ちょっぴり感傷に浸るの巻。 - 2021年06月18日(金) ここんとこ、仕事に対してはずーっとクサクサした気持ちでいるんだけど、 ふっとしたときに、懐かしい人がe-mailをくれました。 結構仲良しだけれど、私がLINEをやってなかったときの友人なのでe-mail。 彼は以前、六本木に店舗を構えるからカロリィさんにシェフパティシエを やってほしい、と話をくれた元同僚。 結局何やかんやあり、狙っていた六本木の店は手に入れられなかったとか 何とかで、実家近くに戻って自分の店を経営してる。 もう5〜6年になるのかな。 スポーツバーに近いようなことをやっているので、このコロナ禍よく潰れず 頑張ってるもんだと思うわ。 何のメールだったのかというと、新商品としてクロワッサンにパティシエール (いわゆるカスタードクリーム)を挟んで提供したい ので、それに合う美味しいパティシエールのレシピを教えてくれとのことだった。 いやぁ。 いいなぁ。 仕事楽しそう… って思っちゃった。 と同時に、最後に会ってからもう何年も経つのに、そんなことでメール くれたことがすんごい嬉しかったんだよな。 とは言え私もそんなにパティシエールのレシピだけでいくつも持ち合わせて いるわけではないので、自分が以前よくよく使っていた配合を教えました。 「クロワッサンはサクサクに限る!!私はこれにグランマニエを 入れるのが大好きだったよ。そこは他のモノとの相性で。あとこれは このまま使うのではなくて、シャンティ(泡立てた生クリーム)と合わせて レジェールとして使ってました。ふんわりして美味しいよ」 と返信しました。 出来上がったら必ず写真送って!と言ったけれど、あれから1ヶ月、そういや 連絡はない(笑) そんなもんよね、B型男子。 よく知ってるわ、B型男子。 我が家、A型の私以外全員B型男子なのでね。 知り尽くしておる。 アイツら、全員マイペース(笑) 羨ましいほどマイペース!! それからしばらくして、今度はまた違う元同僚からLINEがありました。 以前、↑の人のお店に一緒に行きましょうよ!と熱心に誘って来た当時 23歳のB型男子。 ビックリするくらいB型男子に囲まれるんですけど何の因果。 今はもう、25だか26歳くらいになっとるんか知らん。 去年の4月いっぱいで退職してしまった子です。 私は休業真っただ中だったので、なかなか懇意にしていたにも関わらず 辞める連絡は電話一本で受けてちょっと寂しい思いもしました。 それ以来、LINEのやり取りは数ヶ月に一度のペースでやってますが。 内容は業務関係ばっかりで。 あのレシピどーやって作るんだっけ、そーいやアレはどうしてた等々。 彼が辞める頃にはれっきとしたエースとなっていたので、引き継ぎも何も できないまま辞めてしまった彼に聞かねばならないことが多々あったのです。 しばら〜く連絡もとっていなかったのに、クッサクサのクーサの状態で 仕事していたところにフッとLINEが来たので(しかも↑の人のメールの 数日後)、これまた結構嬉しかったんだわ。 いやぁ。 なんか、彼らに通じたんだろうかと(笑) 私の今の、超絶辞めたくなってるクサクサの気持ち、神奈川と埼玉に散り散り になった彼らに伝わったんだろうか、と何だか感傷に浸ってしまったわ。 しかも、内容なんて無いってくらいの内容(笑) 「最近、お店どーっすか?」 てだけのLINE。 そんなどーでもいい内容のLINE、今このタイミングで送ってくるかねと。 先述のお店を経営しているほうは私と同い年、後に書いた方は当時二十歳 そこそこ。 まるで父ちゃんと母ちゃんと息子のように、キャッキャウフフと楽しく仕事 していた日々が思い出される。 場所は離れてしまったし、年齢も親子ほど違うけれど、私は彼らを大切な 友人だと思ってます。 こんな年になって、そう言える人が新たにできる幸せったらない。 ... 都会っ子もそれなりに。 - 2021年06月14日(月) 我が家は、人口30万人前後を有する某区の、駅徒歩10分ちょっとのところに 位置しています。 個人的には、虫も少ないし便利だし住環境的に不満は何もないのだけど、 子どもたちは「田舎が羨ましい」と言うので、やっぱり極端に緑や自然は 少ないという証拠なのでしょうね(;'∀') そんな都会暮らしではあるけれど、家から目と鼻の先にある公園には、梅・桜・ びわ・ヤマモモ等の季節を感じられる木々が植わっており、ありがたいこと だなあと日々感じているところ。 今はちょうどヤマモモの時期で、小5の次男なんかは学校から帰ってくる なり 「ヤマモモ食べてくる!!」 と言って家を飛び出していってます(笑) で、お母さんにも採ってきてあげるねと言って、もらえたのは1粒。 「いちばん美味しそうなやつ!」 と言ってくれたけれど、それにしても1粒(笑) そして寝る前に彼が話していたのは 「今日さ〜、学校のビワの木に、1個だけ実がなってたんだよね。 公園のビワももしかしたらできてるかもしれないから、明日見に行ってくる」 という都会っ子らしからぬ話。 「学校のビワの木は、誰にも知られてないんだ。他のやつらは、ミカンと柿 とさくらんぼのことしか知らない。でも、あのビワ高い場所にあるんだよな〜 (・´з`・)明日の昼休み、偵察に行ってくるわ(゜o゜)」 とお話されていらっしゃいました。 うむ。 頼もしい。 ところで木登りって、誰にでもできるものではないらしいですね? うちの息子たちは、2人ともわりと高い木もスルスルと登ってしまうので、 体重の軽い子どもなら誰にでも登れるんだと思っていたけれど、案外 木登りできない子どもも多いらしい。 ビックリ。 なので、木登りのできる次男が必然的に、ヤマモモもたくさんゲットできる 立場にいるらしいよ(笑) で、家からタッパ持ってきた子たちが下で待ってるから、そこに落として 入れてやるらしい。 めちゃくちゃきちんとガキ大将。 都会っ子関係ないけど、今日また学校から電話連絡がありまして。 (進級して2ヶ月ちょっとの間に3〜4回電話かかってきてる(;'∀')) それが今回はなんと、お褒めの電話だったのです。 しかしその内容っていうのが 「次男くん、最近きちんとお掃除してくれるんです♪」 「次男くん、今日は算数の授業をちゃんと受けてくれました!」 の2点だった…。 当たり前すぎて、どこが褒めポイントなのかよく分からなさすぎる。 が、お掃除の件なんて、「次男くんがお掃除してるよ!」とクラスで話題に なり、ちりとりを持って階段掃除をする次男の周りにギャラリーができる ほどだったらしい(笑) どんだけ物珍しいん(´-∀-`;) てか5年生の今年、それから3年生のときも、息子のクラスは新卒の新任の 先生なんですけど、なぜそんな若手の先生が宛がわれるのだ(;´Д`) もっとベテランの男の先生にビシビシッと指導していただきたいのだけど、 ど〜ぉも若くて優しい先生を宛がわれがち。 とくに若い女の先生とかを完全にナメてかかってるので、態度悪いんじゃ ないかな〜と思うんですけどね(;´Д`) 嫌われてないことが不思議。 ... めんどくさいことを切り捨てない。 - 2021年06月13日(日) 以前、こういう日記を書きました。 あれから何ヶ月か経ちましたが、料理長・副料理長・若手社員・パートの おじさんの、誰にも煮こごりは作れないまま時は過ぎていたのだとか。 そしてついに料理長がまた、 「カロリィさん。煮こごり、誰にも作れないからもうちょっと簡単で誰が 作っても差の出ない、夏野菜を使ったゼラチン系の前菜、試作してもらえ ないかな」 と私に言ってきました。 料理長が休みの日に。 私も休みの日に。 わざわざ電話かけてきて。 *夏野菜を使う *ゼラチンを使う *誰にでも簡単に再現できる ものを作ってほしいのだそうです(笑) いやもう(笑)でしょ。 しかしながら正直なところ、私もお料理のこと、ましてや1万円前後の コース料理で出すような商品のことを真剣に学んでいたのは20代のころまで。 四十路も過ぎて、今さらそんなこと担わされると思ってもみなかったので、 正直に 「私でお役に立てるかは分かりません。総料理長に相談するわけにはいかない んですか?総料理長であれば、きっとアドバイスをいただけると思うのですが」 と言いました。そしたら 「いやホラ、総料理長に言うとさ、またレシピ待ったり何だかんだ、すぐ できるものもできない面もあるしさ。オレとしては、社員とかパートとか 関係なく、ウチの店のメンバーで作り上げたいんだよね。」 と、もっともらしいことを。 呆れ果てはしたけれど、それ以上何か言ってもどうにもならないと思って ひとまず前菜の試作は引き受けましたが、なぁ〜にが社員とパートとか関係 ないだよバーカとは思いますよ(;´Д`) 休業だ何だ、変わらず月給もらえていたのは誰だった? シフト削られて、1ヶ月まるまるお給料がゼロだったのは、どの立場の人 たちだったの? 言うに事欠いてそれ? このタイミングで?(笑) 自分が育てたわけでもない四十路過ぎのパートのおばちゃんに頼るしか人脈 のない自分、情けなくはならないのかしらね? これがね、20代の頃なら抜擢と受け取り、シャカリキに頑張ったと思うのよ。 仕事大好きカロリィさんは。 とか言いつつ!! 電話もらったその日の夜には「こんな感じで行こうかな」とザックリした 案を作り、同じメニューで3パターン用意して、その案を通すための プレゼンまで考えて翌日仕事行ったわよ。 ゼラチンを入れるためのスープ類、新たに作らずに今現在手持ちであるのは ・中華風の清湯・洋風のブイヨン・和風のあご出汁 の3種。 どれを使う? あご出汁が無難でしょうね。 じゃあとりあえずあご出汁で作ってみます、というところからスタート。 夏野菜、手持ちは何がある? ・オクラ・ヤングコーン・アスパラ・ブロッコリー・トマト でも原価高くつくね。 次点として ・赤黄パプリカ・インゲン・セロリ等 どんな形で作る? ・器に直接流し込む→器が足りなくなるね ・ラップでくるんで茶巾型→「うーん…」by料理長 ・テリーヌ型に詰めて、出すときカット→カットできる人いないんですよね ・セルクルに流し込む→「これいいんじゃない?」「あ、コレいいね!」 てことで話を詰めていき、結果 ・あご出汁使用の和風で ・野菜の種類はもう一度試作して検討 ・オーバル型のセルクル使用 という大枠は決まりました。 あとは、原価と相談でどの野菜を使って、それに合わせて出汁の味を少し 調整していく感じ。 何だかんだ言いつつ!! ですよ!!(笑) 電話もらった翌日には、前菜ひとつ、料理長のオッケーもらうところまで こぎ着けましたから! この作業、できる人が今の店にはいないんだよな…。 だから、ずーっとずーっと代わり映えのしないメニューが出続けている。 これまでのレシピをほじくり出して、若手の社員とパートのおじさんの 出来る範囲で再現してお客様に提供している状況。 ぶっちゃけ、とっても涼しげな、可愛らしい『夏野菜のゼリー寄せ』が できたのよ。 自画自賛だけれども✨ でもさ、話を詰めていく段階は料理長もノリノリだったし、新作の試作を 見せたときのホールの支配人やウェイトレスの子たちのテンションも、 間違いなくアガってたからね!! 基本的には、皆仕事が好きなんだと思うのよ。 美味しいもの提供して、美味しいって言ってもらう、そんな単純な仕事 だけど、それが好きで従事してる人たちだから、この作業が楽しくない はずがないのよ。 ゼラチンが固まった後に試食した手ごたえもバッチリ。 あ、内緒ですけどこれネットでテキトーに拾ったレシピですから。 オレンジ何とかとかレタス何とかっていう主婦向け雑誌のサイトに載ってた レシピですからね? 料理人たちが再現できないとか、あり得ないからね? 素人でもできるものをって言われて、探したレシピだからね? 試食した支配人がひとこと。 「うん。美味しいよ。オレから言うことはとくにない。でもコレ、結局は 野菜の下処理の仕方と、ゼラチンの扱いがモノを言うよね。」 おおおぉ。 さすがですね〜。 てかむしろ、それが全てです。 野菜の下処理(掃除や下茹で、水切り)と、ゼラチンの扱い(キンキンの 冷水で板ゼラをもどしてから水切り、あご出汁投入の際のあご出汁の温度) が全てと言っても過言ではありません。 別に難しいことではないです。 基礎があればね。 技術の要ることでもないです。 基礎があればね。 それらを『普通のこととして』作業できる基本が備わっていれば、超える べきハードルなんて何も存在しないに等しい。 でも、それをやろうとすらしない人たちの集まりだから。 今の店は。 基本の大切さを理解しようとすらしない。 「そのくらいのこと」と切り捨ててしまう人たちしかいないから、いくら やっても私が試作したものを再現することができないんですよ? むしろ面倒な作業をやっている私をバカにしてるよね(笑) 「そんなことしたって」みたいな目で見られているのは知ってる(笑) だから私は黙ってた。 自分の仕事の仕方は、今の職場には求められていないのだと。 そして堕ちるところまで堕ちてから、私に助けを求めてきたのね。 基本を大切にしてほしい。 めんどくさいことをすっ飛ばしてすぐ答えにたどり着くことが容易な時代 だけれど、めんどくさいことから学んでいくこと、大事なんだよ。 料理長や副料理長クラスの人たちに、または60前のパートのオジサンに 私から言えることはもう何もない。 息子たちよ。 息子みたいなもんたちよ。 めんどくさいと思われようと、おばちゃんはめんどくさいことの大切さを 伝え続けていきたいと思っているよ。 ...
|
|