2013年10月17日(木) |
36年後を想像するオトコマエさん |
現在44歳のましゃ。
45歳男性の平均余命は36年ほどらしい、という話題から始まった、
少年の心を持ち続ける中年の皆さんの雑談をお楽しみください。
(福山蒸溜所#80 たまラジサイドより)
福「短いじゃん。残りで計算されると、もうすぐじゃん、みたいな」
荘「折り返しどころか・・・でもその頃には絶対、我々は機械の身体を手に入れてますから」
福「ほんと? でもさ、顔はしわっしわなんでしょ?」
荘「顔はぱぁーんて引っ張って。ロボットの力で」
福「ちゃんとテラフォーマーズみたいに・・・俺ススメバチがいいんだけど!
ススメバチに改造してもらいたい!」
荘「もう完全に、いろいろなところがロボット化されてると思います」
福「ほんとぉ? いろいろ選べる? この左腕は『コブラ』のサイコガンにしてもらって・・・」
荘「ほんとにもう・・・昭和生まれの馬鹿な子どもですね!」
福「当時、少年ジャンプで連載された寺沢武一さんの『コブラ』。あれ鮮烈だったよね」
荘「まったく記憶をなくしてて、ある朝起きたら腕がぱかっと抜けて中から銃が出てきたっていうね。
どっちがいいんですか? 手が銃になってるのと、手がチ〇〇になってるのと。」
松「あっはっはっはっ!」
福「それ『はなっぺバズーカ』。左手が銃で、右手がはなっぺバズーカだったら最強」
荘「最強! でもそれ、手をどこにも向けられないです、危なくて」
福「はなっぺバズーカは永井豪さん作画で、はなっぺが、ある日、指が男性器になっちゃいまして、
それで指を差すと、どんな女の子でも発情しちゃって寄ってくるという」
荘「昔の我々の夢を乗せた・・・」
松「すごい・・・」
福「あれほしかったよね。そうなる? 2049年には」
荘「いやいや、指がチ〇〇になるかどうかはわかりませんが、身体の不調な部分を
換えるというのはありますよ」
福「IPS細胞で、いろいろなところが再生できると。でも、やっていいことと悪いことの整理も
していかなきゃいけないでしょ? 昔はクローン羊とか話題になったけど」
荘「福山さんを4、5人作っておけば、稼動が楽ですよ?」
福「2050年まで生きられるかどうかですよ」
荘「身体がコンピューターと直結するようになるでしょうから」
松「人間がパソコンに触らなくても、意思だけで動かせるようになるとか」
荘「そうなると、エロいこととかちょっと考えただけでヘンなプログラム組んじゃう、みたいなことに」
福「やっぱり、エロいことから発達しますよね」
荘「エロのパワーですよね」
小「将来に向かってエロがなくなってきてるという話もありますよ。
人間の性欲が消えていっているという」
福「じゃ、俺たち完全に昔の人じゃん」
小「まだエロいのは昔の人なんですよ」
福「俺たち完全にチンパンジー型旧人類じゃん!
このあいだアフリカに行った時にチンパンジーの交尾を見ることができたんだけど、
オスがまず木の枝をガサガサ揺すりながらメスを呼ぶんだよね。
そうすると発情したメスが来て交尾をするんだけど、オスはもう木を揺すりながら
準備万端の状態で呼んでるんです」
荘「あー。何もなくてもその部分が完全にそうなっちゃってると」
福「ま、メスの発情を受けてオスが発情しているんだとは思うけど。
でもそっちの方が『んーーー。俺たちに近いな』と思って見てたんだけど。
じゃ、この先、人間はそうじゃなくなっていくということ?」
小「人間のそういう欲望が消えていくということに警笛を鳴らしている方もいます」
荘「生殖しないと人は増えていきませんからね」
きゃっきゃきゃっきゃとまぁ楽しそうに。
しかしエロいお話というのは人を選びますな。
基本的に大変に礼儀正しいステキなオトコマエさんが話していると思えるからこそ、
楽しく聞けるのであって、そうじゃないと正直、嫌悪感を抱くだけにもなりかねず。
チンパンジー型オトコマエ旧人類が絶滅しませんように。
2013年10月15日(火) |
ワキか股間か足の指の間か |
ちょっと前の回になりますが、福山蒸溜所#79にて、
ホットスポットのロケでアフリカのナミビアに行った時のお話。
福「電気もなかったから、ホットシャワーも出ない。
温かいシャワーを出すためには、ナミビアは砂漠気候なので、昼間のうちに水のタンクごと
日なたに出しておけば熱湯になるので、それを夜シャワーに使う。奥地になるとそれもなくて、
水貯めたドラム缶を薪でずっと焙って温めて、各部屋に回したりとか」
ス「不便ですね、やっぱり」
福「水がないところ、電気がないところに行けば行ったなりに、だんだんそれに慣れてくる。
ろうそくの明かりにだんだん慣れてくる。
パソコンも電話も通じなくて最初は手持ち無沙汰だけど、2日もすると『ま、いっか』
みたいになってくる。
シャワーも本当にちょぼちょぼしか出ないんだけど、そのちょぼちょぼでいかに上手く浴びるか、
を、だんだん考えだすわけ。
これは『慣れ』とも言うけど、同時に『順応』という言葉にも置き換えられる。
何もないなら何もないでそこに順応し始めて、『東京での暮らしをもっとシンプルにしよう』って
思うんだけど、東京に帰ってきたら帰ってきたで休みなく働いて忙しくなるのは、
東京の生活の中でできることを目いっぱいしようという、これも『順応』なんだと思う。
東京という都市型の生活に順応した結果、こういうスケジューリングとこういう人間関係で生きている、
ということも言えるんじゃないかと。」
今「ケータイの充電切れたり、PCの電源落ちたりするだけでドキドキしますよね」
福「ケータイの充電もそうだけどさ、そんなの切れたって家に帰ってゆっくり充電すればいいのに、
切れた! どうしよう!ってなって、充電器が売られるようになり、それでももたないから
また別の電池パック持ち歩くとか。どんどんニッチにマニアックになっていくじゃないですか。
足りないものを補おうとして逆に荷物が増える。過剰になっていった人間の、ひとつの状態だと思う。
ホットスポット行って、いつも『いいな、ホットスポット好きだな、自分にとって大事だな』と思うのは
都市型の生活って過剰だということに気づくから。食べ物もそうだし、エネルギーの使い方も、水も。
ほんっとにちょぼちょぼしか水が出ないトコでは
『さあ、どうやって今日はワキと股間と足の指の間を洗おうか?』と、まずお湯を出す前に考えるわけ」
ス「考えるんですね」
福「考える。『髪・・・・いっか、今日は洗わなくても』とか」
ス「そういうあきらめもあったりね」
福「ワキ・・・よりもやっぱり股間が先かな! みたいな」
ス「はっはっはっは!」
福「そういうクリエイティブが始まるわけですよ。ちょろちょろの水の中で。
それこそがやっぱり、人間の知恵であり順応じゃないですか。無いなら無いで対応していく。
東京ではオレ、部屋でキャンドルとか絶対焚かないわけですよ! 東京では明かりのための
キャンドルではないでしょ? でも電気がないところだと、キャンドルの、ろうそくの灯が必需品。
トイレ行くにも(真っ暗で)どっどっどっどこ?どこ? みたいになるから」
ス「そんな感じなんですか?」
福「真っ暗だから。むしろ外に出たほうが月明かりで明るい。でも外に行くと野生動物に襲われるから」
ス「なるほど」
福「でもそれが人間の原始の生活だから。だから、月明かりや星明りが明るいときっていうのは、
むしろ外には出られなかったわけ、人間は。動物に襲われるから。」
ス「今浪、危険だなぁ・・・」
福「だから、酔っぱらって道路で寝るなんていう今浪さんは、人間の堕落した姿の最たるものなんです!」
今「そうですねぇ・・・」
福「だから、やればできるんですよ。今現在の日本のエネルギー問題とかも。
エネルギーがなければ自分の生活だけじゃなく、国の競争力や工業力とかも下がってしまうから、
エネルギーを全部減らせばいいという話ではないんですけど、
過剰に使っているというのは 先進国の課題ですよね。是非とも異国や自然の中に行ってみてください」
何もない場所でも、ありすぎる場所でも、どちらでもオトコマエなまま生きていらっしゃるって
どんだけ順応力が高くておられるのでしょう。
しかーし!
一番想像してしまったのが、
まだお湯を出していないシャワーの前で、(おそらく全裸で)、さてどこを最優先に洗うべきか、を
沈思黙考なさるましゃの様子、だったことには、どちらさまも異論はないと確信しております。
2013年10月12日(土) |
二週間分のましゃごと |
そういえば「そして父になる」の感想以降、二週間ほどましゃごとに何も触れておりませんが、
実はラジオもTVも色々楽しすぎてステキすぎて、何を書いていいやら選びきれませんでした!
というのがホントのところでしたの。
先週はまず「釜山国際映画祭」で、
是枝監督とふたりの子ども達と一緒のレッドカーペットや、ステージ上でのトークショウなど
どこの国においても信頼と実績のステキな姿。
週末のたまラジでは、ご本人もすっかり忘れている二十歳頃のお仕事の様子について、
当時すでにファンだった方々から数々のタレコミがあったり。
そのおかげで遥かな記憶が呼び覚まされ、ましゃが最初にブレークしたのは熊本のデパートだった
(そのデパートの一階にあるFMのサテライトスタジオで番組をやっていたのだそう)とか、
あまり仕事もお金もない頃は、夕方になると事務所に来て、上司の女性3人に日替わりで
夕食をご馳走になっていた(「野良犬かヒモだよね!」byご本人)とか、
武勇伝から野良犬話まで、出るわ出るわ。
ましゃもひゃっひゃ笑いながら話してくれるので、ほんと楽しかったです。
日曜日にはCDTV20周年のスペシャルライブに、「桜坂」「Good night」の弾き語り。
「この曲がなければ今ここに自分はいなかったかもしれない。僕の音楽生命を繋いでくれた曲」と、
紹介していらっしゃいました。
きっとそうだったんだろうなー、そういう曲が生まれてくれてよかったー、と思いながら堪能しました。
たまラジではいつも弾き語りを聞いていますが、TVではわりと珍しいので、せっかくなので
ギターを弾く指先とその音色に集中して聴いてみたり。ましゃのギターはステキですよね。
月曜日の「がんばった大賞」では、「ガリレオ」のNGで湯川先生に再会。
いっけいさん(栗林さん)のNGが面白かったですが、思うにこの方、素はけっこう
不器用な方なのでは? と。だからこそひたすら真摯に取り組まれ、実力派になられたのでは? と、
思わせるようなNG及びその後のリアクションでした。栗林さんやっぱりいい味出されるわ♪
(しかしNG集では何に笑ったってやっぱり「リーガルハイ」のNGですよ。
本編があれだけ面白いと、NGも面白いに決まってますね。面白いにもほどがありますね!)
水曜日の「福山蒸溜所」たまラジサイドでは、平均余命の話から、44歳だとあと36年ほどが余命で、
そう考えると意外と先は短い。でもその頃には機械の身体を手に入れてるかもしれない、
機械にするなら身体のドコを機械にする? から、人類の繁栄に不可欠な「性欲」の話になり、
これもまたいつものましゃですごく楽しかった。
そして今夜は二週間ぶりの生ラジオ。
外国行き過ぎておみやげ話たまりすぎでしょう。存分にお話しくださいませー!
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