2013年10月10日(木) |
古美門先生が戻ってきた! |
古美門が古美門のまんま帰ってきましたよ。たのしーーーい♪
古美門だけじゃなく、黛も服部さんも蘭丸もね。
復活そうそうでっかい黒星からスタートしましたが、
これが黛を、パートナーとしての自覚もあらたに古美門の元へ戻らせ、
さらには宿敵・三木をして、古美門を叱咤激励させてしまったのだから、
長い眼で見れば大収穫の黒星。
人間的にあんなダメなヤツと一緒にいても、ちゃんと自分で自分を成長させていく黛はえらい。
そして三木と古美門には、銭形のとっつぁんとルパーン的な絆が生まれてしまったのですね。
今さらですが、冒頭の裁判シーンでアイドルのダンスの振り付けがキレキレで完璧だったり、
スキップが軽やかすぎたり(「がんばった大賞」のNGシーンでは、もっと激しく体力消耗する動きも)、
この方の身体能力はサダヲちゃんに勝るとも劣らぬのではないだろうか。
プロフィールに運動やダンス系で得意なものは特に見当たらないけれども。
カツゼツも表情も身体のすみずみまでの動きも、どれも素晴らしすぎて楽しすぎです。
それを存分に生かしてくれる脚本であることが、何よりも重要なわけですが。
ありとあらゆる手段を使って黒を白と言いくるめてみせる敏腕弁護士っぷりと、
徹底した拝金主義と幼稚な自己中と黛にさえ簡単にボコられる脆弱なオスとしての可笑しさを、
年末まで満喫させていただきましょう。わーい♪
で、これに先駆けて朝からフジテレビをジャックなさっていた堺雅人氏。
「いいとも」だけ拝見しましたが、モノを持たない人間なので部屋に何もない、とおっしゃっていて、
タモさんから「気持ちいい男だね」「侍みたい」と。
断捨離しすぎで、郵便物などもかたっぱしから捨ててしまうので、「あれは捨てちゃいけなかった」
と、後悔したことも多々あるそう。
台本も終わると全部捨てるし、着るものはクロゼット1個分だけ。どこの家でも絶対にたまってしまう
スーパーのビニール袋ですら、大と小の2種類に分けて、それぞれ2枚ずつしかとっておかないし、
文房具として家で使うボールペンは1本だけで、輪ゴムはないと。
タモさんに「結婚したんだから奥さんの方は色々持ってるんじゃないの?」と尋ねられ、
言われてみれば妻は輪ゴム持ってた気がする、とおっしゃっていたのだが、
この「妻が」とか「うちの妻が」とか、その言い方がもう何年も一緒にいるような、すごく
しっくり馴染んだ感じがステキでした。かといってノロけている雰囲気は全くなく。
結婚されたのは4月で、まだ本当に新婚さんでしたのね。
「妻が」と言われるたびに当然カンちゃんのお顔が目に浮かびますが、
堺さんもいつもはあの笑顔だし、カンちゃんもわりといつも豪快に笑っているイメージなので、
ツーショを想像しても、笑顔のふたり以外は思い浮かびません。
真面目で感じの良い、お似合いのご夫婦だわ。
2013年10月06日(日) |
抱きしめたい!Forever |
そっかー、25年後のお話やるのかー、と思っただけで特に観る気もなかったのですが、
ビストロにご出演のおふたりを見て、まんまと観たくなりまして。
88年当時の「抱きしめたい!」を観ていた、トレンディードラマど真ん中世代のわたしには、
すごく懐かしくて、すごく楽しかったです。大げさでテンポのいい掛け合いも当時のまんまで、
あれから25年後の、正しい麻子と夏子といった感じで。
まったくお金に困らず、お仕事順調、いい家住み放題、好きな服着放題、という設定は
50歳を過ぎた現在も変わりなく、失業や介護の問題も起きておらず、ご本人たちはまぎれもなく美魔女、
という、バブル以降も超絶勝ち続け組な方々においてのお話。
なので、今このまんま連ドラにされてもちょっと付き合いかねる、というのはあるかもですが、
ステキなおとぎばなしを単発で観る分には最高に楽しかった。
当時のドラマを観ていなかった若い方々には、なんか派手で元気なおばさまたちが
大騒ぎで何やってんだかー、みたいな感想だったりしたのかしらん。
というか、25年後にまた同じキャストで続編を作れたということのステキさですよ。
25年たっても同じ役者さんたちが、なによりも健康で、
加齢の変化はあってもジュアルもスタイルも見事にキープしていて、
犯罪者にもならず(←このせいで再放送してもらえない名作がどれほどあることか)
表舞台で活躍できる実力を持ち続けていらっしゃるからこそ、できるわけで。
先日のスマップの生放送ショートドラマ、「古畑任三郎 VS SMAP」も14年後の続編ということで、
これもかなり感慨深かったですが、その上をいく25年後。さりげなく偉業よね。
その偉業の中でも、夏子ママを演じた野際陽子さん(77歳)の化け物っぷりったら!(褒めてます)
「わたしたちの前にあるのはいつも入り口。だって生きてるんだもん」by夏子
「来た道に自信を持ち、行く道を恐れず」by夏子ママ
の心意気を持ち続ける夏子と麻子を、また20年後くらいに観てみたいような。
さすがにちょっとそれは怖いような。
その頃にはわたしも70代ですよ。きっとあっという間だ。ひーーーえーーー。
サダヲちゃんは安定の面白さでした。
エピソードはどれも面白かったのだけど、マンタン王国に謝罪に行くあたりから急に失速。
後半はそのままマンタン王国の話と「わきげぼーぼーじゆうのめがみ!」がしつこく続き、
先がすっかり読めてしまってあまり面白くないエンディングに。
前半があんなに面白かったのに、後半でダレてしまうと「観に行くまでもなかったかぁ?」と
思わされ、かなり残念な気分でしたわ。「終わり良ければすべて良し」って結構真実よね。
クドカンお得意の、時間を遡ってみると実はあの場面とあの場面はつながっていた、
実はあの人はこの人だった、みたいなこともいっぱいあり、もう一度観て確認したい気持ちはあるものの、
あの冗長なマンタンをもう一度観ねばならぬと思うとちょっと二の足を踏んでしまいます。
二世タレントの暴力事件の謝罪とか、すっごく面白かったんだけどな。
その父親である大御所俳優(高橋克実)と、母である女優(松雪泰子)がダントツの存在感で、
そのとんちんかんな謝罪っぷりは絶妙で、暴力事件の本当のいきさつは、かなりイイ話だった。
東京謝罪センター所長・黒島(サダヲ)の、謝罪の達人をめざすきっかけとなった、
ラーメン屋にまつわるエピソードも、話がどんどん大ごとになっていく様子が面白かった。
前半の勢いのまま「土下座の上を行く謝罪」「土下座越え」「土下座の向こう側」が
実感できるラストを期待したのだけどね。
マンタン王国はもうちょっとアッサリにして、むしろ、
全編を通して唯一と言っていいオトコマエ要員の竹野内豊氏の方をもっと観たかったかなー。
と、いろいろ申しましたが、
サダヲちゃんはいつでもどこでも全身全霊で面白くて、見事にハマリ役でした。
サダヲちゃん観てるだけで楽しかった♪(こんだけ文句言っておきながら)
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