2015年01月26日(月) |
「旅人」と「心の旅」 |
お正月用に買った切り花が、いまだに元気なのです。
年末からもうほぼ1か月になるのに、ただ水に挿してあるだけなのに、
松も菊も全然しおれず、センリョウの赤い実もまったく落ちず、
菊なんか根っこが出てきましたわ。
花は美しさと香りで癒し効果があるのはもちろんだけど、
人の悪いところや弱ったところを引き受けて、代わりに枯れてくれる、
なんて話を聞いたことあります。
うちの家族3人も、そこそこいろいろ弱ったり病んだりしてるのだけど、
それを吸収してなおあまりある強い花たちなのか、
はたまた、吸収するほどのこたぁない程度の弱り方だから放っておかれてて、
花さんたち悠悠自適で元気なのか。
いずれにせよ、イキイキとあざやかな生花が長命でいてくれるのはうれしいことです。
さてさて。
先週のたまラジ、弾き語りで歌ってくれた「心の旅」がすっごくステキで、
うっとりリピート中。
声も、力強いのだけど艶っぽくてせつなくて、曲にぴったり。
この曲の主人公ほどのお年頃ではなくとも、いつもより若い声のようにも聞こえたし。
「旅」をキーワードに、様々な想いが込められた歌は、ましゃに本当によく合います。
オンエア中にかかった、ましゃの「旅人」も名曲よね。大好きです。
せつないけど希望にあふれた詞も好きだし、
その詞にぴったりの伸びやかで明るいメロディはもっと大好き。
で、そんなステキな「旅人」と「心の旅」の間には、
「大人とは」から「SとM」にいたるまで、最高のトークをくりひろげ、
荘ちゃんに「福山さんはほんとに、新成人から変態まで、誰に対してもアドバイスが的確」
と言われるほど。
荘ちゃんじゃなくても、ほんとそう思いましてよ。
その的確すぎるアドバイスにつきましてはまた後日。
2015年01月22日(木) |
「伝説の最期編」特典映像 |
ドラマの初回チェックがね、楽しみというよりキツくなってきた今日この頃。
大好きな作品に出会うために必要な関門(そんな大それたものでもないが)ですが、
とにかく時間取られるし、観るのも辛すぎるくらい鬱始まりなのも多いし。
辛すぎる始まりかたでも「Nのために」みたいな素晴らしい作品もあるから、
2話めくらいまでは、早送り多用でがんばるのです。
だが、それすら後回しですよ!
るろ剣「伝説の最期編」豪華版が昨日届いてしまいましたから!
ビジュアル・コメンタリー(2時間14分)とメイキング映像(2時間11分)を早速観まして、
目はしょぼしょぼしておりますが、
大満足。
これね、映画本編を観ると、
あたりまえだけど剣心カッコいい、剣心やりきったたけるんカッコいい! って思うのだけど、
コメンタリー観ると、
第1作目も、「京都大火編」もそうだったけど、
たけるん以上に、大友監督と谷垣アクション監督がとにかく大好きになってしまう。
ご自分たちで作ったのだから、誰よりも多く何百回と観ただろうに、
それでもまるで初めて観るみたいにワクワクしながら画面にくぎ付けになってる姿は、
どこからみても少年。
この作品が大好きで仕方ない少年にしか見えない。
でも、どの場面でも的確で冷静な解説をしてくれる姿はとんでもない敏腕監督。
作品への、アクションへの、役者への愛情と敬意がいつもダダ漏れしてるようなおふたりで、
エネルギッシュにもほどがあり、豪胆で大らかなのに緻密で繊細にもほどがある、という、
本当に魅力的なおふたりなのですよ。
このおふたりの出会いがなければ、こんな作品は完成しなかったのですよね。
そして!
メイキングは「京都大火編」と「伝説の最期編」、両方を網羅していてなんと2時間11分。
全国各地のロケ地ごとに編集されていて、主要キャスト全員の撮影風景が観れて、
ほんっと豪華。比古師匠も堪能できましたわ♪
もちろん、誰よりも戦っていたのは剣心というか、たけるんですが。
たけるんのがんばり凄いです。
何度でも何度でも、淡々と全力で繰り返す。
ずぶ濡れだろうが泥だらけだろうが、何度でも淡々と全力。
張戦の撮影をしている神社の境内で、次の撮影予定の新月村の殺陣も練習する。
アクションコーディネーターに「偉いねぇ健くん」と言われても
「偉いというか、やるの俺だからね」と平然。
そうなんだよねぇ。たけるんができなきゃ何も前に進まないんだものね。
やるしかないというか、できるようになるしかない。
志々雄真実こと藤原竜也さんは
「彼がこの大役を任され、背負って、
そのプレッシャーと不安と孤独と半年間戦ってきて、
彼の本当の気持ちを本当に理解してくれてる人というのは、そういないんじゃないかな、と。
それくらい大変だったと思いますよ」と。
志々雄にどういう最期を迎えさせるかについて、
藤原さん、たけるん、大友監督が、現場ですごく真剣に話し合ってたり。
あたりまえだけど、真剣にその役を生きていることがすごく伝わってきて、役者ってすごいな、と。
志々雄にとっても剣心にとっても納得の終わり方ができて、
ふたりで肩組んで現場を後にする姿もすごくステキでした。
その藤原竜也さんのオールアップ時の姿がまたすさまじい。
監督に「前代未聞だね」とか言われちゃってて。
志々雄スーツもすごかったけど、全身やけどメークも、あんなことになってたとは。
それでも、どんなビジュアルでも、どんな濃いキャラクターでも、
その人物になりきれるあの力量は、もはや演技力なんて言い方じゃ足りないくらいです。
最後の方でたけるんは、
「剣心のことをより深く考えていくうちに、思い入れがどんどん強くなって、
(剣心は)今、僕の中に住んでいる友達。
でも僕は役者だから、いつまでも剣心が住んでいたらきっと困るから、
いつかはお別れしなきゃいけない。でもどこかで、僕の理想の人間像として、
剣心は消えることなく居るので。」
もうお別れしちゃったのかな。しちゃったんだろうな。
4月期のドラマ「天皇の料理番」のビジュアルで、坊主アタマのたけるん見たしな。
寂しいですね、これだけのハマり役だと。
ましゃが龍馬さんを終えたときも寂しかったけど。
ご本人おっしゃる通り、役者さんは次々に背負う人物を変えていかなきゃいけないから。
さてと、ビジュアルコメンタリーとメイキングが楽しすぎて、本編鑑賞はいつになることやら。
昨日は大相撲観戦に行ってきました。
以前行ったのが相当楽しかったらしく、「夫が」味を占めましてね。
で、東京で開催の1月場所も行きたいと。
大相撲ってスポーツ観戦には違いないのだけど、
さまざまな様式美満載で、伝統芸能を観る楽しさがあります。
まさか大相撲に、こんなに美しい印象を持つようになるとは。
風が強くて超絶寒かったですが、がんばって入り待ちも。
力士のみなさんも、着物の上に共布の羽織や和装コートをお召しなので、
着物だけの時よりちょっとフォーマルな感じだったり、
コートの前をきっちり首元まで合わせた厚着の感じが、なんだか可愛らしかったり。
中にはすでに大銀杏を結った頭で国技館に入られる力士もいらっしゃり、
上から下まで美しく粋な「ザ・力士」に出来上がった姿が観られたりして、
入り待ちの客には素晴らしいファンサービス。
土俵入りの前にはまた結い直さなきゃならないでしょうにね。
会場の声援もすごかったです。さすが連日満員御礼。
ご贔屓の力士の名を呼ぶ声が、たくさん聞こえましたが、
その中で印象に残っているのが、たとえば逸ノ城の取組前には
「いちのじょー! いちのじょー がんばれー!」って応援してて、
逸ノ城が負けちゃうと、「いちのじょー! あしたがんばれー!」って。
この「明日がんばれー!」がいくつもの取組後に聞こえてきたから、
この方のご贔屓の力士は何人かが負けてしまったのだろうけど、
負けたからって声援の声がそこで終わらないのがいいなー、と思って。
今日も精一杯がんばったけど勝てなかったら、明日がんばればいいじゃない、
明日も今日と同じに応援してるからさ、って気持ちが伝わってきて、
全然応援されてるわけじゃないわたしも、
聞いてるだけでちょっと元気づけられたりしたのでした。
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