2013年11月30日(土) |
SPEC〜結〜爻ノ篇 |
公開日の昨日、朝いちの回を観てきました。
自分の目で観るまでは絶対ネタバレ回避! と決めていたので、
うっかり知ってしまう前にとにかく早く観てしまわねば、と。
なんかもういろいろ胸がいっぱいです。
泣いたし笑ったし。
映画館だったから涙流すだけでガマンしましたが、部屋でひとりで観てたら、絶対号泣ものでしたわ。
とんでもなくスケールのでかいお話になっていました。
「地球最後の日」的な予想はしていましたが、悠久の時を超え、次元を超える世界観はそれ以上。
先人類、その後の人類、その中のスペックホルダーという関係も、そして世界が結局どうなって当麻と瀬文がどうなったかも、
正直なところ、もう一度ちゃんと整理しないと、きっちり把握できてはおりません。
が、これからノベライズを読み、ネットに飛び交うあんな解釈やこんな解釈もかたっぱしからあさり、
そしてまた来週映画館に足を運び、反芻しながら再構築していくのが、楽しみで仕方ありません。
こういう作業が大好きだし、こういう世界観がなんたって大好きなので。
当麻がオトコマエすぎて、瀬文がせつなすぎて、ほんとこのふたり大好き。
パンフで堤監督が「俺には一番鳥肌が立ったところ」と絶賛されているシーンがあるのですが、
まさしくそこが最初の号泣ポイント。
それを含め、瀬文が当麻を見る表情のすべてに涙せずにはいられませぬ。
ああ、完結しちゃったんだなぁ。感無量だな。
残酷だけど潔く美しい終焉でした。
さ、ではこれからノベライズを買いに行きましょ。
最高にセクシーで哀しくてコミカルな真山(@ケイゾク)を短期集中的に堪能したせいもあり、
「クロコーチ」の沢渡を見るたびに、何やってんのアンタ! 的な感情を抑えきれずにおります。
あんなカッコいい真山が、動きもしゃべりも表情も自由奔放だった真山が、
柴田を常にシバき倒しながらも、いざとなれば代わりに刺され、代わりに撃たれ、
柴田を守り通したあの真山が、
動きもしゃべりも固くて省エネで、笑顔も表面的で不気味で、権力乱用で殺しまくりの沢渡かよ! と。
そういう役なんだから仕方ないのですけど。
渡部篤郎氏はこれからもいろいろな役を演じられるでしょうが、真山徹はもちろん代表作のひとつなのでしょうね。
遅ればせながらも真山に出会えてよかったです。
そして「海の上の診療所」第七話では、航太先生を探し出し追ってきた謎の女性として、
戸田恵梨香ちゃんがついに登場。
初回からずっと謎めいたストーカーっぷりを見せていましたが、いきさつがわかってしまえば、
ひかるくんもこれまでのマドンナのone of themに過ぎなかったというのが、ちょっとあっけなかったり。
ま、ちょー可愛くて、ちょー美人さんの戸田ちゃんを観れたから、わたしとしては満足ですけど。
当麻ったらこんなキレイになっちゃってー、って、にまにましてしまいました。
こんなキレイで可愛いひかるくんも、あの当麻も、どちらも戸田ちゃん。女優おそるべし、
いやいや、当麻も最高にらぶりーな魚顔ですから。
衣装はずっとあのグレーのスーツで、メイクもヘアメイクも基本「汚し」方向で、
表情も言葉の選び方も行動もおよそエレガントとは対極にあったけど、それでも最高に魅力的な当麻。
柴田もそう。人間は総合力だね。
戸田ちゃんご本人が、そんな当麻をご自分の代表作と明言されていることが、
SPECファンとしては最高にうれしいです。
2013年11月25日(月) |
「リーガルハイ」、「安堂ロイド」、ともに第七話 |
「リーガルハイ」
黛がNEXUSに移って初めて手掛けた訴訟3件に、すべて絡みすべて勝利した古美門。
どれも全然お金にならなさそうなのに、そこまで古美門にやらせてしまうのは、
黛が古美門にとってなくてはならない右腕になりつつあることの証ですね。
黛が敵方に回るとちょっと寂しくなるかなー、なんて思っていたけど、
並んで座っていても相対して座っていても、このふたりが同時に居てくれれば面白さには何ら変わりがなかった
というのが素晴らしいです。
なんだかんだ言って、黛もどこに居ても黛なのですよね。
NEXUSの「らーぶアンドぴーす」に取り込まれなくてヨカッタ。
啖呵切る黛は、見てて爽快でしたわ
セクハラ男にされてしまったのは橋本じゅんさん。
どんなヘンタイでもなりきってくれるじゅんさんにとっては、全裸さんなんて軽い軽い。
あらゆる「気持ち悪さ」を安心して任せられます。
その相手が花巻さん(@あまちゃん)だし!
フレディ・マーキュリーのコスプレでふっさふっさの胸毛まで付けて
「いい感じに温めておいた」とドヤ顔で言い放ったあの花巻さんが、
地味なクリスチャンだけど実は男の裸体大好きな女性というのも面白かった。
すったもんだの後、さぐりさぐりの自宅に招き入れ、招き入れられ、のシーンは最高でしたわ。
3件とも結構な荒療治でしたが、結果はすべて、はからずもWINWIN。
インコのピーちゃんは元の飼い主の希望で、拾った女の子へ再び返されることになったし、
見せたがりと見たがりも、人目をはばかることなく逢瀬が叶うようになったし、
世界的アニメ監督とそのスタッフは、正直な気持ちを容赦なくぶつけ合ったからこそ、
双方とも進む気力と進むべき道を見出した。
古美門は自分が勝てばいいので、こんな結末はまったく想定外なハズですが、
想定外だろうと何だろうと、WINWINを成し遂げてしまったのが古美門であったという結果には、
NEXUSよりむしろ古美門自身が、危機感を覚えるのではないかと。
だって自分の計算どおりに行かなかったわけですから。
そうなるとやはり、黛は手元に置いておかない限り古美門にとって最大の敵ということになりますな。
そして次回はあの超名作のパロディ。楽しみすぎる♪
「安堂ロイド」
葦母ひょっとして殺されちゃった? これからは大人の男のシブさを誰に求めれば?
と、心配しましたが、無事でヨカッタ。
先週に続き、さらに面白い展開になってきました。4話目くらいでここまで来てくれれば、
もっと早くワクワクできたのに。
壊れてまったく動かず語らずのロイドのまわりで、
人間たちだけでじわじわと真相に近づいていく様子がよかった。
疑心暗鬼だった星も、葦母とともに麻陽の味方となり、未来からは黎士が粋なメッセージで存在を知らせ、
かなり心強いことになってきましたよ。
一方で、七瀬を取り込んだロイドの妹分の新型とか、すでに未来の警察とつながっていた公安とか、
敵もどんどん勢力範囲が広がってきていて 残り3話がすごく楽しみです。
しかし「公安」って、どんなドラマでも悪役なのね。
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