巡りさん、
頼もしいぞ。
この3人のお巡りさんで、
この木をどうするのか…
私は、興味津々である。

私は、この木をどうするのか、
最後まで見届けようと決心した。



この続きは、明日書きますね。
このところ、続く…が多くてすいません。
だって、いろいろといっぱい
あるんですもん。(笑)



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2006年08月01日(火) 白石精肉店の歴史

昨日からの続きです。


さて、ついに質問をするタイミングを得た。
それで、思い切って聞いてみた。


「この場所ってわかりづらいですよね?」
「初めてのお客さんは、戸惑うようですね。
 でも、もう20年間以上も前からここで
 営業してるんですよ」
「え、20年以上前からですか?じゃ、
 ほとんどお客様は、おなじみさんですね」
「そうですね、ほとんど顔見知りですね」



ということで、この店はもう20年以上前から、
営業している古い店であったのだ。
私のような新参者には、謎のような店だが、
この周りに古くから住んでいる人にとっては、
おなじみの店だったのだ。


「でも、マンションの中にあるって…
 とても珍しいですよね」
「そうですね(笑)
 実は、ここは昔、市場だったんですよ。
 それが…どんどんみんないなくなってしまって…」
「えーーっ、ここは、市場だったんですか」



「そうなんですよ、八百屋さん、魚屋さん、
 果物屋さんとかいろいろと、集まっていて…
 それが時の流れ…というか、
 人の流れというか…どんどん変わっていって、
 いつの間にかこの店だけになったのです」
「ああ、そうだったんですか…じゃ、最初から
 こうじゃなかったってことですね…」
「そうですね。随分と変わっちゃったよね」



なんと、ここは市場だったらしい。
どんな市場だったのか…
その詳しい様子までは
想像できなかったけど、ともかく、
このあたりは、20年前は市場で、
そしてにぎわっていたのだ。


と、そんな「白石精肉店」の歴史を聞き、
私の揚げ物を作ってもらっていると…
次々と、おなじみさんが入ってくる。


「白石精肉店」は、歴史があり、
おなじみさんがしっかりといる店だったのだ。

そして、そのおなじみさん達は、
すごい量の揚げ物を買っていくのだ。



例えば、一人のお客さんはこんな具合だった。
私は思わず…メモしてしまった。
「えっとね、牡蠣フライ8つ、コロッケ3枚、
 メンチ5枚、あと、チキンカツ3枚かな」


この人、何人家族なんだろう…、
今日のおかずはどれにするんだろう…
今日、全部食べるんだろうか?
などと、余計なことを思っていると、
このお客さんが、お店のおばさんに
こんなことを話はじめた。


「お兄ちゃんが、牡蠣フライがどうしても
 食べたいっていうのよ。
 だから、牡蠣フライ多めに買って帰るわ」



本当に、どうでもいいことだが…
私は、勝手に
とても揚げ物好きの3人家族なのではないかと推理した。
(奥さんは、中肉中背だったけど)
牡蠣フライは、お兄ちゃんが4つ食べて、
母と父が2つずつが食べるのだ。
が、メンチの5枚が理解できないままだった。
お兄ちゃんと父の、明日の
お弁当のおかずってことも推理としては成り立つが…


てな感じで、おなじみさんは中で一生懸命、
揚げ物を揚げているおじさんやおばさんと
楽しいそうに話ながら、次々と揚げ物を頼んでいた。


そうか…こういうお店だったのだ。
「白石精肉店」は、こうやって、
もう長いこと、この場所で営業してきたのだ…
と私は知った。
すごいぞ、「白石精肉店」



さて、そうこうしているうちに、
私の揚げ物が出来上がった。
「お待たせしました、熱々ね」
とおばさんが揚げ物を渡してくれた。
そこで、私はまた聞いた。


「揚げ物…人気ですね」
すると、おばさんはこう言った。
「あのね、揚げ物だけじゃなくて、ギョーザも、
 ハンバーグも人気だよ。今度食べてみて」



おばさん、なかなか営業上手である。
ショーウィンドウを見たら、確かに、
生ギョーザや生ハンバーグもあった。
とてもおいしそうだ。
私は、おばさんに
「今度、買いに来ます」
と約束した。
そして、熱々の揚げ物を受け取り、
お茶のお礼と揚げ物のお礼を言って店を出た。


さて、うちに帰ってきて、
熱々の揚げ物を取り出してみた。
こんな感じ。
(アジフライ1枚は割愛しました)





下がメンチ、上がコロッケなんだけど、
ほとんど見分けがつかない楕円形だった。
まじったらどっちがどっちか分からなくなるので、
メンチは丸形がいいと私は思った。

とそんなことはさておき、味である。
私は、メンチにはちょっとうるさい。
って、あちこちから買ってるだけだけど…ね。

で、この日は、
メンチとコロッケを味見してみた。


どれどれ


もぐもぐ…


うんうん、なるほどね。




コロッケは、ラードを使って揚げてあるので、
ちょっと癖があり、私の好みではなかったけど、
中味はとってもおいしかった。おしいね。
でも、ラードで揚げたものが好きな人には、
たまらないかもしれない。

メンチは、普通の油を使っているようだ。
昔ながらの味がして、素朴で癖がなく、
なかなかおいしかった。
しかも、衣はさくさくしている。


私は、こう結論づけた。
コロッケは買わないが、
メンチはこれから、買おう。
そして、今度は生ギョーザに挑戦してみよう。



というわけで、「白石精肉店」
これから、私もおなじみさんの
仲間入りしようと思う。



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2006年07月31日(月) 白石精肉店について

ウォーキングの途中、私がいつも、
不思議に思っている精肉店がある。
いつも、気になっていた…

今日も、その精肉店の前を通った。
どう不思議かというと…


こんなふうに、看板はある。
「白石精肉店」営業中と書いてある。
矢印も「こっち」だといっている。






しかし、その階段の上を見ると、
こんな感じなのである。
どうみても、マンションの入り口である。
とても肉屋があるとは思えない。
しかし、いらっしゃいませの旗はなびいている…






しかも、矢印は「こっち」といっている。
うーむ…どうなっているんだろう…
立ち止まって空想をめぐらしていたが…
いきなり、どうしてもこの不思議な
「白石精肉店」が、どんな店か、
確かめてみたくなった。




よっぉし、入ってみよう。

私は、思い切って、
階段を上がってみた。



すると、中は、こんな感じである。
どうみても、マンションの入り口である。
マンション住人のポストもある。






この中に本当に「白石精肉店」があるのか?
看板も何もない。
しかし、確かに奥の扉が開いている。
この先に、きっとあるのだ「白石精肉店」が。

もしかしたら、ブタや牛がぶら下がっていて、
それをそのまま切って売ってくれるような、
業者さん向けの肉屋であるかもしれない。
私は、大きな勘違いをしているのかもしれない…
本当に、小売りをしてくれるのか?


私はおそるおそる
中に入ってみた。 


すると、なんと…
びっくり。


この中に「白石精肉店」が
ちゃんとあったのである。



これが「白石精肉店」店内。





なぜか、店の入り口にイスがあり、
肉が並んでいるショーケースが右側に見える。
このショーケースには、普通のお肉屋さんの
ようにちゃんとお肉が並んでいた。

私が、行ったときには、
一人もお客さんはいなかった。
私は、勇気を出して、おそるおそる
「こんにちは」と店の中に入ってみた。


すると…


「いらっしゃいませ〜、こんにちは」
と、とても元気な声がした。
この店の中に、とても人なつっこい
おじさんとおばさんがいて、
ニコニコとして挨拶をしてくれたのだ。



どうやら…普通のお肉屋さんのようだ。
もちろん、ブタや牛はぶらさがってはいない。
肉は、ちゃんと切って売っていた。
100グラム単位でね。


私は、安心する。


安心すると、どうしても、
なぜ、こんなところにあるのかとか、
余計なことだが、
こんなところでやっていて
お客さんはあるのかとか、
聞きたくなってきた。



しかし…いきなり聞くのはまずい。
私は、初めて入った客である。
やっぱり何かを買わなくちゃね、と思い、
店の前に書いてあった揚げ物を買うことにした。
私は、揚げ物が好きなのである。
特にコロッケ、メンチなんて好きなのである。

いざ、「揚げ物を買おう」と決心して、
ショーケースの中をみたら、
揚げ物が1つもないことがわかった。


ありゃ、揚げ物、
全部、売り切れだよ。
どうしよう…
私は、肉より揚げ物がほしい。



「揚げ物は、全部売り切れですか?」
「いいえ、大丈夫ですよ。うちは、
 頼まれてから揚げるんですよ。
 その方が新鮮だし、熱々を持って帰れるからね」
「まぁ、そうなんですか…へぇ…、じゃ、
 コロッケ、メンチ、アジフライを2枚づつください」
「はーい。そうそう、今ね、
 コロッケの中味を作ったところなんだよ。
 これに、今から衣をつけて揚げるからおいしいよ。
 すぐ揚げるから待っててね。」



そう言って、おじさんが、
コロッケのタネを見せてくれた。
まだコロッケになる前の、
コロッケ中味がキレイに並んでいた。





おっ、おいしそうである。
この中味をこれから揚げてくれるのだ。
しかし、揚げるのにちょっと時間がかかる。


ああ、だから、このイスが必要なのだ、
と、私ははじめてイスの意味がわかった。
このイスに座って、出来上がるのを待つのだ。



私は、とりあえずイスに座ってみた。
そして、質問するタイミングを見計らった。
あまり作業するのを邪魔してもね、
今、衣をつけてるし…と思ったのだ。

すると、おばさんが、
冷たいお茶を「どうぞ」と差し出してくれたのだ。
お茶を出してくれるお肉屋さんなんて初めてだぞ。
私は、お礼を言って、お茶を受け取り、
聞くなら今だな…と思った。


そこで、思い切って聞いてみた…
すると、意外な「白石精肉店」の
歴史がわかったのだ。


この続きは、明日書きますね。



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