ようやく暑さが和らいで、過ごしやすい季節になりました。
暑いと仕事がはかどらない上に、疲れやすくなるので、僕にとっては嬉しい限りです。
うつが再発しそうな気配は今のところ全くなく、割と楽しく過ごせています。 仕事は段々と忙しくなってきてますけどね。
ところで、今日、安部総理大臣が辞任したそうで。
僕は福祉や法律には興味がある(法学部出身だから)のですが、政治にはあまり興味がありません。
ですので、詳しくはないのですが、さすがにちょっと気になりました。
次は誰になるんでしょう?
誰になっても僕らの生活は苦しくなるような……。
この前、マスゾエさんが厚生労働省の大臣になりました。
少しは僕らの生活が楽になるような法律でも作ってくれるのかと思いきや、いきなり「家族だんらん法」なるものを作ろうとしています。
この「家族だんらん法」というのは、給料を労働時間で決めるのではなく、仕事の質や量を考えて、どれだけ働いても給料が一定になるような給料の決め方をしてもいい、というものです。
つまり、どれだけ残業しても給料は増えない、サービス残業を合法化する、というとんでもないものです。
マスゾエさんは言います。
「残業代が出ないならみんな早く家に帰るだろう。そうすれば家族団らんができる」
?????
残業代が欲しいから残業してるわけじゃないんですけど…… 。
早く帰れるもんならみんな帰ってますって。
結局のところ、この法律は、お金持ち(会社の役員、社長)はますます儲かり、貧乏人(僕ら。普通のサラリーマン)の生活はますます苦しくさせる仕組みを作るだけのものです。
マスゾエさんは自民党だから、やっぱりお金持ちの味方なんですね。
そういえば、少し前に「ネットカフェ難民」のニュースが話題になりました。
世の中、確実に貧乏な人は増えています。 企業は儲かっているのに。
政治家が、新聞が、ニュースが、僕らを洗脳します。
「競争社会だから勝者と敗者がいるのは当たり前。弱肉強食だ」
?????
勝者ってどれくらいいるんでしょう。
百人の敗者を作って、一人の勝者を祭り上げる。 そんな世の中の何がいいんでしょう?
もっとみんなが幸せになれる仕組みを作ることはできないのでしょうか?
本当は、きっとできるはずなのに……。
豆知識です。
石川県ではタイトルのような式典が毎年この時期に催されます。今年は25日に開かれました。
石川県出身の戦没者は32,838人に上るそうですが、今の金沢市の人口がおおよそ40万人強であるということから比較すると、その犠牲の大きさがよく分かります。
式が行われた金沢市野田山の県戦没者墓苑の忠霊塔には、その亡くなった方々の遺骨が陶器の骨壷に入って保存されています。
骨壷には、一人一人のお名前と、戦死したときの階級、叙勲された勲章の名称などが書かれた紙が貼ってあります。
当然のことながら、戦死した方のほとんどは、下の方の階級、つまり上等兵や兵長、伍長だった方です。
きっとそれらの人たちは、赤紙をもらい、死ぬのは嫌だと思いつつ、それでも家族や祖国のことを思い、戦地へと旅立っていったのでしょう。
古ぼけた大きな木の棚にずらりと並んだ骨壷を見ていると、昔この国に戦争があったのだということの実感が湧いてきます。
ところで、県戦没者墓苑で管理人をしていらっしゃる方は、随分ご高齢の方なのですが、戦時中にサイパンへ兵隊として赴いた経験をお持ちになっています。
サイパン島の戦闘に加わって生きて帰ってきたこと自体が奇跡ですが、そんな方は近くにいらっしゃるということも、また奇跡的なことです。
どんな目的も、戦争を肯定する理由にはなりえません。
ですが、過去に日本という国を守ろうとして命を捨てた方々がいたということは事実です。
そのことに対しては、感謝する他ないのでしょう。
昨今、憲法9条の改正が話題になっています。
改正の是非を自問自答するとき、そんな慰霊式や管理人のことが考えるヒントになるかもしれませんね。
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