今日のおたけび または つぶやき

2014年11月06日(木)  久々に歌舞伎



アサヒスーパードライの新CM「受賞パーティ」編のましゃが最高にステキです。

眼福眼福♪




さてさて、昨日(5日)は国立劇場で久々に歌舞伎を観てきました。

友人がご招待券をいただいたからと誘ってくれまして。




通し狂言 「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」 四幕六場  @国立劇場

 〜花水橋、竹の間、奥殿、床下、対決、刃傷〜

出演:坂田藤十郎、中村翫雀、中村橋之助、片岡孝太郎、中村扇雀、中村梅玉 ほか




仙台藩のお家騒動を題材に、

命を狙われる若君を、自分の子(千松)を犠牲にして守る乳人・政岡のお話として有名ですね。




みーはーなわたしも、ゆるゆると歌舞伎を観続けているうちに、

アイドル的な若手役者のいない舞台でも最高に楽しめるようになりました。

若君と千松を演じた子たちは若かったけどね。というか、子どもだけどね!




あんなに小さいのに、舞台上であんなに長時間じっと正座していて、

ここぞという見せ場で見事に演じ切るって、

やはり将来は歌舞伎役者になられるのかしら。




チラシにも名前が載ってなくて、イヤフォンガイドで聞いた名前は、普通に今風のお名前で、

歌舞伎のお家の名前じゃないみたいでしたが。




国立劇場というのがまた、ほとんど初めてなくらいのお久しぶり。

地下鉄半蔵門駅からすぐなのだけど、意外なほど閑静な一角にあって、とても格調高い雰囲気。

皇居に近いうえに、ご近所が最高裁や国会図書館だもんな。雰囲気も違ってあたりまえか。




ロビーも客席もゆったりしていてとても観やすく、贅沢なつくりの劇場でした。

びっくりしたのはね、終演時間に合わせて、都バスが4、5台、いきなり横づけされるのですよ。

東京駅行、渋谷駅行、新橋駅行などと表示された都内各駅行きの都バスが。

何度も言いますが、徒歩5分で半蔵門駅なのに、どんだけいたれりつくせり。




これは劇場バス と言って、以前はあちらこちらの劇場から、

夜の部の終演後に限って走っていたそうなのですが、

現在はこの国立劇場発のが残ってるだけなんですって。




そんな格調高い劇場に、なんとゆるキャラがいましたよ。

「くろごちゃん」





でかくてカワイイです。(写真は公式HPより。となりはぐんまちゃん。)

カワイイので友人と私で構っていたら、お名刺いただきました。








昨日は、「伽羅先代萩」に登場するねずみ(仁木弾正が化けて床下に潜んでいた。重要な巻物を盗む)の小道具

(の、さらにおもちゃ的なもの)を手に、幕間にロビーに登場。

ゆるキャラにはあまり興味なさそなご高齢のお客様たちの中で、おもてなしに奮闘されていました。



国立劇場、是非また行きたいです。





2014年11月01日(土)  ジミー・ペイジが70歳とか!@NHK SONGS



さあ11月!

自分の誕生月はなぜか体調を崩すことが多いのですが、

クリスマスに向けて大好きな季節なのでがんばってまいりましょう!




さてさて、今期のドラマといえば、やはり「ごめんね青春!」がダントツです。

他もいろいろチェックはしているのだけど、期待したほどではなくて、

リピートするのはこれと「マッサン」だけ。




クドカン作品に登場した役者さんは、

それまでまったく興味がなかったり、むしろ苦手だったりしても、

作品の力で好印象に変わってしまいます。作品の力、役の力ってほんと大きいです。




その他、ドラマ以外で楽しかったのが、


NHK SONGS「レッド・ツェッペリン 〜4人の絆が生んだ 天国への階段〜」


懐かしすぎて感動でした。

小学生の頃はさすがにまだ知らなかったけど、中学・高校あたりで聴いたわー。

「移民の歌」「胸いっぱいの愛を」「天国への階段」、どれも大好きでした。




ロバート・プラントのハイトーンヴォイスも懐かしかったけど、

実は当時もハイトーンな男声はさほど好みではなかった記憶があります。

子どもの頃から低い声好き。曲は好きだったけどね。




当時、来日公演でも行かない限り、外タレのステージ映像なんてあまり観れなかったはずなので、

記憶に残っているのは、音楽雑誌の写真なのでしょうね。

前をはだけてのけぞりがちに歌う姿や、ふわっふわブロンドで彫りの深いお顔。

ロバート・プラントと言えばはだけた胸&腹、そしてぴっちりボトムスの股間。

なんでそこ強調するかなぁ?とよく思ってたもの。自慢か?




学校で一緒に音楽雑誌を見ていた友人(女子)が、目のやり場に困って

思わず両手でロバートの股間を隠していたのを、よーく覚えております。

ああなんて可愛らしい時代。




で、すごくキレイな銀髪の、めっちゃステキな70歳になられていたジミー・ペイジ!

70歳はもうおじいちゃんと言ってはいかんな。若くはないけど若々しくてすごくダンディ。

あまり白人っぽくない穏やかなビジュアルで、

(白人のビジュアルは猛々しいのが普通という意味ではなく)、

日本人の70歳にもこういう感じのキレイなおじさまがいそう、という、

とても親しみやすさを感じさせるお顔になられていた。




同じギタリストで同じ70代でも、

なんだかすごいビジュアルになっちゃったキース・リチャーズとかとエライ違いです。

いえ、キースはあのキースでよいのですが。むしろあちらが普通。




1975年のライブ映像の「天国への階段」。ステキでしたー。

ジミー・ペイジのギターにあらためてうっとりです。惚れ惚れです。

音色も旋律も、ツインネックを抱くあのセクシーな姿も。



このセクシーなギタリストが、こんなステキな70代になられたのか。

この映像はお宝ですわ。





2014年10月31日(金)  美智子さまがすごすぎる



ハロウィーンと言えばかぼちゃ。

ここ最近の家族のお気に入りがバナナブレッドとかぼちゃブレッドですの。




砂糖とバター控えめでも(っつーか近所のスーパーにも百貨店にもバターがない!)

しっとりしてやさしい味なのがよいよね。

交互に焼いてテーブルの上には必ずこのどちらかが載っていて、朝食やおやつになっております。

なので、この秋はたぶん自分史上一番かぼちゃを食している。

かぼちゃおいしいよね、かぼちゃ。




さてさて。

先日たまたまネットで、皇后陛下 傘寿をお迎えになって という映像を観ました。

「政府インターネットテレビ」なんてものがあるのも知りませんでしたわ。

数分のご近況映像かと思ったら、ご誕生から最近までを網羅した充実の1時間。

観始めたらすごく引き込まれてしまい、結局最後まで観てしまいました。




もうね、美智子さま凄すぎる。ステキすぎる。

お若いころの美しさだけでも国宝級なのに、それをさらに輝かせるお人柄。

大変失礼ながら、今上陛下の最大の功績は、美智子さまを伴侶にされたことではないかと。




折にふれてのお言葉や、詠まれた和歌がほんとステキ。

つい先日もオランダ国王夫妻を迎えられていましたが、たとえば国賓をお迎えする際の心構えについて。



  「どの国も変わりなくお迎えすることが大切と、

   陛下が接遇の基本をお話くださったことを、いつも思い出しています。

   これは当然のことのようですが、実際にはその時々の日本とその国との関係、

   又、人々の関心の持ち方の違いから、

   歓迎の人々の多さや報道のされ方等にどうしても差がでますので、

   皇室がこの原則に常に立ち戻ることがどんなに大切かを毎回心に留め、

   お一人ずつの国賓をお迎えしています。」



海外の要人や王族の方々の中にあっても、日本の両陛下の気品や気配りは群を抜いていると、

実はいつも感じています。




美智子さまがこうおっしゃったからというわけではないのですが、

相手によって態度をコロコロ変えるのは、かなりみっともないものね。

相手への気遣いから変えるのでなく、相手を軽く見たり下に見たりして態度を変える、というのはね。

みっともないだけで済めばよいけど、こういう人はいつか必ず足元をすくわれてるし。

ということは、国の代表がそれをやっちゃうと、国自体が足をすくわれるということに。




平成10年に国際児童図書評議会(IBBY)から依頼された、読書についての基調講演では、


  「悲しみの多いこの世を子どもが生き続けるためには、

   悲しみに耐える心が養われるとともに、喜びを敏感に感じ取る心、

   又、喜びに向かって伸びようとする心が養われることが大切だと思います。


   読書は、人生のすべてが決して単純でないことを教えてくれました。

   私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。

   人と人との関係においても、国と国との関係においても。」




下々の者にはわからない、最大級の複雑さの中で生きてこられたのでしょうね。

もし自分がそんな立場に置かれたら(仮定にしても失礼にもほどがあるが)、

若くて経験がない頃はまず心労で病む、病んだのを言い訳に放棄する、

慣れてきたらいいかげんになる、ワガママになる、高慢になる、

年取ったらあとはもうほっぱらかす、と、その情けない凡人っぷりが目に見えるようです。




が、美智子さまはその複雑さの中でも、

本当に強い意志と高い精神性をお持ち続けられている。もう80歳なのに!




大学生の頃、学生自治会長をなさっていた美智子さまのことを、お友達が

「人の上に立たされた者は 謙虚に人に仕えねばならぬことを、

しっかりとわきまえ実行された方だった」

と評されているのですが、お若くてもノブレス・オブリージュの体現者でいらしたのね。

というか、こういう評ができちゃうお友達もすごいけど。

その姿勢が80歳の今日までずっと変わらずにいらっしゃるというのがもう。




私は特に皇室信奉者ではありませんが、

日本神道の最高位の継承者、日本文化の最大の擁護者として、

皇室は続いていってほしいと思っています。




不敬な言い方ですが、それは、

歌舞伎や大相撲がこれからもずっと続いてほしい、富士山もちゃんとそこにあってほしい、

と思うのと、同じ感覚です。




美智子さまがステキすぎるので、次世代を担うはずの東宮はただでさえ比べられて大変なのに、

比べなくてもいろいろ大変なようで、ほんと大変。

おひとりずつでもご家族揃ってのおでましでも、

敬意よりもいたたまれなさばかりを感じてしまいますことよ。




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