新年度になりました。
直接の上司である「何にもしないおじさん」は別の部署に飛び、その代わりに先輩が格上げされ、上司となりました。
僕は今までと同じように、だらだらマイペースで仕事をするつもりのだったのですが、先輩が抜けたポジションを僕が埋めることになり、ちょっとしたまとめ役を任されることになりました。
「そんなこと言われてもなー。」
と思うのですが、なってしまったものは、まあ、仕方がない。
むしろ、まとめられる方が気の毒かと。
がんばりますけどね。
そんなことよりもイヤなのは、席が変わってしまったことです。
今まで僕の前にいた人は、三十路だけどもとってもCUTEな癒し系の女性☆だったのですが、これからは単なる野郎です。
正直キツイ。
隣は爺さんだし。
まあ、みんな気のいい人なので、それでも大抵の人よりかはパラダイスな職場ですが。
仕事関係で東京にやってきたのです、とりあえず
メイド喫茶に行きました。
「@ほぉ〜む」というところと、「Mai:lish」というところです。
定義のことはよく分からないですが、前者はいわゆるメイド喫茶、後者の方はコスプレ喫茶のようです。
ネットにあった「秋葉原メイド喫茶地図」を片手に、秋葉原を歩き出したのは、午後7時半すぎ。 このくらいの時間だと、秋葉原はまだ明るいですね。 午後9時くらいになるとほとんどの店は閉まって、通りは暗くなります。
「@ほぉ〜む」は大通りのドンキホーテ内にあるのですが、行ってみて驚いたのは、平日の夜だというのに、お客さんが結構並んでいたところ。 10人くらいはいました。 知らなかったのですが、多分、人気のある店なんですね。
で、意外だったのが、女性のお客さんが割といたところ。 その日は男性7:女性3くらいでした。
見たところ、お客さんの層は、
男性:「あ〜、いかにもアキバにいそうな人だなあ」70% 「いやしを求めて来たリーマン」30% 女性:「メイドさんてかわいいー☆」100%
でした。偏った見方ですけど。
席は「カウンター」と「リビング」の2種類を選べるんですが、僕はカウンターにしました。一人だし。
すると、案外早く店内に入ることができました。
で、カウンター席の第一印象。
何もねえ。
すごくシンプルで、飾り気のない普通のカウンターと椅子。 窓に貼ってあるポスターがなければ、多分メイド喫茶だなんて誰も思わないくらい。
「え〜。」
て思ってしまいました。お店の方ごめんなさい。
でも、まあ、
「お帰りなさいご主人様♪」
って言ってもらえたんでいいですけど。
その後、メイドさんが僕のオーダーしたケーキとドリンクを持ってきてくれたんですが、突然
「では、おいしくなるおまじない(?)をかけま〜す♪一緒にやって下さいね★」
と言われました。
「は?」
「一緒にお願いしますね☆」
……問答無用に恥ずかしい振り付けをやらされました。
お金を取られ、恥ずかし責めをされる。おそるべしメイド喫茶。
しかし、本当の苦痛はそれからでした。
どうやら、オーダーしたものを運んだ後、メイドさんと少しの間おしゃべりをすることができるようなのですが、
話が続かないのです。
別に、メイドさんが悪かったわけじゃないんです。ただ……
・メイドさんと年齢が離れすぎていた(10歳以上)
・テンションを上げて会話を合わそうとする気力もなかった。
・会話の入り方を見て「あー、ちゃんと教育されてるんだなあ。」と思って少し冷めてしまった。
・そもそもメイドに特別「萌え」があったわけじゃなかった。
メイドさんは本当に若くてかわいい子だったんですよ……。
きっと、メイド喫茶を楽しむには僕はもう枯れすぎてしまっていたんでしょうね……。
さて、もう一件の「Mai:lish」ですが、こちらは、何というか、いい意味でふつーの喫茶店でした。
店員さんが、メイドや巫女のコスプレをしてます。
僕の故郷、愛知県の喫茶店を思い出させる、どことなくちょっと垢抜けない感じ、が逆に気持ちよかったです。落ち着けるというか。
値段もふつー。
ただ、食事はもう少し工夫があったらなあと思いました。
この店での思い出は、店の中にある大きな画面のテレビでちょうどディズニーの「不思議の国のアリス」が放映されていたこと。 おもしろくてつい見入ってしまいました。 やるな、ディズニー。
他にもたくさんメイド喫茶が秋葉原にはあるようですが、機会があればのぞいてみたいです。
まあ、正直、世の男性の大半はメイド喫茶に行くんだったらキャバクラに行った方が楽しめるんじゃないか、と思いましたけど。トーク上手いですし。
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