| 2010年02月02日(火) |
俳優・生田斗真@情熱大陸 |
久々に斗真を満喫できましたー。
「ひとりを貫く男」だの「異例の産物」だの、余計なお世話的呼び方をされていましたが、
ここはやはり「俳優・生田斗真」で充分かつ最高でございましょう!
舞台でも映像でも大活躍の、本当に素敵な役者さんになられました。
そのお仕事風景で感じた魅力の数々。
・「美しく撮りたい。美しくいてくれ。」
監督にこんな要求をしてもらえるなんて素敵。それにきっちり応える斗真はもっと素敵。
ま、わたしの大好きなオトコマエさんたちは、みんな美しいがの!
生物界ではオスはメスより美しいのがアタリマエだがの! ←極論
・「死ぬほど楽しいと思ったのが芝居だった。」
(どこにも行かなくても)「ホテルで台本を読んでいる時間がすっごく楽しい。」
消去法じゃなくて、本当に大好きで選んだお仕事なのですね。
・狂気を宿した白面の美青年が微笑む芝居が凄まじい。
さらに、死期が近いことに安堵した笑いの芝居も凄まじい。どちらも本当に美しい。
・「憧れの存在はSMAP。SMAPになってみたい。」って、古田新太はどしたー!
あんなに太ってはいけないとマジで止められたあの怪優はどしたー!
でも、SMAP兄さんたちはエンターテインメントのあらゆる分野で大活躍だし、
後輩たちのことも本当によく引き立ててくださるから、お手本として挙げるのは当然かと。
・「後輩たちが頑張れる1個の希望になれれば。」
十代後半あたりに停滞していた時間があったから(小栗旬氏談)、
やはり色々悩みを抱えているだろう後輩たちの気持ちもわかるのでしょうな。
・「人気に溺れたくない。すぐに足元をすくわれるから。それが怖い。」
その「怖さ」をずっと感じている限り、斗真は大丈夫に違いない。
他でも「怖い」という言葉をよく使っておられ、
ナレーションでも「彼が本気になった時によく使う言葉」と言っていましたが、
彼の言う「怖い」というのは、萎縮したり臆病になったりということではないと思うのです。
作品や演じる役への「畏敬の念」というか、とても大切に思うからこそ、
絶対に手は抜けない、甘いことはできない、という覚悟をさせてくれるものというか。
さらには、その作品を鑑賞してくれるであろう客を、自分のせいでがっかりさせてはいけないという
責任感などもあるからこその「怖い」なのだろうと思います。
斗真は、本当に邪気なくナチュラルに人の懐へ飛び込んでゆける人だしね。
媚びるとか持ち上げるとかじゃなく、人の良い面をちゃんと見て接してゆける人だしね。
だから斗真が、先輩後輩、役者仲間、スタッフさんのことを語ると、全員が本当に素敵な人に
思えて、聞いているこちらも、いつも本当に幸せな気持ちになれるしね。
そういう人は、ネガティブな意味の「怖さ」とは縁がないのではないかしらん。
あるのは、愛され期待されているがゆえに用意される「壁」に立ち向かうときの「怖さ」のみ。
だから、斗真がその怖さを持ち続けて一つずつ克服しつづけるたびに、
さらにカッコいいオトコマエになってゆかれるのです。
暗そうだししんどそうだし、二の足踏んでいたのだが、「人間失格」観てみようかなー。(まんまと)
ここにも乙女ねえやんいるのね。しかもゴウくんまで。
さーて、日曜日の和みタイムですよー。
と申しますか、観ているTVが「ブラッディ・マンデイ」とか
「ターミネーター サラ・コナー クロニクルズ」とか、どれも「殺しすぎ!」と思うものばかりで、
その間に「血は立ったまま・・」みたいな強烈な舞台を観てしまったから、ちょっとしんどいのでございます。
この上、愛之助がまた辛そうに泣いてるのでは? と思うと「左目探偵eye」の録画はまだ見れず。
そんなら観るなよ! という話ですが。
でも観てみなきゃわからないしね。もちろん上記の番組はこれからも観ますが。
強烈でも、笑えるか、カッコよさ美しさにうっとりできる場面があれば大丈夫ですが、
一瞬たりとも笑えず、うっとりもできずというのはやはり相当ツラい。(「血は立ったまま・・」の場合)
あくまでも舞台の内容のお話であって、役者さん方は本当に素晴らしかったのですよ。
心の健康のためには、笑いとうっとりは本当に大切ですね。
そんな強烈なのを観た後では、黒船が来ようと龍馬が破門されようと、
「生きてりゃどーにかなる。カッコイイんだし。」みたいな能天気な感想になってしまう「龍馬伝」。
では第五話のツボ
・岩陰から覗く桂のおマヌケな表情。
じつは、谷原章介さんは役者さんとして全く興味がなかったのですが、桂を観て180度印象が変わりました。
・黒船を目の前にして開いた口がふさがらない桂と龍馬。
・「今こそ、わしのようなすぐれた者が求められる時代ぜよ!」 頑張れやたろー!
・きんつば差し出すのが佐那の精一杯。
・きんつばを奪われた重太郎の、障子越しの表情。
谷原氏といい渡辺いっけい氏といい、表情がステキすぎて面白すぎる。
・きんつばの恨みも忘れて、妹の恋成就に尽力を誓う兄、イイ人!
・やつれすぎの桂。そのクマは重病人です。
桂さんが出てくる度、その顔に期待してしまうじゃないか!
・「受け売りの知識」と正直。でも「わからん時は学問じゃ」と努力家の桂。
・「おのれの生き方に関わるような大問題を他人に聞くな。」
笑えるほどのクマだが言うことはカッコイイ桂。
・銀さんと一緒に猫になったヅラ(じゃなくて桂)も面白かったが。(それは『銀魂』)
・内外に問題山積のご老中の心労はいかばかりかと。
・吉田東洋こと田中みん氏が凄まじい迫力ー!
「ハゲタカ」でも、超存在感のあるキーパーソンでいらっしゃいましたな。
著名な舞踏家でいらっしゃるそうで、いつか是非、踊りも拝見したいです。
・誉められてさらに尊皇攘夷まっしぐらの武市。
・やたろーに「くじける」という文字は無いのだな。
・どっしり安定感のあるにゃんこー。
・「世の中を知るということは、皆と同じような人間になるということではない。」
乙女ねえやんは目のつけどころが違う。
・言っちゃった。追い出された。
・家族の期待を裏切ってしまったという想いは辛いっすね。
弥太郎以上に桂さんが面白かった第五話。
新キャラが登場する度に、その個性的な魅力にがっつり引き込まれます。
次回登場の、生瀬勝久氏の吉田松陰も楽しみ!
| 2010年01月29日(金) |
「血は立ったまま眠っている」 |

凄まじい舞台でした。
人間の、猥雑で醜悪で幼稚で自分勝手な面を徹底的に描きだすので、
終始「グロテスク」としか言いようのない世界。
寺山作品の舞台で他に観たことがあるのは、美輪さまの「毛皮のマリー」で、
そちらも相当に淫靡でアングラな要素もありましたが、妖艶で豪華絢爛という印象の方が強かったのです。
が、「血は・・・」はとにかく凄まじい。
自分がほとんど眉をひそめてたのがわかったもの。ちょっと見たくないかも、というシーンばかり。
「人間の尊厳」とか「美しい」とかの感覚はない人たちなの? みたいな。
でもその分、剥き出しのほとばしる生命力に捩じ伏せられる感じです。
この怖ろしいほどのナマのエネルギーが感じられなければ、つまりはナマの舞台でなくて
映像でこんなものを作られても、きっと絶対観ないだろうな、と。
そういう感想を抱いてしまうというのは、
自分がいかに穏やかで平和で均質な世界で生きているか、ということなのですが。
でも、「うわっこれしんどいわー」と思いつつも、ぐいぐい引き込まれてゆく凄い舞台でした。
そんな中で森田剛くんは、窪塚洋介、寺島しのぶ、の両氏とともに、グロテスクさというものがなく、
特にゴウくんは、一番まともな人間っぽくて(いやもう何をもって「まとも」と言うのかもわからないほどの世界なのだが)
その苦悩やせつなさも、かろうじて共感できる稀有な存在。
以前から役者ゴウくんは大好きなのですが、今回ももちろん素晴らしい役者さんだと再認識しましたよ。
なんだろねー、なんか素敵だよね。
演じる役にもよるのだろうけど、せつなさ哀しさ色っぽさ少年っぽさ、を、本当に素敵に表現なさる。
これからもますます素敵な役者さんになってくださいませ。
あと、乙女ねえやんこと寺島しのぶさんをナマで拝見できたのが、時期的に嬉しかったです。
みずみずしく美しい少女を、全く違和感なく好演なさってました。
寺山修司おそるべし。蜷川幸雄おそるべし。
まだまだ、未知の世界はいっぱいあるのだわ。
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