今日のおたけび または つぶやき

2013年12月14日(土)  クロコーチ最終話



まずは黒河内も清家も、ちゃんと生きててヨカッタ。

「桜吹雪会」に関わったあまりに多くの人たちが次々に殺されてしまったことを思えば、

これほどのことを知ってしまってなお生きていられるというだけで奇跡的なサバイバルと言えるわけで、

わたしの中ではかなりのハッピーエンドです。




三億円事件の真相も、「桜吹雪会」の成り立ちも、

その会の秩序を維持するために「粛清」を重ねてきた歴史も、

ほぼ全貌が解明されたと言っていいわけじゃないですか。

黒河内と清家のみならず、他の刑事たちの前でも暴露しちゃったし。

にもかかわらず、「警察の闇」は結局のところまったく無傷だったのが、

なんとも不気味でなんともリアルでした。




すべてを牛耳っていると思われた沢渡でさえ、消されたのか、どこかで保護されているだけなのか、

それすらわからないし、沢渡や高橋がいなくなったところで、

他の人間(牛井や柿崎や班目など)があたりまえのように会を引き継いでいくし。




つまり、これだけの犠牲者を出してもなお、

頂から裾野までの全貌は、すべてを視野におさめることすらできない巨大なものだった、

ということがわかっただけという。




とは言っても、黒河内と清家が迷宮入りだった事件の真相を暴いたのは確かなので、

今後また、別のアプローチで闇に迫ろうとすることがあるかもしれない。

ま、黒河内が三億円事件以上に執念を持てるようなものがあるかどうかはわかりませんが。




それにしても、黒河内のキャラは大好きでした。またいつかお目にかかりたい。

色々出過ぎで食傷気味の剛力ちゃんですが、その際は、清家にもぜひご登場いただきたいです。



そして明日は「安堂ロイド」最終話。こちらも楽しみ。






2013年12月12日(木)  リーガルハイ 第九話 / ごちそうさん「まったく」



リーガルハイ 第九話

週に一度は古美門と黛の絶妙なやりとりを見ないとなんだか落ち着きが悪い気がするのに、

来週はもう最終回ですか!




「横分け侍」の夢の配役はお見事でしたが、服部さん出てきませんでしたね。

出てきちゃったら誰も勝てないか。でも「ひとつ 人よりよくしゃべり ふたつ 不埒な弁護活動 

みっつ 醜い浮世の法にも 金さえ貰えりゃ無罪にしちゃう 人よんで よこわけ侍」って、

桃太郎侍のキメ台詞をも凌駕する語呂の良さもさることながら、

古美門先生の的確な自己認識が素晴らしいです。




敗戦トラウマで幼児返りした古美門が、黛の弔い合戦で復活した様子は圧巻でした。

「民意」の怖さと愚かさを説く古美門に、愚民のひとりであるわたしも反省。




確かに、多くの人がその考え方を支持したからって、それが正しいとは限らない。

みんなと同じように自分もそれを支持したけど、後々、「あれは間違いだったな」と思う

ことなんて山ほどあります。




わたしのような愚民は騙されやすい。だから民意もあてにならない。だから民意至上主義は本当は危うい。




相変わらず、古美門先生はズバっと斬ってくれますな。

斬れるほどに復活できたのも、捨て身の黛がいてくれたからですが。




そして来週は予想通り、三木法律事務所の3人が勢ぞろい!

最終回直前に圧巻のスピーチをしておきながら、最終回をありえないコメディで締める、

という前シーズンの手法再びかしらん。

どこまで馬鹿馬鹿しいコメディにしてくれちゃうのだろうか。楽しみです。




ごちそうさん 「まったく」の回

自暴自棄になった和枝姉さんに、希子ちゃんが涙ながらに語った言葉、

「20年間いっぱい不幸があったと思う。だからってそれを人にやり返していい理由にはならない。

だからまわりの人がみんな離れていくし、だからいつまでたっても寂しくて、寂しいからつけこまれたんや」




師匠でも悠太郎でもお静さんでもなく、もちろんめ以子でもなく、一番若くて一番頼りなさげに見えた希子ちゃんが、

これほどに姉のことを見抜いていたというのが驚きだったし、頼もしく成長してきたなぁ、と。




というわけで今日のMVPは文句なしに希子ちゃん。

師匠も大活躍で、和枝を助け、め以子のおめでたを見抜き、だけど「かっ・・帰る!今帰ろうと思ってた」と、

そそくさと退散する小走りな後ろ姿のらぶりーなこと。




ですが! 

あの師匠のらぶりーさに匹敵するのが悠太郎の「まったく」。

姉さん死んどったかも、家大爆発しとったかも、の深刻な状況で、大喜びするわけにもいかず、でも嬉しい。

しかもめ以子本人がそれに気づいていなかったなんて、めっちゃ怒ってやらねばならぬが、でも嬉しい。




「まったく。」




この声の調子といい、笑顔になるのを抑えられない表情といい、

久々に最高のバカップルまる出し。

好きだこの「まったく」。






2013年12月09日(月)  クロコーチ / 安堂ロイド ともに第九話



盛り上がってまいりましたー。

クロコーチはわたし的には2話目あたりからずっと盛り上がっているのですが、

安堂ロイドの方もようやくね。

しかし両者ともに次回が最終話。寂しいわ。




クロコーチ第九話

三億円事件の真相を新解釈、というだけではここまで見続けられなかったかもと思うのですが、

黒河内の魅力にぐいぐい引っ張られてここまで来てしまいました。




なんだろね、相当アクの強い人物なのに、なぜか鼻につかないし、なぜか愛さずにいられない。

長身に坊主アタマ、黒光りする顔にギョロっとデカい目、胡散臭げな笑顔にゆっくりゃべる低音の声。

だけど基本は野生のサルっぽいイケメンなお顔立ち。

どうにもクセになるとはこのことです。




軽そうに見えて内面に闇を抱えている、というありがちなキャラも、

一筋縄ではいかない複雑で深みのある人物に表現されていて、全然ありがちじゃないし。

長瀬くんははらちゃんもできるしクロコーチもできるし、これからますます楽しみな役者さんですね。




第九話の圧巻はなんたって「笑えなくなっちゃった沢渡」。あれすごかった!

結局は笑うのだけど、バグでいきなり画面が乱れるかのように、顔の表情が乱れる様子が、

なんかもう人間ばなれしてて。

あれで状況が急展開したことがわかるのよね。




表情といえば牛井課長がまた! 

邪悪とも見える恐ろしい表情から、振り返ったらもとの仏の牛さんの表情に戻ってるとことか怖すぎー。

この人の正体も、最終話でようやくわかるわけですね。




高橋も「沢渡の暴走を止めるため」とか言っちゃってましたが、

この方もあのやさしげな表情のまま、かなりの殺人を容認してきたのだから、

どう考えてもただのストッパーとは思えない。

最終回めっちゃ期待してます。そして、しつこいお願いですが、

謎が明らかになってもクロコーチは絶対生きててほしい。




こちらの世界はSPECや安堂ロイドの世界とは違い、生と死の境界ははっきりしていて、

死者がまた戻ってくることはないので。




安堂ロイド 第九話

七瀬が主役の回。天才の感情は凡人にははかり知れないですわ。

黎士にあんなに可愛がられ才能も認められていたのに、

なぜ凶暴な別人格まで生み出してしまうほどの劣等感を抱くのか。




それであんなとんでもないアンドロイド作り出しちゃうんだものね。

世界平和と人類の繁栄は、個人個人の心の安定にかかっとるわけです。




これまではロイドと麻陽と刺客アンドロイドを中心に、ときどき他の登場人物も絡む、

という展開でしたが、ここにきてもう全員がっつり同時にまきこまれ。

七瀬にラストクイーンに、星くんや葦母、研究室の学生たち、いいところで登場の角城。

黎士自身の「想い」も確実に送り続けられているようで、総力戦がすごく面白くなってきました。

そしてもちろんあの可愛いサプリも、復活してから以前より人間的に成長してませんこと? 機械なのに。

一家にひとりほしいよねー、あんな可愛い修理ロイド。




制作陣がSPECとかぶってるせいか、既視感のある設定が多いですが、

わたしはこういうの好きなので全然問題なし。

九話のラストのロイドとラストクイーンなんて、当麻とセカイの対峙を見ているようでした。

こうなってくると、第一話からもう一度観なおしたくなるのだけど、

面白く感じ始めたのが第七話からだから、録画を残してないのよねー。

残念でござる。





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