2014年06月19日(木) |
答えは遅れてやってくる |
ちょっと前になりますが、6月1日のトーキングFMで、ましゃがおっしゃっていたこと。
浪人生リスナーからの
「すごく楽しく予備校生活を過ごしてしまっているだけに、この時間っていったい何だろう?
こんなんでいいのか?と、今の宙ぶらりんな状態に不安になる」というメールへのお返事。
「きれいごとに聞こえるかもしれないけれど、
人生において無駄な時間というものはないと思います。
でも、『無駄じゃなかったな』って思えるのは、時間がたってからなので、
今は答えは出ないです。
このあと何年もたってから『あの時間というのは、今のわたしにこういう影響を与えてるんだ。
あの時間があったからこそ、今の自分はこうなんだ』っていうふうに、あとで気がつく。
ある著名な生物学者は『人生に意味なんてない』って言いきってます。
『人はただ生まれてきて、その生まれ育った環境で、自分がやるべきことをやって、
ただ死んでいくだけ。意味なんて考えるから、苦しくなるし、しんどくなるんで、
人生に意味なんてない、と考えた方が、楽に生きれます』というようなことを言っていて。
それ、すごくよくわかるな、と。
人は意味をつけようとしちゃいますよね、自分の存在意義とか、存在証明とか。
それがないと、理由とか意味がないと、人間は不安になりますから。
でも逆説的に、自分の存在には理由も意味もないんだ、ただ生きて、与えられたことや
できることをやっているだけだ、と、考えることも、時には大事だと思う。
考えすぎて苦しくなったり暗くなったりするくらいだったら、
意味なんかないと思っちゃった方が楽かもしれない。
自暴自棄になるという意味じゃないですよ。そうじゃなくて、
みんなそんな大した意味も理由もないですから。そして、答えは今は出ないものですから。
もう少し時間がたってから『こうだったのかな』くらいの答えでいいと思いますよ。
でも、一度もこういうふうに悩んだことがない人というのは、よくないと思うんです。
『いやぁ、オレもう一回も人生の意味なんて考えたことないっす!』なんて奴の人生の方が心配。
答えなんて出ないし意味もないかもしれないけど、少なくとも1回はちゃんと考えたことがある、
ていう人の方が、あとあと良い気がする。
今悩んでいる時間は、あとあと、きっと必要だったということに気づきますから。あとあとね。」
すごく勇気づけられるお返事ですね。
なんかね、ほんとそうだな、と思って。
答えがわかるまで、人はかなり待たされる。
待たされたあげくにやっぱりわからない、ということもある。
それでも、何年か何十年かを経て、いきなり腑に落ちた時のスッキリ感は、
しぶとく生き続けた者へのささやかなご褒美なのかも。
ちなみに、「答え」という言葉はましゃの曲のいくつかに使われていて、たとえば、
「どうして答えは いつだって遅れながら やってくるのか」
/ 『ひとりきり歩いてく帰り道で』(1995年)
このせつない失恋ソングを初めて聞いたときに、この部分にすごく共感したのをよく覚えています。
もちろん、他の部分の詞もすごくせつなくて大好きなのだけど。
きっと、答えはわざと遅れて知らされるようになってるのですね。
すぐに正解がわかっちゃったら、迷いもせず、決断もせず、
がんばる喜びもなく、まちがったという後悔もせず、
つまりはなんとも味気ない人生になっちゃうから。
せっかく調べてみたので、他にも「答え」という歌詞が出てくるましゃの曲をご紹介。
「いままで生きて 出した答えは 正解よりも間違いのほうが多いよ
僕は間違いながら 大人になってきたんだ」 / 『生きてる生きてく』
「痛めた心は意味があると言ってよ 答えはない
ただ目の前にある現実にfighting pose」 / 『fighting pose』
「答えは出ないのかも ゴールもないのかも
でもそれが「自由」かもと 僕ら笑ったよね」 / 『旅人』
「どれだけの疑問と どれだけの答えが 渦巻いて うごめいて
自分をなくしそうで」 / 『友よ』
「絶望と希望のくりかえしだけど そのすべて受けとめて 力に変えて
歩き出すこの足が 答えになる」 / 『約束の丘』
「ただ地図を広げて ただ風を待ってたんだ 答えもなく」 / 『虹』
などなど。
まだ他にもありますが、どれも名曲ですね。
2014年06月16日(月) |
360度どこから見ても |
スポーツとしてのサッカーに興味があるわけじゃないので、日本代表が戦う試合しか観ないのですが、
そんなライトもライト、お気楽にもほどがある観戦者でも、負け試合を見たあとは、
なんかちょっとどんより気分の日曜のランチでしたことよ。
試合前に解説者の人が言っていたのだが、
ザッケローニ監督が長谷部選手のことを「360度どこから見てもキャプテン」と評していると。
「キャプテン」と言ったら「長谷部」以外に考えられない、
長谷部を知ってしまったら、他にキャプテンを任せられる人間を思いつけなくなるんですって。
正直なところ、わたしは試合よりも、
ザクさんにそこまで言わしめる長谷部選手その人に興味がありましてよ。
著書「心を整える。」も本当に素晴らしかったものね。
長谷部誠氏の人間としての凄さに本当に感服したし。
その人間性というか人間力は、プロサッカー選手であることに最大限に生かされているのだろうけれど、
もしサッカー選手じゃなかったとしても、やはりキャプテン的な位置で活躍なさっていたのでしょうね。
そして!
同じく日曜日に、アジアツアーを見事に完走されたましゃ!
香港でのセットリストには、「最愛」や「恋人」など、
かの地で特に人気のある曲も織り交ぜられていたようで。
ハイクオリティでユーザーフレンドリーで最高にアツくてカッコいいライブを大絶賛する、
現地メディアの記事をいっぱい拝見しました。
このライブ効果で、香港iTunesのJ-POP TOP10のうち、ましゃの曲が8曲もランクインしたそうな。
1位「破曉」2位「桜坂」3位「家族になろうよ」4位「クスノキ」5位「蛍」
6位「Beautiful life」8位「明日の☆SHOW」10位「最愛」
ですって!
香港の方々は優しくて美しいメロディの曲がお好きなのね。
ライブで聴いた曲が本当にステキだったから、公演後からいきなりこんな現象になったのですね。
カッコいいなあ! ほんとカッコいい。
ましゃも、360度どこから見ても最高の男神ミュージシャン。
ましゃのステージは本当にステキなのだということが、台湾と香港の方々にもわかってもらえて、
お留守番ファンとしてもすごく嬉しくて誇らしくて、めっちゃ楽しかったです。
明日には香港を離れるそうなのだが、日本へ直帰なさるのかしらん。
ご無事のお戻りを〜。
香港でも、ちょっと危険なほどの熱烈大歓迎だったもよう。
こちらには、さわやかに香港に降り立った姿と、大群衆に囲まれる様子が。
さっそくメディアにインタビューされる様子は、こちら。
「パンツ履く予定はありますか?」
到着したばかりの男神になんという質問を。
ですがそこはアジアの巨星、予想外の質問にとまどうそぶりも見せず一言、
「パンツ売ってます」(ニッコリ)
ええ。ツアーグッズで大好評の福山雅治ブランド「PEACH69」のあのステキなおパンツ。
大人気ですものね。
わたしも、グッズの中で一番好きなのはあのパンツです。
しかしなぁ、あの質問は何を聞きたかったのだろう。
ライブでは基本ノーパンでいらっしゃるましゃが、
なぜあえて香港公演でだけパンツを履くかもしれんと思うのだろうか。
そうか!
万が一にも香港だけ履くなんてことないですよね? ノーパン厳守ですよね?
の、期待を込めてのあの質問だったのだな。
いらんけどな、その質問。(バッサリ) ノーパンだろうとなかろうと、カッコよさに変わりないけどな。
台湾でも香港でも、移動中も全身完璧なビジュアルでいらっしゃるのは、
24時間カメラにマークされるのがあたりまえの中華圏だからですね。
いつでもどこでも、そのまんまTVにもステージにも登場できるスキのなさで、
現地ファンの期待にがっつり応えていらっしゃる。
こんなスキのなさなのに、いつでもどこでも密着しているARATAさんのカメラには、
気を許しているカワエエ表情とかが絶対映ってるはずなのだ。見―たーいーーーー。
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