今期観ているドラマの中で、ダントツに怖いのが、
原田いずみ(江口のりこ)@名もなき毒
経歴詐称してるし、だから仕事もできないし、だけどそれを同僚や上司に指摘されたり注意されたりすると
いじめだ! パワハラだ! とキレまくって暴れまくった挙句に何日も無断欠勤。
それを理由に解雇通告されると、人権侵害だと騒ぎ立て、暴力行為やストーカー行為をくり返し、
どこまでも執拗にいやがらせを続ける。
大嘘つきなのも、仕事がまったくできないのもあきらかなのに、
なぜか本人にはその自覚がなく、もちろんそれを悪いとか申し訳ないとかも思わず、
誰もがわたしの仕事っぷりを賞賛し、誰もがわたしを大事にして優しくしてくれるのがあたりまえで、
そうしてくれない人はどんな目に合わせてもいい、どこまでも苦しめて破滅させていい、と思っている。
その毒牙をたまたま向けられちゃったのが、
全然悪人じゃなくて、きわめてふつーの会社員の皆さんだったり、
ふつー以上に穏やかで人がいい杉村(小泉孝太郎)だったりだから、なおさら怖い。
でも、もっと怖いのは、ネットでの感想など読むと、
程度こそ違えど原田みたいな人が現実に身近にいるという経験談もかなりあるということ。
逃ーげーてー!
話が通じる相手じゃない場合、素人の手には負えませぬ。
こちらが何もしていないのに、勝手に被害妄想と悪意を膨らませて復讐のターゲットにされたり、
べったり依存されて共倒れにされたり、なんてことからは、とにかく逃げて身を守らねば。
調べてみると、自己愛性人格障害という名称をつけられる場合もあるようですが、
すべては「ありのままの自分を受け入れられない」ことから始まっているそう。
その特徴など読んで思いましたが、わたしにはこういう傾向は全くないわー。
妄想も空想も大好きだけど、凡人であることはちゃんと自覚していますから。
むしろ「ありのままの自分」以外で生きてきたことないですから、
それ以外の自分なんてどう誇大妄想しろと。
凡人が「すごい人」になるには、たゆまぬ努力以外にい、ということも、
でも努力したからって必ず「すごい人」になれるわけではない、ということも、
でも「すごい人」じゃなくたってちゃんと生きていける、ということも、
さすがにこのお年頃になればわかってきましたし。
でもそれこそが「ありのままの自分を受け入れている」ことらしく、
それは精神的にはとても健康みたいですよ?
「わたしの精神は健康」なんて自覚はまったくないのですが。
そうそう!
話は飛びますが、昨日初めて映画「劇場版 SPEC 〜結(クローズ)〜」の予告映像を観ました。
11月公開かー。ワクワクですね。
「SPEC 天」での風呂敷広げまくり状態から、どうキレイに畳んでみせてくださるのでしょうね。
「あまちゃん」の若春子、SPECのみやびちゃんだったとは。ようやくお顔を認識しました。
2013年08月20日(火) |
今井翼×サムライ支倉 大いなる旅への挑戦@NHK総合 |
期待以上の面白さでした!
6月12日に行なわれ、今井さんが能面をつけて支倉常長を演じた
「日本スペイン交流400周年開幕記念音楽会」。
音楽会本編のみならず、メイキングも満載。
今井さんが一緒にステージに立つアーティストの顔ぶれがとにかく超一流すぎる。
フラメンコ舞踊家(文化功労者の小島章司氏)、ピアニスト(川上ミネ氏)、
スペインで今最も人気があるフラメンコ歌手(ミゲル・ポベダ氏)という、3人の実力者。
その素晴らしい踊り、演奏、歌声に並ぶ存在感で、
サムライ支倉の意思や苦悩を表現しなくてはならない今井さんのプレッシャーはいかばかりかと。
しかも、いつもの激しいダンスでも、得意のフラメンコでもなく、能の所作を取り入れた「静」の表現で。
能の所作や面について詳しく指導してくださる観世流二十六世宗家(!)の観世清和氏に対しても、
フラメンコ風の動きで振りをつけてくれる小島章司氏にも、
真摯に教えを請い、多くのことを吸収していく今井さんは本当にステキでした。
天才たちに囲まれながら自分はいったいどう動けばいいのだ、と、表現方法に苦悩しながらも、
静かな中にも気迫に満ちた佇まいと動きを完成させた今井さんはまさしく、
遠い異国で苦悩しつつも旅を続けた支倉常長の心境だったことでしょう。
それにしても、
今でこそフラメンコを踊る今井さんには何の違和感も感じないし、
むしろ、いつものジャニーズ的なダンスよりもフラメンコ踊ってる時の方が、
似合うんじゃないかとさえ感じるようになってしまったりもしていますが、
そんな今井さんが今回は新たにご縁があったのは「能」。
しかもいきなり宗家から教えを受けるとは、フラメンコの時以上の驚きでしたが、
今井さんと「能」も、かなりイイ組み合わせかもしれないと感じました。
印象的だったのは、
今井さんが宗家からいろいろ指導を受けている際、一緒に舞台に立つ小島章司氏もずっと立ち会っておられ、
今井さんに劣らぬ素直さと熱心さで、宗家のお話に聞き入っていらっしゃったこと。
74歳の超一流にしてこの姿勢。
この姿勢だからこそ超一流になられたのだろうけど。
肉体の若々しさもさることながら、精神の若々しさってこういうことよね、と、感動したのでした。
2013年08月19日(月) |
ミュージシャンましゃ@WOWOW |
昨夜、WOWOWで
「Amuse 35th Anniversary BBQ in つま恋 〜僕らのビートを喰らえコラ!〜」
の映像を観ることができました。
ステージでギターを弾き、歌う、ミュージシャンなましゃを久々に堪能。
ガリレオ劇場や、まだ世には出ていないセルフカバー版「恋の魔力」などはカットされていたけど、
vs.2013 〜知覚と快楽の螺旋〜
虹
Revolution//Evolution
化身
あの夏も 海も 空も
Squall
これだけ聞ければ大満足です。
相変わらずのカッコよさで、ぽわわーんと見惚れながら聞き入ってしまいましたわ。
正装でレッドカーペット歩かせても、Tシャツ&ジーンズに汗だくでステージに立っていても、
なーんでどれもこれもカッコイイかな。
毎週、ラジオで生歌を聞かせてくれるので、歌声に飢えているということはないのだけど、
ライブはやっぱりいいですね。
思えば、ミュージシャンな生ましゃを見たのは、昨年末の感謝祭が最後だもの。
まだ、ましゃとポルノの部分しか観てないのだけど、
ポルノも、曲も歌声も客とのやりとりも本当にステキで、ライブの実力者だなぁとひしひしと感じたり。
時間のある時に、気になるアーティストの部分はできるだけ観ておこうと思います。
気づけば8月ももうあと二週間。
そしたら年末までもうあと4ヶ月。ほぇー、もうすぐではありませぬか!
今年の年末も、感謝祭あるだろうか。
あるといいな。行けるといいなぁ。
役者ましゃ、レッドカーペットましゃを存分に堪能させてもらったあと、
ミュージシャンましゃで今年も締められたら最高だー。
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