まだ始まったばかりでなんとも、というところですが、観たのは以下のとおり。
・アイムホーム
仮面にしか見えないってすごい発想。こういう症状って実際にあるのだろうか。
記憶がなくなると同時に性格も変わっちゃったみたいだけど、
イヤな奴の頃の自分を埋め合わせるかのようなエピソードはほっこりします。
娘を助けたりとか、同僚を助けたりとか。
・心がポキっとね
もちろんサダヲちゃん目あて。
静(山口智子)の無理した明るさとサバサバ感というかガサツさが、
はるか昔の「ロングバケーション」の彼女のまんまで、
それが懐かしさより成長してない感に思えてしまう自分がちょっと悲しい。
あの頃の山口智子嬢を知らない人にすれば、普通に新鮮なキャラなのかもしれないけれど。
・Dr.倫太郎
穏やかに話す堺雅人氏が久々でいいですね。静かでもマシンガンしゃべりでも、
つねに滑舌なめらかで聴きやすくて、ほんと耳に心地よい。
ああいう精神科の先生、いてくれたらいいよねー。デカいわんこも毎回の登場を希望。
・不便な便利屋
岡田将生くん&NACSの皆さん目あて。
ミスターこと鈴井貴之氏がどんなお話を書くのかも興味があって。
第一話はわりと好きだったのですが、第二話のドタバタはそんなでもなかったかなー。
・ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜
「SPEC」や「ケイゾク」が好きだった者としてはとても期待してしまうわけですが、
当麻と瀬文大好き! 真山と柴田大好き! ほどに麦秋と三ヶ島に愛着を持てるかどうか。
三ヶ島がSPECの吉川のまんまなのは、
新しいキャラとして愛着を持つのにはちょっと邪魔な感じです。
勝地涼くんは安定の面白さ。
さすが「あまちゃん」一話きりの出演でNHKに爪痕を残した男だわ。
・闇の伴走者(WOWOW)
まさに「不愉快で不健康」な感じに進むのかと思いきや、
松下奈緒さんのアクのない感じと、さすがの古田新太氏にいい感じに中和されて、
初回から引き込まれました。画稿からの謎解きも面白い。
・エクスタント(WOWOW)
たまには海外ドラマもね。SFサイコミステリーといった感じの作品。
海外ドラマにおける真田広之氏の、由緒正しい日本人な雰囲気がなんかうれしい。
日本人が観ると、いやいやこの人全然日本人じゃないし、って人が
日本人を演じてること、よくありますものね。
・天皇の料理番
まだ始まってないけど! めっちゃ期待してるので書いてみました。
剣心をしっかり脱いで、潔く丸刈りにしちゃったたけるんの篤蔵さんに期待です。
あとは、配役にまるで興味がもてなかったり、演技が苦手だったりで
今のところ早送りでお茶を濁しつつ、でも今後に期待しているのが
「ようこそ、わが家へ」と「アルジャーノンに花束を」。
さてさて、今期はリピートしまくりたい作品に出会えますでしょうか。
2015年04月17日(金) |
ギタリストましゃがステキすぎて |
季節的なものなのか、知らぬ間に風邪でもひいてしまったのか、
頭痛とそれからくる吐き気にここ数日苦しんでおりました。
ゴシュユトウと葛根湯の大量摂取で今は回復いたしました。
身体のどこも痛くないってしあわせー。
その痛い頭の中にぐるぐるしてたのが、なぜかましゃの「銭形平次」。
いやいや、ましゃが「銭形平次」好きなほどわたしは「銭形平次」好きじゃないから!
「おーとーこだったぁらぁ♪」とか頭ん中響いても頭痛治らんから。
痛いのなくなってようやく音楽を聴く気分になって、
せっかくなら大好きな曲ぐるぐるさせたいと思い、
「何度でも花が咲くように私を生きよう」を聴き倒して、ぐるぐるにさせました。
やっぱりこちらの曲の方が元気になりますわ。
「魂リク」でリピート三昧なのは、「チェリー」と「心の旅」。
「チェリー」は曲も好きですが、ましゃのギターがそれ以上に大好き。
繊細でやさしくて、どんどん複雑になっていくのにどこまでも軽やかで、
このアルバムのギターの中で一番好きです。
こんなステキに弾きながら歌っちゃうって、どんだけ名人なのだと。
でも弾くのが一番難しいのは実は「元気を出して」とおっしゃってましたっけ。
分数コードなるものが多いとか、転調があるとかで。
その「元気を出して」と、「糸」「Midnight Blue Train」が、
ヘビロテの2曲にときどき加わり、
さらにときどき「雨やどり」が登場、といった具合です。
やっぱり「銭形平次」はめったに出てこない。
なのに頭ぐるぐるしてたってことは、
1回聞いただけでもかなりインパクトがあったということでしょうな。
「魂リク」はアナログのレコード盤も完全受注生産で発売されるそうですね。
もはやレコードを聴くすべがないのでこれはあきらめますが、
CDサイズにすっかり慣れきってしまった今では、LP版のデカさに驚愕すると思うわー。
2015年04月09日(木) |
「魂リク」で魂リクロスを痛感する |
とてもステキな弾き語りカバーアルバム。
あたりまえですが、全曲、伴奏はましゃが弾くギターだけなので、
しっとりと静かに、本当に深夜のラジオからの曲を聞いている気分になります。
「銭形平次」とか「長崎は今日も雨だった」とか「コーヒールンバ」とかは、
正直、わたしにはほとんど興味のないラインナップです。
が、誰かのリクエストが自分の好みとはまったく違っていたなんてことは
リアルタイムで聞いていた魂リクでもあることだったので、
むしろそんな選曲すら、本当の魂リクっぽく感じたり。
ギターがまたステキで。
ましゃご自慢のMartin OM-45の音色が、他のギターとどれほど違うかなんてことは、
素人にはさっぱりわかりませんが、とてもとても美しいということだけはわかります。
そのうえ、ましゃの指弾きの技術が素晴らしい。
なので、そんなに好みでない曲でも、ギター聞きたさに聞いてしまいます。
「長崎は今日も雨だった」なんてとっても色っぽい音色だし、
「コーヒールンバ」はもちろんラテンテイストだし、「銭形平次」に至っては、
「福山雅治のギター弾き語りによる『銭形平次』」ってだけで値千金でございましょ?
だって他の誰がやりたがるのだ「銭形平次」の弾き語りを!(失礼)
いやひょっとしたら、
流しのギター弾きさんが、酔客のリクエストに応えてやっちゃったりしてるかもだけど。
特典DVDでは、荘ちゃんと小原さんとましゃの3人が語る「我が『魂ラジ』」から
番組作りへの真摯な想いがひしひしと伝わってきます。
お三人とも、魂ラジがなかったら今の自分はなかった、と断言されていましたが、
魂ラジがなかったらこんなにずっとファンであり続けた自分はなかった、
というリスナーも多いでしょうね。
弾き語りはもちろん、特典映像にもブックレットにも、とにかくすべてに
「魂ラジ」が込められているので、それは嬉しいと同時にちょっとツラい。
魂ラジはもう無いんだもの。
ツラいと言えばさらに、
ほんの数曲だけの、アルバム用に意識して録音された「魂リク」は、
しかもましゃ自身の曲がない「魂リク」は
やっぱりそれは魂リクなんかじゃない、と思えてしまうのもツラい。
今夜は何歌ってくれるのかなー とか、
この曲大好きだー、とか、 今夜のはあんまり好みじゃないかもー、とか、
やっぱり今の季節はこの曲よね、とか
いつものバンド演奏が、ましゃのギター一本ではこんな感じにー、とか、
バンド演奏より、こっちのましゃの弾き語りの方が好きかも、とか。
そんなふうに思いながら聞いてこその「魂リク」だったわけですから、
そういうものがないこのアルバムは、「魂リク」というタイトルだけど、
やっぱり魂リクじゃなくて、ただのカバーアルバムなんだよなぁ、と。
アルバムを通してリスナーに届けようとしてくれた、ましゃのアツい想いは、
もちろんちゃんと届いているし、すっごく嬉しいのですけどね。
ラジオでの弾き語りは、魂ラジとそれ以前の番組のも含めて、
のべ1500曲以上あったそうですよ。
CD用にちゃんと歌い直し、弾き直した方がすべてにおいて高品質には違いないですが、
音の良しあしより、あの時の弾き語りがまた聴きたいなー、という想い
も強くなってしまいました。
1500かぁ。
厳選して150曲くらいに絞って、
1枚15曲入りで10枚を順次リリース、とかいかがでしょうか?
23年間のラジオ音源の中に、傑作がいくつも埋もれたままになっているに違いないし。
ましゃファンクラウドにかかれば、わりと短期間で傑作の抽出は可能だと思うのですけどね。
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