2013年02月07日(木) |
Endless SHOCK 2013年2月5日 |
オーナーが前田美波里さん、リカはサントス・アンナ嬢になり、
米花さんや町田さんがいなくなり、代わりにふぉ〜ゆ〜の役割がぐんと増えて重要になり。
基本的なストーリーは不動ですが、演出はところどころリニューアルされ、
それがどれも新鮮で楽しかったです。
なんたって前田美波里さんですよ!
最近では、数年前の大晦日「絶対に笑ってはいけないなんちゃら24時」で、
あのダイナマイトバディで華麗にコミカルに踊りきり、その潔い姿に大爆笑と同時に
「すごい! 美波里さんすごい!」と思った記憶がよみがえります。
ご本業のステージでは、声といい動きといいとても美しくて、
「かつてブロードウェイの舞台で活躍して今は小劇場のオーナー」って本当にぴったり。
失礼ながらもう還暦をとっくに過ぎられたのに、えらいカッコイイんですわ。
女性陣はもとより、あまたの男性陣すらさしおいて、一番目をひくスタイルの良さですし。
オーナーの出番はそれほど多くないけれど、登場場面で感じられる優しくも凛とした存在感は
とても気持ちのよいものでした。
サントス・アンナさんというお名前はまったく存じ上げなかったのだけど、
このリカもとても好印象。同じセリフをしゃべっても、女優さんによって全然違う魅力が
感じられて面白いですね。神田沙也加嬢や佐藤めぐみ嬢からお花が来ていたけど、
歴代リカちゃんのそれぞれのステキな個性が思い起こされます。
そしてもちろん、座長の全く衰えないキラキラとカッコよさと超らぶりーなコミカルさ。
ふぉ〜ゆ〜とヤラさんの鉄壁のチームワーク、初参加の山亮、岸優太くんのがんばり。
皆、長年続いてきたSHOCKという舞台を見事に守りきり、さらにステップアップさせておられます。
岸優太くんも名前もお姿も初めて拝見したのだけど、17歳のジャニーズとのこと。
あの先輩たちと一緒に踊って遜色ないというのは相当な実力者なのでしょうな。
最近、ジャニーズといっても大人な人たちしか観ていなかったので、
「そういえばみんなハイティーンの頃ってこんな感じだった」な子を観るのが
とても新鮮で楽しかったです。いえ私はまったくショタではないですが。
今回出色なのが、パワーアップされた太鼓の演出。
石川直さんの他に2人、太鼓の達人が加わられたようで、その力強いドラミングのカッコよさたるや!
ジャングルの場面では、舞台後方にパーカッションを叩き続ける直さんの姿があり、
一幕最後の殺陣の場面でも、オケが入っている両サイドで、太鼓とドラムもずっと一緒に競演。
2階下手側のわたしの席からは、下手側3階のオケルーム(という言い方があるのかどうか)にいる
和太鼓奏者(日野一輝さんとおっしゃるらしい)の姿が目隠し越しによく見え、
その力強い音とバチさばきが本当にカッコよくて、視線は舞台と3階を行ったり来たりで大変忙しいことに。
舞台上は殺陣のすごい戦いが繰り広げられていて、
太鼓もそれにぴったりあわせて見事な参戦っぷりで、そりゃもう素晴らしかった。
2幕でも、達人3人の大太鼓が響く中での、座長とヤラさんのダンス、という新しいコラボがあり、
「夢幻」というタイトルらしいのですが、これもステキ。
この他にも太鼓の3人は、姿を見せない時でもその素晴らしい音霊で、
姿を現すときにはさらにその力強いパフォーマンスで、舞台全体を最高に盛り上げ、
また引き締めてもいました。太鼓かっこいいわー。太鼓。
そしてもちろん、まわりの顔ぶれがいかに変わろうと、変わらぬ信頼と実績で舞台を牽引していく座長。
バリバリにカッコよくて、ボケさせれば最高にキュートで面白くて、
歌も踊りも観る度にさらにスキルアップし魅力的になっておられます。
これだけ長年続けているのに、まだ限界を感じさせないというのが本当に凄い。
舞台人としてこれからますます楽しみな方です。
まだ初詣にも行っていなかったわたしですが、
座長のキラキラで力強いお姿に、お祓いもお清めもがっつりしていただいた気分です。
これでもうわたしの新年度も大丈夫。
2013年02月06日(水) |
祝☆44マグナムなマサハル |
今日2月6日は、ましゃ44歳のお誕生日。
おめでとうございます! ますますステキに突っ走ってくださいませ。
ちなみに本日の日めくりまくりは、
今年もお仕事場で盛大にお祝いされているのかしらん。
そしてご本人はいつものようにお母さまに花を贈り、
「生んでくれてありがとう」の気持ちを届けられていることと。
誕生日の主役が他の人にお花を贈る日!? と、最初はこのエピソードにすごく
びっくりした、心のせまーいわたくし。
だって、世の中を見渡したって「今日誕生日だけど誰も祝ってくれなーい」なんて
ぼやきはいくらでも聴こえてくるけど、「今日は自分の誕生日♪ 親に花束贈ってサプライズ成功!」
なんてのは聞いたことなかったんだもの。
わたしにそういう発想がなかっただけで、そんな心の豊かな人もいっぱいいたのでしょうけど。
確かに、親への感謝の気持ちを表すには良い機会。
自分が生まれたときに一番苦労してくれたのは親なわけですし。
それに、わたしもそうですが、自分がお祝いごとの主役になることが恥ずかしくてたまらない
「祝われ下手」な人間にとっては、自分へのお祝いを他にすり替えることもできたりするので、
そういう意味でもすごく良いわ、なんて思ったり。
ちなみに、わたしにとりましてはプレゼントの最高峰は花束で、
消えもの(お菓子とかワインとか)も大好物。
うむ。正々堂々の庶民だ。(いただける理由も予定も全くないが)
今日は44歳のオトコマエさんのさらなる活躍を祈りつつ、
こっそり祝杯をあげることにいたしましょう。
そして昨日は「Endless SHOCK」を観てきました。よかったですよー。
感想はまた後日。
2013年02月05日(火) |
「團十郎の歌舞伎案内」を本箱から |
また読んでみようと思って取り出してみました。
「團十郎の歌舞伎案内」 十二代目 市川團十郎 PHP新書519
2008年に出た本で、すごく面白くてもう何度も何度も読み返しましたが、
まだまだ歌舞伎初心者のわたしには、演目ひとつ観るたびにまた読み返すと
そうだったのかー、と気づかされてさらに面白い。
大学での講義を書籍化したから、というばかりでなく、
ご本人のあの穏やかでゆったりとした口調で、丁寧に優しく、歌舞伎の知識をご教授
いただいているような、そんな気持ちになれる一冊です。
なんかもう、あまりに立て続けで、歌舞伎がんばれ! 息子たちがんばれ! と、祈るばかり。
今朝の朝日新聞によると、先代歌舞伎座が工事中の1949年にも、
七代目松本幸四郎、七代目沢村宋十郎、六代目尾上菊五郎が相次いで亡くなり、
「歌舞伎界の危機」と騒がれたのだそう。
でもちゃんと乗り越えて今まで続いてこられたと。
400年の歴史の底力を信じております。
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