2015年10月02日(金) |
アンフェア the end |
これは公開前から見に行こうと決めていたので、現実逃避というわけでもないのですが。
でも、ただ結末を見届けたかっただけだったのが、月曜日からのそんなこんなで、
「親友、同僚、部下、恋人、上司に、
これでもかこれでもかと裏切られ続ける雪平の苦しさに比べたら!」
「信頼していた人たちが
次々にダークサイドに取り込まれてしまう苦しさに比べたら!」
と、あのカッコいい雪平にすがるような想いが生じてしまったことも否めず。
いやもちろん、
ましゃは裏切ったわけでも、ダークサイドに取り込まれたわけでもないけど。
結婚しただけ! 愛する伴侶を得ただけ! なんだけど。
で、the end。面白かったですー。
もちろん、期待にたがわず裏切りに次ぐ裏切り。
よくもまあそこまで雪平のまわりを裏切者で固めたなと。
それでも精神が崩壊することなく冷静に戦い抜く雪平ってどんだけ強いの。
ドラマの時から10年経っても、変わらず本当にキレイだし。
監督さんもおっしゃってましたが、
2007年の最初の映画「アンフェアthe movie」から
次の「the answer」までが4年、
そのまた4年後に「the end」と、かなり間が空いているにもかかわらず、
そのたびにビジュアルも身体も見事に仕上げてきたと。
すごいですね。
「劣化した」と叩かれる最前線にいるのが女優さんなのに、それをさせず、
カッコいい雪平であり続けた。
でも、雪平が一条に向けて引き金を引かなかったことだけが、
やはりちょっと解せませぬ。
雪平の大事な人たちが、何人ヤツに殺されたと思っているのだ。
でも結果的にそれが雪平の命を救う。
「赦し」の持つ、深淵な因果律なのかもしれませぬ。
とか言いつつ、実はドラマを全話観たのはつい最近です。
オンエア当時、第2話くらいまで観て
「なんか暗いしサダオちゃんイヤなヤツだし」と、
早々に脱落して最終話だけ観るというナメたことをしたら、
なぜか安藤が雪平に殺されていて、こんなことに至った展開の想像のしようもなく、
そのままになっておりましたの。
で、たまたま全話無料配信していたGYAOで観て、
コード・ブレーキングもその後の劇場版も全部おさらいしてから、
the endを見届けました。
うん。面白かった。
大きな癒しはひとつ失ってしまったが、
私を癒し幸せにしてくれるものはまだまだいっぱいある。
とりあえず映像や活字を目にしなければ心を乱されることもないので、
「結」のオンエアきっかけに、自分だけのSPEC祭りに集中しております。
ドラマを1話から10話まで観て、翔、天。
昨日は零PLUSを観てました。
もうね、むしろ現実逃避中なのを忘れるくらい、やっぱりSPECは面白い。
当麻と瀬文、そしてなんたって野々村係長に癒される。
全部テレビの録画なので、しかも7話まではアナログ放送の録画なので、
今さらだがいっそブルーレイBOX買っちゃうか?と思ったら、まんまと品切れ中。
ましゃ以外のことに、わたしお金を使わせるチャンスでしたのに!
しかし、どんだけ逃避していれば平常心が戻ってきますかね。
いや、取り戻す必要ないか。
平常心というのは、
今までと変わらない気持ちでましゃのことを追う、ということだけど、
考えてみたら、大好きだった人が他の人との幸せを手に入れたのなら、
静かにその人の側から立ち去る、というのが、おそらくわたしの性に合っている。
世の中には、「自分のことは嫌いでもいいから、興味なくてもいいからそばにいて」
という人も多いらしいが、わたしにはその感覚がまったく理解できないのでね。
つらいだけでしょそれ。
雲の上の巨星をそんなたとえに引きずりおろすのも失礼というものですが。
でも、一番自分が心安らかでいられるのは、
「今までありがとう。どうぞお幸せに。さようなら」だし。
となると、感謝祭にはこれが最後のつもりで行って、
心の中でしっかりお別れをしてくるのがいいのだろうけど、
お祝いムード一色の会場だったりしたら、
そんなつもりはなかったのにいきなり披露宴に列席させられました的な
恐ろしいことになり、来なきゃよかったー、になっちゃうよね。
でもそんなことになっても、小心者だからTPO読みまくって、
お祝いできなきゃ人間がデキてないのよ、的なプレッシャーに負けまくって、
盛大なお祝いに参加しちゃうのよきっと。
で、流れに呑まれてましゃの家族気分になって、
ヨカッタヨカッタ、まさはるおめでと、ってなってそのまんまファン続行、と。
いいのかそれでーーーーー!
みじめすぎないかーーー!
ま、ファンなんていつだって自虐的だけど。
さあどうしましょう。
自覚していなかったのですが、傷心具合が思ったより重症だったらしく、
夕べは食欲もない上にどうにも眠れず。
おかげで真夜中にハリー・ポッター第五巻、
「ORDER OF THE PHOENIX(不死鳥の騎士団)」めっちゃ読めましたわ。
いつもは1ページもいかないうちに寝てしまうのに、
アンブリッジがハリーをひどい罰則でいじめる第13章全部読めちゃったもんね。
こういう時こそ、持つべきものは読みかけの大好きな本。
夜中にネットとか観てたら、目も心もさらに傷んでいきそうだし。
さすがに今日も眠れないとしんどいので、1時間半ウォーキングしてきましたが、
気分的にはランニングも追加して疲労困憊になっておきたかったくらいですよ。
失恋した野球部員かよ。いまどきの野球少年はそんなことしないか
ま、イキオイにまかせて行き倒れてもいけないのでやめておきましたが。
もちろんワイドショーなんて1個も観てない。芸能ニュースも避けてます。
奥様に罪はないが、むしろ好きなタイプだが、並んだ写真を見るのはツラすぎる。
ステキなエピソードを聞かされるのもツラすぎる。
傷心の自然治癒をめざして、傷口にみずから塩を塗り込むようなことは極力避けてます。
冬の大感謝祭ももちろん行きたかったけど、
ラブソングとか聴ける気分になれるのだろうか。
かと言って失恋ソング歌われても白々しすぎるし、とか、
戦う男ソングばかりでもなぁ、とか。
役者さんなら、作られたお話の中の役を演じている姿には、
さほどプライベートを意識せずに済むけど、
なんたってシンガーソングライターだものね。すべてが本人の想い、本人の愛情表現。
だからこそ生身の魅力が伝わってくるのだけど、だからこそこういう時は本当にツラい。
どうしようね。
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