福山ファン的には、カンヌの宴もようやく一段落。
国際的なお祭りだけあって、映像や記事がとにかくたくさんありました。
仏語は読めないけれど、英語の記事はがんばっていろいろ読みましたよ。
写真はAFP BBNewsのがどれも、アングルといいシャッターチャンスといい、秀逸でした。
最高に楽しく追いかけさせていただきましたが、目がしょぼしょぼでございます。
はー。燃えつきた。
息つく間もなく雑誌攻勢がすでに始まっているので(こちらは6月公開の「真夏の方程式」)、
燃え尽きて目をしょぼしょぼなんてさせてる場合ではないのですが、
カンヌでのどの姿も本当にステキすぎでしたから。
特に、全員が正装してレッドカーペット上にいる様子は何度観ても見飽きない。
映像をくり返し観て、そのたびにましゃかっけー、と、ぽわわんとしているわけですが、
ましゃのみならず、「そして父になる」チーム全体の雰囲気が終始温かくて素晴らしかったです。
そしてそれはやはり、子どもたちがいてくれたからだな、と。
公式上映後のインタビューで、ましゃやリリーさんもおっしゃっていましたが、
大人だけだったら、もっとカッコつけたポーズや表情であらゆる場面に臨んでおられたことでしょう。
それはそれでもちろんすごくステキだっただろうとも思うのです。
でも、子どもたちの様子を常に気に掛けることで、かえっていつものナチュラルな感じのまま、
つまりは、普段が一番カッコイイましゃの、そのまんまのカッコよさが、ちゃんと出ていたのではないかと。
是枝監督も、子どもたちがいてくれたおかげで
「撮影時の雰囲気のまま、レッドカーペットを歩くことができた」とおっしゃっていましたが、
あの雰囲気のままの映画だったら、そりゃ名作に違いないと思うのです。
公式上映後には「そして父になる」の評価は跳ね上がり、
パルムドールの予想オッズが21日現在、なんと一位になっております。
しかし!
日本での公開は10月になってからなのよね。焦らされるわー。
これからましゃが雑誌に出まくりでプロモなさるのは、来月公開の「真夏の方程式」の方なのよね。
ファン以外の方にはまぎらわしいことでございましょう。
今この時点で「福山雅治主演の映画」と言ったら、絶対「そして父になる」と思うものね。
でも「そして父になる」と間違えて「真夏の方程式」を観てしまっても、それはそれで損はないと思われ。
子ども嫌いの湯川先生と、海辺の素朴な少年とのふれあいも、すごく楽しみです。
夕方のニュースでは、成田に到着したましゃが。
録画組も含め、この映像に「おかえりー」とTVの前で言っていた福山ファンが
どんだけいたことでございましょう。
報道陣の「お帰りなさい」の声に迎えられる中、
頭をひょこひょこと下げながら、いつもの人懐っこい笑顔を見せて歩いてゆく姿に、
「わーい、戻ってきたー」と。
もっとゆっくりカンヌのお祭りを堪能できればよかったのにね、と思いつつも、
でも日本ではガリレオ先生のお帰りを今か今かと待っているし。
何はともあれ、「そして父になる」の主演としての大役をステキに果たして
無事に戻られましたことを、心よりお喜び申し上げます。
各ワイドショーで、カンヌでのいろいろな場面を見ましたが、
どの場面も本当に和気あいあいと楽しそうでした。
わたしの一番のお気に入りは、フォトコールで女優陣のふたりだけが撮られている間、
はしっこの方に男性陣3人がかたまって、
福「あの前のふたり(のカメラマン)は、俺のことは撮ってくれないの」
リ「明らかに、メンズだけの時とはシャッターの数が違うよね」
是「フォトコールっていうのは女優さんのための場所だから」
などと、コソコソと男優への不公平を嘆いているところ。
いやいや、あなた達がカメラマンでも同じことしてるでしょうが、と思いながら、
めっちゃラブリーなメンズの内緒話でしたわ。
あとは、各国のメディア関係者からサインを求められている時、ひとりの男性が
「僕にもお願いします。僕には日本人の友人がたくさんいますが、彼らはみな
あなたの大ファンなんです。でも彼らはあなたに一度も会ったことがないそうです。」
と、自分が今こんなふうにサインを求めることができるのをすごく得意に思っているような
口ぶりだったりして、それを聞いたましゃがニッコリしながらサインをし続けている様子とかも。
そして今日はもう、「藁の楯」のお三人(三池崇史監督、松嶋菜々子さん、大沢たかおさん)の様子を、
カンヌ国際映画祭公式サイトで見ることができます。
「そして父になる」が子どもから大人まで7人もいたから、3人だとすこし寂しく感じてしまいますが、
アダルトでカッコいい3ショットですね。
2013年05月19日(日) |
レッドカーペット&スタンディングオベーション |
「そして父になる」チーム全員でレッドカーペットを歩く様子も、
上映後のスタンディングオベーションの様子も、
公式サイトやニュースなどでしっかり観ることができました。
蝶ネクタイの正装がステキでしたねー。
終始穏やかな笑顔で、身のこなしも落ち着いていて、
でもたまにおちゃめな表情も垣間見えたりして、なんというグローバルなオトコマエっぷり。
しっかし、フォトコールから記者会見から深夜の上映会まで、
子役の少年たちは本当にいい子でがんばったわー。
記者会見なんて、じっと座って多くのプレスに注目されたまま50分間ですよ。大変だったろうに。
でも、そのあいだ中、是枝監督やましゃが子どもたちに細やかに目をくばっていて、
フォローもしていて、そんな様子も微笑ましかった。
ブロンドになってた真木よう子ちゃんの華やかさもさることながら、
地味かなー、と思っていたオノマチさんが、
なんともエレガントなジャパニーズビューティでいらっしゃいました。
レッドカーペットを歩く間中、ましゃとオノマチさんが両側から慶多くんとしっかり手をつなぎ、
この3ショットがなんともなごやかでらぶりー。
可愛い慶多くんの頭ごしに、ましゃとオノマチさんが何か言葉を交わして
めっちゃ可笑しそうに笑いあっていたりとか、
自然体のスターオーラ振りまきまくりのましゃでした。
上映会場への階段を登りきって全員が再度振り返ったときに、黄色い歓声があがり、
解説(英語)の女性が、
「あのファンの歓声をお聞きください。きっとMasaharu FUKUYAMAのファンですね。
彼は素晴らしいシンガーですが、この映画で素晴らしい俳優であることも証明しました」
なんて言ってくれていました。
上映会後のスタンディングオベーションの画像もいっぱい見ることができて、
(特にこの「シネマトゥデイ」の記事がステキ。ニュース映像ではこちらとか。)
というか、すべてのイベントを、ほぼリアルタイムで視聴させてくれたカンヌ国際映画祭公式サイトに
本当に感謝でございます。正直、ネットだけでここまで網羅してくれるとは思わなかったです。
そして昨夜のたまラジでは、カンヌのご本人からナマ電話。
朝からずっと続いている分刻みの取材攻勢の間を縫って、ちょっとでも肉声を届けてくれようとする
その心意気が! オトコマエすぎるったら!
番組開始数分後に、たまラジのスタジオの固定電話がりりりーーーん♪とクラシカルな音色で鳴り、
第一声が「眠いもぉ〜」「カンヌ寒いのよ〜」と、まるっきりいつもの深夜放送のテンションのまんま。
19日にお誕生日を迎えた荘ちゃんにも「誕生日おめでとう」の言葉も忘れず。
いいよねー。これがましゃ。これぞましゃ。
上海からの電話の時も思ったけど、大スターを堂々と演じきったその直後に、いきなり敷居のひくーい、
いつものラジオパーソナリティに戻り、わざわざ電話をかけてくれて、いつもの楽しいおしゃべり。
これがもう本当にたまりませぬ。
どんなに遠くまで行っても必ず目の前まで戻ってきてくれる感じ、とでも申しましょうか。
カンヌでは、どんなデカいメディアでも取材時間は10分と決められているほどの過密スケジュールだそうで、
そんな中で15〜6分の肉声というのは本当に貴重だったわけですね。
楽しかった! カンヌのましゃを追いかけて本当に濃くて楽しい1日でした。
怒涛のカンヌ滞在を終え、ましゃはもう帰途につかれているとのこと。
道中くれぐれもお気をつけて、あまたのファンが待つ日本へ無事にお戻りください。
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