私が2番目に愛した愛した人は・・・ のちに旦那さんとなる人たかちゃんと言う
始めはチャラけていて、声が大きくて「なんて人だ?」ってイメージ
2軒目のお店で知り合った 街のお祭りの日、女の子は全員浴衣でお店に出る 言葉では表わさず、その頃の流行り歌J-POPを歌ってくれた 「お前のために唄おうかな~?」とか、小声で。 「浴衣の君はとてもキレイで色っぽい」なんて歌詞だったと思う
普段は乱暴な口調で話すたかちゃんが 少し顔を赤くしてそんなことを言うもんだから、何故かときめいてしまった
二人でアフターに会うことが多くなって たかちゃんのお昼休みには公園で待ち合わせして 私の手作り弁当を食べさせたりした
たかちゃんを好きだった一番の理由は 一緒に居ても、私に身体の関係を求めてこなかったところ
私の子供にパパとして認めてもらうまでは、と言っていた
たかちゃんを知れば知る程、見かけとは違い 誠実な人だと知る
過去に色々とあり、人を信じられなかったり、人と距離を取ったり そんな人だったけれど、私たちはお互いに甘え合って過ごした
たかちゃんと知り合うまでの私は 母に捨てられたことが傷となっていたのかもしれない 誰と付き合っても、甘えることができなかった
言いたいことも言えず、心の中で消化しようとしてしまう そして消化しきれなくなると、自分をコントロールできなくなってしまう
たかちゃんと一緒にいた頃は 素の自分でいられたのかもしれないと、後になって思う
私の娘は父に虐待を受けたせいか、男性をひどく嫌った たかちゃんが話しかけても返事もしない たかちゃんが近付こうとするものなら泣きだす始末
たかちゃんは私と付き合うことを諦めて 私から離れようとしたこともあった
そんな日々を繰り返し、娘はたかちゃんに慣れ出した 自分からたかちゃんに抱きつくようになって いつの日か「パパ」と呼ぶようにもなる
たかちゃんの粘り勝ち たかちゃんの気持ちが嬉しかった
既に同棲を始めていた二人 ある日「役所に行くから印鑑持ってでかけるぞ!」 テレ屋のたかちゃんのプロポーズだった
役所で私たちは「婚姻届」に記入し、晴れて夫婦となった
全てのものに感謝した日でもありました・・・
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